2011年04月27日

No249 京王線 「防犯カメラ」2ヶ月


京王線車内の痴漢犯罪を防ぐ“防犯の目”、「車内防犯カメラ」が設置されてから、今月28日で2ヶ月が経過します。

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   ▽ 7000系車内に設置された防犯カメラ 7701   23.4.1 ▽      

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    ▽ 7701号 運転室背後の天井に設置のカメラ    23.4.1 ▽   

249-3 ポスター 23.3.5.jpg






















この防犯カメラは、2月28日から設置されました。

まず7000系の7701号に、そして3月下旬からは7705号にも設置され、現在は2編成に設置されています。

京王のホームページや当時のメディア報道によりますと、昨年の京王線の痴漢認知件数は86件でJR埼京線や中央線よりは少ないものの、私鉄では最悪の状況だということです。

京王では
警察から要請があり導入を決めた。最も痴漢が多い10両編成の6号車天井に4台設置し、常時録画する。捜査当局から要請があった場合だけ画像を提供する。
車内に録画をしていることを知らせるステッカーを掲示する
としています。

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 ▽ 7701号車に貼られた「防犯カメラ作動中」ステッカー ▽

私鉄では最も早く「女性専用車」を導入した京王ですが、今回のように痴漢対策とはっきりポスターで明示された「防犯カメラ」の設置は、本来であれば京王電車のイメージ、品位にはそぐわないですね。

一方で最悪との現実があるのですから、カメラの設置は止むを得ない判断だったと思われますが、一刻も早くそうした“汚名”は返上できるよう、沿線利用者の一人として願わずにはいられません。
posted by 特急高尾号 at 10:37| Comment(4) | TrackBack(0) | 車両 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月21日

No248 計画停電 節電「臨時ダイヤ」1ヵ月

東日本大震災に伴う東京電力の計画停電、及び節電要請に伴う京王の「臨時ダイヤ」が始まったのは先月の3月14日でした。

248-1 明大前 23.3.12.jpg
▽ 地震の翌日3月12日(土)は、通常の5割程度の運転でした
                  明大前 23.3.12 ▽

それから1ヵ月が経過し、ダイヤはほぼ通常時の状態に戻りましたが、駅や車内の節電、及び一部電車の運休、変則運転は現在も継続しています。
そこでこの1ヵ月を写真で振り返ってみたいと思います。

地震発生は3月11日の午後2時46分でした。
直後からJR、私鉄各社とも列車の運転は休止されました。とりわけJRは夕方に早々と当日の首都圏各線全ての運転取り止めを決定したため、各ターミナルは“帰宅難民”となった人々で大混乱となりました。
一方、くしくもこの日は、京王にとってはダイヤ改定の初日でした。

夕方から夜間に入り、ターミナルは行き場を失った人で溢れかえりましたが、そうした中で京王は、東京メトロ、都営地下鉄、西武鉄道に続き、午後10時20分に運転を再開、多摩地区へ帰宅する人々の唯一の足となり、公共輸送機関としての役割りを大きく果たしました。
この日は40分間隔で終夜運転も行っており、早期の運転再開と終夜に亘る運転確保へ向けた姿勢は、高く評価されてよいと思います。

翌12日は、土休日ダイヤの初日でしたが、京王線系統は快速と各停中心に通常の5割程度の運転、井の頭線は各停のみ、両線とも60キロの速度制限が付された中での運転となっていました。
13日は正常運転となりましたが、この後はいよいよ「計画停電」へと進むことになります。

248-2 神泉 23.3.15.jpg

電力不足を回避するための東京電力による計画停電は、東北の大地震発生から週が明けて3月14日の月曜日から開始されました。

当初は鉄道事業者に対しても計画停電を対象としたため、JR、私鉄各線はダイヤに大きな影響を受けました。

京王では沿線が計画停電時、調布以西の京王、高尾、動物園、競馬場、相模原の各線は完全運休になるという、大規模な臨時ダイヤとなりました。


写真は各駅に掲示されたものですが、「調布〜京王八王子・高尾山口・橋本間は完全運休」とあります。

結局14日は午前9時からと午後6時からの2回、調布以西を運休とする臨時ダイヤが実行されましたが、計画停電自体が午後7時に解除されたため、調布以西の運休は午後8時49分に解除されました。

15日も夕方から調布以西は運休の計画でしたが、結果的には運転されることになり、大規模運休の事態は免れました。

248-3 めじろ台23.3.18.jpg
   ▽ 「高尾線は終日20分間隔運転」と
       臨時ダイヤを伝える行先表示器 23.3.18 ▽

16日以降は計画停電の対象から鉄道事業者は外されたため、計画停電ではなく「節電による臨時ダイヤ」となり、
日中の京王八王子系統の準特急の運休、
高幡不動以西や高尾線の20分間隔運転、
井の頭線の日中時間帯の急行運転休止、
相模原線の日中時間帯各停のみの運転などが引き続き行われました。

248-4 渋谷駅 23.3.17.jpg
▽ 節電で駅構内の照明が半減された井の頭線渋谷駅 23.3.17 ▽

また車内の暖房や空調、各駅のエスカレーターは使用が停止され、車内照明も地下区間以外は日中は消灯、駅構内の照明も半減されました。
その後ダイヤの方は段階的に改善され、4月8以降は相模原線を除き、ほぼ通常運転に戻されました。

248-5 めじろ台 23.3.18.jpg
▽ 改札口近くで臨時ダイヤのお知らせに見入る利用客
  臨時ダイヤ開始後、しばらくこうした光景が続く23.3.18▽

248-6 めじろ台 23.3.18.jpg

 当初は計画停電の実施が流動的であったため、「時刻表」のフォーマットではなく、ホームページに掲載された臨時ダイヤの説明文を印刷し、掲示板に貼り付けるという簡便な情報提供でした。

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   ▽ 聖蹟桜ヶ丘駅の時刻表       23.3.26 ▽

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   ▽ めじろ台駅の時刻表       23.3.31 ▽

248-9 渋谷 23.3.30.jpg
    ▽ 渋谷駅の時刻表         23.3.30 ▽

248-10 新宿 23.3.26.jpg
   ▽ 新宿駅の時刻表            23.3.26
 「臨時ダイヤ」・「電力不足による…」と表記されています ▽

第2週に入ると、臨時ダイヤの時刻表が各駅で掲示されるようになりました。以後ダイヤの見直しごとに、見やすいものに改善されていきました。

248-11 新宿 23.3.26.jpg
     ▽ 新宿駅の行先案内表示        23.3.26 ▽

新宿駅の行先案内表示です。
八王子系統の準特急は運休となっており、17:00発の準特急の表示が無いことが分かります。
また相模原線系統の快速がふだんとは異なり、3番線から発車することが分かります。

248-12 新宿 23.3.26.jpg
 ▽ 3番線から快速の発車を表示する案内器  23.3.26 ▽

248-13 渋谷 23.3.22.jpg
     ▽ 井の頭線 急行「永福町」行き   渋谷 23.3.22 ▽

248-14 渋谷 23.3.22.jpg

井の頭線では、こんな列車も登場しました。
ふだんは行先としては存在しない、急行「永福町」行きです。

248-15   渋谷23.4.8.JPG
 ▽ 急行「永福町」行きを表示する渋谷駅の時刻表 23.4.5  ▽

井の頭線の「臨時ダイヤ」では日中の急行が運休されますが、運休時間帯に入る直前、入庫の列車が永福町まで急行で客扱いし、永福町から富士見ヶ丘までは回送となる手はずです。

248-16 めじろ台 23.4.5.jpg


高尾線では約1ヵ月弱に亘って終日5割程度の運転となりました。

平日、土休日ともに日中の上り列車は各停が運休となり、ご覧のようにダイヤ上=時刻表上では準特急のみの運転となりました。
写真はめじろ台駅の平日上り臨時時刻表です。

このため準特急が狭間、山田、京王片倉にも臨時停車するという方式が取られました。

この3駅の利用客は北野で準特急への乗り換えが不要となり、かえってふだんより便利になるという、逆転現象が見られました。

このほか本来は京王八王子行きの下り特急や準特急が、臨時ダイヤでは「高幡不動」行きに変更された事例も見受けられました。

248-17 渋谷 23.4.8.jpg
   ▽ 渋谷駅に貼り出された「臨時ダイヤ」の概念図 24.4.8 ▽

渋谷駅では、臨時ダイヤの運転計画を実際の路線図に落とし込んだ「概念図」が改札入り口や時刻表に貼り出されていました。柱に貼り出されているピンク色のものです。

248-18 渋谷 23.3.27.jpg

区間と運転間隔が具体的に図示されており、大変分かりやすいものでした。
早期の段階で全駅に掲示されていれば、利用客が臨時ダイヤの全貌を理解する上で大きな威力を発揮したものと思われます。
渋谷駅だけでの掲出でしたから、渋谷駅特製のものだったと思われます。

248-19 神泉 23.3.28.jpg
    ▽ 照明を消灯している神泉駅     23.3.28 ▽

各駅や電車内では節電のため、照明の半減や車内暖房、空調の取りやめが行われました。

橋上駅では日中でもご覧の通り、券売機を使うにももどかしいような暗さになる例も見受けられました。

248-19 府中 23.4.9.jpg
   ▽ 府中駅コンコース          23.4.9 ▽

ほぼ通常ダイヤに戻った4月8日以降も、照明等の節電は続けられています。
改札内コンコースが広いことが特徴の府中駅はご覧の通りです。

248-20 明大前 23.4.9.jpg
   ▽ 夜間の明大前駅ホーム       23.4.9 ▽

夜間、明大前駅下りホームの光景です。
駅名標はもとより構内照明も半減されています。
目の不自由な方や車椅子での利用の方など、社会的弱者の方の利用は細心の注意が必要な状況です。

248-22 北野 23.4.1.jpg
    ▽ 節電で停止されたエスカレーター  北野 23.4.1 ▽

節電は照明だけでなく、駅のエスカレーターにも及びました。
代替の階段がない場合は別ですが、大半のエスカレーターが停止されました。ただし車椅子利用などを考慮し、エレベーターは運用されています。

248-23 駒場東大前 23.4.11.jpg
  ▽ 待合室も節電      駒場東大前 23.4.11 ▽

待合室の空調も電源が切られました。
節電を始めた3月中旬は関東地方はまだ肌寒く、利用客はぶるぶると震えていました。

248-24 聖蹟桜ヶ丘 23.3.20.jpg
  ▽ 券売機も節電の対象    聖蹟桜ヶ丘 23.3.20 ▽

節電の対象はまだまだあります。
駅の自動券売機も聖域ではありません。

248-25 明大前 23.3.29.jpg
  ▽ シャッターを下ろした券売機コーナー
                明大前 23.3.29 ▽

明大前駅ではご覧のように、券売機半数分のシャッターが下ろされています。
パスモの普及によりそうでなくとも券売機の運用を減少しているようですから、このまま券売機台数の減少に弾みがかかりそうな勢いです。

248-26 7201号車内 23.4.2.jpg
  ▽ 車内灯を消した列車 7201  高幡不動 23.4.2 ▽

日中は室内灯を消しての営業です。
高幡不動など橋上駅での停車中は、ご覧のとおり車内は真っ暗になります。この状態で下り特急の接続のために長時間停車となり、さすがに辛いものがあります。

248-27 8264車内 23.4.1.jpg
 ▽ 車内の蛍光灯を取り外された状態 右側  
                8264号  23.4.1 ▽

極めつけは車内蛍光灯の一部撤去です。
当初は各車両ごとに上り方端で1本だけを節電のために撤去していましたが、次いで下り方端の撤去も加わり2本となり、現在はそれぞれ2本づつ、1車両で合計4本の蛍光灯が撤去されています。
まるで戦時中のような印象を持ったといったらオーバーに聞こえるかも知れませんが、物理的に蛍光灯が抜かれている光景は異様です。
この一部蛍光灯撤去の取り組みは京王だけではなく、都営車や東急などでも行われており、各社横並びのようです。

248-28 府中 4.16.jpg
  ▽ 多くの窓を開けた8000系    府中 23.4.16 ▽

車内空調の使用を停止しているため、気温の高い日はご覧のように、ふだんは開くことのない窓が一斉に開けられた光景を目にするようになりました。
こうした光景も、撮ろうとして撮れるものではありません。

しかしさすがに4月中旬からは、ラッシュ時にはことわりの放送を行った上で、ファンや冷房を使用するケースも見受けられています。

248-29 テレビ画面 23.3.31.jpg
▽ 節電による臨時ダイヤを放送するNHKテレビ 23.3.31 ▽

随分と長くなってしまいましたが、1ヵ月にも亘る臨時ダイヤでの運転や節電は初めてのことだと思われます。

節電ダイヤの内容や対応の是非については利用客の立場でいろいろな意見や感想があると思いますが、とりあえず極めて異例のこうした状況、光景を客観的に記録しておくことは意義が高いと思い、本稿をまとめました。

posted by 特急高尾号 at 01:20| Comment(0) | TrackBack(0) | ダイヤ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月13日

No247 井の頭線の春(2)

井の頭線の春、今回は池ノ上、駒場東大前付近です。

247-1 池ノ上 23.4.11.jpg

池ノ上駅ホームから上り渋谷方面を望んでいるところです。
満開の菜の花や桜の後方は、副都心渋谷です。

やってきたのは、昨年夏、ベージュからオレンジに衣替えした1006Fです。

桜色、菜の花の黄色、新緑、そしてレインボーカラーのオレンジ。
まさに春ならではの、色鮮やかな世界です。

247-2 池ノ上界隈 23.4.11.jpg

こちらは井の頭線で最も新しい1034Fです。

池ノ上は、ターミナル渋谷からわずか三つ目の距離。
こうした都心に近いところでも、独特の世界や雰囲気を感じさせてくれるところが、“郊外電車”の魅力ですね。

247-3 池ノ上 23.4.11.jpg

井の頭線は、七色のレインボーカラーの電車が走ります。
どのようなカラーの電車が来ても、花たちとのコラボレーションが楽しめます。

247-5 駒場東大前.jpg

池ノ上を発車した上り電車が駒場東大前駅に進入する直前、左右の桜トンネルが電車を包み込み、車内からも花吹雪を楽しむことが出来ます。
駒場東大前は、車内から桜が楽しめることでも、よく知られています。

247-4 駒場東大前 23.4.11.jpg

この時期、渋谷に向かう乗客は、桜の開花状況を車内から、毎日のように気に掛けます。
こうした楽しみ、心の癒しが得られるのも、井の頭線の大きな特色です。

沿線に花が溢れていること、車内や駅のホームからもその雰囲気が楽しめること、そして四季折々の草花が楽しめること―。井の頭線は人に優しく、素晴らしい路線です。

もう一つ加えるとしたら、井の頭沿線は、戦後東京の近郊の雰囲気をいまに残す、貴重な路線ともいえます。こちらの感覚は、若い人には少々無理かも知れませんが…。

来月から6月に入ると、今度は紫陽花の花が、井の頭線のレインボカラーたちを包む季節を迎えます。

                      写真は全て平成23年4月11日撮影

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2011年04月11日

No246 井の頭線の春

春本番―。
春の光りを浴び、菜の花や桜を背景に、気持ち良さそうに走る井の頭線電車をご紹介します。

今回は東松原から下北沢間をご覧いただきます。

246-1 菜の花を背景に 新代田―東松原 23.4.11.jpg

上り電車が東松原を発車、新代田に向かっています。
まもなく進行方向左側に、今が盛りの「菜の花」が迎えてくれます。

246-2 東松原―新代田 23.4.11.jpg

車内からは、ご覧のようにイエローペルトが目に飛び込んできます。

246-3 新代田 23.4.11.jpg

新代田駅近くの側道から、井の頭線電車を眺めます。
感動の光景が、迎えてくれます。

246-4 新代田.jpg

電車の窓と菜の花は、目と鼻の先。
車内からも、春の息吹をたっぷりと楽しめます。

246-5 新代田―下北沢間の桜 23.4.11.jpg

新代田と下北沢の中間にある踏切です。
満開の古木の桜と、黄色と黒の踏み切り警報機、柵や遮断機の組み合わせの配置がなんともいえません。
電車がいなくても、踏み切りと桜、春の光りが、“郊外電車”井の頭線の雰囲気を十二分に伝えてくれます。

246-6 新代田―下北沢.jpg

車内からみたところです。
坂を上がれば、若者の街、下北沢です。

246-6 桜と井の頭線.jpg

1000系渋谷行きが、新代田から、下北沢を目指して春風の中を進みます。
都心ターミナル渋谷からわずか10分ほどの新代田で、井の頭線の春を楽しみました。

                     写真は全て平成23年4月11日撮影

posted by 特急高尾号 at 22:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 写真館 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月08日

No245 京王 節電「臨時ダイヤ」 ほぼ正常に


4週目に入っている京王の節電「臨時ダイヤ」ですが、8日(金)からは平日・土休日ともほぼ通常ダイヤで運転すると、ホームページや駅、車内放送等で広報され、さっそくきょうから実施されています。

245-1 ラッシュ時の新宿駅 23.4.2.jpg
  ▽ ラッシュ時の新宿駅         23.4 ▽

概要は、全体としてはほぼ通常運転を行うという内容ですが、以下内容のように、一部でなお運休を残しています。

▽相模原線は平日11時〜15頃、土休日は11時〜19時ころまで調布発着の各停のみで、10分間隔  
 の運転
▽競馬場線は平日・土休日とも10時ころから終電まで40分間隔運転
▽井の頭線は平日12時〜15時ころまで各停のみで5〜7分間隔の
 運転、急行は運休というものです。

今回の見直しでは、特急の運転再開や高幡不動以西や高尾線の20分間隔運転の解消など、運転間隔や遠距離利用客の利便性が大きく改善されることになり、利用客もやっとひと段落といった気持ちだと思われます。

なお京王線、高尾線関係の土休日は概ね通常ダイヤと広報されていますが、都営線からの4本の下り高尾山口行き急行列車は高幡不動止まりとなっており、高尾線内は運休との貼り紙が急行停車駅に掲出されました。

245-2 高尾線時刻表 23.4.8.jpg
▽ 高尾線 8時台2本、9時台2本の下り急行は運休と貼り紙が掲出
 土休日下りは、8時台の特急1本のみが優等列車で他は全て各停 ▽

また井の頭線では、12時ころからの急行運休に合わせ、12時台に4本の「急行永福町」行きが運転されます。永福町で運転を打ち切り、そのまま富士見ヶ丘へ入庫ということでしょうか。

245-3 井の頭線時刻表 23.4.8.jpg
▽ 12時台に4本の「急行 永福町」行きを表示する平日時刻表 
                   渋谷駅 23.4.8 ▽

一方、駅構内や電車内照明の節電、また車内の空調や駅のエスカレーター等の使用停止は、引き続き継続されています。

私の知る限りでは、3月11日(金)のダイヤ改定以来、土休日ダイヤは3月13日の日曜日、平日ダイヤは3月16日の水曜日、それぞれ1回ずつ平常で運転されましたが、その後は節電による「臨時ダイヤ」が現在まで続いており、「改定ダイヤ」の本格運用はいまだ行われずのままとなっています。 

東京電力の「計画停電」は、今後行わない方針が8日に発表されました。
これを受け、8日からの運転計画を再び検討するのか、「計画停電」は行われないものの、「節電」に呼応する形で当面は一部列車の運休を継続していくのか、悩ましい選択を迫られそうです。

いずれにしても、なんとも難産の「改定ダイヤ」ですが、1日も早い完全運用を利用客の一人として願うものです。


以下に、京王のホームページで広報された4月8日(金)以降の「運転計画」を原文どおり紹介します。

【重要】4/8以降の運転計画について(平日・土休日)(13:00発信)

使用電力削減と、新年度・新学期を迎えてのお客さま需要を考慮し、4月8日(金)以降は、通常の平日・土曜休日ダイヤを基本とし、一部運転本数を減らしたダイヤで運行いたします。詳細は下記の通りです。

【京王線】一部の列車を除き、概ね通常ダイヤで運行します。

【平日】(4月8日〜)
1.京王線・高尾線(新宿〜京王八王子・高尾山口)・動物園線(高幡不動〜多摩動物公園)
  ・終日、概ね通常ダイヤで運行します。
2.相模原線(調布〜橋本)
  ・調布発着で11時頃〜15時頃は、概ね10分間隔で各駅停車のみの運転となります。
3.競馬場線(東府中〜府中競馬正門前)
  ・10時頃〜終電は、概ね40分間隔で運転します。

【土曜・日曜・祝日】(4月9日〜)
1.京王線・高尾線(新宿〜京王八王子・高尾山口)・動物園線(高幡不動〜多摩動物公園)
  ・終日、概ね通常ダイヤで運行します。
2.相模原線(調布〜橋本)
  ・調布発着で11 時頃〜19時頃は、概ね10分間隔で各駅停車のみの運転となります。
3.競馬場線(東府中〜府中競馬正門前)
  ・10時頃〜終電は、概ね40分間隔で運転します。


【井の頭線】平日の朝・夕間と土休日については、通常ダイヤで運行します。

【平日】(4月8日〜)
  ・12時頃〜15時頃は、概ね5〜7分間隔で各駅停車のみの運転となります。
  ※その他の時間帯の急行列車は通常通り運転します。
【土曜・日曜・祝日】(4月9日〜)
  ・終日、通常ダイヤで運行します。


電力需要が逼迫した際など、使用電力削減のため、運転計画に変更が生じる場合がございますので、ご了承ください。
ご利用のお客様には、大変ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解とご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
○ 今後、運行計画に変更があった場合は、別途お知らせいたします。

(参考)
 使用電力削減のため、駅照明と車内照明の消灯・減灯や、車内空調の使用中止、一部のエスカレーターの停止、案内・広告看板の消灯、自動券売機の一部使用停止などの節電を行っております。
 また、当社では従来に比べて使用電力を30%削減するVVVFインバータ制御装置を搭載した車両の導入を積極的に進めており、2010年度末現在の整備率は97%(823両)となっております。
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2011年04月04日

No244 京王 節電「臨時ダイヤ」4週目

3月14日からスタートした東京電力の計画停電。これに呼応した京王の節電「臨時ダイヤ」は4月1日で3週目を終え、今週から4週目に入りました。そこでこの3週間を簡単に振り返ってみます。

244-1 早朝準特急 北野 23.4.1.jpg
▽ 臨時ダイヤ中でも「早朝準特急」は運転 7802 北野 23.4.1 ▽

臨時ダイヤの2週目以降の内容は、主に以下のとおりでした。
▽京王線は平日八王子系統の特急、土休日は準特急を運休
  高尾山口行き各停を高幡不動止まりとし、以西を20分間隔で運転
▽高尾線は平日、土休日とも終日概ね各停で20分間隔運転
▽相模原線は平日の日中は10分、土休日は日中から最終まで各停で10分間隔
 都営地下鉄との相互乗り入れは継続。都営線からの直通急行は、日中は線内各停運転
▽動物園線と競馬場線は日中以降40分間隔運転
▽井の頭線は日中の急行を運休

244-2 臨時ダイヤの行先案内 新宿 23.3.26.jpg
▽ 臨時ダイヤを表示する新宿駅の行先案内
       土休日ダイヤで準特急は20分間隔の運転
       17時発が運休となっていることが分かります 23.3.26 ▽

この「臨時ダイヤ」の内容の評価は、利用客自身の利便性によって感じ方はさまざまだと思いますが、臨時ダイヤ運転開始直後を除いた早い段階から、半減ながらも準特急などの優等列車の運転、及び一部支線を除いた全線での運行を実現など、十二分の役割りを果したと評価出来ると思います。
ただし、準特急が平日は日中、土日は終日20分間隔となっており、長距離利用客や高幡不動以西の各停停車駅の利用客は、高幡不動や北野で15分近くもの緩急接続待ち合わせが発生するなど、この点は
利用客の我慢のしどころだと思います。

244-3 駅に掲示された臨時ダイヤの案内 23.3.18.jpg
▽ 当初は京王HPに公開された「運転内容」のお知らせを印刷して掲出
        小さい用紙、字体で利用客は判読に苦慮 23.3.18 ▽

次に駅に掲出の臨時時刻表の広報、周知については、今後に改善の余地を残しました。
臨時ダイヤの1週目は、京王のホームページに掲載された臨時ダイヤの広報文をそのまま駅に掲出するのみで、ホームの時刻表には何も情報が掲出されませんでした。
またメディアへの情報提供を「京王線」と「井の頭線」のみで行ったため、多くの利用客が情報を得るテレビの放送内容では、相模原線や高尾線、支線などの情報は分からずじまいの状態が1週間続きました。
駅は照明が半減され、ホームページの掲出はA4の小さな用紙に小さな文字で書かれたものでしたから、多くの利用者が困惑しました。
計画停電の状況や運転計画が不透明な状況下であったとしても、今後に教訓を残した点と言えます。


2週目に入り、新宿などの大きな駅ではカラーの特製時刻表が、また一部の駅では手作りの時刻表が、さらに統一バージョンの時刻表も主要駅に現れ始めました。

244-4 新宿駅の臨時時刻表 23.3.26.jpg
▽ 新宿駅の特製「臨時時刻表」 完全カラーの完璧版  23.3.26 ▽

244-5 明大前の時刻表 23.3.26.jpg
▽ 明大前駅の特製「臨時時刻表」  カラーだが小型  23.3.26 ▽

244-6 府中駅の時刻表 23.3.26.jpg
▽ 府中駅の統一「臨時時刻表」 小型で見づらい     23.3.26 ▽

しかし統一の時刻表は当初、小さな文字、数字で見にくいものでした。


3週目に入り、かなりの駅に統一時刻表が用意されました。当初読みにくかったものも拡大して掲出され、かつ凡例も付いたカラーバージョンとなりました。

244-7 井の頭線明大前の時刻表 23.3.29.jpg
▽ 細かく、見にくい状態だった井の頭線の「臨時時刻表」  23.3.29 ▽

244-8 井の頭線明大前の時刻表 23.3.30.jpg
▽ 同じ井の頭線の時刻表
        拡大され見やすくなったことが一目瞭然 213.3.30 ▽

244-9 拡大されて見やすくなった時刻表 めじろ台23.4.1.jpg
▽ 京王線系統の統一時刻表
   3週目に入り、拡大されて掲示 見やすくなりました  22.4.1 ▽

いまだに時刻表を携帯電話のカメラ機能で撮影する利用客が多い実態を見れば、如何に適切な時刻表のニーズが高いかを如実に証明しています。

244-10 渋谷駅に掲出された運転概要 23.3.27.jpg
▽ 3月下旬、渋谷駅に登場した「臨時ダイヤ」の運転概念図 
                                   23.3.30 ▽

244-11 運転計画の図示 23.3.27.jpg
▽ 臨時の運転計画が一目で分かる素晴らしい情報提示 
  第1週に広報文とあわせてHPや全駅で掲示していれば完璧でした 
          渋谷駅特製のものと思われ、渋谷駅のみでの掲出 ▽

そうした中、4月4日からの新たな「臨時ダイヤ」の運転内容が公表されました。
土休日はこれまでと変わっていませんが、平日は特急の運転を再開、ただし高尾線の終日20分間隔運転、相模原線の日中10分間隔の各停運転は継続という内容でした。
これに合わせホームページには、平日版の全列車時刻表が掲載されました。PDFで印刷することも可能です。土休日版も間もなく掲載と予告もあり、好感がもてます。
一方、ホームの臨時時刻表も、4日を待つことなく、事前に掲出されていました。

計画停電による節電の臨時ダイヤは、今後長期化するものと思われます。
ホームページの案内では、高尾線は20分間隔の各停運転とありますが、ホームの上り時刻表では日中全ての列車が準特急になっていたり、準特急が臨時に各駅に停車していく「ことわり」がないなど、まだ改善の余地を残しています。

基本はなんと言っても駅改札やホームの時刻表です。
“臨時時刻表だから簡便なものでいい”ではなく、“臨時の時刻表だからこそ、緩急接続も含めたより丁重、親切な情報提供が必要”です。

鉄道現場は垂直統率型の職場だと思われますので、経営が明確に利用客の立場、目線のサービスに徹していく方向性を貫いて欲しいと思います。

posted by 特急高尾号 at 00:06| Comment(0) | TrackBack(0) | ダイヤ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月02日

No243 動物園線7201F ラッピング

動物園線対応ワンマンカー、7201F、7202Fのうち、3月下旬、7201Fに動物柄のラッピングが施され、節電特別ダイヤの中、このほど運用を開始しました。

744-1 ラッピングされた7201F 高幡不動 23.4.2.jpg
 ▽ 動物柄にラッピングされた7201F   高幡不動 23.4.2 ▽

7201Fは、6022Fのアイボリーホワイトの車体と異なりステンレスのため、ラッピングは馴染まないのではないかとの風聞もありましたが、ご覧のように車体一杯に動物が描かれています。
絵柄は廃車された6022Fのものとは異なる新しいデザインとなっています。

244-2 動物模様 7851 高幡不動 23.4.1.jpg
  ▽ 新たな楽しい動物たち 7851  高幡不動 23.4.2 ▽

243-3 ラッピングの7851 23.4.1.jpg
  ▽ 楽しい動物たち 7851          23.4.2 ▽

243-4ラッピングの7851 23.4.2.jpg
  ▽ 楽しい動物たち 7851          23.4.2 ▽

243-5 7251 23.4.2.jpg
   ▽ 楽しい動物たち 7251         23.4.2 ▽

243-6 7251 23.4.2.jpg
   ▽ 楽しい動物たち 7251         23.4.2 ▽

243-7 7801 23.4.2.jpg
▽ 7801号車には「女性専用車」のステッカーが… 23.4.2 ▽
    
車両系列が変わっても、律儀にラッピングが継承されるところが、いかにも京王らしさを感じます。
「女性専用車」のステッカーが残っているということは、6連と併結して10両で本線を走ることもあり…ということでしょうか。
このラッピングカー、新宿発の多摩動物公園行き急行に充当されると、ほんとうに楽しいですね。

243-8 7851車内 23.4.2.jpg
▽ 7851車内 吊り広告は全て多摩動物公園のもの 23.4.2 ▽

車内も6022Fの時と同様、動物園関係のもので統一されています。

244-9 動物柄にラッピングされた7201F 高幡不動 23.4.2.jpg
   ▽ 7201F  高幡不動         23.4.2 ▽

6022Fが廃車され、ステンレス車体の後継7000系にラッピングが施されるか否か、しばらくの間ネット上で盛り上がっていましたが、見事なラッピングカーの登場となりました。
多摩動物公園を訪れる子ども達にとっては、引き続き楽しい電車が走ることになり、なによりだと思います。
posted by 特急高尾号 at 11:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 車両 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月01日

No242 9000系+7000系 併結の準特急

3月11日のダイヤ改定以降、9000系8両+7000系2両の併結10両編成の運用が見られるようになりました。

242-1 9004F+7424F 北野 23.4.1.jpg
▽ 9004F+7424Fの併結編成     北野 23.4.1 ▽

242-2 7424F+9004Fの準特急 北野 23.4.1.jpg
▽ 7874+9704ほか 日中の準特急運用に 北野 23.4.1 ▽


そもそも3月11日スタートの新ダイヤは初日からガタガタの状況ですが、20日過ぎの週から度々9000+7000系の併結運転が見られるようになり、しかも臨時ダイヤでの“高尾準特急”の運用に入っています。

242-3 874+9704 北野 23.4.1.jpg
▽ 7874+9704                                北野 3.4.1 ▽

6000系2両編成が在籍していた時は、9000系8両+6000系2両の10両編成が運用されていたので、6000系なき後は7000系2両編成車が9000系との併結運転を行うことは当然といえば当然かもしれませんが、7000系同士の増結や競馬場線運用以外にも、9000系との併結が日常的に行われることが実際の運用で証明されたことになります。
きょう4月1日は、なんと9004F+7424F、それに9007F+7422Fの2編成が走るという、驚きの光景でした。

242-4 7872+9708 新宿 23.4.1.jpg
▽ 7422F+9007F編成        新宿 23.4.1 ▽

9000系+6000系の併結は車体ボディ色が異なっていたため違和感もありましたが、9000系+7000系は同じステンレス車体のため、大きな違和感は感じません。

242-5 9708F7872 新宿 23.4.1.jpg
▽ 9707+7872             新宿 23.4.1 ▽

この光景は、京王の新しい姿として、今後馴染んでいくことと思います。

posted by 特急高尾号 at 22:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 車両 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする