2010年06月29日

No157 “お説教区間” 池ノ上−駒場東大前

先日、井の頭線に乗っている時、ふと30年前に西永福に住んでいた鉄道カメラマンの友人から聞いた話しを思い出しました。
友人曰く、「井の頭線の池の上−駒場東大前は説教区間なんだ。あれはだめ、これはダメ。こうしろ、ああしろとうるさいこと、うるさいこと…」と、若気の至りでまくし立てていました。

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   ▽ “お説教”を終え、駒場東大前に進入する1027F  22.6 ▽

そうなのかと後日、乗車の度に耳を澄ませていると、なるほど上り列車では半数くらい、下り列車では時々ですが、「足を組まないでください」「携帯電話の通話はご遠慮ください」「ヘッドホンの音量は周りの方の迷惑にならない音量で…」「お客様同士のトラブルが多発しています…」等々、わずか1キロあまりの短い区間ですが、各停の車掌氏はまるで神業のように、池ノ上発車から駒場東大前到着の直前まで、車内マナー啓発、友人曰くの“お説教放送”をまくし立てます。
30年前と変わっていないんだぁ…と思いつつ、つい笑いがこみ上げてしまいました。

あっ、そうそう。ひとつだけ変わったことがあります。
何だかお分かりになりますか。
“お説教放送”の主に、女性が加わったことです。
艶のある声で“お説教”されれば、「はい、はい…」と気持ちが素直になってしまうのは、当方が年をとったことと、男性だからでしょうか。

5月から始まった車内の自動放送には“お説教”が入っていませんので、“お説教”は肉声でというのが、どうやら京王の方針のようですね。


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2010年06月24日

No156 “井の頭な紫陽花” ケータイ写真塾

156-1東松原 21.6.21 .jpg
 ▽ 桃色の天使と“井の頭な紫陽花”       東松原 ▽

156-2 東松原−明大前 21.6.6.jpg
  ▽ 車窓を彩る紫陽花ライン      東松原−明大前 ▽

この時期、井の頭線の車内からは、色とりどりの紫陽花を楽しむことが出来ますね。
目と心を和ませてくれ、電車に乗っているだけで、ちょっぴり至福の感じすらします。
井の頭線の紫陽花の名所、東松原駅では、ライトアップも行われています。

そこで今回は、昨年5〜6月に撮影した井の頭線の紫陽花の世界をたっぷりとお楽しみいただければと思います。

写真はすべて携帯電話(シャープ SH906iTV 320万画素)で撮影したものです。マニュアル撮影、接写機能に挑戦したものです。
手前味噌になってしまいますが、“携帯でここまで出来るのか”と、我ながら関心したことでした。

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【2010年6月26日アップ】
 No32 「井の頭な紫陽花」を加筆、再構成。写真も追加して再掲しました。

テスト1027テスト.JPG

 ▽ 明大前上り方京王線ガード下の「富士見歩道橋」から撮影 21.6 ▽

このポジションは、ほど良い高さからの俯瞰ショットが撮れる絶好の場所です。
オレンジ・ベージュの1027Fの存在感は抜群。色鮮やかな紫陽花にも埋もれることもなく、下北沢方面から颯爽と初夏の風を巻き上げて姿を現しました。
 
30-2新代田駅ホームで輝く紫陽花.JPG
  ▽新代田駅 上りホーム先端にて
    淡い花のピンクと車体のピンクの競演 接写モードで撮影です 
                                    21.5.31 ▽

30-3霧雨に映える新代田駅の紫陽花.JPG

   ▽新代田駅上りホーム  
       霧雨に映える紫陽花と1000系 21.5.31 午後2時すぎ▽ 

新代田駅は、ホームにも紫陽花の根植えがあるうれしい駅です。
淡くぼけている感じは、携帯電話カメラのレンズ部分にわざと息を吹きかけ、フィルター効果を自作した成果です。

30-4新代田-下北沢.JPG
     ▽新代田−下北沢間  世田谷の小道の踏み切りで…
     梅雨の夕暮れ、3000系のラインカラーを紫陽花が見つめます
                               21.5.31 午後3時▽

3000系と紫陽花はこの年が見納めと思っていましたが、なんと今年も3028、3029Fとの対面が実現しています。

30-5新代田-下北沢間走行.JPG
  ▽梅雨の激しい雨の中、下り列車がライトを輝かせて…
      紫陽花の向こうは若者の街、下北沢 21.5.31 午後3時半▽   

携帯カメラのシャッタースピードは遅く、絞込みも甘いため、降雨の中で撮影すると、難なくこのような雰囲気のある写真がものに出来ます。梅雨空の中を走る井の頭線の雰囲気をよく伝えています。


30-6東松原駅の紫陽花 車中から.JPG
     ▽井の頭線一の名所 東松原駅の紫陽花
               1000系車内から  21.6.16  午前9時半 ▽

これは朝の通勤電車内から。
全景を入れず、車内から見た一部分だけの世界、そして窓枠フレームがいかにも車内から…の雰囲気を伝えています。外の紫陽花に露出が合い、車内窓枠が黒く映っているところも、この写真の特色です。

30-7ライトアップされた東松原駅.JPG

  ▽ライトアップされた東松原駅 井の頭線利用者にはすっかり定着
       1000系急行が闇間から突然現れる 21.6.9 午後8時半▽

手持ちの夜間撮影です。
電車の前照灯が明るすぎて絞りきれず、火の玉のように映っています。そうした中でも、紫陽花がしっかりと息づいているところがこの世界を盛り上げています。
こうした幻想的な雰囲気は、高価なデジカメより、性能の低いケータイ電話カメラの方が面白い写真が撮れます。

30-8明大前−新代田.JPG
▽両脇を紫陽花に囲まれ、
  新代田駅に進入する1000系▽

 この時期、井の頭線は幸せに包まれます
新代田付近は、いろいろな画角で撮影を楽しめます
                21.5.30  午後5時


30-9新代田駅へ進入.JPG
  ▽新代田への道 上り急行の車中から    
     乗客の目は紫陽花に釘付けとなります 21.6.9  午後3時半 ▽


30-12紫陽花アップ.JPG
  ▽“井の頭な紫陽花” 
      沿線の紫陽花が、利用者の気持ちを和ませます
                                     東松原付近 21.6.21 午後4時▽                              

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  ▽井の頭線、至福の空間  手入れの方々のご苦労の結晶
                  明大前−東松原  21.6.21 午後5時▽

道路の柵の上にケータイ電話カメラを置き、マニュアル撮影です。シャッター速度が遅いので、このように紫陽花はしっかりと写り、電車は流れるように映ります。


井の頭線の紫陽花は、明大前〜下北沢間、西永福〜浜田山間、久我山〜三鷹台間などが主な見所ですが、今回は明大前〜下北沢間を中心にご紹介しました。

撮影はまず、撮影ポジションを探すことから始めました。毎日通勤で乗車している区間でも、実際に紫陽花と電車のベストポイントを探し出すことは、結構大変でした。

次いでお天気です。いわゆるカンカン照りでは風情がありませんので、あえて小雨の日を選ぶなど、撮影時の気候条件にはこだわりました。

そして最後は、携帯電話のカメラ機能での撮影という、ハード条件の苦労です。
携帯はシャープのSH906iTV、画素数は320万画素です。もちろんモータードライブの連写などは出来るはずがありませんし、シャッタースピードや絞りの調整も出来ません。ピントをマニュアルフォーカスモードにし、ホワイトバランスやシーン別撮影モードを適宜組み合わせて設定、あとは電車が来たら一発勝負の世界です。撮影したら画像を登録・保存しないと次の撮影は出来ません。自由度、柔軟性に著しく欠けているのが携帯電話カメラの特色です。

掲載の写真ですが、トリミングは1枚目の1027F以外は一切していませんし、もとより画像の加工、修正も一切していません。まさに私のこだわりの画角、色合い、シャッターチャンスの世界をご覧いただいています。紫陽花のアップは接写モードで撮影したものです。

156-3 新代田.JPG

    ▽ 新代田駅周辺の溢れんばかりの紫陽花  
         電車はまさに、紫陽花に包まれて走ります 21.5.30 ▽

毎年6月、利用者の目や心を和ませてくれる井の頭線の紫陽花−。管理している現場の方々の苦労に敬意を表します。
今回の作品が、これから撮影をとお考えの方々にとって、多少なりとも参考になれば望外の幸せです。

  <関連記事>「京王線連休写真館 〜携帯の世界〜」

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2010年06月19日

No155  “新顔” 登場

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      ▽ 車内に登場した「非常装置案内」 22.6 ▽

京王線、井の頭線の各車両で、今月中旬からご覧のような「非常装置のご案内」と表示された案内シールが、窓支柱のデコラ板部分に掲出され始めています。

具体的には、「非常通報装置」と「消火器」の所在をイラストで分かりやすく表示しているもので、緊急時に速やかに乗務員へ通報する誘導手立てとして、かなり有益と思われます。

最近、車内での乗客同士のトラブルが多いと、再三に渡り注意の車内放送があることを思うと、こうした周知が必要な時代ということでしょうか。
初めて見た時、明るい京王電車の車内では、やや違和感的な印象を持ちましたが、皆様はどのような印象を持たれたでしょうか。

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2010年06月14日

No154  “高尾山岳鉄道”!?

154-1 初夏の高尾線 8713F めじろ台 22.6.12.jpg
  ▽ 高尾線 めじろ台−狭間             22.6.12 ▽

梅雨入り前の高尾線です。

井の頭線の紫陽花とは異なり、こちらはまるで“山岳鉄道”のように、緑がいっぱいです。
特に京王片倉−狭間間は切り通しが多く、車窓は緑一色のグリーンベルト、緑の世界が続きます。

その大半は雑草ですが、めじろ台−狭間間はススキが多く、秋にはススキ街道となることでも知られています。

この区間、JR中央線の東中野や市ヶ谷付近のように、一面菜の花畑にしたら見事ですね。高尾に向かう名所になること、うけあいです。
あるいはコスモスなども、多摩地区のイメージとして素敵ですね。

せっかくのスペースですから、井の頭線の紫陽花に続いて、「高尾線 花の名所」として育んでみてはいかがでしょうか。
そうした形も“新しいサービス”として、利用者からも、沿線住民からも歓迎されると思います。

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2010年06月12日

No153 夕暮れに憩う6000系

153-1 夕暮れの中の6412+6017F 高幡不動 22.5.2.jpg
  ▽ 夕暮れの高幡不動  6412+6017Fほか   22.5  ▽

ありし日の、夕暮れの高幡不動駅構内です。
6000系6412+6017Fの10両編成が、夕日の中、重い鉄製の身体を休めています。

特急停車駅の高幡不動は、加えて動物公園線、車両基地への入れ替えも頻繁にあり、いつも賑やかですが、その間隙を縫うように、僅かですが時折り静寂の時間が訪れます。

一瞬の夕暮れの凛とした音も無い世界で、鉄の塊の6000系だけが、まるで息をしているような光景です。
尾燈の灯が生きている証のように見えます。何とも言い難い光景でした。

6000系は今年度一杯の生命。
身体を休めている6000系を見ながら、残りいくばくの期間、アイボリーの躯体を精一杯輝かせて欲しいと願ったことでした。


要するに夕暮れの静寂の中で、6000系の息遣いを感じたのでしょ。だったら素直にそう書けば…、と家族が横でつぶやいています(笑い)。

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2010年06月09日

No152 「行先表示装置」を増やして下さい…

152-1 井の頭線明大前 上りホーム.jpg
  ▽ 井の頭線明大前 上りホームの行先案内表示装置 ▽

井の頭線、明大前駅の上りホームです。
行先案内表示装置はホームに一ヶ所、渋谷よりに設置されています。渋谷よりの階段を降りてホームに入ると、行先表示装置が正面に見えます。

152-2 井の頭線明大前.JPG

ところが、上の写真、左側にあるエスカレーターで京王線から井の頭線上りホームに下りてくると…、ホーム永福町寄りには行先案内表示はありません。

152-3 井の頭線 明大前.jpg

そこで渋谷方面に振り返ると、行先案内表示は見えることは見えるのですが…、
ご覧のように左半分はホーム構造物に隠れ、行先の「渋谷」だけしか見ることが出来ません。
肝心の発車時間、それに急行か各停かの列車種別は分かりません。

そのため乗客の一部が、身体をホーム黄線から線路側にはみ出しながら、次の列車は急行か各停かを確認する光景をよく見かけます。
何を隠そう、かく言う私自身がそうです。ただし、バランスを崩すとホームに落ちる可能性もあり、少々危険です。

京王線上り列車から井の頭線に乗り換える乗客の半数はこのエスカレーターを利用して井の頭線ホームにたどり着きます。皆の思いはただ一つ、どうしてエスカレーターで降りる上りホーム永福町寄りには行先案内表示装置がないのだろう…という事です。

153-4 井の頭線明大前.JPG
  ▽ 永福町方向には、行先案内表示装置は設置されていない ▽

先般公表された京王の「2010年度の鉄道事業の取り組み」では、「行先案内表示装置の全駅設置完了」と記されています。
しかしこの明大前駅のように、多くの乗客が装置の増設を切望しているケース、また神泉駅下りホームのように、ホーム監視カメラが発車時間を隠しているケースなど、改善が必要なケースも見られます。
また駅構内の自動案内放送も、主要駅では列車種別、行先を放送していますが、それ以外の駅では、単に「上り電車がまいります」だけの内容で、少なからず親切な放送とは言い難い内容となっています。

今年度、行先案内表示装置の設置が完了ということですが、設置位置や増設の必要性、構内アナウンスの高度化などについて、利用者の目線に立った総点検を願うものです。
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2010年06月05日

No151 “ほのぼの京王電車”

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ご覧のイラストは、京王線の5000系と井の頭線の3000系です。
なんとも微笑ましく、ほのぼのとした感じが伝わってきます。

左右の人は、真心込めて電車を整備してきた技術職員、転じて乗務員や京王社員のイメージと捉えれば良さそうです。
優しい眼差しが印象的です。

京王の電車が、引退後も廃車することなく全国各地、一畑電車や伊予鉄道等で活躍し、資源の有効活用に一役買っていることを伝えるポスターのひとコマです。
全体像は、駅ホームの「京王企業PRボード」でご覧になれます。

京王の省エネを謳うポスターのイラストとして、度々電車(車両)が紹介されていますが、今回のものは特にほのぼのと、好印象に仕上がっています。

このほか、旧5000系で一畑電車の2100系、旧3000系で伊予鉄でも3000系と呼称されている彼女たちの姿も、優しく描かれています。



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2010年06月01日

No150 夢物語と化した“9000系2両編成車”の登場

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   ▽ 経営計画を報じる「京王ニュース」22年6月号 ▽

昨日1日、「京王ニュース」の6月号が各駅や新聞折り込みで配布されました。
例年「京王ニュース」6月号は、5月の連休明けにホームページで公表された経営計画をあらためて一般乗客向けに特集記事として紹介するため、その内容について特に注視していました。

それと言うのも、先のホームページで公表された「京王グループ中期5ヵ年経営計画(2010〜2014年度)や2010年度経営計画重点施策では、駅舎の改良やホーム行先案内装置の全駅設置完成などの記載はありますが、こと車両関係については新造計画が全く触れられていないどころか、新造計画は2009年度で終了とあり、僅かに2010年度重点施策で7000系18両のVVVF化整備が記されているだけでした。
つまり、向こう5ヵ年は、車両の新造計画は無いとも読める内容でした。

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  ▽ 「京王ニュース」22年6月号の特集記事内容 ▽

そこで再度、6月号の「京王ニュース」の特集記事の内容に注視したのですが、残念ながら今回も、新車投入の文字は一切見当たりませんでした。新車投入があれば、必ず広報されますので、記述が無いということは、6000系の廃車が進んでも、9000系の増備は無いということです。

先に6000系は2010年度に全廃とホームページで公表していますので、現在残っている6022F、6411F、6412F、6416F、6417F、6017Fの合計20両の廃車が出ても、現行車両でやりくりするということでしょうか。
昨年2009年度の経営計画を詳しく説明した昨年6月号の「京王ニュース」では、6000系廃車による代替新造は2009年度で終了とありますので、まだ6000系は20両も残っているものの、新造はないということのようです。
純粋増備の形で、9000系2両編成の新造を期待していたのですが、ちょっぴり残念ですね。

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  ▽ 2010年度の重点施策をアピールする車内広告
      新造車両についての記述は見当たりません ▽

今後は、動物園線や競馬場線、朝の10連増結用運用など、現在6000系で賄われている運用をどのような形で展開していくのか。7000系をきめ細かく充当していくことだと思いますが、成り行きを注目したいと思います。
また新造車両の投資が無い分、代わりに8000系6+4編成の中間クハのサハ化による固定10両編成化など、車両の体質改善が行われると、趣味的には面白い展開になるのですが…。
いずれにしても車両の動向には、今後も少なからず関心を持たざるを得ません。

「2010年度重点施策・業績予測」はホームページ上で見つけにくいため、以下にアドレスを記します。

http://www.keio.co.jp/company/stockholder/results_
briefing/pdf/2009_briefing_03.pdf


posted by 特急高尾号 at 01:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 経営 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする