2011年05月28日

No255 若者感覚の“早朝準特”PR

今年3月11日のダイヤ改定で登場した「早朝準特」のPRのうち、車内の天井部分に掲出されている広告はなかなかの若作りだと思いますが、いかがでしょうか。

255-1 早朝準特PR 23.4.16.jpg
  ▽ 車内天井に掲出されている「早朝準特」の広告 23.4 ▽

255-2 早朝準特PR 23.4.jpg

これが「早朝準特」の車内天井広告です。

これまでの鉄道事業の広告イメージとは打って変わって、若者受けを狙ったと思われるイラスト版となっています。特定の列車PRでこうしたイラスト広告を掲出したのは、京王としては初めてではないでしょうか。

255-3 早朝準特PR 23.4.jpg

255-4 早朝準特PR 23.4.jpg

我家の口うるさい大学生の子どもは、「この広告、京王にしてはセンスいいね」と褒めていました。
たしかに京王の鉄道広告としては、こうしたイラストのものはこれまでに例がなく、私も初めて見た時は驚きでした。

「早朝準特」のPRには、もう一つ、このようなものもあります。

255-5 早朝準特 23.4.jpg

こちらはやや平板ですが、若いキャリアウーマンをターゲットにしているようです。

255-6 早朝準特 23.4.jpg

キャッチは「乗るサプリ」です。なかなかのコピーです。
それに「プライベートを充実させたいあなたへ」などなど、若い女性向けのサブタイトルが幾つも並んでいます。

そもそもダイヤ改定で、一般的なダイヤ改定内容の広報とは別に、特定列車のPRを行うこと自体が珍しいことですね。
鉄道の本来の商品はダイヤですから、当然といえば当然ですが、「早朝準特」にかけた京王の意気込みが感じられました。

255-7 早朝準特 23.4.jpg
  ▽ 各駅のホームにもご覧のような広告が貼られていました ▽

「早朝準特」は運転開始初日、ヘッドマークを取り付けていたということですが、当日午後、東日本大震災が発生し、その後は計画停電、及び節電による臨時の特別ダイヤとなり、「早朝準特」の運転開始を祝う雰囲気は吹き飛んでしまったことは皆さまご存知の通りです。

この「早朝準特」のロゴマークをあしらったヘッドマーク付き列車の写真はなかなか目にすることすることがなく“幻の列車”だったのですが、今月発売の鉄道ビクトリアル7月号の読者短信欄に、ついにカラー写真が掲載されました。貴重な写真だと思います。(ご関心の方は本屋へどうぞ)

「早朝準特」の新設は意欲的な取り組みだと思います。
次は帰りの深夜時間帯に、ぜひとも「ミッドナイト特急」の誕生を期待したいと思います。
posted by 特急高尾号 at 23:23| Comment(0) | TrackBack(0) | アラカルト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月24日

No254 多摩動物公園の“パタパタ”

行先案内板の3話目です。

一昔前の行先案内板は、現在のようなLEDの電光表示とは異なり、いわゆる“パタパタ”と呼ばれる「フラップ式」のものでした。かつて全国の空港などでも見られたものと同じ方式です。

254-1 1多摩動物公園 22.11.26.jpg
  ▽ 京王最後の“パタパタ”     多摩動物公園 22.11.26 ▽

多摩動物公園駅に昨年まで残っていた「フラップ式」の行先案内板です。
京王で最後まで残っていた、貴重な存在でした。

かつては新宿駅やどこの駅でも、この「フラップ式」が全盛で、列車が発車した後、次の列車の種別や行先が“パタパタ”と音を立てて切り替えられていたのを、懐かしく思われる方も多いはずです。

254-2 多摩動物公園 22.11.26.jpg
  ▽ 昭和期の雰囲気満点の多摩動物公園駅   22.11.26 ▽

木造のホーム上屋に“パタパタ”が吊り下がる多摩動物公園駅のホーム。
柱の影でよく見えませんが、鋼製の6000系電車が止まっています。
まさに昨年までは、アナログ満点の世界でした。

多摩動物公園駅の“パタパタ”は、平山城址公園にある京王資料館で保存されるとのことでした。
posted by 特急高尾号 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | サービス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月18日

No253 行先案内板について(2)

前回、行先案内板の全駅整備完了についての感想を述べましたが、今回はその続編です。

253-1 明大前 22.6.6.jpg
   ▽ 井の頭線明大前駅上りホーム            22.6.6 ▽

井の頭線明大前駅上りホームです。
階段を下りてホームへ進入すると、ご覧のように、正面に行先案内板があります。

ところが京王線上りホームから井の頭線の上りホームへと通じるエスカレーターで降りてきますと…。

253-2 明大前 23.5.14.jpg
▽ 井の頭線明大前上りホーム 
 京王線上りホームからエスカレーターで降りてくると… 23.5.14 ▽

253-3 明大前 22.6.3.jpg
  ▽ 井の頭線明大前上りホーム 永福町寄り    22.6.3 ▽

ご覧のとおり、エスカレーターから降りてきた乗客の動線の先には、行き先案内板が見当たりません。
エスカレーターはホーム中ほどにありますので、ホーム半数の利用客は次の列車が急行か各停か、何分後にやって来るのかが分かりません。

そこで反対側の渋谷方面にある行先案内板をと見てみると…、

253-4 明大前 22.6.,3.jpg

今度は、いま降りてきたエスカレーターの影になって、線路側に身を乗り出さないと案内板を見ることが出来ません。

ホームにある時刻表を探して見ればいい話ではありますが、出来ればエスカレーターを降りてきた動線の先に案内板があればベストですね。
京王線からエスカレーターを降りて井の頭線に乗り換える利用者の大半が、ホーム後方、永福町寄りにも行先案内板の新設を望んでいることと思います。

253-5 神泉 23.5.14.jpg
  ▽ 井の頭線神泉 下りホーム             23.5.14 ▽

ホーム監視のカメラに遮られ、行先案内板の内容が見えない、このようなケースもあります。
しかたなく、利用客は行先案内板の下を通り抜け、振り返って反対側から表示内容を見ることになります。

井の頭線各駅の行先案内板は、途中駅ではホーム1ヶ所の設置が標準のようです。
また設置位置は、上下ホームで同じ設置、横並びに設置しているようです。

全駅設置が完了したということですから、今後は必要な増設や、見えにくい場所に設置されている場合は位置を見直すなど、柔軟な対処をされるといいですね。
京王線、井の頭線を毎日利用する一人として、いつもお世話になっている行先案内板に対する思いを述べてみました。



posted by 特急高尾号 at 10:02| Comment(0) | TrackBack(0) | サービス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月12日

No252 「行先案内板」全駅設置


列車の行先や発車時刻を表示するホームの「行先案内板」が、このほど全駅で設置が完了したと、「京王ニュース」5月号が伝えています。

252-1 聖蹟桜ヶ丘 23.5.4.jpg
  ▽ 全駅設置が完了した「行先案内板」  聖蹟桜ヶ丘 23.5.4 ▽

逆に、「え〜っ、まだ設置されていなかった駅があったのかぁ…」と思いますが、何はともあれ乗客サービスの観点からは、大変結構なことです。

さて全駅設置と報じられたタイミングで、この行先表示板について日頃思っていることを少々述べてみます。

252-2 明大前 23.3.12.jpg
   ▽ 地震の影響で通常の5割運転を伝える表示板
                           明大前 23.3.12 ▽

252-3  府中 23.4.2.jpg
   ▽ 節電ダイヤで準特急の20分間隔運転を伝える表示板
                            府中  23.4.2 ▽  

252 4 めじろ台 21.8.10.jpg
   ▽ 事故による大幅な「遅延時間」を伝える表示板
                           めじろ台 21.8.10 ▽

ご覧の写真のうち、一番上の聖蹟桜ヶ丘駅のものは通常の表示状態を現しています。
次の明大前の写真は、3月の東日本大震災の地震発生翌日の大幅間引き運転を表示したもの、府中はその後の節電による臨時ダイヤによる準特急の20分間隔運転を表示したもの、めじろ台のものは事故による列車の遅延時間を表示しています。

このように行先表示板は、列車の発時間や種別、行先だけでなく、次列車や次々列車の欄を使用して様々な情報が提供できますし、めじろ台のように備考欄に列車の遅延時間情報を表示することも可能です。

この列車行先表示板ですが、次列車の表示欄については、通常は到着する優等列車の停車駅等を定型的に表示していますが、各駅での個別の情報発信や、ラッシュ時から日中時間帯への切り替え時に発生するパターンダイヤとは異なる例外的な列車の緩急接続情報などについて、さらにきめ細かな情報提供が出来るのではないかと、常日頃思っています。

また遅延情報については、各駅で対応がまちまちのようであり、遅延の同一列車に対して、駅によって表示されていたり、されていないケースなどを散見します。

全駅に設置された行先表示板ですが、次のテーマは車内ドア上の案内表示と連動しつつ、臨機応変に過不足なく、利用客にとって必要な情報提供を行っていくという、“積極的な使い込み”に期待したいと思います。
また認識度の極めて高いツールですから、京王グループの企業PR媒体としても、最高の装置だと思います。

252-5 府中 23.4.2.jpg
  ▽ 節電の臨時ダイヤで、府中駅独自の情報を提供
                       府中駅上りホーム 23.4.2 ▽

個別情報の表示は各駅でパソコンへの入力作業が伴いますが、節電ダイヤでの府中駅のきめ細かな列車情報の提供や、かねてからの聖蹟桜ヶ丘駅での積極的な遅延情報の提供など、印象に残る事例も見受けられます。

全駅設置どころか、最近は明大前など一部の駅では更新も進み、3列表示が可能となりました。
各駅での案内放送が省力化されている中、行先表示板が京王と利用者との新たなコミュニケーションツールとして、さらにきめ細かな情報提供の役割りを果たしていくといいですね。



posted by 特急高尾号 at 00:18| Comment(0) | TrackBack(0) | サービス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月05日

No251 車内放送自動化1年


京王線の一部で車内放送の自動化が始まったのは、昨年の5月1日のことでした。
それから1年が経過しましたが、全車両への導入計画などは、まだ発表されていません。
京王線の車内放送自動化は、今後どのような展開となるのでしょうか。

251-2 7000系車内.JPG
   ▽ 車内放送の自動化が行われている京王線7000系 ▽

日本語に加え、英語放送も含めた京王線の車内放送の自動化は、昨年5月1日から7000系と9000系の一部で、合わせて16編成でスタートしました。

その後7000系や9000系の一部で、さらに自動放送化が進んだ模様ですが、導入後1年が経過した現在、8000系への導入や井の頭線での開始といった大きな拡大は見受けられません。

当時の京王ホームページによると、「新宿駅〜高尾山口駅間は、外国人観光旅行客の容易化等に関する情報提供促進措置を講ずべき区間として法律に基づく指定を受けており、駅や電車などにおける外国語によるご案内の拡充を進めます」(概要)と説明されています。
つまり今後の拡充方針を示唆していましたが、計画の拡充については、現在のところ明示されるには至っていません。
また高尾山への行楽客が多い土休日に、英語の自動放送が可能な編成を集中運用している様子も見受けられません。

自動放送でも、従来の車掌による肉声放送でも、利用客はどちらでも分かり易く、聞き易い放送であればよいのですが、英語放送も加えたせっかくの新サービスですから、その後の展開が気になるのは、私だけではないはずです。

251-1 8256車内 23.4.30.jpg 
 ▽ 車内放送自動化がまだ開始されていない8000系 23.4.30 ▽

こうした新サービスの展開の場合、利用客の反応や乗務員の労務対応、車両の改造計画など様々な要素を総合判断して進められると思われます。
スタートして1年という一定期間を経過した現段階で、今後の方針を明示していくことは、必要な利用者サービスだと思います。

井の頭線への導入も含め、今後の積極的な展開に期待しています。

posted by 特急高尾号 at 00:12| Comment(0) | TrackBack(0) | サービス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月01日

No250 この夏 全車両が“28℃”に


【注意】
 以下の原稿は、4月30日夕刻のマスコミ報道を参考に書いたものですが、6月23日、NHKの報道によりますと、京王は通常通りの冷房温度設定、つまり弱冷房車は28℃、それ以外の車両は26℃ということでした。
4月30日にプレスに対して広報した冷房温度の設定計画について、京王は見直しを図ったものと思われます。
従いまして、本稿のタイトル、及び本文は、結果的に事実と異なったものになりますが、当プログとしましては当時アップした原文を修正せず、そのままの内容で掲載を継続します。
以下の文章は、その点を踏まえた上でお読みいただければ幸いです。

--------------------------------------------------------------------

この夏、京王の車内冷房温度は、全て28℃になるということです。

250-1 府中 23.4.16.jpg
▽ この夏は全ての車両の冷房温度が28度に 府中 23.4.16 ▽

これは、4月30日の夕方、メディアの報道で明らかになったものです。

それによりますと、東京電力管内の電力不足に対応するため、京王電鉄、西武鉄道、京成電鉄、東京メトロ、それにJR東日本は、車内の冷房温度を原則2度引き上げるということです。

このうち京王を始めとする各私鉄は、全ての車内の冷房温度を通常の26度から、原則として「弱冷房車」と同じ28度に引き上げます。

京王の冷房は、ふだんから「効きすぎている」との声もあり、ちょうどよくなるかもしれませんが、一方でラッシュ時の新宿―調布間は、サラリーマンにとっては我慢のしどころとなりますね。

暑い時は外気を取り込むのも一策ですが、9000系は窓の半分が固定で開きません。
今回の大震災はさまざまな分野で、数多くの“まさか”を産み出しています。

posted by 特急高尾号 at 00:51| Comment(0) | TrackBack(0) | サービス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする