2011年08月23日

No277 各停が各停を追い抜く“ユニークダイヤ”  

    

平日の北野駅上りホームで、なんと先に到着している上り新宿行き各停列車を、後続の高幡不動行き各停列車が同一ホームで追い抜くという、なんともユニークな運用が続いています。


277-1 北野駅上りホーム 23.7..jpg 

  ▽ 各停が各停を追い抜く北野駅上り3・4番ホーム 23.7 
      先着している右の各停を、後着の左各停が追い抜きます▽

これは
71日から実施されている「節電ダイヤ」で、およそ12時から15時までの間は高幡不動より先、高尾山口までの各停列車を運休としているため、上りでは高尾山口発新宿行の準特急を運休の各停列車の代替として高幡不動まで各停で運転しているために起きている“珍現象”なのです。(高幡不動より先は準特急新宿行となります)

 

実際にはまず、京王八王子発の各停新宿行きが4番線に到着し、次いで高尾線から高幡不動行きの各停が3番線に到着します。そして3番線の各停高幡不動行きが先に発車していくというものです。

各停高幡不動行きは、ふだんは準特急新宿行きですが、「節電ダイヤ」で各停となっても、接続だけは準特急と同様、後から到着し、先に発車するスタイルになっています。

 

このユニーク接続ですが、「節電ダイヤ」期間の922日(木)までの“期間限定商品”で、「節電ダイヤ」が終了するあと1か月で見納めとなります。

 

70002+4編成が必ず入っている高尾線の6両編成各停列車撮影の際、ちっと北野駅に立ち寄り、このユニークなダイヤを体感してみてください。

 

なお、当ブログは9月上旬まで遅い夏休みをいただきます。

再開は、910日を予定しています。

  
posted by 特急高尾号 at 00:38| Comment(1) | TrackBack(0) | ダイヤ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月20日

No276 井の頭線3000系 最後の夏

 

井の頭線の3000系ですが、3028F3029Fの2編成が予備車として残り、1000系入場時のピンチヒッターとして平日朝ラッシュ時に限定運用されてきたことは、皆さまご承知のとおりです。

 

しかしそうした登板の機会も少なくなり、ついに3029Fが6月に運用を離脱、7月20日には“第2の職場”となる伊予鉄鉄道に旅立つ準備のため、永福町から搬出されていきました。

  これで3000系は、ついに3028Fの1編成、5両を残すのみとなってしまいました。


276-1 3028F 富士見ヶ丘 23.8.6.jpg
  ▽ 富士見ヶ丘車庫で休む最後の3000系
                      3028F(左の列車) 23.8.11 ▽

3000
系はふだん、富士見ヶ丘車庫の久我山寄り引き上げ線が定位置でしたが、最近は富士見ヶ丘駅寄りの引き上げ線で休むことも多く、車窓から姿を見ることもままなりません。

 

3000系は平成23年度中の廃車がすでに決まっており、残る最後の3028Fも伊予鉄道に譲渡されます。

3028Fは富士見ヶ丘で最後の夏を送っているわけですが、いつ動くか分からず、かつ動いても朝ラッシュ時1往復程度の運転では、沿線に住んでいる方は別として、撮影はなかなか難しいのが実情です。

直近では、今月12日の金曜日に、富士見ヶ丘―渋谷間を1往復したと、京王の列車運用に関するサイトで報告がなされていました。


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  ▽ ありし日の3028F                渋谷 22.1.26 ▽
 

このあと3028Fはいつまで働くのかは、関係者のみが知るところです。

そろそろお別れ運転やセレモニーなども気になりますが、井の頭線は余分の待避線や構内線が無いため、どのようになるのでしょうか。

 

運用離脱前の1週間程度、事前に運転計画を公表の上、急行や各駅停車の運用に終日入り、最後は普段着の姿をたっぷりと見せてほしいですね。

   
posted by 特急高尾号 at 00:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 車両 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月12日

N0275 調布・北野 スリリングな接近・離合


京王線には、スリリングな列車の接近・離合が見られる駅が2ヶ所あります。
(京王沿線にお住まいの方は、すでによくご存知のことですが…)

275-1 調布 23.8.3.jpg

ここは京王線と相模原線の分岐駅、調布です。
上りホームから、京王線の府中方面を見ています。

左の列車は、左手、相模原線から平面交差で京王線の上り3番線に進入しつつある急行列車です。
後方には、府中方面から接近して来た9000系の上り準特急が見えます。

275-2 調布 23.8.6.jpg

その上り準特急は、減速はするものの、なんとそのままつき進んできます。
この光景を始めて見る人は、この段階で危険をイメージし、絶句します。

よく見ると、9000系の線路は右に分岐しているのですが、ホームでぼんやりと見ていると、あわや追突するのでは…と、早とちりしてしまうほどです。

この時、9000系準特急の車内、進行方向に向かって左側の座席からに正面の窓を見ていると、相模原線の急行列車が自分の乗っている準特急にぐんぐんと迫ってくるように見え、迫力満点です。
特にこの写真とは逆に、上り準特急が先行し、後から相模原線の急行が追いついてくるケースの場合、相模原線の先頭車両が突撃してくるように見え、迫力と言うよりは、スリルさえ感じます。

275-3 調布 23.8.6.jpg

接近する2つの列車は、最接近した後は、このように離合します。

種明かしです。
調布駅では日中、京王線の上り準特急と相模原線の急行、または快速列車がほぼ同時進入して来るダイヤとなっています。そして両線が平面交差のため、このようなスリル満点の光景が出現しているのです。

この事情は一般のお客様もよく承知しており、みな何事もないかのように平然としており、この光景は両線の優等列車が到着する10分ごとに、たんたんと繰り返されています。

275-4 調布 23.8.6.jpg

中央、左手方向から手前に繋がる線路が相模原線の上り線です。
最手前、KEIOのロゴマークが付いている車両が、この線路で京王線に進入してきた相模原線列車の最後部です。
右手は府中方面からやって来た京王線上り準特急です。この2つの列車が接近・離合を演じたのです。
両列車の進入のタイミング如何で、様々な様態の接近・離合の姿を見ることが出来ます。

ちなみに左手のグリーン帯の乗り入れ都営車は、1番線から発車した相模原線の下り列車です。


さてもうひとつ、ご紹介です。
こちらは京王線と高尾線が分岐する北野駅です。

275-7 北野 23.7.3.jpg

左手、高尾線の下り線は発車するとすぐにいったん、京王線の下り線方向に大きく張り出します。

275-6 北野 23.7.3.JPG

そのため直進する右手の京王線下り列車に高尾線が急接近する形になりますが、この状態の時、高尾線車内では逆に、京王線列車がこちらに突き進んでくるように見えます。

やがて2つの列車は高尾山口と京王八王子の2方向に離合していくのですが、高尾線の列車が先行し、京王線の列車が後から追いつくパターンの時が、一番スリル満点です。

かつて準特急が登場する前、夜間の高尾線下り通勤快速は北野で発車直後に後続の特急に追いつかれ、併走しながら80キロ近い猛スピードで抜かれていたのですが、その時は猛スピードの特急が斜め後からまさに突き進んで来るように見え、迫力と言うよりは、恐怖感すら覚えたものでした。

ぶつかりそうでぶつからない、スリル満点の“京王スタイル”をご紹介しました。


なお撮影の際は、黄線内であっても、ホーム先端は大変危険です。
マナーを守ることは当然のこと、事故を起こさないよう、細心の注意を払ってください。

[撮影]
  〇調布駅 平成23年8月6日
    北野駅 平成23年7月3日
posted by 特急高尾号 at 10:25| Comment(0) | TrackBack(0) | アラカルト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月05日

No274 写真集の中に生きる6000系


6000系電車が3月13日に完全引退してから、まもなく5ヵ月が経過します。
6000系電車はいま、写真集『ありがとう6000系』の中で、ひっそりと息づいています。

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   ▽ 6000系引退記念で発刊された『ありがとう6000系』 ▽


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この、『ありがとう6000系』は、6000系の引退を記念して、今年2月末に多摩動物公園で行われたイベントで発売されたものです。

現在は京王の系列書店、啓文堂で販売されています。

内容は6000系の誕生からから引退までの39年間の集大成、軌跡となっており、6000系の数々のハイライトシーン、在りし日の姿が65枚の写真にiまとめられており、素晴らしい仕上がりとなっています。


▽ 啓文堂書店に並んだ『ありがとう6000系』 ▽

写真集は新造され東急車輛から搬出される光景、四季折々の沿線光景の中を疾走する姿、ヘッドマーク付き列車として運転された数々の貴重な雄姿、終焉が近づいた最後の姿…などなどハイライトシーンが次々と登場し、見るものを飽きさせません。

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      ▽ 写真集「ありがとう6000系」の一部 ▽

撮影は京王電鉄広報部を始め、5名の方のお名前が巻末に記されています。

有料の豪華特急車両ならいざ知らず、普通の通勤車両の終焉で、このような愛情に満ちた写真集が沿線で出版されていることは、特筆に値することだと思います。
  
6000系は、発展期の京王を支えてきました。
写真集『ありがとう6000系』の存在は、平日は都心への通勤電車として、休日は高尾への行楽特急として、多くの沿線の人々に親しまれてきた証ですね。

ここの場では素晴らしい写真の数々をお見せすることが出来ません。
限定出版のはずですから、手元に置く場合はお早めにどうぞ。

posted by 特急高尾号 at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | アラカルト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする