2009年12月31日

No89 今年も終夜運転…

89-1 闇間の京王電車 21.12.29.JPG
 ▽ 闇間を快走する京王9000系 高尾線内にて 21.12.29 ▽

年も押し迫り、今年もいよいよきょう1日のみとなりました。
12月31日から1月1日にかけては、毎年恒例の終夜運転が行われます。
12月末になると、毎年「終夜運転」の内容が車内や駅に張り出されるのを楽しみにしているのですが、さて今回の内容は…。

89-2 年末年始運転ポスター.JPG

89-3 終夜運転ポスター.JPG
 ▽ 今年の終夜運転の内容を知らせる車内ポスター 21.12.29 ▽

今年の内容はと言いますと、下り列車ではご覧のように、京王線関係では昨年同様、急行が新宿発の2本と都営地下鉄からの直通乗り入れが1本、普通が30分〜40分間隔で運転、井の頭線も普通列車が運転されます。

15年位前になるでしょうか。終夜運転全盛時代には、新宿から高尾山口行きの特急「迎光号」が30分〜40分間隔で運転、その間隙を縫って普通列車も運転されていました。
それを知るものとしては、最近の終夜運転は全く淋しいものとなりました。利用客の減少や、人々のライフスタイルの多様化が背景にあるのでしょうか。

そういえば今日の日経済新聞朝刊社会面では、「大晦日、終夜運転縮小方向に」という記事が掲載されており、今年からJR成田線の縮小、昨年は西武鉄道が廃止、2005年には京成電鉄も縮小…と伝えられていました。

そういう意味では京王は、現状維持ながらも終夜運転を継続しているのですから良しとしたものでしょうか。高尾山がミシェランに登録されたこともあり、今回は多少は増発されるかなと、期待はしていたのですが…。

京王の終夜運転でもう一つの特色は、都営地下鉄からも直通急行が乗り入れ、高幡不動駅でヘッドマーク付き京王の急行と並ぶ光景が撮影できる事ですね。今年は引退間近かの6000系が急行に使用され、都営車と並ぶといった粋な計らいがもしかしたら実現するかも…。何かそんな気もするのですが。

私は「紅白」を観て酔っ払い…、風邪を引いては元も子もないので、今年も深夜の高幡不動には出張せず、暖かいお布団の中です。

この一年、当ブログにお付き合いいただきまして有難うございました。
くる年も引き続き、よろしくご愛顧くださいますように。

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2009年12月29日

No88 アーカイブス(5)6023+6024F ついに引退

今年最後のアーカイブスは、やはりこれです。

今年は6000系の廃車が次々と進み、まず都営地下鉄乗り入れ車が全廃、ついで地上専用の8両編成の廃車が始まり、6013、6014Fも引退、いよいよ6015か6017Fかと思いきや、9月上旬、なんと6000系の中で一番車齢の若い6023+6024Fが突然の引退となり、ファンを驚かせました。
6023+6024Fに対する追悼の意をこめた記事が、以下の一文です。


○平成21年9月12日掲載 
   No55 「6023+6024F ついに引退」


55-1ありしびの66023+24 高幡不動  .JPG
   ▽ ありしびの6023+6024F編成 高幡不動  21.4 .3▽
55-2連結部6773+6724.JPG


当ブログNo54で6023+24Fの廃車が近いとお伝えしましたが、ついにそれが現実のものとなってしまいました。
6000系6023F+6024Fの10両編成が先週の冒頭、7日に運用から離脱し、姿を消しました。

先週末まで現役で朝の通勤快速で活躍し、日中は高幡不動の留置線で休む姿は、いつも通りでした。
6日の日曜夜も留置線にいることを21時すぎに確認していますから、翌日若葉台に回送、廃車されたものと思います。



 ▽幌付きが魅力の連結部  左6773 右6724▽

6023+6024Fは6000系の20番台シリーズとして、91年(平成3年)に登場しました。一番の特色はなんと言ってもラッシュ時の混雑遅延対策として当時JRなどで採用されていた「5扉車」として登場した事です。
登場した時から“異端車”だったのです。

6000系の5扉車とはどのような姿か−。
それを知るには、動物公園線に唯一残る5扉車の6022F4両編成を実際にご覧になるのが一番だと思います。

55-3 現存する5扉車6022.JPG
   ▽ 現存する6000系5扉車 6022 
     戸袋もなく、窓も小さい  高幡不動 21.7 ▽


さて“異端車”6023+6024Fは、その後ラッシュの緩和が進んだと言うことで、(実際は5扉の効果は期待したほどではないという見解もありますが)00年(平成12年)、なんと4扉に大改造されました。左右両端のドアを残しつつ、1ヶ所を廃止して4扉化され、その際にドア間の窓が新しい大きなものと従前の古い小型のものが混在することになり、その姿は再び立派な“異端車”として君臨するに至りました。
その“異端車”が5両ずつ2編成連結され、中央運転台向かい合わせ部分に貫通幌を有して10両編成車として特急、準特急、急行、通勤快速にと、主に優等列車中心の運用に就いていたのですら、京王ファンにとってはたまりませんでした。

55-4 新宿駅の6723準特急.JPG
▽ ピンチヒッターとして「準特急」で活躍 
                 お馴染みの光景でした。 新宿 21.8 ▽   
   
55-5 大小の窓6024.jpg
 ▽ ドア間の新旧の窓 大きさが異なるアンバランス
    左の小さい方が5扉時代の原型 
    右の大きい方が4扉化で新設された窓 6024 ▽

55-6 幌付きが大きな魅力 行先も電灯表示.jpg
  ▽ 6023Fと6024Fの連結部 
     6724の列車種別・行先表示には電灯が入っています ▽

55-7 座席が二分の 車内6023.JPG
 ▽ 長手のいすが3人、4人分と2分割、 床模様は茶系の
   ポップアップ調で、他シリーズとは雰囲気が異なりました▽

55-8 貫通路6724から6773を臨む.JPG
 ▽ 幌付きの貫通路を通り抜ける楽しみは、思い出となりました
    6724から6773方向を臨む ▽

余談ですが、高幡不動で時に姿を見せていた「幌をつけた正面」の姿は、どことなくかつての東武鉄道の日光快速用初代6000系と雰囲気を一にしていたことを知るファンは、もうかなりの年配ですね。東武の方は、運転台正面窓の両方が小型でした。それにしても、どちらも6000系とは…。

55-9 幌付き6724.JPG
  ▽ 6024の幌付き正面顔 
    高幡不動では、こうした姿が垣間見られました 21.4.9 ▽

その他
6023+6024Fは、一般の6000系とは多くの違いがありました。
京王では8000系までのシリーズは戸袋窓を設置していますが、例外的にこの6000系5扉車は当初から未設置、4扉改造にあたっても設置されませんでした。大小の窓だけでなく、戸袋なしも“異端車”の資格としては充分です。その分お客様向けサービスという事でしょうか、車内の戸袋にあたる部分に金色の縁取りの企業PRボードを設置し、品位を保っていました。
また6000系の窓の縁取りは“がちんがちん”の角形タイプですが、このシリーズだけは7000系と同様の優雅な曲線美となっています。

55-10 戸袋のないサイド 窓の大きさにも注意6023.JPG
▽戸袋のないサイドビュー 菱形パンタ 窓の大小のアンバランス…
6023 北野 21.8.11▽

55-11 サイドビュー6723.JPG55-12 窓の隅はR付き 6023.JPG 
 ▽すっきりとしたサイドビュー   窓は優雅なR処理が特色▽

55-13 6774 特急方向幕.JPG55-14 特急運用6774 高幡不動.JPG
▽誇らしげな特急の赤幕も過去のものに… 高幡不動 21.8.14 ▽

まさかの急転直下の引退でしたが、もう乗車することも、見る事も出来ません。
まだ引退が信じられない気持ちです。
朝のホームで、向こうから通勤快速で颯爽とやってくるような気がするのですが、もう叶わないことです。

55-15 6723正面 北野.JPG
▽ 「回送」表示が“本当”になってしまいました  北野 21.8.11 ▽

6000系20番台、5扉車(5→4扉改造車)は、いわば高度成長(といっても末期でしたが)、時代の中で製造された、“時代の寵児”であったのかもしれません。
とりわけ6023F+6024Fはいろいろな意味で“異端児”でしたが、最後まで優等列車で活躍するなど、存在感を示し続けました。
その引退は京王にとって、大量輸送へ突き進んだ時代の終焉とも言えるかもしれません。大げさであるならば、新旧車両の交代の時代の象徴と言えるのかもしれません。

6023F+6024Fの引退は、敢えて言えばそうした意義があったと思います。

当ブログ内 関連記事
No54 「9030Fが登場し、廃車の6000系は…」
No47 「6000系 次の廃車は? 6023+24の去就如何!?」
No44 「点描6000系 6023+24“私の出番は朝早いのよ”」
 No38 「6000系 あと半年のラストラン」
 No23 「9000系 6000系 新旧交代が産み出す謎!?」


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いかがでしたか。

6023+6024Fは確かに異端車でしたが、こうした車両の存在があるからこそ、鉄道趣味は楽しいものといえます。
アンバランスなサイドビューの窓、5両編成づつの中間に設置されていた幌、そして幌を介して通り抜けが出来た両編成の運転台部分、在来6000系とは異なる床材などなど、今となっては、全く“惜しい車を失くした…”という気持ちで一杯です。
皆さんもこの点に関しては、同じ気持ちだと思います。

ご苦労さまでした。
 「6023+6024」編成。

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2009年12月27日

No87 アーカイブス(4)  1027Fはオレンジベージュと命名

アーカイブス、年内の話題として、1027Fに触れないわけにはいきません。

ことし6月、1000系20番台の増備で、新造の1027Fが突然“オレンジ色”で登場しました。これまでのレインボーカラーの順番であればベージュ色で登場するはずなので、ファンの間では大騒ぎになりました。
レインボーカラー、つまりこれまでの7色の色揃いを取りやめて新たに“オレンジ色”を追加するのか、ベージュを“オレンジ色”に改めたのか、そもそも新登場の色は何色と呼称するのか、どうしてこのような事態になったのか、京王ファンであれば誰でもが事態の真相を知りたいと思う状況となりました。当ブログアクセスログの検索キーワードには、連日“1027F” “オレンジ色” “レインボーカラー”などのワードが並びました。

私も同様の感心を持ちましたので、7月に入り、長年にわたって京王を利用している乗客の一人として、「京王お客様センター」に1027Fの塗装色について問い合わせを行いました。
「京王お客様センター」からは、とても親切に、かつ真摯に質問についての回答をいただくことが出来ました。
返答の内容を元に、プログで発信することを「京王お客様センター」に伝えた上で記事にしたものが7月にアップした「1027F “オレンジ姫”は「オレンジベージュ」と命名」の記事です。


○平成21年7月17日掲載
 No37 「1027F“オレンジ姫”は『オレンジベージュ』と命名、在来ベージュ車は塗り替えへ」

37-1 ベージュオレンジと命名された1027F.jpg
 ▽ 「オレンジベージュ」と命名された1027F編成 21.7.12 明大前 ▽

15日、京王の「京王お客様センター」に、1027Fに関して以下の問い合わせを行いましたのでお知らせします。
「京王お客様センター」は、京王に関する利用客からの問い合わせ、意見、要望等を受け付ける窓口で、駅ホームの時刻・路線図掲示板でその存在、電話番号が一般利用客に公開されています。

問い合わせでは、私が
・井の頭線の30年来の利用客であること
・鉄道ファンであること
この2点を明確に伝えた上で、以下2つの質問をしました。

(質問)
(1)井の頭線に“オレンジ色”の電車が入りましたが、これは何色と呼称するのですか。
(2)“レインボーカラー”7色をやめて8色になったのですか


この質問に対して、極めて丁重にお答えをいただきました。
その内容について、私のブログへの掲載を伺ったところ、快諾をいただきましたので、以下にその概要をお伝えします。

【京王お客様センターの回答】
・1000系の新型電車(20番台)の導入を契機に、車体カラーの呼称を変更します。
・ただし、これまでの“レインボーカラー”の考えは変えません。
・今回から、車体前面色と側面ラインカラーは、別々の呼称とします。
・車体前面色は以下の通りです。
  ▽ブルーグリーン
  ▽アイボリーホワイト
  ▽サーモンピンク
  ▽ライトグリーン
  ▽バイオレット
  ▽オレンジベージュ
  ▽ライトブルー
・車体側面のラインカラーは以下の通りです。
  ▽グリニッシュブルー
  ▽キャメルブラウン
  ▽チェリーピンク
  ▽オリーブグリーン
  ▽ジェンシャンパープル
  ▽パーシモンオレンジ
  ▽マリンブルー
・なお従来からの「ベージュ」色の編成、1006F、1013Fは、今後「オレンジベージュ」色に塗装の変更を行います。
・カラーの呼称変更について、特段の公表、広報はいたしません。

以上が京王の回答です。
係りの人はとても親切、真摯な対応で、好感を持ちました。

38-1 1027Fはベージュオレンジ.jpg
 ▽ 存在感のある1027Fの“オレンジベージュ”色 
        右は1028F 最新鋭の2編成の競演 21.7.12 明大前 ▽

37-3「オレンジベージュ」へ塗り替えられる1013F.jpg
  ▽ 近い将来、「オレンジベージュ」に塗り替えられる1013F。
     1006Fも同様措置となる。        21.7.12 明大前▽


*以下は私から、このブログをお読みになっている皆様へのお願いです。


「京王お客様センター」は社会に公開された存在で、利用者はどのような問い合わせも可能ですが、とはいえおのずと節度と限界があります。
今回私は、利用者とファンの立場を明確にした上で、上記の2つの質問だけを行いました。

・なぜ1027Fはベージュではなく突然オレンジ色に変わったのか、なにか手違いやトラブルがあったのか、その原因は何か、などと聞きたいと思うのも人情ですが、そうした質問は個人的な興味心は満たせても、京王にしてみれば不快なことであり、ましてや“オレンジ色”でサービス低下が発生したわけでもないのですから、京王が利用者に対して負う企業の社会的説明責任の範囲を超えています。
・また、従来のベージュ色をどうしてオレンジに塗り替えるのか、その理由は何か、いつ頃どの編成から始めるのかなども、同様の理由で踏み込みすぎた質問と思います。

したがって、回答をいただいた後、さらに質問を畳み掛けることもしておりませんし、むしろ気持ちよく即答してくださった姿勢に感謝し、充分な回答をいただいたという心境でした。沿線利用者、及びファンの視点、立場での質問、回答としては、過不足のない内容を答えていただいたと判断しています。
当ブログの記事を題材にし、さらに踏み込んだ質問を京王に行うことは差し控えていただきますよう、協力をお願いします。


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1027Fが登場して早くも半年−。
本文でも触れたとおり、京王はレインボーカラーの変更iは特段公表しないということで、その後も一般利用客が知る形でのアナウンスはされていないと思います。

ただし間接的には、1027Fのベージュオレンジ姿は、これまでに2回、ポスターに登場しています。
6月には早くも各駅や車内に掲示された技術系社員募集ポスターでオレンジ色の1777号車が登場しました。そして10月には、総合職正社員募集ポスターでのレインボーカラー7色揃い写真で、これまでのベージュ色に代わって「オレンジベージュ」が颯爽と並びました。

63-2 井の頭線のレインボーカラーが並ぶ.JPG
   ▽ 総合職正社員募集のポスターでのレインボーカラー揃い踏み姿
    これのまでのベージュに代わってオレンジベージュが登場 ▽

いわばこうした積み重ねで、結果的に新レインボーカラー7色を自然に認知させていく施策をとっているものと思われます。

11月には「ネコ・パブリッシング」から「京王だいすき スペシャルブック」というまるごと一冊京王電鉄のMOOK本が発刊されましたが、その中の22ページ、車両カタログの1000系紹介の記事部分に、「2009年から、いままでのベージュ色に変わり、オレンジ色が登場しました。いまあるベージュ色の車両もオレンジ色に変わっていきます」との記述があります。
この本は京王電鉄監修ですので、このあたりが落とし所、ということでしょうか。

何はともあれ、いろいろと話題を提供してくれた1027Fではありました。
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2009年12月24日

No86 アーカイブス(3)井の頭線 紫陽花写真館

アーカイブスの3回目は、井の頭線の紫陽花(あじさい)をテーマに5月から6月にかけて撮影を続けた「井の頭線 紫陽花写真館 〜携帯の世界〜」です。
私は通常、ホームでの撮影が中心ですが、この紫陽花シリーズでは何度も沿線のロケハンを行い、携帯電話のカメラ機能での撮影ではありますが、ベストショットに挑戦してみました。

新代田駅から東松原方面への、まるで“紫陽花街道”とでも言うべき見事な光景には釘付けになってしまいました。また新代田−下北沢間や明大前−東松原間では、踏み切りや民家越しの紫陽花と井の頭線が撮影でき、私鉄・井の頭線の雰囲気を改めて楽しむことが出来ました。


○平成21年6月26日掲載
   No32「井の頭線 紫陽花写真館 〜携帯の世界〜」


携帯電話のカメラ機能で京王電車を撮影する“京王電車携帯写真館”。
前回は5月連休中の京王電車の表情をご覧いただきましたが、今回は井の頭線を美しく彩る紫陽花(あじさい)をテーマにご覧いただきます。

テスト1027テスト.JPG

“オレンジ色”の1027Fの存在感は想像以上。色鮮やかな紫陽花にも埋もれることなく、下北沢方面から颯爽と初夏の風を巻き上げて現れました。

  ▽1027F “オレンジ姫”の急行吉祥寺行き
    明大前駅上り方の富士見歩道橋から撮影 21.6.13 午後2時▽

30-2新代田駅ホームで輝く紫陽花.JPG
  ▽新代田駅 上りホーム先端にて
    淡い花のピンクと車体のピンクの競演です 21.5.31 午後2時 ▽

30-3霧雨に映える新代田駅の紫陽花.JPG

新代田駅は、ホームにも紫陽花の根植えがあるうれしい駅です。
下りホームは紫陽花の数は多いのですが、日当たりが良くありません。一方上りホームは数は少ないものの日当たりがよく、電車とのコラボレーションが楽しめます。
▽新代田駅上りホーム  
       霧雨に映える紫陽花と1000系   21.5.31 午後2時すぎ▽ 

30-4新代田-下北沢.JPG
▽新代田−下北沢間  世田谷の小道の踏み切りで…
     梅雨の夕暮れ、3000系のラインカラーを紫陽花が見つめます
                               21.5.31 午後3時▽

30-5新代田-下北沢間走行.JPG
  ▽梅雨の激しい雨の中、下り列車がライトを輝かせて…
      紫陽花の向こうは若者の街、下北沢 21.5.31 午後3時半▽   

30-6東松原駅の紫陽花 車中から.JPG
▽井の頭線一の名所 東松原駅の紫陽花
               1000系車内から  21.6.16 午前9時半 ▽

30-7ライトアップされた東松原駅.JPG

  ▽ライトアップされた東松原駅 井の頭線利用者にはすっかり定着
       1000系急行が闇間から突然現れる 21.6.9 午後8時半▽

30-8明大前−新代田.JPG
▽両脇を紫陽花に囲まれ、
  新代田駅に進入する1000系▽

 この時期、井の頭線は幸せに包まれます
                21.5.30 午後5時
 
30-9新代田駅へ進入.JPG
  ▽新代田への道 上り急行の車中から    
     乗客の目は紫陽花に釘付けとなります 21.6.9 午後3時半 ▽


30-12紫陽花アップ.JPG
  ▽“井の頭な紫陽花” 
      沿線の紫陽花が、今年も利用者の気持ちを和ませました
   東松原付近 21.6.21 午後4時▽                              

30-13紫陽花電車.JPG
  ▽井の頭線、至福の空間  手入れの方々のご苦労の結晶
                  明大前−東松原  21.6.21 午後5時▽


井の頭線の紫陽花は、明大前〜下北沢間、西永福〜浜田山間、久我山〜三鷹台間などが主な見所ですが、今回は明大前〜下北沢間を中心にご紹介しました。理由は簡単です。この区間、私は毎日通勤で利用しているからです。

撮影はまず、撮影ポジションを探すことから始めました。毎日通勤で乗車している区間でも、実際に紫陽花と電車のベストポイントを探し出すことは、結構大変でした。

次いでお天気です。いわゆるカンカン照りでは風情がありませんので、あえて小雨の日を選ぶなど、撮影時の気候条件にはこだわりました。幸い6月の土日は曇天が多く、助かりました。下北沢−新代田での撮影中には小雨が集中豪雨のような激しい雨となり、そのなかで掲載の2カットを撮影しました。携帯電話を握りしめ、自分でもよくやるなと関心したほどでした。

そして最後は、携帯電話のカメラ機能での撮影という、ハード条件の苦労です。携帯はシャープのSH906iTV、画素数は320万画素です。もちろんモータードライブの連写などは出来るはずがありませんし、シャッタースピードや絞りの調整も出来ません。ピントをマニュアルフォーカスモードにし、ホワイトバランスやシーン別撮影モードを適宜組み合わせて設定、あとは電車が来たら一発勝負の世界です。撮影したら画像を登録・保存しないと次の撮影は出来ません。自由度、柔軟性に著しく欠けているのが携帯電話カメラの特色です。

掲載の写真ですが、トリミングは1枚目の1027F以外は一切していませんし、もとより画像の加工、修正も一切していません。まさに私のこだわりの画角、色合い、シャッターチャンスの世界をご覧いただいています。紫陽花のアップは接写モードで撮影したものです。

最後に、線路際の紫陽花は誰が植えたのか…、という質問にお答えします。実は京王のホームページに答えが掲載されていますので、以下に引用してご紹介します。

(京王のホームページから)
京王井の頭線の線路わき斜面には、さざんか・つつじ・あじさいなど、季節の草花が植えられています。これは線路わきの環境保全の一環として、当社が1990年から実施しているもので、降雨時の雨水の流入による斜面の崩壊を防止するとともに、お客様に楽しんでいただくことを目的に、井の頭線を中心に植栽による緑化を進めています。季節ごとに咲きそろう草花は、お客様や沿線の皆様の目を楽しませています。


毎年6月、利用者の目や心を和ませてくれる井の頭線の紫陽花−。現場の方々の苦労に敬意を表します。
来年は、明大前以西の紫陽花に挑戦します。

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この記事はふだんのニュース情報記事とは異なり、自分が納得するまで挑戦したため、完成までにおよそ1ヶ月をかけての撮影、制作となりました。

さて京王沿線はこの紫陽花のほか、多摩川の河川敷、高尾山の紅葉、めじろ台−狭間間のススキ、そして井の頭沿線の満開の桜などなど、景勝には事欠きません。雪が降れば、高尾線ではまるで別世界を走るような京王電車を捉えることも出来ます。
日常的なとどめは、冬の富士山を背景に走る京王電車でしょうか。

今後も機会を見つけて“携帯写真館”に挑戦していこうと考えています。 
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2009年12月21日

No85 6000系点描(7) 青空の下6000系 身を清める

85-1 6417の清掃作業 高幡不動 21.12.21.jpg
  ▽ 今朝の高幡不動 留置線のひとコマ            21.12.21 ▽

今日は寒かったですね。
東京地方の最高気温はなんと9度。真冬の1月下旬の寒さだったと、テレビのニュースが伝えていました。

そうした中、透き通った青空の下、高幡不動では6000系の6417Fが身を清められていました。

85-2 6417の清掃作業 高幡不動 21.12.21.jpg
  ▽ 64171Fの清掃作業         高幡不動 21.12.21 ▽

作業員は10名近くはいたでしょうか。
午前10時半すぎのことです。
全てのドアが開けられ、まさに人海戦術で清掃が行われていました。自動洗浄機だけでは細部の汚れは落ちなく、運転台前面のガラス部分などは、作業員が長いモップで拭き掃除を行うなど、微笑ましい姿も見られました。

85-3 6417の清掃作業 高幡不動 21.12.21.jpg

85-4 6417の清掃作業 高幡不動 21.12.21.jpg

青空の下、作業の様は上りホームから手に取るように見ることが出来、お陰で寒い中、特急、準特急と、2本もの優等列車を乗り過ごしてしまいました。
6000系のこうした姿が楽しめるのも、今のうちですからね。

通勤途上の、ラッキーなひと時でした。

  
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2009年12月19日

No84 6000系点描(6) 〜高幡不動駅にて〜

84-1 高幡不動と6414F.jpg
  ▽ ホーム越しの6000系           高幡不動 21.12.19 ▽
      アイボリーホワイトにコーポレットカラーが目を引く 

今日午後2時過ぎの高幡不動駅です。
動物公園線の1番ホームから、2番、3番、4、5番線ホームを望み、その向うに6000系6414がいます。

これまでであれば、何の変哲もない光景ですが、今は違います。
高幡不動駅のホーム看板があり、向うのホームのさらにその先、電留線に6000系電車が止まっている…。6000系の廃車が迫り、こんな光景もあと僅かです。

きょう午後の高幡不動は、6000系登場時の臙脂帯リバイバル塗装に甦った6416Fをはじめ、3本の6000系がホームから眺めることができ、京王ファンが盛んにカメラのシャッターを切る姿が見られました。
 
動物公園線の6022Fを撮りに行った際のひとコマでした。

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2009年12月18日

No83 アーカイブス(2)連休写真館〜携帯の世界〜

アーカイブスの第2回目は、今年5月の連休を利用して京王線、井の頭線を携帯電話のカメラ機能で撮影した“京王電車 携帯写真館”をお届けします。

通常、携帯電話のカメラ機能で電車を撮影すると、シャッターを押してからオートフォーカスのピントが合うまでの間に電車が走りすぎてしまい、電車の先頭部分がフレームアウトしてしまいますが、マニュアルフォーカスで予めピントの合う位置を決めておき、そこに先頭車が来た瞬間にシャッターを切るという方式で、撮影に挑戦したものです。

こうするとなんと、準特急の車内から、対向列車を見事に捉えることが出来たのです。その成果は…。


 ○平成21年5月2日掲載
   No9「京王電車 連休写真館 〜携帯の世界〜」


連休の前半、携帯電話のカメラ機能で撮影した京王電車の中から、いくつかをご覧いただければと思います。機種はシャープ製のSH-906iTVです。画素数は320万画素です。

No9-1 車内から8000系.JPG
 ▽京王線北野-高幡不動間  運転台の直後から撮影▽

一見迫力満点ですが、実はフォーカスがAF、つまりオートフォーカスの為、携帯カメラがピントを合わせている間に電車の先頭がフレームアウトしてしまう現象です。前回のブログにも書きましたが、高速で走る電車をピタリと捉えることは並大抵ではありません。
でも迫力が効いて、それなりに、“作品”になってるようにも思えますよね。


No9-2 車内から800系2.JPG
 ▽準特急車内から“激写” マニュアルフォーカスの成果 
                                                     北野-高幡不動間▽

先頭車両のフレームアウトを避ける方法に、「マニュアルフォーカス」、つまり手動ピント合わせの方法があります。私の携帯の場合、「写真を撮る」の中に「AFモード」があり、その中に「標準」、「接写」、「マニュアルフォーカス」があります。その中から「マニュアルフォーカス」を選びます。レンズは広角いっぱいにしておき、ピントは事前に全景に合うようにしておきます。準備はたったこれだけ!です。
そして撮った写真がこれです。双方とも時速80キロ以上で走行しています。正式のカメラと違い連続撮影は出来ませんので、シャッターチャンスは一度きりです。携帯でこれだけの写真が撮れてしまうのです。私の腕前はともかく、全く驚きです。


No9-3神泉トンネル付近.JPG
▽井の頭線神泉駅 渋谷方のトンネルから飛び出してきた1000系▽

神泉駅の、上りホームの端から撮影しました。
トンネルからパッと電車が飛び出してくる為、シャッターチャンスのタイミングが難しいところです。大都会のターミナルから僅か一駅の間にあるトンネルです。大変珍しい光景だと思います。


No9-5 新緑の井の頭線.JPG
▽井の頭線上り電車から 右は運転士さんの頭の部分です
                 下北沢-渋谷間▽

井の頭線は、桜や新緑の季節が素晴らしいですね。
そこで、新緑の感じをどこまで表せるかに挑戦してみました。新緑に輝くポイントにちょうど対向電車が走ってくるタイミングでシャッターを押すのは、けっこう至難の業でした。
20枚位は撮りましたでしょうか。そのたびに撮影のシャッター音が車内に響き渡り、私はちょっとばかり恥ずかしい思いをしました。電車は3000系なので、画面の左側がワイドになっています。


No9-6 新緑の井の頭2.JPG
▽吉祥寺に向かう下り電車から  永福町-吉祥寺間▽

対向電車を入れ込まなければ、このようにいつでも撮れますよね。
桜の季節を逃してしまいましたので、今度は紫陽花の季節をねらいます。電車は1000系です。上の写真と比べると、貫通扉が邪魔をしていることがよくわかります。


No9-4 運転台後方流し撮り.JPG
 ▽“快速する京王電車” 運転は女性運転士   京王線下高井戸▽

女性の運転士さんを撮影したひとコマです。上の写真と帽子の形が異なることに注目して下さい。「ウランちゃん」のようですね。(これが解る人はかなりの手塚治虫、または鉄腕アトムファンです)。いずれにしても、男の職場に変化が起きつつありますね。
さて写真ですが、携帯カメラの弱点が、かえってプロの流し撮りのような雰囲気を醸し出しています。偶然ですが、流れる線路、対向電車のライトが効いています。


No9-8 井の頭3000系急行2.JPG

▽3775号車の端正な顔立ち                   
         渋谷駅にて▽


最後は井の頭線の3000系です。

2日は3000系が2本、急行運用に入っており、ラッキーでした。
この写真は、前面下のステンレスの質感がよく出ていると思いますが、いかがですか。



No9-7 井の頭3000系急行.JPG


▽午後の光に包まれる3728号車                 
        明大前駅にて▽

 
上品で優しいマスクが、井の頭線の魅力として定着していますね。
しかし、この姿もあとわずかです。

連休を利用して撮影した“京王電車 携帯写真館”、いかがでしたか。
次回をお楽しみに。


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実際に携帯電話のカメラ機能で、ここまで撮れるものとは、思ってもみませんでした。
マニュアルフォーカスの威力ですが、一方で暗い所ではシャッタースピードが遅くなるため背景が流れてしまうという欠点がありますが、それが逆に独特の雰囲気を醸し出しているのが、下高井戸駅を通過中の写真です。
このように最近の携帯電話のカメラ機能はなかなかのもので、その後も当ブログの写真は全て携帯で撮影しています。

この“京王電車 携帯写真館”は、その後“井の頭線 紫陽花写真館”へと進展していきます。

posted by 特急高尾号 at 00:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 写真館 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月16日

No82 アーカイブス(1) 車内アナウンス

当ブログ、「京王線 井の頭線 応援歌」は、今年4月にスタートしました。12月に入り、早くも開始から9ヶ月が経過しました。
この間、京王に関する記事や情報、思いを書き続け、累計で80本に達しました。

そこで新しい読者の皆様にも、これまでの記事の中からいくつかをお読みいただければと思い、私なりに選んだアーカイブスにお付き合いいただければと考えています。
いわば、テレビで年末に放送される“ニュースハイライト”のようなものです。
再掲載に当たっては、記事掲載後の新たな動きや、その後の私の所感などを追加していくこととします。


 ○平成21年4月14日掲載
   No3「もう少し聞きやすくなりますか 車内放送」

21.4 井の頭1000系車内.JPG

京王線の車内放送は、やや定型的ですが、過不足なく的確に情報を伝えており、好感が持てますね。ただ一つだけ残念なことは、聞きづらいアナウンスが皆無ではないということです。

私なりのイメージでは、≪かなり聞きづらい≫が10%、≪聞きづらい≫が10%程度、≪よく聞こえる≫が70%、≪かなり良く聞こえる≫が10%位の割合かと思っています。この数字からは、京王電車の車内放送はよく聞こえているかのように思えますが、私としては、≪かなり聞きづらい、聞きづらい≫の計20%のほうが気になるのです。

車掌さんが車掌室のドアを開けて、自分のアナウンスの聞こえ具合をチェックしている姿をよく見かけます。なのに、どうして聞きづらい状態になるのでしょうか。京王線や井の頭線に次々と新車が投入されていますが、低く不明瞭な声を自動的に聞きやすい状態にするなどの装置はなさそうです。聞きづらいアナウンスが、どのくらいお客様の、特に年配者や初めて京王電車に乗ったお客様にストレスを引き起こしているかについて、もう少し会社全体で関心を持つべきかもしれませんね。

全ての利用者は、聞き取り易い、分かり易い、明瞭なアナウンスを求めています。発声の仕方、マイクの使い方の指導はもとより、声の大小の個人差も自動で適正音量に補正するシステムの開発など、様々な工夫に挑戦し、JR中央線に負けないような“聞きやすい車内放送100%”を目指してほしいと思います。
因みになぜか、最近増え続けている女性の車掌さんのアナウンスは、全てが聞きやすいですね。皆さんはどう思いますか。

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いかがでしたか。
当時私は、京王線の車内アナウンスに対して、≪かなり聞きづらい≫が10%、≪聞きづらい≫が10%程度、≪よく聞こえる≫が70%、≪かなり良く聞こえる≫が10%位の割合かと思っていますと記しましたが、最近では、≪かなり聞きづらい≫が5%、≪聞きづらい≫が5%程度、≪よく聞こえる≫が80%、≪かなり良く聞こえる≫が10%位に改善されつつあると感じています。

それにしても、女性車掌のアナウンスは100%聞き易いですね。聞きにくいという事例にあったためしがありません。ということは男性車掌の一部聞きにくいアナウンスも、間違いなく改善できる、ということです。

聞きにくいアナウンスの原因は、もともと声の小さいケース、あるいははっきりと発声していないケースなどのように思えます。

聞きにくいアナウンスも、放送の内容については問題がありません。
自動音声補正装置など、高級なシステムは必要なく、マイクと口の距離の見直しなど、日常レベルの、ふだんの創意工夫でかなり改善出来るレベルですので、より一層の改善を期待したいと思います。



posted by 特急高尾号 at 00:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 経営 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月14日

No81 6015Fに“雪だるまマーク”

81-1 年末年始安全運動のヘッドマークをつけた6015F 高幡不動 21.12.13.jpg ▽ “雪だるまマーク”を付けた6015F 高幡不動 21.12.13 ▽

“雪だるまマーク”の種明かしは、毎年12月10日から始まる恒例の「年末年始輸送安全総点検」です。これに連動した列車のヘッドマークが、なんと今年は6000系に取り付けられているのです。

81-2 6765号のヘッドの手作りヘッドマーク 21.12.13.jpg

下り方は可愛い“雪だるま”、上り方は“みかん”のデザインで、手作りの微笑ましいイラストが乗客の目を引いています。

6000系は、かつてはアイボリーホワイトのボディに特急「高尾」や「陣馬」のマークを誇らしげに掲げた時代が長く続きましたが、まさか引退間近になって、こんなに可愛いヘッドマークが取り付けられるとは…。

粋な計らいですが、今さながらに終焉が迫っている証左の光景でもありました。
でも、この分ですと、“さよなら6000系”とでも言うべきヘッドマークを付けた列車が走る事は間違いなさそうですね。


posted by 特急高尾号 at 06:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 車両 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月12日

No80   “山側 どうぞ”

新宿駅3番ホームの平日の夜間。
特急や準特急が到着し、降車がひと段落し、間もなく乗車側のドアが開く直前、駅の構内には次のようなアナウンスが流れます。

「山側、ドア、どうぞ−」。

80-1 新宿駅3番ホーム.jpg
   ▽ 新宿駅3番線ホーム 「山側、どうぞ」のアナウンスが… ▽

新宿駅の地下ホームで、山が見えるわけでもないのに、いったい「山側−」って何だろう?と思われるお客様もいらっしゃるかもしれません。


実は鉄道会社では、「山側」、海側」の呼び方を習慣的に使用しています。JRの東海道線でみますと、列車の太平洋側が「海側」、富士山などがある山の方向が「山側」となります。

京王線の新宿駅でみますと、下り方向に対して列車の左側が太平洋側の「海側」、右側が高尾山などがある「山側」となります。
そのためホーム係員は車掌に対して、降車が終わり乗車側のドアを開けて欲しいという指示を、
「山側、ドア、どうぞ」と業務放送しているのです。
勘のいいお客様はこのアナウンスを聞いて、“いよいよドアが開くぞ!”と自分に言い聞かせ、席の確保に突撃する体勢を整えます。


この言い方のルーツは国鉄にあると思いますが、いつ頃からどのようにして定着したのかは、手元の“鉄道辞典で”は不明でした。また京王でいつ頃から呼称しているのかは、昔のOBの方に聞かないと分からないかもしれませんね。
こうしたところにも、日本の鉄道の、長い歴史の雰囲気を垣間見ることが出来るので、ご紹介しました。

ちなみにJR東海道新幹線では、眺めのいい「海側」の方に3人席を配したということです。開業に際し、窮屈と思われる3人席に対し、心ばかりのサービスということでしょうか。

京王線では、「海側」、「山側」のどちらの眺めがいいでしょうか。
「山側」では、聖跡桜ヶ丘の多摩川の光景が優れていますし、冬場の午前、息を呑むほどの凛とした姿や夕陽に映える富士山の美しいシルエットは、京王線や高尾線では「海側」の絶景といえます。
さて、あなたの評価はいかがでしょうか…。

posted by 特急高尾号 at 22:15| Comment(0) | TrackBack(0) | アラカルト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月07日

No79  “車内保温”をきめ細かく

きょうは寒さが一段と厳しく、いよいよ冬本番だなぁ…と感じさせられた一日でした。
京王線が走る多摩地区は冬場に入ると特に寒さが厳しく、真冬の最低気温は、都心部と比較して平均2〜3度は低くなります。

毎年のことですが冬本番を迎えると、発車までの待ち時間の間、電車内の寒さが身にこたえますね。特に高尾線北野などの支線の接続駅、橋本や京王八王子、高幡不動などの折り返し始発駅、さらに府中などの優等列車の待避接続駅などでは、いつもお客様がじっと寒さをこらえる姿が日常的になります。

79-1 寒風の中で発車を待つ普通列車 北野 21.12.jpg
 ▽寒風の中、接続列車の到着を約7分待つ高尾線普通列車
  4ヶ所のドアは全開されている 北野 21.12.2 23:20ころ ▽

昔と違い、現在のダイヤは接続時間がかなり改善され、極端な長時間の停車はありませんが、それでも停車時間が3分から6分程度のものは数多くあり、中には10分程度ある例も僅かですが存在します。その間乗客は寒風吹き込む車内でブルブルと震えながら、列車の発車を待つことになります。

しかし京王では、冬の厳寒期には長い停車時間の列車で、1両に4ヶ所あるドアのうち3ヶ所を締めきり扱いとし、残り1つのドアのみを開けておくという特殊なドア扱いの運用を行っており、利用客サービスに努めています。
具体的には列車が駅に到着し、乗降が落ち着いた段階で各車両ごとに4ヶ所あるドアのうち3ヶ所をいったん締め切り扱いにするというものです。そして接続列車が到着すると再び全てのドアを開放します。こうすることにより、車内の保温は少しでも保たれ、乗客はしばしの間寒い思いから解放されます。
こうしたドアの特殊運用は、乗務区からの指示で行われるのか、車掌の個人的な判断でケースバイケースで行われるのかは定かではありませんが、寒がり屋の私は大いに歓迎するところです。

寒さはこれからが本番−。
乗降客の多い主要駅や混雑時間帯はなかなか運用が難しい面もありますが、夜間や早朝はもとより、日中でも閑散時間帯などはこうしたドアの特殊運用の対象とするなど、積極的に、かつきめ細かな取り組みをぜひとも願いたいものです。

信用・信頼、トップブランドのサービスは、乗務員一人ひとりのきめ細やかな配慮、気配りにこそ構築されるものだと、私は考えています。

posted by 特急高尾号 at 22:02| Comment(0) | TrackBack(0) | サービス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月02日

No78 特ダネ2本! 

9000系『特急』をゲット
78-1 9000系9037Fの「特急」 高幡不動21.12.2.JPG

 ▽ 9037Fの「特急」新宿行き
                                
高幡不動上りホーム 21.12.2 ▽

9000系10連の大幅増備で、9000系の「準特急」はこの秋からすっかり日常的な光景となっていますね。
きょうも日中、2運用が高尾線系統で姿を見せていました。
しかし9000系の「特急」はというと、特急列車の運用は通常8000系が担っていますので、9000系の「特急」はなかなか見ることが出来ません。

ところがどうでしょう。
きょう午後、高幡不動駅でなんと9000系の「特急」に遭遇しました。高幡不動14:02発の上り新宿行き特急0028列車でした。八王子方から進入してくる9000系の顔に赤色を見つけた時、いささか興奮してしまいました。

実は、9000系の「特急」を実際に目にしたのは、初めてです。
アイボリーホワイトの瀟洒な顔に、赤帯、白文字の「特急」表示は、なかなか新鮮でした。
私にとっては、かなり早いのですが、クリスマスプレゼントをいただいたような気分でした。

6000系 新旧いでたちの競演
78-2 リバイバル塗装6016Fと6015Fの並び 高幡不動21.12.2.JPG
 ▽ 6000系 新旧カラーの競演 6416F(左) 6015F(右)
                           高幡不動 21.12.2 ▽

きょうはもう一つ、京王帝都電鉄時代の燕尾(えんび)帯を巻いた6000系のリバイバル塗装車6416Fと、アイボリーホワイトにKEIOコーポレットカラーを巻いた現在の6000系塗装車6015Fの両者が、なんと高幡不動構内で肩を並べ、その姿を競演する光景が見られました。

6000系は終焉まじか、8連はすでに2編成を残すのみとなっている希少な状況で、これまた予期せぬ貴重な光景と出会い、私は思わず携帯(カメラ)を握り締め、ホーム先端まで駆けてしまいました。
本日2件目の、クリスマスプレゼントの、貴重な“お宝映像”となりました。

2枚の写真はわずか5分たらずの成果ですが、私にとっては興奮の余韻が長く残る一日でした。

posted by 特急高尾号 at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 車両 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする