2017年06月15日

No895 紫陽花ロード 井の頭線


896-1 井の頭線紫陽花 新代田-東松原 29.6.18.jpg

梅雨入り、そして夏の季節を前に、ことしも井の頭線電車は咲き誇る紫陽花に包まれています。

梅雨入り後は晴れ間の日が続き、沿線の紫陽花は今がピークです。
ことしも明大前−下北沢間で、紫陽花と1000系電車の光景を追ってみました。

895-2 井の頭線紫陽花 明大前-東松原 29.6.18.jpg

まずは定番の明大前駅上り方の踏切近くから。
咲き誇る紫陽花を横目に見ながら登場する1000系電車の光景は、いつ見ても魅力的です。

895-3 井の頭線紫陽花 明大前-東松原 29.6.18.jpg

ことしはすでに開花のピークを過ぎていましたが、なんとか撮影の季節にぎりぎり間に合いました。

895-4 井の頭線紫陽花 明大前-東松原 29.6.18.jpg

ライトアップの東松原駅はすでにピークを終えており、スキップです。
そこで新代田へ向かい、新代田−東松原間の線路脇公道から撮影です。

895-10 井の頭線紫陽花 東松原-新代田  29.6.18.jpg

この区間の紫陽花はいまがピークで、最も美しい状態でした。

895-5 井の頭線紫陽花 東松原-新代田 29.6.18.jpg

895-6 井の頭線紫陽花 東松原-新代田 29.6.18.jpg

895-8 井の頭線紫陽花 新代田-下北沢 29.6.1811.jpg

東松原駅に近い踏切付近から新代田駅までの区間は、まさに井の頭線の紫陽花ロード。
紫陽花と1000系電車のコラボが楽しめます。

895-9 井の頭線紫陽花 新代田-下北沢 29.6.18.jpg

新代田−下北沢間も、紫陽花がいっぱいです。
この2駅間は、春は菜の花と桜、梅雨の季節は紫陽花と、まるでお花ワールドです。2駅間の高低差は、写材としても魅力的で、様々な画角の写真を撮ることが出来ます。
この写真は、新代田駅上りホームから撮影したものです。

京王のホームページでは井の頭線の紫陽花の見どころとして、明大前−東松原、西永福−浜田山、久我山ー三鷹台を紹介しています。
また「井の頭線沿線住民」様からは、高井戸〜浜田山間が推奨とコメントをいただきました。

[撮影]
  ・明大前上り方踏切近く
  ・新代田駅から東松原方面へ向かった線路脇
  ・新代田駅上りホームから下北沢駅方面を望む
  ・全て平成29年6月14日撮影

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2017年06月14日

No894 井の頭線にラッピング広告編成


894-1 井の頭線 秋田県広告 1030F 新代田.jpg

井の頭線に、ドア脇ラッピング広告編成が走っています。

894-2 井の頭線 秋田県広告 1030F 新代田.jpg

ご覧の広告が、編成全体のドア戸袋部に貼られています。
「行け、行け、アキタ。」、「GO AKITA」とあります。

犬は秋田犬、名前はアキタ。
秋田の魅力を発信する秋田県の観光プロモーション広告で、首都圏からの観光客を秋田に呼び込もうと、首都圏のJR、東京メトロ、私鉄等で今月から展開しています。

894-3 井の頭線 秋田県広告 1030F 新代田.jpg

編成は1030Fです。
京王では全面ラッピング広告としてはJRA日本中央競馬会やキティちゃんなどのサンリオャラクター、それに1029Fなど自社ものに実例が見られますが、ドア脇での広告は平成22年5月の映画「RAILWAYS」の公開広告、平成27年12月の「タヒチ」(正式にはフランス領ポリネシア)の観光誘致広告以来の事です。
また国内自治体がスポンサーの広告は、初めての事なのではないでしょうか。

[撮影]
 〇1030F 秋田県観光プロモーション広告 新代田駅
 〇平成29年6月14日

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2017年06月11日

No893 京王線緑色吊り輪 1編成4両のみに


893-1 緑色吊り輪  8212号.jpg

"いつまでも、あると思うな緑色−"。
当ブログでは度々、終焉間近の京王線8000系付属編成の緑色吊り輪について触れてきましたが、いよいよ残すところあと1編成4両のみとなり、いつ消滅してもおかしくない状態となっています。

893-2 緑色吊り輪  8212号 29.6.3.jpg

それというのも緑色吊り輪は絶滅危惧種とはいえ、昨年までは8000系6+4組成の14編成中8002F・8004F・8012Fの3編成の付属編成で見られましたが、そのうち8002Fがことし1月にリニューアルを完了し、白い吊り輪に衣替えして出場しました。
この時点で緑色吊り輪は、残すところ8004F・8012Fの付属2編成に僅か8両を残すのみとなっていました。

893-3 緑色吊り輪  8212号 29.6.3.jpg

そしてことし3月、今回から開始された8000系8両編成のリニューアル工事で8022Fが完成し、その後に続く大規模改修+リニューアル工事の対象車としてついに8004Fが入場しました。
この時点で緑色吊り輪は残る8012Fの付属編成1本、僅か4両のみとなってしまいました。もはや風前の灯というよりも、絶滅間近かといった言い方が相応しい状態です。

893-5 緑色吊り輪  8812号 29.6.3.jpg

京王線の緑色吊り輪は、2006(平成18)年9月のダイヤ改定期まで続けられていた土休日運転の6+4両の「特急 京王八王子・高尾山口」行きの "分割特急" で、利用客の誤乗防止策として大きな役割を担ってきました。

かつての特急は京王線と高尾線が分岐する北野駅は通過となっていたため、分割特急はその手前の高幡不動で京王八王子行きと高尾山口行きに切り離され、それぞれ別個の特急列車として続行運転されていました。
このため白と緑色の2色の吊り輪は、高尾山口行きと京王八王子の行きの車内での区分目印として、利用客の誤乗防止に一役買っていたのです。
車内では、「白い吊り輪は高尾山口行き、緑色の吊り輪は京王八王子行き」と、新宿を発車する前から繰り返し案内放送が行われていました。

この色違いの吊り輪による誤乗防止策は、当時の京王社員のアイデアであったと聞いたことがあります。

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その名残りの緑色吊り輪が、間もなく消滅しようとしています。
一番早ければこの夏以降、8012Fが大規模改修+リニューアルの対象となって入場した時点で消滅。一番遅い場合はリニューアル順が最も遅くなるケースですが、大規模改修を受けていない8006F、8009F、8010Fの3編成が26年10月に突然吊り輪だけが緑色から白色に変更されたケースもあるため、油断は禁物、要注意です。

8000系電車は将来、京王れーるランドで1両が保存・展示されると思います。
その際には車内の一部にこの緑色吊り輪を復活して展示し、分割特急全盛時代、利用客誤乗防止に大きな役割りを果たしてきた功績を後世に伝えて欲しいと願います。

[撮影]
 ・デハ8262号車内
 ・平成29年6月3日撮影

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2017年06月03日

No892 京王線点描 都営10-240F 高尾山口にて


東京都交通局は、都営新宿線の10両固定編成10-300形の新車増備の計画推進とともに、来週5日(月)から8両編成の列車を順次10両編成化していく旨の広報を、ホームページに掲載しています。

そこで余命いくばくと推測出来る10-000形のうち、6次車で現役最古参の10-240Fが2日(土)夕刻、区間急行調布行き→各停高尾山口行きのスジで運転されましたので、同駅で撮影に臨みました。

892-1 都営車10--240F 高尾山口.jpg

薄暮の夕刻7時前、高尾山口駅に到着する10-240Fです。
余命いくばくの運命を背負い、静かに登場…といった感でした。

892-2 都営車10--240F 高尾山口.jpg

高尾山口駅の駅名標と、10-240Fの正面顔の組み合わせは、10両編成では撮ることが出来ず、8両編成ならではの光景です。

892-3 都営車10--240F 高尾山口.jpg

撮影地に高尾山口駅を選んだのは、薄暮の中、駅名標とのコラボと、もう一つ、ホームに吊るされた行燈に浮かび上がる10-240Fの姿を記録しておきたかったからです。

この時間になると、さすがに高尾山からの下山客の姿も見られなく、ホームはいつも閑散、静寂に包まれています。
ただしこの日は、10-240Fを撮影するために訪れていた複数のファンの方々の姿が見られました。

892-4 都営車10--240F 10-240車内高尾山口.jpg

892-5 都営車10--240 高尾山口.jpg

10-240号の車内です。
2009(平成21)年度に一度更新工事を受けていますが、いかにも昭和の薫りが漂う…と言いたいところですが…。

892-6 都営車10--240F 10-240製造所銘板 高尾山口.jpg

製造はご覧のとおり平成元年でした。
京王線内を走る、近畿車輌製の車両であることを示す貴重な証です。
今どきの車両のステッカー表示とは異なり、大型の銘板です。やはり、"昭和の時代の薫り" です。

892-7 都営車10--240車内 高尾山口.jpg

10-300形とは異なり、フアフアの座席は、10-000形の特色ですね。
京王車とも異なる、独特の感触で私は大好きです。
扉間7人掛けのシートが1本でないところも "昭和の薫り" です。

892-8 都営車10--240車内 高尾山口.jpg

ドア脇の鉄製仕切りですが、座っている乗客から見ると、10-240Fは、外側へ膨らんでいます。
その後の都営車についても、ドア脇仕切りの部材、色合い、デザインは度々変更が行われており、担当者のこだわりがあるのかもしれません。
余談ですが、10-300形の最新車両は、座席間などに取り付けられている握り棒の色合いが何と水色になっています。まったく驚きです。

892-9 都営車10--241 高尾山口.jpg

10-241号です。
行き先表示器は当初幕車で登場していますが、更新で車体中央に移設され、LED表示となりました。車体端の幕窓は蓋がされていますが、これは幕車時代の名残りです。それにしても肉厚の蓋です。
ステンレス車体のコルゲート波板と、大型菱形のパンタグラフはもはや風前の灯です。

892-10 都営車10--241 高尾山口.jpg

こちらは更新後のLED表示の種別・行先表示です。
号車ナンバーも銘板となっていて、存在感があります。最新の車両も、ぜひこうありたいですね。
通勤車両においても存在感や風格といったものが必要で、その意味では京王の7000系や8000系の号車銘板は、見事に風貌としての役割を果たしていますね。

892-11 都営車10--240車内 高尾山口.jpg

ラッシュ時の都営新宿線、京王線の10両編成列車の増強施策が、両線の運転列車、ひいては景観までをも変えています。
都営新宿線の10-000形は、残すところあと10-240F〜280Fの5編成のみとなってしまいました。10-240Fを高尾山口駅で見られるのも、そう長くはないと思われます。

東京・多摩地区の西の果て、その終着駅に到着する他社線からの乗り入れ列車とその光景は、時代とともに変化し続けています。


(撮影)平成29年6月2日 高尾線高尾山口駅 18時45分過ぎ

posted by 特急高尾号 at 23:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 点描 京王線 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月28日

No891 "飛田給急行"1本減便、 "競馬急行"3種揃い踏み


891-1-2  飛田給急行 9004F  東府中 29.5.28.gif

891-1  飛田給急行 9004F  東府中 29.5.28.jpg
      ▽ 東府中駅に進入する "飛田給急行"
              ことしは9004Fが充当 本数は6→5本に減便  29.5.28 ▽

競馬のG1 レース日本ダービーがきょう28日東京競馬場で開催され、最寄り駅の府中競馬正門前から恒例の臨時急行飛田給行き、いわゆる "飛田給急行" と、新線新宿行きの "競馬急行" がことしも運転されました。

891-2  飛田給急行・競馬急行 時刻表 府中競馬正門前駅 29.5.28.jpg

891-3  飛田給急行・競馬急行 時刻表 府中競馬正門前駅 29.5.28.jpg

"飛田給急行"のダイてヤですが、昨年9月のダイヤ改正後の天皇賞から、それまでより1分前倒しの15時48分発からの20分間隔運転となり、本数も5本から6本に増発されましたが、今回の日本ダービーでは時刻はそのままに、最終の17時30分発の1本が減便され、再び6本から5本体制に戻りました。

"飛田給急行"は減便されましたが、17時台の東府中行き各停は逆に3本増発され、6本から9本体制となりました。
またこれに合わせ、競馬開催時の東府中での上り特急・準特急の臨時停車時間が28日に限り、いつもの15時30分−17時09分から18時までに延長実施されています。

一方、新線新宿まで運転される、元祖 "競馬急行" は、これまで通り15時59分発から20分間隔で計5本が運転されました。
今回はいつもの府中競馬正門前から離れ、笹塚駅下り方で京王線から渡り線で新線へと進入する "競馬急行" を狙ってみました。

891-4 競馬急行 8003F 笹塚 29.5.28.jpg

891-5 競馬急行 8003F 笹塚 29.5.28.jpg
       ▽ "競馬急行" 1本目  8003F  笹塚  29.5.28 ▽

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891-7 競馬急行 90083F 笹塚 29.5.28.jpg
      ▽ "競馬急行" 2本目  9008F  笹塚  29.5.28 ▽

891-8 競馬急行折返し回送 7028F 笹塚 29.5.28.jpg
  ▽ 3本目の折返し回送 8028F   笹塚駅2番線ホーム 29.5.28 ▽

これらの写真は笹塚駅下り2番線、都営線からの到着ホームから撮っていたのですが、3本目の到着と下り橋本行き区間急行の出発が重なってしまい、3本目の "競馬急行" 笹塚到着時の姿は撮影出来ませんでした。

そこで3本目の "競馬急行"が新線新宿に到着し、今度は下り回送列車として笹塚駅2番線ホームに戻ってきたところを撮影しました。
日中時間帯、下り2番線を走行する8000系電車の姿を見るのも貴重な体験です。

891-9 競馬急行7006F 7028F 笹塚 29.5.28.jpg

891-10 競馬急行7006F 7028F 笹塚 29.5.28.jpg
      ▽ "競馬急行" 4本目  7006F  笹塚  29.5.28 ▽

7000系幕車、7006Fの "競馬急行"です。
"競馬急行"の1本目から4本目までを撮影しましたが、8000系、9000系、7000系と、3シリーズの"競馬急行"を撮影することが出来ました。
ふだんは京王線から都営線へと直通運転する9000系や都営車が走行する渡り線ですが、これらは春・秋の競馬オンシーズンに見られる賑わいです。

posted by 特急高尾号 at 22:12| Comment(10) | TrackBack(0) | ダイヤ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月18日

No890  5年前の京王電車N 2012(平成24)年3月・4月


5年前の京王電車の世界を、当時の当ブログ「京王線 井の頭線 応援歌」の記事からふり返えります。
今回は2012(平成24)年3月・4月分をまとめてお伝えします。

【2012(平成24)年3月】
<"絶滅危惧種" 7203F  7204F  余命いくばく>

328-1 7203F 京王八王子 23.11.5.jpg
  ▽“京王の絶滅危惧種” 7203F   京王八王子 23.11.5 ▽

5年前の3月時点で、7000系4連のうち7203F・7204Fの2本がまだ車内リニューアルが未実施であり、当ブログでは"絶滅危惧種としてリポートしています。"


それというのも、当時7000系在籍190両のリューアルが最終段階に至っていましたが、この8両はまだリニューアルされていなく、登場時の姿をとどめる貴重な存在となっていました。


328-3 7803車内 23.11.5.jpg 

車内を見ればご覧のとおりで、座席モケットこそ紫色に代えられていますが、ドア脇袖仕切り板やドア上LED案内表示もなく、床材も登場時のままでした。それに吊り輪も丸形、しかも緑色という井手達でした。

今となっては懐かしいの一言で、7000系過去帳の景観になってしまいました。


この2編成もその後リニューアルされ、現在は8000系や1000系のリニューアルが鋭意進められていることは承知の通りです。


<渋谷駅「行先案内表示」更新>
330-1 新型行先表示  渋谷駅 24.3.27.jpg
  ▽ 更新されたLEDの行先案内表示   渋谷駅 24.3.27 ▽

京王では前年から主要駅の「行先案内表示」の更新が行われていましたが、渋谷駅構内の「行先案内表示」も、この月に新しいタイプに取り替えられました。現在使用されているものです。


新しいタイプのものはLED文字の輝度が高く、特に緑色が強く輝いて見え、慣れるまでに少々時間がかかったことを覚えています。

330-2 渋谷駅 3028F 23.11.3.jpg
  ▽ 撤去された、それまでの行先案内表示  渋谷 23.11.3 ▽
 
上の写真は更新前の姿で、3000系・1000系混在時代の3ドア・4ドアの乗車位置案内をはじめ、下部には急行や各停の停車駅案内なども用意された渋谷駅独特の大型のものでした。

330-3 新型行先表示  渋谷駅 24.3.27.jpg

しかし新型のものはそうした情報は省略され、4行表示の大型ではあるものの、シンプル過ぎるほどの細身に姿を変えました。


ところが渋谷駅ではありませんが、ことし3月にマルチカラー化更新された吉祥寺駅では、なんと再び全停車駅や緩急接続の情報が復活しました。


今後渋谷駅での再度の更新では、どのような姿に変身するのか今から楽しみですが、ぜひとも現在時刻を表示する時計も併設して欲しいと思います。

<7000系組み換え  7206F登場>
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  ▽ 7000系編成組み換えで新登場した7206F  
                                                    24.3.31 北野 ▽

平成10年度から開始された7000系10両編成増備へむけた在来車の組み替え工事のうち、
7202F、7010Fを組み替えて改番し、4両編成1本、10両編成1本が、3月から4月にかけて新たに登場しました。

まず7806+7206+7256+7856の4両編成7206Fが3月下旬に登場、次いで4月には10両貫通編成として7029Fも登場しまた。


454-16  7029F 新宿 24.4.21.jpg
  ▽ 7010Fをベースに誕生した7029F、10両編成車が登場
                          新宿 24.4.21 ▽


7029Fの登場で、7000系の編成組み換えの工事は終了しました。
最終的には、2010年度に8両×5編成の40両を、10両×4編成に、2011年度に8両×1編成と6両×1編成を10両×1編成、4両×1編成に再編したことになります。
7000系の再編については、「鉄道ビクトリアル」2012年10月臨時増刊『鉄道車両年鑑』に、京王の車両電気部が詳細リポートを寄せています。

<8764号に外幌取り付け>
8000系8014Fの6両と4両の連結部、運転室付きの8764号車に、乗客の転落防止用の外幌が取り付けられました。


454-17 “転落防止突起”がつけられた8764  24.4.1.jpg
 ▽ 乗客の落下防止用外幌が取り付けられた8764(左)
            幌の台座突起物がユニーク 24.4.1 聖蹟桜ヶ丘 ▽


454-18 8564+8764  めじろ台 22.2.11.jpg


こちらは取り付け前の姿です。


ふたつを比べると、左の8764号車のなんとも不恰好というか、ユニークな姿が、当時多くのファンばかりか、一般の乗客をも驚かせました。

8764号には転落防止用幌の台座が突起物のように付いており、この形が全体としてユーモラスな光景を生みだしていました。


あれから5年−。

この姿は2014(平成26)年の京王卓上カレンダーにも登場したほどですが、やはり京王としては恥ずかしかったのか、この8014F編成は大規模改修の第3陣として平成26年夏から早々に中間車化工事を受け、ユーモラスな光景は登場後わずか2年ほどで姿を消す運命となりました。

"異端児短命なり" と言ったところでしょうか。


【2012(平成24)年4月】
<「カントリー・ロードがお出迎え」>

335-1 聖跡桜ヶ丘 24.4.8.jpg
   ▽ 列車接近メロディーとして「カントリー・ロード」を使用
                        聖跡桜ヶ丘駅 24.4.8 ▽


京王の列車接近メロディーは、利用客にとってはすっかり馴染みの存在になっていますが、この年の4月8日から聖跡桜ヶ丘駅の列車接近メロディーにスタジオジブリの人気アニメ映画『耳をすませば』の主題歌、「カントリー・ロード」の使用が開始されました。
上りと下りでは、メロディーが異なります。


335-2 列車接近メロディーポスター 24.4.8.jpg
  ▽ 「カントリー・ロード」が列車接近メロディーにと伝える
               パンフレット  聖跡桜ヶ丘駅 24.4.8 ▽

これは聖跡桜ヶ丘駅周辺がこの映画の舞台のモデル地となったことから、地域でファンをもてなす企画の一つとして、地元の多摩市と京王、それに商店会連合会などが協力してスタートさせたものでした。


京王では2011(平成23)年11月16日から京王八王子駅で、地元出身グループの「FUNKY MONKEY BABYS」の曲を
列車接近メロディーとして使用したのが最初で、聖跡桜ヶ丘駅は2駅目となります。

その後も列車接近メロディーに、その駅にゆかりのある楽曲を使用する試みは調布、府中、久我山、初台、京王多摩センター駅で始められ、平成29年3月25日からは最寄り駅となっている京王線明大前駅でも明治大学の校歌を使用したものとなり、現在では合計8駅で行われています。


<井の頭線に "花金電車" 運転>
400-1 井の頭線臨時電車時刻表 渋谷駅 24.4.jpg


月末の20日(金)、27日(金)の23時台から翌午前0時台にかけて、井の頭線では渋谷発富士見が丘間行きの臨時各停列車が4本、多くの酔客を乗せて運転されました。


サラリーマンの給料が出た直後、かつこの時期に多い新入生、新社会人の歓迎会のピーク、そして大型連休直前ということで渋谷の繁華街は深夜時間帯まで大盛況、これを受けて午前0時台の大混雑列車の救済処置として運転されました。
ただし最終列車の時刻繰り下げは行っていないため、いつもより遅くまで飲めるという “甘やかし” はありませんでした。

当時の時刻表では、午前0時台の井の頭線渋谷発下り列車は全て各停で5本の運転でした。
現在のダイヤは当時の倍増で、急行5本、各停5本の計10本が運転されており、わずか5年前ですが、隔世の感です。


その後京王線・井の頭線では通年での深夜・早朝時間帯のダイヤ充実大改正が行われ、現在では深夜時間帯臨時列車の運転は姿を消していることは、承知の事実です。


次回は、2012(平成24)5月・6月分をまとめてお伝えします。


posted by 特急高尾号 at 08:47| Comment(2) | TrackBack(0) | 5年前の京王電車 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月09日

No889 2017年度鉄道事業設備投資計画を読む


888-1 2017年度鉄道設備投資計画HP一部 29.5.4.gif
          ▽ 2017年度鉄道事業設備投資計画(一部) 京王HPより ▽

京王は先月28日、昨年度より110億円多い総額293億円規模の2017年度鉄道事業設備投資計画ホームページで公開しました。
昨年より、1ヶ月も早い公表です。

昨年度と比較すると、利用者の安全対策やサービス向上施策がより充実・強化された内容となっています。
新規事業や従来からの施策で見直しが図られたもの、またファンとして関心が高いものなどについて触れてみます。

【ホームドア整備の1年繰り上げ・転落防止固定柵の新設】
ホームドアについては昨年の計画では、新線新宿と渋谷駅で2019年度までの使用開始を目指すとしていましたが、ことし2月に公表した新たな「整備計画」では、新線新宿駅の整備を1年繰り上げて2018年度の使用開始とし、加えて下北沢駅では2021年度に使用開始、明大前駅では駅部工事の進捗に合わせて検討と、2駅の計画を追加公表しました。

889-3 2017年度鉄道設備投資計画 渋谷駅 29.5.5.gif
  ▽ 当初計画よりも1年早くホームドアが整備される渋谷駅   29.5.5 ▽

そして今回の計画では、渋谷駅も使用開始年度を1年繰上げし、新線新宿、渋谷駅とも2018年度までの使用開始を目指すとしました。
ホームドア設置に関する社会的ニーズに加え、国交省検討会、各鉄道事業者の動向等を踏まえ、1年前倒しの判断に至ったものと推測できます。

889-4 2017年度鉄道設備投資計画 飛田給駅固定柵 29.5.4.jpg
        ▽ 転落防止 ホーム固定柵 飛田給駅  29.5.4 ▽

さらにホームドア整備と並行し、飛田給駅などで使用されている「転落防止固定柵」を井の頭線明大前、千歳烏山、京王八王子の3駅に新設するとしています。
京王線笹塚−仙川間の高架化工事(事業期間 平成25〜平成34年度/東京都HPより)の完成を待たずに、当該区間での安全管理対策を早期に実施するという経営判断の見直しがあったと考えられます。
正式なホームドアではありませんが、利用者の安全施策を目に見える形で、随時強化・整備していく姿勢は、"新しい風" として評価できます。
  
【8000系リニューアルは10両2編成、8両1編成を実施】
昨年度に引き続き対象が3編成28両とされました。昨年度の実績から判断すると、今年度も6+4編成が2編成、8両編成が1編成リニューアル工事の対象となりそうです。

当初8000系のリニューアル工事は、大規模改修を実施する6+4の10両編成が対象とされてきましたが、これで今後は各停用の8両編成についても、同時に実施していく方向性が確認されました。
1000系のリニューアル化工事は、昨年度に引き続き3編成15両を実施するとしています。

【有料座席指定列車 運転開始は18年度か−
今年度はクロスシート・ロングシート両刀使いの新5000系や座席管理システムの導入を行うとしています。
9月からはロングシート使用による通常列車とし営業運転を開始するとすでにアナウンスされていますが、今回の設備投資計画では有料座席指定列車としての具体的な運転開始時期などについては触れていません。

今回の公表は設備投資について述べているものであり業務実施や運用について述べたものではありませんが、文脈からすると有料座席指定列車の運転開始は今年度ではなく、来年度(2018年4月か5月)のように感じられます。

【井の頭線明大前駅 上下渡り線新設】
889-5 2017年度鉄道設備投資計画 明大前ポイント 29.5.4.jpg
    ▽ 井の頭線明大前駅下り方で工事中の上下渡り線 29.5.4 ▽

井の頭線折り返し運転設備として、明大前−永福町間に新設備を設置すると公表されました。
渡り線は明大前駅直近の永福町寄りで、すでにことし2月から工事が開始されています。

ダイヤ混乱時、従来は永福町での折り返し運転となっていたものを、京王線との接続が図れるよう明大前駅での折り返し運転を可能にするとしています。

【京王線にも2画面ディスプレーの波 】
京王線では運行案内やニュース・広告などを放映する車内ドア上情報モニターの2画面化が昨年度から開始されています。
今年度は7000系5編成50両、9000系8編成80両など、合わせて130両の整備が行われます。昨年度の70両分を合わせると、これで200両の整備が完了することになります。

一方井の頭線では、1000系3編成15両についての整備が行われます。これは今年度の1000系リニューアルに合わせ、当該編成での同時整備と判断されます。

ところでリニューアル工事が鋭意進んでいる8000系については、ドア上案内表示等についての記述はなく、今後の動向が注目されます。

【ホーム行先案内のマルチカラー化】
ホームのLED行先案内表示のマルチカラー化については、今年度は新線新宿、京王永山、井の頭線明大前の3駅で整備するとしています。

現在井の頭線明大前駅上りホームは渋谷方に案内表示が1台設置されていますが、ホーム後方からは全く見えない状態となっています。混雑緩和のためにホーム後方に誘導されている利用者からの、ホーム後方での増設ニーズは高いと考えられます。

889-6 2017年度鉄道設備投資計画 井の頭線明大前駅 29.5.4.jpg
 ▽ ホーム行先表示増設のニーズが高い井の頭線明大前駅上りホーム ▽

日々利用している利用者の立場からの思いは、駅構造や利用者誘導施策に即したニーズの汲み取り、サービスの向上を、ぜひこの機会に実現して欲しいということです。

【車上蓄電池システム】
新造する新5000系について、新たに「車上蓄電池システム」を搭載するとし、これにより停電時、橋梁時等の場所から自力で車両の移動が可能になるとしています。

この自力走行については、走行可能距離等の性能については触れられていません。
鉄道に限らず、今後首都圏直下型地震等への対応が各方面で求められてきますが、橋梁に限らず新宿−笹塚間3.6kmという地下長大トンネルを有する京王にとって、車両の自力走行能力は極めて重要なテーマです。

長い間、鉄道車両搭載のバッテリーは停電時の車内照明の確保等が中心でした。またトラブル時の車両の移動は別編成による牽引・推進などが一般的でしたが、今回の取り組みは災害・事故発生時の新たな取り組みの第一歩を期する整備と言えます。
長大トンネルや大型橋梁、築堤を有する京王は、「車上蓄電池システム」に限らず、広範な防災・災害対策が求められます。

【火山噴火時への備え 除灰カー トの導入】
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    ▽ 導入が公表された「降灰カート」
         2017年度鉄道事業設備投資計画(一部) 京王HPより ▽

最後に "びっくり整備" です。
自然災害への備えとして土砂災害防止や落雷対策を昨年度に引き続き行うとしていますが、今年度計画に新たに「除灰対策」が盛り込まれました。
説明には、火山噴火時への備えとして線路上に積もった灰を除去する除灰カー トを導入しますとあり、文言に「火山噴火時への備え」とあります。

この項目、表記には、少々驚きました。
敢えて火山噴火と明記したのは、富士山や近年の箱根火山での噴火を意識しているのでしょうか。あるいは沿線に噴火の兆候が迫っているのでしょうか。
そのわりには設備は人力によるブラシで線路上の灰を除去するという軽微なものです。このアンバランスさに、少々違和感を覚えました。

今回の降灰対策については、少々説明不足、唐突感が否めません。
こうした情報は、整備する背景や必要性を加味し、丁寧な説明が求められます。

以上、このほど公表された京王の「2017年度鉄道事業設備投資計画」を俯瞰してみました。
近年の京王はこうした年度計画を、「京王ニュース」だけでなくホームページでもより詳しく事前公表するようになり、情報開示の観点からも好感を持ちます。
情報量も多く、より具体的な内容に踏み込んだ点も多々あり、利用者にとっては有益な情報といえます。

京王の1年間の取り組み、企業姿勢が俯瞰できるため、全ての利用者の目に容易に留まるよう、今後はホームページだけでなく、駅構内やホーム等での掲出が実現するよう期待します。
利用者は京王を身近に感じ、京王に対する理解促進はよりいっそう深まると思います。

posted by 特急高尾号 at 08:34| Comment(4) | TrackBack(0) | 経営 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月05日

No888 井の頭線 賑やか3種ヘッドマーク


大型連休中の井の頭線では、3種類のヘッドマーク付き列車が走行し、賑わいを見せています。

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   ▽ 「井の頭恩賜公園100周年 キラリナ京王吉祥寺3周年記念
      スタンプラリー」HMを取り付けた1032F 池ノ上  29.5.4 ▽

888-2 スタンプラリー 1032F 池ノ上.jpg

最初に登場した「井の頭恩賜公園100周年 / キラリナ京王吉祥寺3周年記念スタンプラリー」のヘッドマークを取り付けた1032Fです。

レインボーカラーのグリーンとヘッドマークのベース色が同一で、品のよい雰囲気を感じます。運転は5月31日までです。

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   ▽「井の頭恩賜公園100周年」HMを取り付けた1029F
                             吉祥寺 29.5.4 ▽

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「井の頭恩賜公園100周年」記念のヘッドマークを取り付け、吉祥寺駅に到着する1029Fです。
こちらは大人が見ても、可愛らしいと見入ってしまう出来栄えです。

レインボーカラー帯を纏った1029Fに予め装着することを想定し、製作されているように感じました。
5月7日までの取り付けですから、撮影の方はラストスパートですね。

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         ▽「PASMO10周年」記念HMを取り付けた1010F
                             永福町  29.5.4 ▽

888-6 PASMO10周年 1010F 永福町.jpg

こちらは「PASMO10周年」記念HMを取り付けた1010Fです。
お馴染みPASMOキャラクターのオンパレードですが、なんとも愛くるしく、楽しさいっぱいです。

888-7 スタンプラリー・井の頭公園HM 吉祥寺.jpg

3編成ものヘッドマーク付き列車が走っているため、運が良ければ吉祥寺駅ではこんなカットも可能です。
楽しさいっぱいの井の頭線です。

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   ▽「PASMO10周年」記念HMを取り付けた8010F
                            明大前  29.5.4 ▽

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そしてお隣り京王線でも−。
こちらは「PASMO10周年」記念ヘッドマーク付き列車だけの運転ですが、8000系用に形作られたマークがとても良く似合い、連休期間中の京王線に彩りを添えています。

「PASMO10周年」記念ヘッドマークは、井の頭線、京王線とも6月30日まで掲出されます。

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2017年05月03日

No887 PASMO10周年 記念HM列車


887 PASMO10周年HM 8010F 高尾.jpg

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    ▽ PASMO10 周年限定キャラクター特別列車
                       8010F   高尾  29.5.3 ▽

ことし3 月に 10 周年を迎えたPASMOは、10周年限定キャラクターが主役の「PASMOのミニロボット 探そう!キャンペー ン 第 1 弾」を  4 月 29 日から実施しています。

これに合わせ、関東地方のPASMO加盟事業者の鉄道各社局では 10 周年限定キャラクター「PASMOの ミニロボット」ヘッドマーク特別列車を運行しており、京王でも京王線と井の頭線で各1編成ずつ記念のヘッドマーク付き列車を運行しています。
京王線では8000系8010Fがヘッドマークを取り付けて運転されています。

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    ▽ PASMO10 周年限定キャラクター特別列車
                       1010F   渋谷  29.5.2 ▽

井の頭線は1010Fです。
京王線と井の頭線の下一桁が「10」というのは、何か因縁でもあるのでしょうか。
それはともかく、PASMO加盟事業者の21鉄道各社局が同一のヘッドマークを取り付けての運転は大変珍しいことだと思います。
大型連休のプレゼントという事でしょうか。このヘッドマーク取り付け運転は、京王では6月30日まで行われます。

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2017年04月30日

No886 点描京王電車 府中の杜に8013F


886-1 欅並木と8013F.jpg

今回は府中の杜、欅(ケヤキ)並木と京王電車の光景です。
府中駅下り方には、1900年の歴史があり、武蔵の国の守り神とされた大黒魂神社の参道、ケヤキ並木があります。
馬場大門のケヤキ並木とも呼ばれており、ケヤキ並木としては全国唯一、国の天然記念物に指定されています。
大木のケヤキは150本もあり、この地区の素晴らしい景観として知られています。

きのう29日の東京地方は午後から不安定な天候となり、晴れ間の間に急に小雨が降ったり、再び日差しが戻ったりと、二転三転の天候でした。
この時期、ケヤキは新緑に溢れており、その緑に雨粒と日差しが交錯し、清々しい空気感がいっぱいでした。

カメラを構えていると、なんと緑一色の高尾山トレイン8013Fがいきなりやって来ました。速攻で撮影した中のワンカットです。
オール緑の世界に緑一色の電車−。
平安時代に植樹が始まったとされるケヤキ群と京王電車が織りなす、春の一服の絵画のようでした。

886-2 欅並木と7000系 29.4.29.jpg

このケヤキ並木は、昨年開業100周年を迎えた府中駅、古くは京王電気軌道と玉南電気鉄道が手を繋いだ当時からの歴史を見つめてきました。

1928(昭和3)年には新宿追分−東八王子間が乗り換えなしでの直通運転が開始されていますが、当時は踏切でケヤキ並木が分断されたという事です。
それから60年近い歳月が流れ、1993(平成5)年、府中駅の高架化により1920年代以来のケヤキ並木分断が解消されたことは、承知の通りです。

府中のケヤキ並木は、この地域に暮らす人々に四季折々の季節感を抱かせ、また京王電車の大切な景観のひとつです。
5月の連休期間中には、毎年執り行なわれる大黒魂神社の例大祭が連日続き、多くの善男善女が京王電車で府中を訪れ、祭りの熱気とケヤキ並木をそよぐ涼風を存分に楽しみます。

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2017年04月29日

No885 京王新5000系9月に運転開始 座席指定列車の愛称募集


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            ▽ 有料座席指定列車愛称募集始まる  京王HPより ▽

27日、京王のホームページや車内吊り広告で、ビッグニュースが公表されました。
一つは有料座席指定列車用に新造される新5000系が、ことし9月から一般列車用として先行就役(運転)開始すること、もう一つは有料座席指定列車の愛称募集を始めるというものでした。
驚かれた方も多かったのではないでしょうか。

【新5000系 夏にも登場か】
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私もそうですが、驚いた内容は新5000系が、ことし9月からロングシートで通常の営業列車として運転を開始するというアナウンスでした。
同月の17日(日)には、お客様公募試乗会も行うとしています。

という事は、9月17日が試乗会ですから、当然その前に試運転や各種整備、搬入された車両の組成、メーカーからの搬入等々と日程をさかのぼっていきますと、新5000系の車両基地への搬入、初顔出しは早ければ7月、遅くとも8月には行われると推測できます。
つまり新5000系を私たちが目にするのは、そう遠くはない時期だというという事で、驚きを隠せませんでした。

【車両配置・検査体制等はどうなるのか】
有料座席指定列車の運転開始は2018年春とされていますから、その半年前から新造車両をロングシートでの一般通常列車として使用開始するという事は、果たしてどのような意味を持つのでしょうか。
東武や西武鉄道の同様列車の例をみても、通常は新造車両の落成後、速やかに有料列車・通常列車両用で使用を開始するという流れですから、京王の半年にもわたる長期の通常列車としての先行使用は異例であり、それなりの理由や戦略があることは間違いなさそうです。

有料列車運転としての認可や整備に時間を要するのか、老朽化している7000系の一部廃車を早めたいということなのか、はたまた列車運用の全体本数を増やしたいなどの目的があるのでしょうか。
もちろん関係者しにか分からないことですが、高い関心が集まります。

そしてもう一つ、9月前から新造5000系10両固定編成50両もの搬入が順次開始されるのですが、その留置はどのように行うのか、在来車も含めた法定検査は現状車両整備体制で可能なのか、こうした点についても関心が高まります。
そこで早期の7000系一部廃車も視野に入ったのですが、そうでなければ車両基地に留置できない一部列車の終電後の基地留置を取りやめ、駅での "外泊留置" となるのでしょうか。もとより車両基地や検査体制に余裕があれば問題はないことですが…。大いに気にはなります。

【有料座席指定列車 愛称募集】
855-2 座席指定列車愛称募集 29.4.27.jpg

一般利用者向けには、今回の広報は「有料座席指定列車の愛称募集」がメインでした。
「京王ライナー」や「京王スマートライナー」など予め京王が用意した5つのネーミング案から一つを選択して応募するというものです。予め京王が案を用意するという方式は、新宿・渋谷どちらへも行ける「どっちーも定期券」の愛称公募に続いてのものです。
愛称は、来年1月に決定される予定です。

ところで今回の愛称募集広報でも、当該列車の呼称については、「有料座席指定列車」とし、「特急」や「急行」といった列車種別の冠は付されませんでした。
という事はこの列車は、従来の「特急」や「急行」といった停車駅を踏襲するのではなく、新たな停車駅パターンを新設し、公募で決定した愛称そのものを新しい列車種別にすることが推測されます。
もとより運転時間がどのあたりに設定されるのかという点については、これまで「夜間帰宅時間帯」とだけしかアナウンスされていませんが、仮に22時以降の深夜時間帯であれば、高幡不動や京王多摩センターあたりまでは高い速達性で運転され、その後は各駅に停車するダイヤなどが、一般的には想定されます。

【運転開始はいつか−】
有料座席指定列車の運転開始日も気になるところです。
京王はこれまで「2018年春」としており、今回も具体的な日程の発表はありませんでした。
28日に公表された「2017年度鉄道事業設備投資計画」では、2017年度は座席指定列車の運行開始に向け、クロスシートとロングシー トの両方に転換できる新型車両5000系や座席管理システムを導入しますとありますが、運転を開始しますとは明言していません。
という事は、有料座席指定列車の運転開時期は2018年度春、4月、5月あたりが濃厚ということでしょうか。 6月に行われる定時株主総会で明らかにされる可能性もあるかもしれません。

京王の有料座席指定列車については、昨年「京王ニュース」でも広報されていますが、27日にいきなりきょうから愛称を募集しますという形で広報と募集開始が展開されました。
運転時刻や停車駅、座席指定券の発売方法など、利用者が最も必要とする基本情報が提示されない中、いきなり京王が提示する5つの中から愛称を選んで下さいとする今回のありようは、少々唐突である印象を持ちました。
今後は誰でも目にする形での広報、駅貼りポスターの掲出などの展開を積極的に行い、京王利用者が有料座席指定列車の登場を心待ちにするような雰囲気、期待感の醸成に努めて欲しいと思いました。運行開始前の広報で最も必要なポイントは、「乗客ファースト」の立場、目線での展開だと思います。

いずれにしても京王電車ファンにとっては、この先1年は慌ただしい時期を迎えそうです。

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2017年04月21日

No884 井の頭恩賜公園100周年HM付き1032F


884-1 スタンプラリーHM 1032F 渋谷 29.4.21.gif

884-2 スタンプラリーHM 1032F 渋谷 29.4.21.gif

井の頭恩賜公園100周年とキラリナ京王吉祥寺開業3周年を記念したスタンプラリーがきょう21日から始まり、これに合わせて井の頭線では記念のヘッドマーク付き列車の運転も始まりました。

スタンプラリーヘッドマークの地色はグリーンのため、レインボーカラーも合わせたのでしょうか、前面がライトグリーンの1032Fがヘッドマークを取り付けての運転でした。

884-3 スタンプラリーHM 1032F 明大前 29.4.21.gif

京王の広報によると、ヘッドマークは井の頭恩賜公園100周年記念の物も用意されているという事です。

このヘッドマーク付き列車は5月31日(水)まで運転されます。
また5月1日からは、「井の頭恩賜公園100周年記念乗車券」も発売されます。

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posted by 特急高尾号 at 20:42| Comment(2) | TrackBack(0) | アラカルト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月19日

No883 7000系2+4 6両編成各停走る


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    ▽ 7424F+7205F  7000系2+4  6両編成各停 
                          高幡不動  29.4.19 ▽

きょう4月19日、高尾線を走る6両編成各停2運用のうち、1本が珍しく7000系2+4編成で運転されました。

883-2 7855 各停 高幡不動 29.4.19.jpg

上りで高幡不動5番線に到着した2+4編成です。
最後部は、7205Fの7855号です。このあと下り列車になるため、いったん電留線に引き揚げます。

883-3 7425F+7205F各停 高幡不動 29.4.19.jpg

下り列車として高幡不動を発車するため、今度は3番線ホームへ入線です。

883-4 7425F+7205F各停 高幡不動 29.4.19.gif

ホーム行先案内には、「各停 高尾山口 6両」と表示されています。
そして下り列車では、7205Fの下り方7855号が先頭に立ちます。

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  ▽ 6連各停の先頭を飾る7855号 貴重な光景 北野 29.4.19  ▽

ご存知のように7000系4両編成のうち7203F〜7205Fは、通常10両編成の付属編成として6両編成の上り方に連結されていますので、下り方先頭の7853〜7855号は連結面に位置し、営業列車では顔を現わすことはありません。
顔を出すのは、唯一この高尾線6両編成各停の2+4編成で下り方に充当された時だけです。

883-6  7805 北野 29.4.19.gif

10号車の表示を出し、通常はその前位には車両が連結されない7805号ですが、この編成では7805号の前に連結車両が…。珍しい光景が編成の中ほどで見られます。

883-7 7205F+7425F各停 高尾 29.4.19.jpg
   ▽ 最終仕業で高幡不動に戻る7424F+7205F 高尾 29.4.19 ▽

平日日中、高幡不動−高尾山口間で運転される7000系6両編成各停に2+4両編成が登場するのは、車両運用等の都合で6両編成が充当できない場合のみで、月に1〜2度程度しか見られないという事です。
遭遇するのはなかなか難しいようです。

posted by 特急高尾号 at 19:20| Comment(2) | TrackBack(0) | 車両 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月11日

No882 6連各停「高尾」行き走る


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   ▽ ダイヤ乱れで運転された6連各停「高尾」行き
                              7004F めじろ台 ▽
882-2 6連各停高尾行き 7004F 29.4.11.jpg

今朝(4/11)の京王線は、一部列車に混雑が集中したという事で、全線に15分程度の遅れが発生しました。

高尾線関係ではダイヤ混乱の場合、下り高尾山口行きの各停や快速を高尾行きに変更し、高尾駅で折り返す運用が行われる場合があります。
高尾駅上り方には上下線の渡り線があります。

きょうは午後になっても下り列車の遅延状態が続いており、そのため日中に運転されている高幡不動発高尾山口行き各停の一部が高尾行きに変更されました。

882-3 6連各停高尾行き 7004F 29.4.11.jpg

通常、平日日中に運転される高幡不動発高尾山口行き各停は7000系6両編成で運転されるため、きょうは6連7004Fの各停高尾行きという珍しい光景が見られました。
幕車での「各停」・「高尾」表示は、貴重な光景といえます。

ところで近年、また今年に入って、京王線・井の頭線は人身事故や線路への人立ち入り、保安設備点検などによる運転見合わせが多発しています。
加えて昨日・きょうは朝ラッシュ時に、一部列車に混雑集中という信じられないような理由で、2日連続で15分以上のダイヤ乱れが発生しました。
私も含め、影響を受けた多くのお客様は、『またかぁ』と、うんざりしたことと思います。

多発する人身事故の原因分析や京王としての防止対策は、一般の利用者の目に触れるような形では示されていません。
また特異日でないにも関わらず、一部列車に乗客が集中して大幅遅延が発生するという、かつて聞いたことがない事例についても同様です。

京王は、列車の位置情報をオンラインで公開する京王アプリを開始したり、来春には有料座席指定列車を登場させますが、いま一番利用者が求めていることは、日々の基本の通勤・通学をはじめ、生活路線としての定時運転・安定輸送だと思います。

利用者の、こうした基本的な輸送事業に対する期待・要請に京王はどのように応えていくのか、事業計画等で取り組みの方針を明らかにしていくことが求められていると思います。

posted by 特急高尾号 at 21:42| Comment(6) | TrackBack(0) | ダイヤ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月05日

No881 8連8022F・1003Fリニューアル


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    ▽リニューアル工事を終え、営業運転に入った8022F
              8000系8両編成が初登場 北野 29.4.4 ▽

京王線8000系、井の頭線1000系車両のリニューアル工事が進められていますが、先月末から今月にかけて、8000系・1000系で各1編成ずつ、新たにリニューアルされた編成が登場しました。

【8000系リニューアル 8両編成車にも登場】
881-2 8022F 8722 北野 29.4.4.gif

8000系の車内全面リニューアルは、これまで中間クハ運転室の撤去、客室化を行う6+4編成で行われてきましたが、今回初めて8両の単独編成も対象となり、8022F(1994・平成6年 東急車輛製)が工事を終えて登場しました。

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▽ 8722号車内  これまでと同様のリニューアル仕様 ▽

さっそく4月4日の朝に乗車する機会を得ました。
出勤途中のため8号車8722と7号車8022号の車内しか確認出来ませんでしたが、全車両への車椅子・ベビーカーゾーンの設置、優先座席中央への手すり新設など昨年からの追加機能も含め、車内は従来からのリニューアル仕様に準じているように見受けられました。(編成全車両の詳細は未確認です)。

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               ▽ リニューアルされた8722号車内 ▽

ところで8000系の大規模改修・リニューアルについては、経年劣化が著しい6+4編成で行うとされてきましたが、今回2016(平成28)年度実施分では、新たに8両編成車も対象に加わったことになります。

この意味合いについては京王からアナウンスされていないため不明ですが、単にリニューアルを8両編成車にも拡大したことなのか、あるいは今後複数の編成を分割して再組成、新たに10両貫通編成を整備するなど、8000系8両編成のありように変化をきたしていくのか、その動向に注目していきたいと思います。

【井の頭線1003F リニューアル】
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        ▽ リニューアルされた1003F  渋谷 29.4.4 ▽

昨年から始まった井の頭線1000系リニューアルはすでに1001・1002・1004Fが実施されていますが、今回新たに1003Fが出場しました。
車内仕様、3号車T→M化による形式変更(サハ1500→デハ1050形)、それに伴う2M3T→3M2T化、車号改番(1503→1053)などが、先行3編成と同様に行われています。

井の頭線1000系リニューアルは、対象の1・2次車1001〜1010Fの10編成を2018(平成30)年度までに実施する予定ですが、早くも4編成が完了したことになります。

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2017年03月31日

No880 菜の花満開 井の頭線


880-1 菜の花 井の頭線 下北沢 29.3.30.jpg

井の頭沿線の菜の花が、いま見ごろを迎えています。

定番の新代田−下北沢間の光景です。
ことしも菜の花は見事に咲き誇っていて、下北沢駅ホーム先端から菜の花と井の頭線電車のコラボレーションが楽しめます。

880-2-3 菜の花 井の頭線 下北沢 29.3.30.gif

1枚目の写真の反対側、新代田−下北沢間の踏み切り部分から下北沢駅方向を望んでいます。
上り坂、菜の花の向こうに下北沢駅が見えます。
肉眼より、こうして写真の世界の方が魅力的に見え、駅の喧騒が聞こえてくるようです。

一方下り電車はすで発車しているのですが、望遠レンズのファインターの世界にはまだ走行音は聞こえず、無音の世界の中で電車が迫って来る、独特の空気感を味わうことが出来ます。

880-3 菜の花 井の頭線 池ノ上 29.3.30.jpg

もうひとつの定番スポット、池の上駅ホームから駒場東大前方向を見ています。ここの光景は昨年までと比べて、大きく変わりました。
線路の両側、満開の菜の花の前に、ことしは安全柵が取り付けられています。
しかも菜の花が強剪定されていて、昨年と比べると景観が大きく変化しています。

880-4 菜の花 井の頭線 池ノ上 29.3.30.jpg

サイドから見てもご覧の通りです。安全対策上はやむをえないとしつつも、柵が張られた姿には少々寂しさを感じました。 

880-6 菜の花 井の頭線 池ノ上 29.3.30.jpg

新しい撮影箇所を見つけました。池ノ上駅下り方、上り線路脇です。
線路脇で、菜の花と井の頭線電車とのコラボ撮影が出来る場所は、そう多くはありません。

桜と違って菜の花は、東松原−駒場東大前の狭い範囲に限定されていますが、逆にロケハンも簡単ですし、好みの場所を見つけての撮影は楽しいものです。

ただし、井の頭線のホーム先端は幅が狭く、また線路脇は意外に人と電車との距離間が近いため、安全には細心の注意が必要です。

 〇撮影:平成29年3月30日

posted by 特急高尾号 at 22:29| Comment(2) | TrackBack(0) | アラカルト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月23日

No879 点描京王電車 長沼の名場面−。


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長沼駅を目指し、急勾配の鉄路を、まさにこれから駆け上がろうとしている京王電車です。

京王線は上北沢、八幡山、府中、京王片倉、めじろ台、そして今回の舞台、長沼駅など、ホーム前後に魅力的な急坂を擁した駅が多いですね。
私はその中で、長沼駅上り方向にある、この急勾配の光景が大好きです。

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なだらかな丘陵を埋め尽くす白やレンガ色の家々を背景に、力行ノッチいっぱいに駆け上がって来る京王電車の姿は、いつも見ている京王電車の光景とは少し異なる、ここだけでしか味わえない別世界のような印象です。

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山肌を満艦飾に彩る家々と急勾配の鉄路は、開発が進んだ多摩丘陵と、この区間の高架化がもたらした空間世界ですが、それを俯瞰ショットで撮影出来ることが、ここ長沼の魅力です。

背景の家々は、京王電車がこの地の人々の足となっていることを物語っており、頼もしく目に映ります。

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快速と各停、そして平日3本、土休日1本の区間急行しか止まらない長沼駅ですが、私にはこの駅を包む光景は、人々の暮らしの舞台で輝く京王電車の名場面として映ります。

この急坂を100キロ近い高速で駆け上がり、長沼駅を過ぎると、京王電車はまもなく減速し、京王八王子と高尾山口への分岐点、北野に到着します。

[撮影]
  〇平成29年1月2日 長沼駅停車中の上り列車車内から
posted by 特急高尾号 at 09:43| Comment(7) | TrackBack(0) | 点描 京王線 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月14日

No878 5年前の京王電車M 平成24年1月・2月


5年前の京王電車の世界を、当時の「京王線 井の頭線 応援歌」の記事からふり返えります。
今回は2012(平成24)年1月・2月分をまとめてお伝えします。

【平成24年1月】
今回の平成24年1月・2月は、比較的平穏な期間でした。

「Green Happiness 井の頭線」吊りポスター
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 ▽「Green Happiness 井の頭線」キャンペーン吊りポスター
                                               24.1.17 ▽
当時、井の頭線の車内に、「Green Happiness 井の頭線」キャンペーンのポスターが一斉にお目見えしました。

前年、3000系電車が完全引退し、井の頭線は1000系電車に統一され、100%のVVVF化、省電力化が実現と謳ったものです。

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井の頭線の100%VVVF化完了に伴い、消費電力は従来と比較して30%の
削減が実現可能とアピールしています。

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  ▽「Green Happiness 井の頭線」キャンペーンのステッカー ▽

ところが当時、「Green Happiness 井の頭線」とキャッチコピーを掲げたステッカーが先行して車内妻面に貼られたのですが、それだけでは何のことか、利用者には具体的な意味が解らない状況でした。
車内にこの2枚セットの吊り広告が登場したことで、「Green Happiness 井の頭線」の意味がやっと氷解したというのが、このころの利用者の心境でした。

妻面ステッカーは現在も車内に貼られていて、今日でも『?』と思う利用者の方もいるかもしれません。
早いもので、登場すでに5年ということになります。

<ATCの凄技 超接近の列車光景>
前年の平成23年10月、京王線はATC化が完了しました。
それに伴い京王線の各区間では、ATS時代では考えられないような前後列車の接近や、本線到着列車進入時での副本線から先方本線への列車進入、調布や北野では平面クロスでの本線横断列車と到着列車の同時進入(注:当時の調布駅はまだ地上駅)など、まさにATCの成せる技というべきハラハラ・ドキドキの光景が見られるようになりました。

この月、当ブログではそうした光景を「桜上水 4線4列車の光景」と題しリポートしています。
以下に当時の本文を再構成して掲載します。

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<「桜上水 4線4列車の光景」>
きょう1月28日は東京競馬が開催されており、府中競馬正門前発新宿行き上り“競馬急行”(注:当時、競馬急行の行先は京王線新宿でした)が運転されていました。

この上り“競馬急行”は、午後4時前から5時過ぎまで10分サイクルで合計9本運転されるため、少々ダイヤがタイトです。
そのため“競馬急行”は前を走る各停列車に接近しながら付かず離れずの運転になるのですが、京王線のATC化後はいっそう先行列車に接近するようになりました。

318-1 桜上水 24.1.28.jpg
  ▽ 先行列車に接近した“競馬急行”車内からみた桜上水駅
                         24.1.28 ▽

調布、つつじヶ丘、桜上水などでは、先行列車に極端に近づきます。
そのため運転室直後の“かぶり付きファン”には堪えられない光景が次々と展開します。

写真は桜上水駅です。
右から1番線は下り回送、2番線は急行橋本行き、3番線は先行の上り各停、4番線は上り回送列車という、桜上水駅ホームが満杯の光景を後続列車である“競馬急行”から、正面位置で目の当たりにすることが出来ました。

「4線4列車の並びの光景」は、調布(当時は地上駅)では下り方踏切から度々見られる光景ですが、ふだんは見ることの出来ない桜上水下り方からの「4線4列車の並びの光景」に、車内で飛び上がってしまいました。
とっさのことで、携帯のカメラ機能で、1枚だけ撮影することが出来ました。

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  ▽ 調布駅手前も、先行列車ぎりぎりに迫る光景が
               西調布−調布 23.10.8 ▽

この上り“競馬急行”、調布の手前でも先行列車が相模原線から本線への進行列車待ちで停車しているために追いついてしまい、ぎりぎりにまで先行列車に接近します。

またつつじヶ丘では停車のために上り本線の3番線に進入する際、4番線から発車したばかりの先発各停がまだ本線へのポイントに入りかけている最中に、3番線への進入を続けます。
自分が乗車している“競馬急行”は各停と衝突することなく必ずポイントの手前で停車するのですが、それでも進行方向前方で自分の乗った“競馬急行”の進路を阻むように並走する各停が本線への進入を続けているのですから、ふつうの感覚では絶対にありえない、なんとも超スリリングな光景、体験に遭遇します。

“競馬急行”運転時の列車遅延による状況下でも、ATCが安全を確保しつつ実現する“超凄技運転”ですが、初めてこの光景を見た一般のお客様は、ど胆を抜かれるような、あるいは手に汗握る冷や汗をかいたはずです。

ATCの凄さを思い知らされる一面ですが、調布でも相模原線の上り列車が京王線の下り本線を横断して4番線に入線する際にも、何事もないように2番線の下り本線に列車が進入してくるため、この光景を初めて見る双方の列車のお客様は、さぞかしぞっとしたことと思います。

【平成24年2月】
<「冬そば号」9049Fで運転
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  ▽ 快晴の中、高尾山口に到着した「高尾山冬そば号」
                      9049F 24.2.4 ▽

毎年この時期恒例の、「高尾山の冬そばキャンペーン」に連動した臨時急行列車、「高尾山冬そば号」が、この年も2月4日に運転されました。
ダイヤは都営新宿線大島駅9:40分発、新線新宿10:06分発、高尾山口11:08分着で、都営線内は各停、京王線内は急行としての運転です。

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この年はキャンペーン10周年、臨時列車の運転としては7年目でした。

北野−高尾間車内では乗客にマイ箸無料引き換え券が配布されるとあって、高尾線内での車内は超満員、高尾山口駅で「乗車記念オリジナルマイ箸」がプレゼントされました。

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    ▽ 高尾山口駅に到着した「高尾山冬そば号」▽

「高尾山冬そば号」は1番線に到着、ヘッドマークを撮影する熱心なファンで大賑わいでした。
2番線から発車する各停からは、ホームの喧騒を記録することが出来ました。

<楽しい、井の頭線のポスター
当時、京王の各駅で、ご覧のようなポスターが掲出されました。

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 ▽ 井の頭線の混雑平均化を促すポスター(左側) 24.2.5 ▽


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井の頭線の車両別の混雑状況をイラスト図で示したものです。

コミカルな雰囲気、かつなかなかユニークな仕上がりでした。

列車を待つ一人ひとりの表情と、1000系電車の組み合わせが楽しく、この手のポスターとしては珍しく記憶に残りました。



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そういえば最近は、高尾山関連の広告ポスターに相当なエネルギーが傾注されていますね。
次はどのようなシリーズものが登場するのか、楽しみではあります。

<変わる駅の光景>
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  ▽ IC専用機のピンク色が花盛り 新宿駅西口改札 ▽

この時期、駅やホームの光景が、じわりじわりと変化を続けていました。
1つは自動改札機のIC専用機が次々と拡大していたことです。
そのため各駅では、IC専用機のピンク色の増殖が目立ちました。
ご覧の新宿駅では、自動改札機のLED照明も相まって、なにか宇宙的空間の中にいるような雰囲気に見えたことを思い出します。

322-5 高幡不動 24.2.20.jpg
 ▽ 券売機には「チャージ」の文字が数多く並び… 高幡不動 ▽

一方IC専用機、パスモの普及によって、駅の券売機には「チャージ」の文字が増え、チャージ専用機がどんどんと幅を広げてきたのもこの時期でした。

322-4 新宿駅使用中止の券売機 23.11.14.jpg

新宿や渋谷などのターミナル駅では、券売機そのものの一部撤去も始まっていました。
ご覧の新宿駅西口の券売機コーナーは、全体の3分の1がすでに "空家"になっていました。

322-6 神泉 23.10.30.jpg

こちらは井の頭線の渋谷駅西口、神泉側の券売機コーナーです。
改築時から写真の右側、5分の4のスペースは使われず仕舞いでしたが、結局その後も券売機は増設されることもなく、代わり昨平成28年、ついに券売機スペース
にみずほ銀行のATM2台が設置されるに至りました。
時代の流れが、こうしたところにも反映されるのですね。

324-3 乗車位置目標 渋谷 23.12.29.jpg
  ▽ 井の頭線に新しい「乗車位置目標ステッカー」が登場
                     渋谷 23.12.29 ▽ 

324-2 新しい乗車位置目標 つつじヶ丘 24.2.26.jpg
   ▽ 京王線にも新「乗車位置目標ステッカー」  
                        つつじヶ丘 24.2.26 ▽

駅の変化のもうひとつー。

井の頭線3000系電車の引退に合わせ、駅ホーム乗車位置目標ステッカーにも変化が現れました。
井の頭線では「号車やドアナンバーを付与したタイプ」が登場し、京王線では「10両編成、8両編成、双方の号車とドアナンバーを1枚にまとめたタイプ」が新たに登場しました。
それまでは、乗車位置ステッカーには号車やドアナンバーは記されていませんでした。

324-7 乗車いつ目標  新宿 23.2.20.jpg

また番外として、ご覧のような、「先発」や「次発」といった表大きな記が入った大型タイプも新宿や渋谷で登場しました。

324-6 乗車いつ目標  新宿 23.2.20.jpg
 ▽ 大型、かつ整列乗車のための行列線が入った新宿駅ホーム ▽

こうしてみると、現在当たり前のように記されているホーム乗車位置ステッカーの号車表示などの各種情報、主要駅等で見られる先発・次発の整列乗車用行列線などは、この時期に機能アップ、整備が始まったことが分かります。
5年という月日は、旅客サービスに一定の変化をもたらしていると言えます。

次回は、2012(平成24)年3月・4月分をまとめてお伝えします。

posted by 特急高尾号 at 14:35| Comment(2) | TrackBack(0) | 5年前の京王電車 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月05日

No877 井の頭線吉祥寺駅 ホーム行先案内更新


877-5 吉祥寺駅ホーム行先表示更新 29.3.4.gif
             ▽ 新型行先案内が取り付けられた吉祥寺駅 29.3.4 ▽

井の頭線吉祥寺駅のホーム行先案内表示がこのほど更新されました。
先行して更新された飛田給、高幡不動などと同様に、マルチカラー化、デザインの見直しなどが行われています。

877-2 吉祥寺駅ホーム行先表示更新 29.3.4.jpg

ただし吉祥寺駅の場合、ホーム案内表示や時間、列車種別、行き先などは同じですが、その下に「先発列車停車駅」表示が新設されました。
渋谷から吉祥寺までの全駅、それに駅ナンバーも表示されています。

877-3 吉祥寺駅ホーム行先表示更新 29.3.4.jpg

その下は、先発列車の停車駅が表示され、急行の場合は永福町で各停への乗り換えが可能であることを表示し、かつオレンジ色「のりかえ」の文字と駅の枠がブリンクするという念の入れようです。

視認性がいっそう高まったことはもとより、先発列車の停車駅表示という新サービスも加わり、ハード、ソフト両面にわたる質的向上がなされました。
今回はシンプルな井の頭線でのケースですが、今後は京王線ターミナル駅などでの応用、展開にも期待したいところです。

吉祥寺駅ホーム行先表示更新 29.3.4.jpg

平成28年度の事業計画では、行き先表示の更新・マルチカラー化は、飛田給、高幡不動、吉祥寺の3駅と公表されていましたので、これで今年度の整備計画は完了ということになります。

この記事は、「沿線住民」様からお寄せいただいたコメント情報をもとに取材しました。

posted by 特急高尾号 at 08:49| Comment(4) | TrackBack(0) | サービス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月28日

No876 井の頭線明大前駅 上下線に渡り線新設へ


876-1 井の頭線明大前駅に渡り線 29.2.28.jpg

876-2 井の頭線明大前駅に渡り線 29.2.28.jpg
   ▽ 上下線間に渡り線の新設工事  井の頭線明大前駅 29.2.28 ▽

井の頭線明大前駅の下り方、永福町寄りで、上下線を繋ぐ渡り線の新設工事が行われています。
新設される渡り線は、まだ設置工事の途中ですが、ホームからもその状況が手に取るように分かります。

876-3 井の頭線明大前駅に渡り線 29.2.28.jpg

渡り線の線路構造、状態を見ると、工事用の臨時線というものではなく、明大前駅での列車折り返し運転を可能とする、正式な線路敷設のように見えます。

工事は列車の運行が止まる深夜時間帯にのみ行われているようで、私はほぼ毎日明大前駅を利用しているにも関わらず、気づきませんでした。

このあと可動するポイント部分の取り付け、架線設置、各種試験などを行って運用開始に至る手順だと思います。

876-4 井の頭線明大前駅に渡り線 29.2.28.jpg

乗務員の方に聞くと、この渡り線は折り返し運転設備という答えが返ってきました。

定期列車に明大前行きが新設されるということは考えにくいので、ダイヤ混乱時における京王線との連絡輸送の確保、サービス強化が目的だと考えられます。

この記事は、「明大前の松さま」から頂いたコメント情報をもとに取材しました。


posted by 特急高尾号 at 18:37| Comment(10) | TrackBack(0) | 経営 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする