2011年10月29日

No295 都会のローカル線にヘッドマーク


ヘッドマーク付き列車といえば、ふつうは8両、10両などの長編成の有料特急列車が相場ですが、起点駅を発車したら次が終点という、延長2キロにも満たない東京の超ミニローカル線に、しかもわずか2両編成の普通列車の前後にヘッドマークをつけて走る光景が見られます。

289-1 ヘッドマークを付けた7421F 東府中 23.10.13.jpg
  ▽ “京王線で競馬場へ行こう!”のヘッドマークを取り付けた
                 7000系7421F 東府中  23.10.13 ▽ 

このユニークな列車が走るのは、京王ファンなら誰でもご存知、京王・競馬場線で、平日に見ることが出来ます。
競馬場線は、平日は7000系2両編成が限定運用されており、その前後に「京王線で東京競馬場へ行こう!」とデザインされたヘッドマークが取り付けられているのです。

288-2 競馬急行 府中競馬正門前 23.10.8.jpg

これは京王と日本中央競馬会が、10月8日(土)から11月27日(日)まで共同で行っている「京王線で東京競馬場に行こう!」キャンペーンによるもので、土休日は新宿直通の上り“競馬急行”に、平日は競馬場線内の折り返し2両編成の普通列車に、ヘッドマークを掲出して運行されているものです。

京王の7000系は、何故かふだんはヘッドマーク掲出には縁がありませんでした。
ましてや2両編成の前後にヘッドマークが取り付けられたのは、今回が初めてではないでしょうか。

289-2 ヘッドマークを付けた7421F 東府中 23.10.13.jpg

競馬場線は東府中−府中競馬正門前間、僅か1,3q、運転間隔も20分おきという、大手私鉄とは思えないような、都内を走る超ミニローカル支線です。
こうした線区で、2両編成車が前後にヘッドマークを付けて一日中走る光景は、極めて貴重といえます。

6000系なき後の京王は、趣味的には極めて平穏になると思いきや、先の節電ダイヤでは7000系2+4の6両編成が登場し、また今回は競馬場線の7000系2両編成に平日、土休日には新宿直通“競馬急行”にヘッドマーク掲出など、思いもかけない楽しさが続いています。
このあと11月には、井の頭線3000系引退の記念ヘッドマーク付き列車の運転や各種イベントが開催がされ、12月にはいよいよ引退となります。

京王ファンにとっては、忙しさが続く晩秋です。

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2011年10月26日

No294 3000系車内ポスター登場


294-1 3000系車内ポスター 23.10.25.jpg
  ▽ 車内でも掲出が始まった「ありがとう3000系」のポスター ▽

12月で引退する3000系の大型ポスターが各駅に掲出されていますが、25日からは車内にも「ありがとう3000系」のポスターが登場しました。

294-2 3000系車内ポスター 23.10.25.jpg

なんとポスターの写真は、大型ポスターと同様、最後まで活躍している現存の3028Fと思いきや、そうではありませんでした。まるでタイムマシンに乗ったような、正面狭窓の3000系登場時の原型スタイルの2編成が行き交う、なんとも懐かしい、ほとんどファン向けの世界でした。

左の編成は3002Fで、3000系のオリジナル車。3001Fと3002Fの2編成のみ存在した1200mm片開きドア車、かつ車体が狭幅車です。登場時は4両編成でしたが、後年、両開の3100形を増加し5両編成となりました。
現在の車両にある正面右下の「KEIO」ロゴマークも入っていません。3002Fは、スカートも取り付けられませんでした。こうした写真を選択するところなど、なかなか渋いですね。

この「ありがとう3000系」のポスター、井の頭線、京王線の全車両に掲出しているわけですから、引退車両の送別として、京王は素晴らしいプレゼンテーションをしているといえますね。ファンとしては、本当に嬉しい限りです。
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2011年10月23日

No293 “ありがとう3000系”ポスター登場


井の頭線の3000系は12月をもって引退−。
先ごろ京王のホームページで伝えられましたが、22日から各駅の改札近くやコンコース等に、ご覧のような大型の“ありがとう3000系”のポスターが登場しています。

293-1 3000系ポスター 23.10.22.jpg
  ▽ 各駅に登場した“ありがとう3000系”の特大ポスター
                                23.10.22 ▽

293-2 3000系ポスター 23.10.22.jpg

今回も前回の6000系と同様、大型の縦サイズのもので、車両前面を中心に捉えた迫力あるものに仕上がっています。

車両は3728、方向幕は急行吉祥寺を表示しています。

下からあおったプロならではの画角で撮影されており、台車部分、左下の「ありがとう3000系」の文字がしっかりとメッセージを伝えています。

京王ファンであれば、誰でも机に飾りたいと思わずには入られません。

293-3 3000系ポスター 23.10.22.jpg

左下には、1962年にデビュー、そしてことし12月に引退の旨のあいさつ文が添えられています。

293-4 3000系ポスター 23.10.22.jpg

右上には、「ありがとう3000系」のロゴマークも掲載されています。

293-5 3000系ポスター 23.10.22.jpg

11月には、井の頭線5駅で引退記念スタンプの設置、記念ヘッドマークを取り付けた日曜・祝日3日間の運転、富士見ヶ丘車庫でのお別れイベント、グッヅの販売などなど、3000系引退に伴うさまざまな催しを行う「ありがとう3000系フェスタ」が開催されます。

とりわけ記念ヘッドマークを取り付けての運転を3日間も用意、また富士見ヶ丘車庫でのイベントを総数2100名をも対象に行うなど、京王の沿線利用客、ファン向けサービスは高く評価されると思います。

私としては、6000系に続いて3000系においても発刊される、記念写真集がいまからとても楽しみです。
posted by 特急高尾号 at 21:45| Comment(0) | TrackBack(0) | アラカルト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月20日

No292 京王のATC 大きく新聞記事に

 

292-1 東京新聞 23.10.18.jpg
  ▽京王線のATC導入を伝える東京新聞10月18日の紙面 ▽

東京地方の地元紙「東京新聞」
1018日版に、「消えた鉄道信号機 京王線 今月からATC導入」と題した、1ページ紙面全部を使った記事が掲載されました。

今月2日の導入から半月以上も経過した段階で、このような大きな記事が掲載されるとは驚きでした。
 

292-2 東京新聞 23.10.18.jpg

記事によると、ATC導入の今月
2日、約430基ある信号機が消灯したため、沿線住民から「どうなっているのか?」と問い合わせが相次いだということです。


確かに今回のATC化は、利用客や沿線対し、京王からは事前に何の説明もなく突然開始されましたから、問い合わせが相次いだのだと思います。

 
さて記事はこの後、ATC全体の仕組みや、JR西日本の尼崎脱線事故を背景に、鉄道事業者がATCを整備せざるを得なくなった経緯などに触れています。
 


292-3 東京新聞 23.10.18.jpg

また挿入写真では、速度制限を可視化した京王オリジナルの運転台スピードメーターが掲載されています。

京王のATC導入を紹介しつつ、鉄道の安全対策全般を紹介する特集記事に仕立てられたものでした。


今回の記事は、いわば記者の視点と、メディアに協力的な京王の姿勢が産み出したものと言えそうです。

  
posted by 特急高尾号 at 00:09| Comment(3) | TrackBack(0) | 安全対策 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月16日

No291 井の頭線3000系 12月引退へ


昭和37年に登場、以来昭和62年までに29編成、計145両が製造され、井の頭線の近代化、サービス改善に大きく貢献してきた3000系がついに今年12月に引退することになり、49年間の長きにに亘る活躍に幕を降ろすことになりました。
3000系は現在、3028Fの1編成のみが、予備車的存在として残っています。

290-1 3028F 渋谷 22.1.26.jpg
  ▽ 3000系 最後の3028F いよいよ12月に引退することが決定
                               22.1.26 渋谷 ▽

3000系は我国のオールステンレス車の草分け的存在でもあり、また前面7色のレインボーカラーが多くの利用客に親しまれてきました。
登場翌年の昭和38年には、早くも鉄道友の会から、前年に製造された車両の中から、製作意図・技術・デザインなどが特に優れた車両に贈られる「ローレル賞」を受賞しています。

京王では引退を記念し、11月3日(木・祝)から12月4日(日)まで「ありがとう3000系フェスタ」を開催すると、ホームページでアナウンスしています。

イベントの骨子は以下の通りです。
▽11月3日(木・祝)・6日(日)・13日(日)の3日間限定で、ヘッドマークをつけて運行
・列車内には、井の頭線を走る3000系車両や日本各地で活躍する3000系車両の写真をポスターで掲出 
▽11月20日(日) 富士見ヶ丘車両基地にてイベント
・事前応募制で、3000系車両の展示、パネル展、鉄道関係者による3000系思い出トークショーなど
 同日に富士見ヶ丘車両基地外で記念グッズの販売会(当日参加可)
▽記念スタンプの設置
・11月3日(木・祝)〜12月4日(日)
・渋谷駅・駒場東大前駅・永福町駅・富士見ヶ丘駅・吉祥寺駅
・それぞれ絵柄が異なる記念スタンプを設置

290-2 3028F 吉祥寺 22.2.1.jpg
 ▽ 3028Fと、2運用が3000系であることを示す運用表示ボックス
   いまとなっては懐かしい吉祥寺駅耐震工事化前の光景 
                              22.2.1 吉祥寺 ▽ 

ついに、その日がやって来たという感じです。
ことし3月の6000系に次いで、3000系もいよいよ引退です。
3000系の一番前の座席に座って、走馬灯のように流れる井の頭線の光景や、50年近い活躍に思いを馳せる最後の機会です。

京王の高度成長期、新時代を支えた両系列の引退はなんとも淋しい限りですが、これからは9000系や1000系以降の京王の新しい車両、旅客サービスを夢見たいと思います。
posted by 特急高尾号 at 19:51| Comment(2) | TrackBack(0) | 車両 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月15日

No290 ATCスタート2週間


京王線のATCは今月2日から運用を開始していましたが、利用客に向けてのアナウンスはありませんでした。
しかし12日、京王のホームページで「10月2日から京王全線でATCの使用を開始しました」と、今月2日にさかのぼっての、正式なアナウンスが行われました。
今回のATC化により、2009年3月に先行して運用開始していた相模原線はもとより、高尾線、競馬場線、動物園線も含めた京王全線での、よりいっそうの安全運行管理が実現しました。

290-1西調布 −調布 23.10.8.jpg
  ▽ ATC化後、先行列車にギリギリまで迫る光景が  
      (標準レンズで撮影)    西調布−調布  23.10.8 ▽

ATCがスタートして2週間が経過しました。
運用開始で朝ラッシュ時の遅延が解消されたというようなことはありませんが、メディアで報じられるようなトラブルも無く、列車の運行自体は順調に推移していると思われます。

さて利用者としての実際の乗車感覚ですが、準特急はよく先行列車に追いつき、一時停車するようになりましたね。
朝の上りでは桜上水や調布駅に進入する手前、夜の下りでは調布−府中間などでいったん停車します。逆につつじヶ丘手前での最徐行は減少しているように感じられます。これらは私がよく利用する時間帯での感想です。
いずれにしてもATCに化より、より精密、安全な列車の運行管理が実現し、これまで以上に先行列車との距離を詰めることが可能となった結果として、先行列車接近による一時停車が発生すると言うことでしょうか。
この状態を運転台直後から見ていると、上の写真のように先行列車ギリギリにまで接近するスリリングな光景が時として見られ、飽くことがありません。

290-2 運転室23.10.8.jpg

ところでATCの導入は、2005年のJR福知山線の凄惨な脱線事故の教訓から、国土交通省が省令でさらなる安全対策を求めるために鉄道事業者に義務付けたものです。

京王もその施策に基づき、ATC化を推進しました。
京王のATCは基本機能に加え
▽踏切に設置されている非常停止ボタンや障害物検知装置、及び駅ホームの非常停止ボタンと連動する防護機能
▽駅の誤通過防止機能
▽運輸指令が工事や気象条件により任意の区間に速度規制をかけることが出来る臨速制御
▽運転士に向けた速度制限表示の連続表示、可視化など
優れた特徴を兼ね備えています。

290-4 速度系に現れる制限速度表示.jpg
  ▽ 運転台の速度メーター 制限速度を連続した▼表示で可視化 ▽

290-3 聖跡桜ヶ丘 23.10.15.jpg
  ▽ 地上の出発信号は既に無用の長物に…  
                        聖跡桜ヶ丘 23.10.15  ▽

当初は2010年度の完成目標だったと思いますが、ともあれ京王独自のATCがスタートし、より一層の安全運行管理が実現しました。
当事者の京王はもとより、利用客にとっても安全・信頼性が高まり結構なことなのですが、運用開始について事前のアナウンスが全く無いなど、周知・広報については通常時の企業PRと比べると、不思議に静かでした。
一般の利用客が目にする駅やホームでの掲示を待ちたいと思います。


*記事内で紹介した京王のATC機能にいては、イカロス出版のイカロスMOOK『鉄道時間』vol.010(2009年10月発刊)内の、「安全で正確な列車運行システムを作る 〜京王電鉄の取り組み〜」を参照しました。
この雑誌はすでに廃刊、または休刊となっています。
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2011年10月13日

No289 明大前に残る“幻の路線”


いま発売中の「週刊現代」
1022日号に、京王線明大前駅付近に現在も残る“東京山手急行電鉄”の複線路盤が、写真付きで紹介されています。


289-1 週刊現代記事 23.10.12.jpg
 ▽ 週刊現代23年1022日号 「幻の路線を歩く」より ▽

これは特集記事「未完成に終わった鉄道たち 幻の路線を歩く」の中で、全国に約50ヶ所残る「幻の路線」の一つとして、紹介されているものです。


写真は井の頭線です。
その手前、2線分の路盤が、“東京山手急行電鉄”が走るはずだったのです。

この複線路盤、知る人ぞ知る、戦前の“東京山手急行電鉄”による第二山手線建設計画によるもので、記事では京王線明大前で合流する予定だったが、第二次大戦で計画は消滅、この路盤はその名残と説明されています。
いわばこの区間は、帝都電鉄(井の頭線が京王に併合される前の会社名)井の頭線と“東京山手急行電鉄”が並んで走る、複々線として設計されていたことが伺えます。

 

渋谷や新宿から僅か10分弱の明大前に、このような幻の路線がいまも存在すると知って、読者の方は驚いたのではないでしょうか。

鉄道施設が産業遺産としての価値も持つ一例で、身近な京王でその例を垣間見ると、なにか感慨深いものがあります。

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2011年10月08日

No288 競馬急行にヘッドマーク


京王と日本中央競馬会がきょう10月8日(土)から11月27日(日)まで、共同で「京王線で東京競馬場に行こう!」キャンペーンを開催します。

288-5 競馬イベントポスター 23.10.jpg

その一環として期間中、競馬開催日は府中競馬正門前発新宿行きの上り直通急行列車の2本に、また平日は競馬場線内の折り返し列車に、キャンペーンロゴをあしらったヘッドマーク付きの列車が運転されます。

288-1 競馬急行 府中競馬正門前 23.10.8.jpg
  ▽ キャンペーンのヘッドマークを取り付けた競馬急行 9002F
                       府中競馬正門前 23.10.8 ▽

初日のきょう8日、1番列車となる府中競馬正門前発15時52分の急行新宿行きには、9002Fが充当されていました。

288-2 競馬急行 府中競馬正門前 23.10.8.jpg

ヘッドマークはご覧の通り、愛嬌と、親しみのあるキャラクターロゴ、図柄となっていました。

ヘッドマーク付きの1番列車は、9本運転される上り臨時急行の1本目でした。きょうはまだレースが続いていたこともあり、ガラガラの状態で発車していきました。

期間中、土日の競馬開催にあわせて1日2本運転されるヘッドマーク付き上り急行列車の運転時刻は、原則以下のとおりです。
▽府中競馬正門前発15時52分 新宿着16時24分
▽     同上    17時12分  同上 17時44分
1編成使用で、新宿到着後回送で再び府中競馬正門前まで戻り、再度上り列車に充当される運用です。

288-3 競馬急行 新宿 23.10.8.jpg
  ▽ 新宿に到着したヘッドマーク付き競馬急行 1番列車 
                                 23.10.8 ▽

競馬場へは京王電車で行ってもらおうというキャンペーンの趣旨からすれば、競馬開催時刻前の新宿発下り急行にこそヘッドマークを掲出したいところだと思われますが、残念ながら下りの新宿発府中競馬正門前行きの直通競馬急行列車の設定はありませんから、「京王線で東京競馬場に行こう!」キャンペーンといいつつも、競馬終了後の帰宅列車にのみ掲出という、“変則状態”となっています。
下りはレース開催前の時間帯の準特急にヘッドマークを掲出し、臨時停車する東府中で取り外すという“神業”があると楽しいと思うのは、ファンの勝手な思いですね。

いずれにしても、こうした楽しいキャンペーンは大歓迎。
2月の“高尾山冬そば号”や12月の“京王サンタ特急”に加え、今回の“競馬急行”の登場−。毎年の運転で、かつ全ての競馬急行にヘッドマーク掲出となれば、楽しみも倍増しますね。

288-4 競馬急行 新宿 23.10.8.jpg
  ▽ 回送列車として、再び府中競馬正門前を目指す“競馬急行”
                             23.10.8  新宿 ▽

余談ですが、府中競馬正門前発15時52分、新宿着16時24分の列車は、ヘッドマークを取り付けたまま回送列車として再び府中競馬正門前を目指し、折り返し17時12分発の新宿行き急行となります。
ヘッドマークを付けたままの回送列車というのは、大変珍しい存在ではないでしょうか。
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2011年10月05日

No287 京王線“ATCスタート”


287-1 北野 23.10.5.jpg
  ▽ 消灯している出発信号           北野  23.10.5 ▽

京王線の信号が、消灯しています。
運転台から、「チン、チン」と、これまでにない音が聞こえてきます。
制限スピードの括りが変わる度に「チン」と音が鳴ります。

287-2 運転台のATC表示 23.10.5.jpg

運転台の、「ATC電源」の表示が輝いています。

どうやら今月2日から、京王線、高尾線などで、ATCの運用が開始されたようです。
利用客にとっては突然のことのように見えますが(京王では計画に基づいてのことだと思いますが)、5日現在、駅やホームページで、ATCの運用開始を伝えるアナウンスはなされていません。

ATC導入に向け、深夜時間帯の習熟運転の周知ポスターが駅舎に貼られていたことからすれば、ATCの運用開始は広報されるはずですから、まだ完全移行、正式運用ではないということでしょうか。

余談ですが、北野では高尾線からの上り列車は平面交差で下り本線や京王八王子からの上り線を横切って、3、または4番線に入りますが、とにかく信号が点灯していません。あるのは、3番などと、入線すべきホームの番号だけが表示されています。
運転台直後で見ていると、進んでいいのか、或いは危ないから止まらなければいけないのか、まるで指標のない世界に突き進んでいくような感じで、怖いような感覚を覚えました。
まぁ、すぐに慣れるのでしょうが、運転士さんはどのような気持ちで平面交差ポイントに入るのでしょうか…。

ともあれ、運行管理の安全性が高まることは、大変結構なことです。
公式アナウンスを待ちたいところです。

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2011年10月01日

No286 素晴らしい2012卓上カレンダー/“競馬急行”にヘッドマーク


毎年恒例の「京王電鉄卓上カレンダー」ですが、きょう10月1日から、2012年度版の発売が各駅などで始まりました。

286-1 2012卓上カレンダー.jpg
  ▽ 2012京王電鉄卓上カレンダーの一部 (写真部分) ▽

2012年版については、京王ホームページの事前PRでは、次のように説明されていました。

『表紙や毎月のカレンダーには、今年度引退を予定している3000系と、惜しまれつつ引退した6000系にクローズアップし、最後の勇姿や昔懐かしい写真をはじめ、普段なかなか見ることのできない珍しい写真を使用しております。』

実際に手にとって見てびっくり。
まるでファン向けに作られたかのような素晴らしい内容で、驚きました。

286-2 2012卓上カレンダー.jpg

1月のカレンダーは、先頭車の前面リニューアル前後の2つの3000系急行の顔合わせの瞬間です。
決定的瞬間と、2つの顔の表情に、ファンならずとも、唸りますね。
「2」と「3」の運用番号も、印象的です。

286-3 2012卓上カレンダー.jpg

6月は6000系の廃車回送時のものです。
6416F+6417F+デワ600形電動貨車と、クヤ900形DAX軌道架線総合検測車の編成です。
これも今年の京王電車の、決定的なひとコマですね。

286-4 2012卓上カレンダー.jpg

9月は、井の頭線レインボーカラーの中、ライトブルーの3形態揃い踏みの雄姿です。
こんな“遊び心満点”な写真撮影を行っていたことに、敬意を表する思いです。

286-5 2012卓上カレンダー.jpg

10月は、6000系による京王八王子と高尾山口の分割特急時代の、3両編成の上り新宿行き特急です。
クハ6700形6800番台の、営業運転、しかも特急での先頭車「幌」付きの貴重な姿が、ファンの心を掴みます。
このような写真が採用されること自体、驚きです。スタッフの方は自由に、伸びのびと仕事をされたのだと思います。

このほか6000系+7000系の10両編成の雄姿、3000系唯一の残存編成3028Fの急行運転、井の頭線3000系と旧1000系が富士見ヶ丘で憩う姿など、魅力的な写真で彩られています。
これに、6000系の高尾号などのネームドトレインや、3000系の紫陽花ヘッドマーク付き列車があればとも思いましたが、少し欲張りすぎでしょうか。

これから1年間使用するカレンダーに、すでに引退、また間もなく引退の車両がメインとして扱われているのですから、構成的には大胆ともいえますが、6000系や3000系にとっては、なんとも幸せなことでしょうね。

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それからさりげなくですが、3000系を題材とした写真には、6000系引退時のポスター等に登場した引退記念のロゴマークと同様趣旨と思われる3000系のロゴマークが、早くもレイアウトされています。
3000系引退時には、またまた素晴らしい記念車内ポスターや記念グッズが登場しそうですね。
ともあれ、楽しいカレンダーの登場でした。


なお10月1日から、系列の京王アートマンが、「カラフル!不滅の京王井の頭線3000系」と題したDVDを発売します。運転台ビデオや走行風景に加え、井の頭線の歴史や各駅の紹介が内容とのことですが、京王の全面協力で制作とありますから、期待できそうです。

またホームページによると、「京王線で東京競馬場へ行こう」キャンペーンの一環として、10月8日(土)〜11月27日(日)の期間中、府中競馬正門前発新宿行きの直通急行列車(上り)の一部と、期間中の平日 東府中〜府中競馬正門前間を運行する列車にヘッドマークを掲出して運転するということです。

この秋、朝のラッシュ時に時として運用に入る井の頭線の3000系と、京王線の競馬急行を追いかけなければなりませんね。

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