2010年11月30日

No199 6412Fの動向

6000系6412Fの動向が気になります。というのも、7000系の新10両編成車7028Fが、きょう11月30日から運用を開始したためです。

199-1 6412F+9002F 北野.JPG
 ▽ 朝の通勤時、「準特急」として活躍を続ける6412+9002F
                                       北野 22.11.26 ▽

6412Fは、9000系8両編成車と組んで、平日朝の限定運用で10両編成の先頭に立ち、急行や準特急として新宿にも顔を出す最後の活躍中ですが、僚友が次々と廃車、休車状態になる中、その去就が注目されています。

199-2 6862の赤幕.JPG

199-3 6862の赤幕.JPG
 ▽ 赤幕「準特急」とアイボリーホワイトの組み合わせも見納めへ ▽

新10両編成7028Fの登場で朝の限定運用分が置き換えられるということであれば、近々予備車的存在、または廃車ということもありえます。

199-4 9702+6862.JPG
   ▽ 9002Fを従え新宿に向かう6412F      北野 22.11.26 ▽

ますます目が離せない6412Fです。
今週の動向を見つめたいと思います。
posted by 特急高尾号 at 23:31| Comment(2) | TrackBack(0) | 車両 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月28日

No198 “紅葉急行”走らず


前回お伝えした高尾線の“紅葉急行”(高尾山口―北野間、土日・祝日運転)ですが、昨日27日、きょう28日とも、残念ながら運転されませんでした。
運転は高尾山口への利用客が3万人以上になることが判断のようですが、両日とも多摩地区は秋晴れになったものの、昨日は気温が低く肌寒く、きょうはピークも終えたという登山客の判断でしょうか、高尾山への客足が遠のいたのだと思います。

“紅葉急行”の運転予定は28日までということでしたから、今年の運転は21日の1回のみで終了ということになります。
上りの急行「北野」行きの写真を撮影された方は、チョーラッキーでしたね。
私は昨日、きょうと高尾山を背景に快走する撮影ポイントで構えていたのですが、残念ながら空振りに終わってしまいました。また来年です。

ところで“紅葉急行”運転の背景には、高尾山が“ミシュランガイドブック”に掲載され登山者が激増し、特に下山者が高尾山口駅で集中、ホームが溢れかえり危険な状態になることへの回避課題があったと思われます。
高尾山口駅ホームの利用者を少しでも早く高尾でJR中央線へ、北野接続で新宿方面と京王八王子へ誘導するための緊急措置ということです。新宿方面への準特急は、高尾山口発、京王八王子発とも増発はありませんので、新宿方面に向かう“紅葉急行”のお客様は、途中、北野、高幡不動で準特急に乗り換えがあり決して便利ではありませんが、京王としては高尾山口駅での事故リスク回避の目的が達成されます。
将来あまりにも登山客が増えた場合、“紅葉急行”が新宿に直通する方法もありますが、その場合は同時期に運転されている“競馬急行”とダイヤがバッティングしますね。
東京都は高尾山の観光客のさらなる誘致施策を推進中ですし、このあたりの今後の展開は見ものです。

198-2 めじろ台―狭間 9000系22.11.27.jpg 
  ▽ 紅葉の高尾山を背景に快走する上り9000系
        高尾線狭間―めじろ台 22.11.27 ▽

ともあれ今回は“紅葉急行”の撮影が出来ませんでしたので、27日に撮影した高尾山をバックに快走する高尾線列車の雰囲気をご覧いただきます。

高尾山口駅の混雑回避から一歩進んで、新宿―高尾山口を走る準特急“高尾もみじ”号の新設など、かつての特急「高尾」、「陣馬」に代わる新しい行楽列車、サービスが登場すると楽しいですね。
posted by 特急高尾号 at 13:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 車両 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月25日

No197 高尾線“紅葉急行”走る

高尾山の紅葉狩りの観光客で大賑わいの高尾線で、11月21日日曜日、北野発高尾山口行き、高尾山口発北野行きの臨時区間急行電車が運転されました。

事前に駅や車内での広報はありませんでしたので、まさに“寝耳に水”の出来事でした。

たまたま私の家族が乗り合わせて私も知ったのですが、思わず『そんなはずはない。勘違いだ』と、家族に言ったことでした。

 

さて実際はどのような事であったかと言いますと、紅葉シーズンの高尾線の混雑を緩和するため、20日から28日までの土曜、日曜、祝日に、高尾山への観光客が3万人を超えた場合、急きょ高尾山口―北野間で臨時の区間急行を運転すると言うものでした。
3万人超えは当日午前に判断するというもので、その場合臨時急行は
北野発が13:4517:26分、高尾山口発が14:0417:44分の間、上下線とも約20分間隔で運転されます。21日は8000系10両編成が2編成充当されたということです。


この臨時急行、いわば“紅葉急行”とでも言えますが、運転するかどうかは天気と人出次第。当日、しかも運転開始直前の判断となるため、各駅の時刻表等での広報は行わないということです。
 

21日は運転、23日は運転されませんでした。この後“紅葉急行”の運転対象日は27日、28日の2日間のみです。

両日とも好天に恵まれ、再び臨時列車が運転されることを願っています。

 

この時期、京都の観光地を抱える阪急電鉄は、梅田−京都・河原町間の大半の定期特急は「もみじ」の大型ヘッドマークを取り付けて走っていますが、来年は京王でも、新宿から“高尾もみじがり”のヘッドマークを掲出した準特急が運転されると楽しいですね。
明るい話題に期待したいところです。


posted by 特急高尾号 at 00:03| Comment(2) | TrackBack(0) | ダイヤ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月23日

No196 2010「安全・社会・環境報告書」

2010年度の京王CSR(企業の社会的責任)レポート『安全・社会・環境報告書』が、各駅で配布されています。

196-1 2010安全報告.jpg

昨年同様、トップメッセージに始まり、ATC化を始めとする数々の具体的な安全施策、次いで輸送の実態と事故等の発生状況と再発防止策、社会との接続としてバリアフリーやユニバーサルベンチの導入、駅舎の改良状況等の紹介、さらに環境施策として省エネルギー化の取り組みや地域活動などがコンパクトにまとめられています。
これ一冊を読めば、経営状況を除く京王の鉄道施策の全貌が、比較的容易に理解出切るという、大変便利な冊子です。

さて昨年から今年にかけて、京王では多くのトラブル、事故が発生しました。
こうした点については、以下のように記述されています。
 

[ゼロからの再出発]

196-2 2010 安全報告.jpg

2010
年度は、6月、7月、8月に、中河原駅での大幅な過走による“遮断かん未降下の踏切での列車通過事故”を始め、トラブルが続きました。

また2009年度も千歳烏山駅などでの同様事故、及び高幡不動駅構内での出庫列車の脱線など、この2年間は京王の責任事故が相次いでいます。

これらの事象については、マスコミに報道されたものについては概況や原因、対策が(当然ですが)、報告されています。

 

そして相次ぐ事故で関東運輸局からの警告を受け、2010年度の安全目標を「責任事故ゼロ」から、「ゼロからの再出発」に改めて設定し直し、今年10月には「安全推進部」を新設するなど、全社を挙げて安全確保に努めると報告しています。

 

再発防止、無事故に徹してもらうことが利用客としての唯一無二の願いですが、一連の事故は不可抗力ではなく、乗務員の基本動作の欠落が原因であったことを思えば、社長のトップメッセージの中で、経営としての責任と再発防止の決意を述べる必要があったのではないかと考えます。

 

なお今年2月に発生した高幡不動での出庫列車のポイント付近での脱線事故について、鉄道総合技術研究所の助言も踏まえた原因報告が記載されています。

        
posted by 特急高尾号 at 00:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 経営 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月18日

No195 登場1年 6416Fリバイバルカラー

昨年11月、若葉台車両基地の公開の際、6416Fがえんび帯の6000系リバイバルカラーで登場してファンを驚かせましたが、早いものであれから1年が経過しました。

195-1 リバイバルカラーの6416F 東府中.JPG
  ▽ リバイバルカラー6416F  東府中  21.11 ▽

リバイバルカラーの6416Fは、通常は競馬場線での専用運用となっていますが、登場直後は朝のラッシュ時、10連の優等列車の先頭で新宿に姿を見せたり、今年3月に多摩動物公園で行われたイベントでは、往年の特急「高尾」のヘッドマークをつけるなど、ファンの目を楽しませてくれました。

195-2 特急高尾のマークを付けた6416F.JPG
  ▽ 懐かしい「高尾」号HMをつけてのファンサービス
             多摩動物公園  22.3.21 ▽

195-3 6416+6866旧塗装車.JPG
  ▽ 競馬場線で働く6416Fリバイバルカラー車   
                 東府中 21.11 ▽

その後は平日の競馬場線の専用運用のみとなっており、しかも6417Fと運用を2分しているため、実際に営業運転に入るのは、週に2〜3日のみとなっています。

195-4 6416F高幡不動22.5.8.JPG
  ▽ 高幡不動で憩う6416F           22.5.8 ▽

6000系は今年度末までに廃車と公表されていますので、最大でもあと半年弱の命です。

6416Fは、このリバイバルカラーのお陰で、6000系ラスト・ランや保存車両となる可能性が大かもしれませんね。
いずれにしても、動く姿を撮ったり、乗って楽しむのも今のうちです。
posted by 特急高尾号 at 00:10| Comment(4) | TrackBack(0) | 車両 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月12日

No194 「京王だいすき スペシャルブック」


読書週間にちなんで−。
今回は昨年刊行された「京王だいすき スペシャルブック」です。
この本は、子ども向けのMOOK本ですが、大人が読んでも十二分に楽しめる、貴重な情報源が満載の楽しい本となっています。

昨年11月に一度ご紹介した記事ですが、一部加筆して再掲します。


72-1 京王だいすき 表紙.jpg

           ▽ 「京王だいすき スペシャルブック」の表紙 ▽

「京王だいすき スペシャルブック」は、ネコ・パブリッシングから雑誌「鉄道おもちゃ」の2009年12月増刊号として発売されました。
当時、電車内の吊り広告にも登場しましたので、ご記憶の方も多いと思います。

“まるごと一冊京王電鉄の本”の副題のとおり、表紙には「京王車両オールカタログ」、「女性車掌さんの一日ドキュメント」、「懐かし写真と密着リポート」、「History」、「Factory」、「Goods」などの写真や文字が並び、こども向け雑誌ならではの楽しい雰囲気に溢れています。

ところが、手にとって、びっくりです。
とてもこども向けに編集された内容とは思えない、大人やファンが読んでも十二分に楽しめる、記事や写真が満載なのです。

72-2 企画記事のいろいろ.jpg

なにしろ、表紙に記された内容とは別に、ページをめくると出てくるは出てくるは、以下のような内容が目白押しです。

▽「消えた八王子の路面電車〜京王八王子線(武蔵中央電気鉄道)〜」
▽「DAX 総合高速検測車密着リポート」
▽「京王研修センター探検」
▽「カラー写真でふり返るなつかしの車両」
▽「幻の代田連絡線」
▽「日本各地で活躍する京王の車両」
▽「安全と快適をまもる… 若葉台工場」
▽「京王線 懐かしの駅アルバム」
▽「消えた京王電車… 京王御陵線」
                 *掲載順

正直言って、私は驚きました。
特に「消えた八王子の路面電車〜京王八王子線(武蔵中央電気鉄道)」、「幻の代田連絡線」、「消えた京王電車… 京王御陵線」の記事は、最近の廃線ブームが企画の発想になっているのかもしれませんが、かつてこれらは完全に学究肌ファンの研究テーマでした。鉄道雑誌の老舗、「鉄道ビクトリアル」の記事に取り上げても申し分のないテーマなのです。「京王御陵線」の記事に出てくる昭和6年開業の御陵前駅の写真は、大変貴重なものだと思います。

こうした難解なテーマを丁寧に、かつ現地取材も含めて分かり易くリポートしており、簡潔ながら優れた作品となっています。(対象読者のこどもや児童が、こうしたテーマをどこまで理解できるのかな…とは思いますが。)

72-3 企画記事のいろいろ2.jpg
 ▽かつての「行先板」が京王研修センターで保存されている写真も
                            掲載されています▽

また「カラー写真でふり返るなつかしの車両」では、鉄道写真界では有名な三谷烈弌氏撮影の貴重なグリーン車の数々、「京王線 懐かしの駅アルバム」では萩原二郎氏の昭和30年〜40年代撮影の京王、井の頭線全駅の駅舎がたっぷりと楽しめます。
このほか一般の人は通常入れない京王研修センターの探検記事も楽しい内容です。

また46〜49ページの「京王電鉄の歴史」年表は、各形式の車両入線日や運転開始日、各駅・各線の開業・開通日、特急迎光号や相模原線特急の運転開始日など、徹底したファン向け内容となっており、京王ファンの字引としても十二分に活用出来ます。
一冊単独の特集編集、レイルマガジン編集部の参画、京王の全面的な協力など、“恵まれた環境”の中で産み出された情報満載のMOOKだと思います。

この「京王だいすき スペシャルブック」はちょうど1年前の発売ですから、いまではほとんど店頭で手にすることは出来ませんが、京王沿線の「啓文堂書店」で時折見かけることがあります。
楽しい本ですので注文され、ぜひ手にとってご覧になられることをお勧めします。
版元に確認したところ、まだ在庫はあるということでした。


 ○「鉄道おもちゃ」2009年12月増刊号 「京王だいすき スペシャルブック」
   発行:ネコ・パブリッシング   定価880円

posted by 特急高尾号 at 11:53| Comment(0) | TrackBack(0) | アラカルト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月06日

No193 車内自動放送から半年

今年5月から、京王線の一部編成で、車内放送の自動化がスタートしました。
それから半年−。車内放送の自動化は、乗客にどのように受け入れられているのでしょうか。

193-1 9000系車内 22.11.5.jpg
   ▽ 車内自動放送が行われている9000系        22.11.5 ▽

電車内の自動案内放送は今年の5月1日から、一部の7000系、9000系、合わせて16編成で始まりました。日本語に加え、JRのように英語放送も開始されました。

そして半年−。
多くの乗客は、列車によって自動放送があったりなかったり、また自動放送が日本語だけ、または日本語と英語の両方が放送されるなど、当初はかなり戸惑ったのではないでしょうか。
実際の乗車体験からすると、自動放送は平日の日中、及び土日を中心に行われており、そのため平日の朝夕ラッシュ時だけしか利用しない乗客にとっては、「ほとんど英語放送は聞いたことがない」というのが、実感だと思います。

事前の広報では、自動放送は段階的に拡大する旨の説明はありましたが、自動放送を行う時間や、放送内容が日本語のみ、または日本語と英語の併用など、さまざまなパターンで行うことが説明されなかったため、結果的に乗客に中途半端な印象を与えてしまっている−、というのが実情だと思います。

一方で、自動放送と合わせ、車掌による乗り換えや接続列車案内等の補完放送は的確に行われており、自動放送の導入と補完放送が相まって、車内放送はこれまで以上に分かりやすくなった点は評価されます。

現在の自動放送の運用は、ある程度車掌の裁量に任されているのでしょうか。放送時間や放送内容が必ずしも統一されていませんが、対象編成では始発から終電まで、365日、英語放送も含めた完全放送の実施というのが、お客様サービスとしては一番分かりやすいのではないでしょうか。

サービス開始1年となる23年度からは、終日放送など、より分かりやすい運用、サービスとなるよう、利用者の一人として大いに期待しています。


posted by 特急高尾号 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | サービス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする