2012年03月30日

No330 渋谷駅「行先案内表示」更新


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  ▽ 更新されたLEDの行先案内表示    渋谷駅 24.3.27 ▽

井の頭線渋谷駅構内の「行先案内表示」が、先週、新しいタイプに取り替えられました。
京王では昨年から、主要駅等で「行先案内表示」の更新が行われていますが、渋谷駅も旧来のものから、LED文字の輝度が高く、特に緑色が輝いて見える新型のものに変更されていました。

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  ▽ 撤去された、これまでの行先案内表示   渋谷 23.11.3 ▽
 
渋谷駅のこれまでのものは、急行や各停の停車駅案内や、3000系・1000系混在時代の3ドア・4ドアの乗車位置案内なども表示しており、渋谷駅独自の大型のものでした。

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しかし今回の新型のものは、そうした個別情報は、全て省略されています。
そのため全体では4行表示の大型ではあるものの、ご覧のようにかなり横長のスタイルとなっています。

このように大きくて横長、かつ基本情報のみのシンプルな表示のため、何か物足りない印象すら感じます。

それはともかく最近の京王は、新車の増備がない代わり、自動改札機の更新、運行情報表示ディスプレイの新設とメール配信サービスの開始、ホーム乗車位置ステッカーの全面刷新、ホーム案内放送の内容見直しなどなど、施設を中心に多様な改善が続いていますね。

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 ▽ 改札口の外に新設された情報表示ディスプレー
    ふだんは行先案内、トラブル時は運行情報を表示する
    この位置の後に、さらにもう1台設置されている 
                            新宿駅 24.3.29 ▽

かつて当ブログNo269で触れた、新宿駅での事故などによる運転見合せ時の乗客に対する情報提供不足の課題も、いまでは既設の「行先案内表示」に加え、複数の「情報ディスプレイ」が新設され、大きく改善されています。

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  渋谷駅も改札口のそとにディスプレーが新設    24.2.29 ▽

また渋谷駅でも同様に、改札口外に、行先案内表示と事故時の運行情報を表示するディスプレーが新設されました。

新宿駅と渋谷駅の取り組みは、利用客サービスの観点から、大変大きな前進だと思います。

欲を言えばこれらの施策に加え、23時以降の優等列車の速達性改善と、運転本数の増加を核としたダイヤ改定を願いたいところです。
善良な京王の利用客は、皆そのことを期待しています。

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2012年03月26日

No329 LEDの8033F


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    ▽ LED照明の8033F             調布 24.3.26 ▽

京王では先月(平成24年2月)、省エネルギー化を推進するため、車内照明を編成全体でLED化した編成、8033Fを試験的に登場させました。今月下旬には、さらに井の頭線で1編成を登場させるとしています。(後日、1029F編成がLED化されていることを確認しました。)

さてその8033Fに、一ヶ月たってきょう26日、ようやく、しかも夜間に調布駅で対面することが出来ました。

車内からこぼれる明かりの色ですが、在来車よりもより明るく、白みを帯びて見えるのがお分かりいただけると思います。
外から見ると、8000系の車内がより一層、クリアに、鮮明になったように見えます。

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車内はご覧のとおりで、LED照明管は平らなカバーで覆われているため、フラットな照明装置が続いているような印象です。

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橋本行きの下り列車として、調布駅ホームに停車している姿です。

在来車と比較すると、車内が白みを帯び、明るいことが良く分かります。
ただし、昨年実験的に編成で1両だけで登場した時に比べると、色温度やルックスといった専門的なことは良く分かりませんが、印象では、明るさはやや押さえ気味になっているように感じられました。

ところできょう、NHKの夕方のローカルニュース、及び午後9時からのニュースウォッチ9で、省エネに取り組む企業の一例として、京王の車内照明LED化の取り組みが紹介されていました。
この車内LED照明は、従来の蛍光灯と比較すると、およそ35%の電力削減につながると言うことです。

当然この8033Fの車内が全国に放映されていました。

様々な取り組みとメディアでの露出、最近の京王はよく健闘していますね。

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2012年03月23日

No328 “絶滅危惧種”7203F 7204F

 

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  ▽“京王の絶滅危惧種” 7203F    京王八王子 23.11.5 ▽

今回は、軽いお話です。

絶滅危惧種とは、「絶滅の危機にある生物種」のことですが、さしずめ今の京王に例えると、7203F 7204Fが“京王の絶滅危惧種”と言えるかもしれません。


それというのも、在籍車両190両の
7000系の内、この8両だけがいまだ更新されていなく、登場時の姿を今にとどめる貴重な存在だからです。


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車内は、ドア脇袖の仕切りやドア上のLED案内ディスプレーは当然ありません。吊り輪も昔の丸型のままです。また座席布地はオレンジのものから紫系に張替えられたものの、バケットシートにはなっていません。

しかし何といっても、他車との違い最たるものは、登場時からの床材の色合いだと思います。

 

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床材は、ご覧のようにあづき色2色の濃淡で構成されており、幅の広い中央部の方が濃いため、重苦しい印象を受けます。
車内全体を見ても、空間と床材の配色がアンマッチのように見受けられ、軽快な京王のイメージには少々馴染みません。


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ということなのでしょうか、この床材は
7000系リニューアル、カラースキーム変更の際に、明るい茶系のものに次々と変更されました。

しかしいまだこの
8両は、なぜか座席布地は変更されたものの、床材は登場時のまま残っているという、貴重な存在というわけなのです。
  
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  ▽ 72654車内         北野 24.2.26 ▽

7203F 7204Fとも単独で走ることはなく、他車と併合の10両編成で、高尾準特などでよく見受けられます。
更新もそう遠くはないと思われます。

今となっては“絶滅危惧種”となったこの床材の配色、そう長くは見られないと思います。

posted by 特急高尾号 at 00:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 車両 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月13日

No327 “ファンの目から見た5000系の33年”


今回は、熱心な京王電車ファンとして、また「京王鉄道友の会」の会員として鉄道趣味界で広く知られている鈴木 洋さんが、ネコ・パブリッシング社のRM LIBRARYシリーズで上梓した『京王5000系 −ファンの目から見た33年−』について述べてみたいと思います。

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  ▽ 『京王5000系 −ファンの目から見た33年−』
              ネコ・パブリッシング社 RM LIBRARYシリーズ ▽

本書は昨年10月に発刊されたものです。
長年に亘る京王電車の観察、調査、研究の集大成であるばかりでなく、沿線在住のファンならではの眼差しが全編に溢れています。
初めて拝見する数多くの貴重な写真も多く、京王ファンの心を魅了します。

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本書はまず、京王が戦災復旧車や老朽車、小型車で溢れかえっていた昭和30年代、そうした中で5000系を昭和38年、世に登場させる時代状況や背景、さらに車両の搬入や試運転の様子などを、貴重な写真を交えて「5000系誕生前夜」として克明に記しています。

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 ▽ 「5000系誕生前夜」 貴重な写真と逸話が紹介されています ▽

この中で紹介されている5000系を名車たらしめた斬新な正面形状や、アイボリーホワイト色の採用に至る逸話は、大変貴重なものだと思います。

次いで「5000系の全盛時代」の項では、5000系の登場以降、毎年の出来事、運用、更新工事などの変化を年度ごとに、詳細、克明に記しています。

昭和41年には、先頭車正面の行先方向幕が布製からビニール製に変わったそうです。
こうした記述、目線は、ファンならではのものであり、読んでいて楽しくなります。

昭和42年には高尾線が開業、このころには台車の交換が頻繁に行われました。編成の一覧表はもとより、台車交換の変遷一覧表には圧倒されます。

このほか、先頭車帯の「ヒゲ」廃止の逸話、スカート取り付け車の登場、事故車の紹介、7両幌付きオール貫通編成の登場、地方鉄道への転出と廃車への道筋などなど、京王ファンにはたまらない話が満載です。

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写真も、昭和38年の導入当時の搬入光景から始まり、正面「ヒゲ」付き時代の数々の活躍と雄姿、貴重なスカート付き編成やヘッドマーク付き臨時特急「エルザ」、そした高尾線開業の記念列車などなど、目を見張るものがぞくぞくです。

本書には鈴木さんを始め、数多くの方々が撮影した5000系の登場から引退までの33年間の四季折々、沿線各地での雄姿が収められており、33年間の活躍を走馬灯のごとく回顧することが出来ます。

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ネコ・パブリッシング社のRM LIBRARYシリーズは、各社の歴史的価値のある名車を濃厚な趣味的観察眼と、正確な情報、社会的視点で編集する貴重な鉄道MOOKシリーズとして、広く知られています。

33年間もの長きに亘る5000系の変遷を記録した鈴木さんの情報取材・蓄積力と、タイムリーな写真の撮影と撮影技量、加えて鈴木さんとの交流に応じた当時の京王の先輩諸氏らの結晶が、ネコ・パブリッシング社RM LIBRARYシリーズ『京王5000系 −ファンの目から見た33年−』を産み出したと言えます。

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   ▽『京王5000系 −ファンの目から見た33年−』 あとがき ▽

京王ファンとして、また当ブログ管理人として、“5000系の歩み”集大成ともいうべき力作、『京王5000系 −ファンの目から見た33年−』 が刊行されたことに感動せざるを得ません。
また筆者の鈴木 洋さんは、同社から『京王線 14メートル車の時代』と題した姉妹誌も刊行しており、その実績、成果に深い敬意を表するものです。

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2012年03月03日

No326 調布駅付近連続立体交差事業 地下線への切り替えは今年8月か


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 ▽ 調布駅付近連続立体交差事業 工事風景 
                        西調布付近   23.10.8 ▽

京王線柴崎駅〜西調布駅間約2.8kmと相模原線の調布駅〜京王多摩川駅間約0.9kmを地下化する京王線の「調布駅付近連続立体交差事業」について、先月28日の東京都議会の代表質問で答弁に立った建設局長が、線路の地下への切り替えは今年8月に行う方針を明らかにしました。

これは29日、読売新聞の「YOMIURI ONLINE」が報じて判明したものです。


連続立体交差事業については、当初2012年の完成とアナウンスされていましたが、京王のホームページでは2014年とされ、2年遅れるのかといった憶測も流れていましたが、事業主体の東京都の建設局長が議会で切り替え時期は8月と言及したことで、正式決定ではないにしろ、同区間が8月ころ、地上から地下に移ることが現実味を帯びてきました。

今後、各種手続き、地元説明などを踏まえた上で、東京都、関連自治体、京王など、関係事業者から、正式なアナウンスがなされることと思われます。

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  ▽ 地下化の工事が行われている調布駅       24.2.29 ▽

ところで、現状の調布駅などを見ると、これで本当にあと半年後に地下ホームに列車が走り、お客様が地下ホームに降り立つのかと思いますが、地上からは見えない地下では、かなり整備が進んでいると言うことでしょうか。

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 ▽ 手前:相模原線 右:京王線の同時進入光景 調布 23.8.3 ▽

仮にこの夏から同区間が地下化されるとなると、京王線と相模原線の上り列車同時進入など、調布駅でのスリリングに富んだ列車走行風景は、幕引きに向けていよいよカウントダウンに入ります。

また、思い立つのはダイヤ改正です。
現在の地上線では、本線と相模原線が平面交差している為、度々本線や相模原線の列車が先行列車の通過待ちを余儀なくされるなど、ダイヤ上での大きなネックとなっています。

地下化では平面交差が解消されるため、かなり大胆なダイヤ改定が可能となります。
また新しいダイヤでは、現在は風前の灯となっている特急列車をどのような展開で復活させるのか、列車種別のありようや、相模原線優等列車の新展開はあるのかなど、興味は尽きません。

話は戻りますが、京王はホームページで、同事業の完成を2014年としていますが、地下化完成後も、引き続き地上部分の整備などが続き、全ての工事終了時期を2014年度と現しているものと思われます。

議会という公の場で、東京都建設局幹部から、地下への切り替えは「8月」との発言がなされたため、今後はどの時点をもって「完成」と言うのか、列車運転の地下化、ダイヤ改正はいつかなど、京王線利用者に対しても関係事業者が連携しつつ、より具体的、かつ分かりやすい情報の提供に努めて欲しいと思います。

posted by 特急高尾号 at 23:38| Comment(2) | TrackBack(0) | 経営 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする