2015年02月27日

No685 “増発と削減” 京王井の頭線 27.2ダイヤ改定で新たな動向


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 ▽ 井の頭線ダイヤ改定のHMを付けた1029F 渋谷 27.2 ▽

2月27日、京王は井の頭線で「ダイヤ改定」、京王線で「ダイヤ見直し」(過去の例だと「修正」)が行われました。

【井の頭線 急行増発、各停削減 新たな動向】
このうち「改定」とされた井の頭線は、平成25年3月のATC導入、同年9月17日のダイヤ見直し以来の大幅改定です。
事前から広報された改定の主な内容は以下のとおりです。
〇平日:早朝 渋谷−吉祥寺で急行上り8本増発、下りは3本の新設
〇平日:22時台に渋谷発下り急行2本、各停2本を増発
深夜0時台に、下り急行を平日1本、土休日4本増発
 上り急行を平日1本、土休日2本増発
〇土休日:午前9時台からの急行運転を6時台から開始
〇平日・土休日:日中時間帯の急行所要時間を1分短縮して16分に
 合わせて急行:各停の運転間隔を7分・8分間隔から8分間隔に統一
〇平日・土休日:渋谷発終電を富士見ヶ丘行2分、吉祥寺行7分繰下げ

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  ▽ 井の頭線ダイヤ改定を広報する車内吊りポスター 27.2 ▽

これを新旧時刻表で列車本数の比較をしてみますと、ダイヤ改定の広報ポスターでは早朝・深夜時間帯の急行増発が強く謳われていますが、朝のラッシュ時間帯の6時〜8時台で、1時間あたり上り各停が区間によりますが1〜6本削減されていることが分かります。

[吉祥寺では−]
午前6時台の上り列車は従来の各停9本・急行2本から、各停が1本減少して8本、急行は6本増加して8本に、全体として5本の増発
午前7時台は各停16本・急行0本から各停17本・急行が新設されて2本増加、全体で3本の増発
8時台は各停のみの運転で、新旧ダイヤで変化なしの14本となっています。

[富士見ヶ丘では−]
各停のみ停車の富士見ヶ丘では、午前6時台の上りは始発も含めて全体で4本減の12本
7時台は5本減の22本、8時台も5本減の23本となっています。

[明大前では−]
急行・各停全ての列車が停車する明大前では、
6時台は各停が2本減・急行が4本増で、全体では2本増の14本
7時台は各停が6本減で25本から19本に、急行はこれまで運転がありませんでしたが4本新設、全体では2本減の23本、
8時台は新旧ダイヤともオール各停ですが、29本から3本減の26本となっています。

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  ▽ 午前6・7時台に急行が8本増発される吉祥寺駅  27.2.25 ▽

朝の時間帯を俯瞰して見ますと、吉祥寺発では午前6時台で各停が1本減少するものの、全体としては急行の増発で6時台・7時台とも増発となります。一方富士見ヶ丘−渋谷間で見ますと、7時・8時台は各停の削減が行われており、井の頭線上り列車全体の運転本数でみると、僅かながらですが減少となっています。

夜間22時台は、渋谷発下り急行・各停がそれぞれ2本ずつ計4本増発されています。一方で同数の列車が17時台で削減されており、相殺関係となっています。

つまり朝ピーク時は輸送体系を午前6時・7時台に前倒して急行を増発、速達サービスを実現する一方、7時・8時台は各停の運転本数を削減、上り列車全体の運転本数を減らすことで全体のバランスを取りながら円滑な急行運転と、渋谷方での珠数つなぎによる列車遅延状態の改善を狙ったものと推測できます。

また夜間は輸送実態に即し、比較的空いている夕方17時台の列車本数を混雑の激しい深夜時間帯に振り向け、全体として混雑の緩和を図ったものとみられます。
このほか土休日の急行運転の開始時間繰り上げ、平日も含めた最終列車の時間繰り下げは、限られた経営資源の中での積極的なサービス向上施策だと思います。

【京王線】
京王線関係は、「平日朝の時間帯を中心にダイヤの一部を変更」とされました。これまでは「修正」と呼称してきた、小規模な内容です。

具体的には相模原線橋本発で、7時・8時台上り区間急行と各停の一部列車の行先が変更になっています。その影響で明大前でみると各停1本が削減、区間急行の行先が新線新宿から京王線新宿に変更となっているようです。京王八王子や高尾山口発の上り列車には、種別や行先の変更は見られません。

京王線新宿発の下り列車では、6時台の区間急行橋本行き1本が区間急行としては初の行先となる京王多摩センター行きに変更、9時台では唯一1本だけ運転されていた8両編成の快速高幡不動行きが消滅、また各停八幡山行きも姿を消しました。趣味的には残念ですが、これは致し方がありません。

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 ▽ 姿を消した8両編成「快速 高幡不動行き」 府中 27.2.16 ▽

一方今回は朝の時間帯を中心とした一部変更なので、夕方の下り各停桜上水行き、八幡山行き、都営車両による都営線からの直通急行調布行き4本(調布から先は各停高尾山口行き)、さらに深夜時間帯の高尾山口発都営新宿線瑞江行きなどの “個性派列車” は全て健在です。

京王線については今秋にダイヤ改定を行うとすでに広報されており、特急の続行運転のありようなど、今後の動向が注目されます。

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  ▽ ダイヤ改定を特集した「京王ニュース」27年2月号 ▽

【ダイヤ改定 広報・周知について】
ところで今回のダイヤ改定については、1ヵ月前からホームページ、2月に入ってからは「京王ニュース」や車内吊りポスター、パンフレット等で広報され、各駅の詳細時刻については2月中旬以降にホームページにアップ、ポケット時刻表は月末に配布と周知されました。

これを受け改定5日前の23日から各駅で一斉にポケット時刻表の配布、新時刻表の掲出が始まりました。
高尾線内では単に新時刻表を掲出するだけでなく、時刻が変更される列車の新旧時刻を掲出、また井の頭線の一部駅では深夜時間帯での下り列車と小田急線下北沢駅での乗り継ぎに関する注意を具体的に表示するなど、一部ですがきめ細かな対応が見られました。

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  ▽ 高尾駅では、時刻が変更される全列車の内容を表示 ▽

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 ▽ めじろ台駅では「1分繰上げ」「1分繰下げ」と注意を喚起 ▽

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 ▽ 渋谷駅では小田急線への乗り換えが出来ないケースを周知 ▽

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▽ 富士見ヶ丘駅では4時から8時までの本数・時刻の新旧別を表示
   本数減少は一目瞭然。その点についての説明はありません ▽

一方ホームページでの詳細新時刻表アップについては、予告どおり中旬からホームページの「時刻表」内で掲載が始まりましたが、掲載開始がトップページの「ニュースリリース」で周知されなかったため、時刻表内画面を毎日まめにチェックしなければ掲載に気づけない状態でした。掲載開始の周知はもとより、トップ画面のダイヤ改定記事にも時刻表へのリンクを貼るなど、広報・周知の有機的な展開について、利用者に向けたいっそうの配慮が求められます。

【ダイヤ改定 「増発と削減」説明の透明化が必要】
今回の新ダイヤでは、井の頭線では急行を増発する一方、朝のラッシュ時に上り各停を削減するという、これまでとは異なる見直しが行われました。しかしダイヤ改定の各種広報はどれも急行増発について強調したもので、各停削減についてはその事実も、削減の目的や効果についても触れられていませんでした。

“改定の蓋” が開けられ、初めて利用客は各停本数の減少を体感したと思われ、「増発・増発と言いながら、各停は削減か…」と、疑問・不満が出ないとも限りません。
仮に今回の改定内容が井の頭線ダイヤ最適化へ向けた「新経営方針」ということであれば、その大義をきちんと利用客に伝える必要があったと考えます。

ところで来月3月にダイヤ改定を行うJRでは、首都圏の横浜線、相模線、南武線、川越線等で増発とともに利用客の少ない時間帯などで一部列車の削減や見直しを行います。
こちらの方はダイヤ改定パンフレットに、増発とともに見直しや削減も行うことが理由とともに明記されており、ダイヤ改定の広報にも新しい流れが見られます。

ダイヤ改定は限られた経営資源の中で行われるものですから、当然利用客全ての要求には応えられません。その時々での経営環境と戦略、利用客ニーズを組みしての最適化が図られますが、その上で増発は増発、削減は削減、見直しは見直しと、改定内容の透明化と利用客へのメッセージ、説明をどのように展開していくかがが、今後問われる時代になると思います。

また注意を要する列車の発着時間の繰り上げ・繰り下げや行先変更、深夜時間帯の他社線や支線への乗り継ぎの可否情報など、ダイヤ改定に関する関連情報は各駅ごとに個別に掲出することはもちろんのこと、必要に応じてホームページでも一元的に掲載するなど、一層のきめ細かな情報提供と高度化が求められます。

鉄道事業者にとっては、“あちらを立てればこちらが立たず” で、ダイヤ改定の度に苦労が多いと推測できますが、だからと言って利用者に対する適切な説明と配慮が欠ければ、“信頼のブランド” は築けません。
ことし秋に行われる京王線のダイヤ改定では、こうした点でも少なからず 「改定」=「変革」が行われることを利用者として望みます。

posted by 特急高尾号 at 17:58| Comment(7) | TrackBack(0) | ダイヤ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年02月20日

No684 ディテールから見た“京王5000系”の魅力


5000系のディテール、魅力に迫る、京王電車ファン垂涎の素晴らしい書籍が先月末、出版されました。

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1月29日にネコ・パブリッシング社から発刊された同社MOOKシリーズで、「鉄道車両ディテール・ファイル017 京王5000系」です。

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すでに多くの方がご覧になっていることと思いますが、手に取ってまず、冒頭の「5000系 カラーグラフ」から、もう興奮に包まれます。1960年代から80年代にかけて撮影された5000系の貴重なカラー写真が特大の大判で続きます。

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「京王5000系とは?」と題した、いわば5000系の生い立ちである“大変遷史” に次いで、「5000系の変遷」と題し、1963(昭和38)年登場の1次車から69(昭和44)年登場の10次車までの入線秘話、機器の変遷、詳細な改造史が綴られています。

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その記事を補って余りある数々の写真は、記録としても勿論ですが、趣味的に見ても 最大級の貴重作品で、京王電車ファンの目を釘付けにします。

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このほか大作の「5000系車歴表・編成表」、「冷房装置の分類」、「装備一覧表」を始め、「屋根上機器・配管図」、「台車分類」などの貴重な資料が満載で、5000系の魅力を余すことなく伝えています。

いずれの記事も記述内容は専門的かつ具体的で正確、そして写真はメーカー陸送日などに撮影されたものや基地内でのカットが数多いため、主要2名の著者はもと京王関係者ではないかと推察できます。

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 ▽ 京王れーるランドで野外展示されている5000系  27.1.3 ▽

ネコ・パブリッシング社のこの「鉄道車両ディテール・ファイル」シリーズは、「鉄道模型モデラーのために車両のディテールにスポットを当て解説を加える書籍」(ディテール・ファイル広告文より)とされていますが、いやいや何のその、本書で綴られた5000系の変遷記録と解説、貴重な写真類は、モデラーのみならず全ての京王ファンにとってかけがえのない記録集といえます。

5000系は1963(昭和38)年8月の登場期からすでに半世紀を越え、また1996(平成8)年12月の引退からも19年が経過しています。
そうした長い歳月が過ぎてもなお今日、このような特集書籍が刊行されるということは、5000系電車がとりわけ私鉄車両の中でも「名車」と言われて愛された所以です。

今回の「鉄道車両ディテール・ファイル 京王5000系」は、2011(平成23)年10月に同社から発刊された鈴木 洋氏著作のRM LIBRARY146「京王5000系−ファンの目から見た33年−」と並び、緻密な観察、分析、記録に基づく京王電車に関する名著と言えます。


ところで昭和30年代から50年代にかけては、京王に限らず私鉄各社では戦後の荒廃期から脱出して車両や施設の近代化が進み、また各社を代表する特急が誕生、さらに他社との相互乗り入れがスタートするなど、大きな飛躍・変貌が続き、鉄道事業社としても記録すべき内容に富んだ時代でした。

しかしそうした時代を現場で支えた社員が次々と退職して資料も散逸していく中で、在野では鉄道ブームを背景に研究者や趣味者による関連書籍が相次いで刊行されていますが、それとは別に、軒並み100年近い歴史を有する鉄道事業社自らも、どのような情報をどのような形で後世に伝えていくのかが問われていると考えます。

鉄道は地域の暮らしや文化、経済と密接に繋がって地域史を形成しているだけに、京王にとっても避けては通れない喫緊の課題だと思います。

posted by 特急高尾号 at 17:53| Comment(2) | TrackBack(0) | アラカルト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年02月14日

No683 ポイント点検 冬そば号1時間遅れで運転



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  ▽ 1時間遅れで運転「高尾山冬そば号」9030F
                   高尾 27.2.14 ▽

第13回「高尾山の冬そばキャンペーン」に連動して14日、臨時急行「高尾山冬そば号」がことしも都営新宿線大島駅から高尾山口駅まで直通運転されました。

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ことしは9030Fが充当され、前後を毎年新製される特製ヘッドマークで飾っての運転でした。

ところが午前10時過ぎに高幡不動駅下り線でポイント点検が発生し、京王線は10時7分から約1時間にわたり府中−北野間などで運転見合わせとなるトラブルが発生しました。

このため「高尾山冬そば号」は途中で立ち往生の状態となってしまいました。1号車から10号車まで立錐の余地もないほどの満員状態でしたから、立ったままの高齢者や子ども達にとってはせっかくの楽しみが辛い行程となってしまいました。

ところが “カレチ氏” (注1)の車内放送が『お客様に残念なお知らせです…』などと、なかなかユーモアに富んだもので車内では笑いまでが飛び出し、和やかな雰囲気に包まれたと乗客が高尾駅でお礼を述べる一幕も見られました。

「高尾山冬そば号」が終着駅に近づくと、くだんの“DJ車掌” ともいうべきカレチ氏の列車遅れに対する丁重なお詫びに続き、『蕎麦は延びないうちにお召し上がりください』との放送があり、再び車内は爆笑に包まれ、55分遅れの11時55分、なんとか高尾山口駅に到着しました。

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  ▽ 「高尾山冬そば号」到着直後の高尾山口駅 ▽

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また列車は高尾山口に到着後、種別・行先表示をすぐに「回送」とすることなく、しばらく「急行 高尾山口」をそのまま表示、『記念写真は慌てずゆっくりと楽しまれてください』とのサービスもあり、多くの方々がカメラを向けていました。

一時はどうなるかと気を揉んだ「高尾山冬そば号」の運転でしたが、無事に終着までたどり着き、一安心というところでした。

ところで運転再開後、途中の各駅では車内で配られる乗車記念プレゼントの交換券を貰うべく、年配者がホームの待合室等で「高尾山冬そば号」の到着を待つ光景が見受けられました。「冬そば号」の人気のほどが伺える様子でしたが、各駅で『高尾山冬そば号は遅れながらも運転されています』旨の放送があればと思ったことでした。

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  ▽ 運転再開直後に見られた「準特急 高幡不動」行き 高尾 ▽

また運転再開後の整理運転では、上りで「準特急高幡不動行き」の列車が運転され、異彩を放ちました。

(注1)カレチ:長距離列車に乗務する客扱専務車掌 旅客列車長の呼称 鉄道業界用語

posted by 特急高尾号 at 17:40| Comment(4) | TrackBack(0) | アラカルト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年02月13日

No682 京王にも統一“ベビーカーマーク” 登場


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  ▽ 京王にも統一「ベビーカーマーク」が登場 27.2.12 ▽

京王電車の内外に、ベビーカー使用での優先乗車スペースを表示する統一「ベビーカーマーク」のステッカーが登場しています。

ベビーカーの優先乗車スペースは車いすの優先スペースと共用のため、ステッカーも車いすステッカーと並んで貼られています。
限られたスペースですが、お子さんを乗せたベビーカーはこのスペースを活用してくださいとの誘導サインでもあり、駅貼りポスターではベビーカーを使用した状態で乗車する利用者に対して車内でのマナーを守るよう呼びかける一方、一般利用客に対してもベビーカーの乗車に対して理解を呼び掛けています。

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ところで乳児を乗せたままでのベビーカーの乗車に関しては、最近では鉄道事業者が認めているのですが、かつては車内での転倒事故防止や混雑した車内での一般乗客への迷惑にも配慮し、“ベビーカーは折りたたんで乗車” を旨として利用者に周知したり、ベビーカーを使用しての乗車に関する事業者間での統一見解や統一マークなどが制定されてこなかった経緯があります。

しかし近年、利用者からの強い要望を受け、また各鉄道事業者も法律に伴う駅構内のバリアフリー化や車内の車いすスペースの設置が進んだことを受け、国土交通省やJR・民鉄協加盟鉄道事業者、バス事業者団体などで作る協議会(注1)は昨年3月、統一見解としての公共交通機関での「ベビーカー利用にあたってのお願い」と、統一の「ベビーカーマーク」を決定し、広く国民に啓発活動を行っていくことを確認しました。(注2)

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  ▽ 都営新宿線「ベビーカーマーク」 笹塚 26.8 ▽

それを受け、首都圏ではトップバッターとして昨年夏、東京メトロと都営地下鉄がベビーカーを折りたたむことなくそのままで乗車可能なことを示す統一の「ベビーカーマーク」ステッカーを登場させました。
その後の取り組みが注目されていましたが、昨年冬から山手線などのJR線でも広範囲にこのステッカーの表示が始まりました。そして今月中旬に入り、いよいよ京王でも統一の「ベビーカーマーク」ステッカーの掲出が始まったものです。

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目に見える形でベビーカーを使用しての乗車を “公認” し、一方でベビーカーを使用する人にも一般乗客にもマナーや理解を求めるという点で、この統一マークの掲出は画期的な意味を持ちます。

京王線は都営新宿線からの乗り入れ本数も多い中で、都営車両は統一「ベビーカーマーク」を掲出し、京王車両は非掲出の状態が半年以上も続いていましたが、今回の取り組みで足並みも揃い、バリアフリー化がさらに前進したことになりました。

(注1)「公共交通機関等におけるベビーカー利用に関する協議会」


posted by 特急高尾号 at 23:53| Comment(2) | TrackBack(0) | 経営 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年02月06日

No681 井の頭線に新型吊り輪 京王線にもLED


2月に入り、京王線、井の頭線の車両で小変化が続いています。

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  ▽ 新しい丸型の吊り輪に交換された1771号 27.2.5 ▽

2月4日、井の頭線1021Fのうち、1771号の吊り輪が新型のものと交換されていることを確認しました。

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8000系大規模改修、リニューアル車と同様のものです。
ただしどうしたことか、1021Fの編成全体ではなく、上り渋谷方の1771号のみが交換されています。

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またおもいやりぞーんのオレンジ色吊り輪は交換されておらず、従来の三角形のままです。ちなみに8000系リニューアル車は、当然オレンジ色の吊り輪も新型のものに交換されています。
この1771号の吊り輪交換ですが、いまさら検証でもないと思いますし、単に障害等でこの車両だけ交換する必要が発生したのか、あるいは何か別の目的があるのか、少々気にはなります。

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また井の頭線の一部編成では、出入口ドアに新しいステッカーの掲出が始まりました。

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ステッカーは各ドアの戸袋側に貼られ、手を引き込まれないようにと注意喚起のメッセージが記されています。

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 ▽ 車内照明がLED化された1004F
        軽快、かつ爽やかな明るさとなり、車外からも一目瞭然 ▽

井の頭線電車の車内照明のLED化は、先月までに1001F〜1003、1023Fが完了していましたが、今月に入り1004F・1005FもLED化されていることを確認しました。
また井の頭線だけでなく京王線でも2月に入り、試験運用の8033F以外に新たに7024FがLED化され、出場しました。さらに駅ホーム上屋の照明も蛍光灯からLED灯に変更されているケースにも出会いました。
どうやら京王は各種照明のLED化を本格的に進めるようですね。

このほか井の頭線では、昨年からの1011F〜1013Fに引き続き、1014Fの行き先表示もフルカラー化されていることを、5日確認しました。

京王電車ファンはしばらくの間、京王線や井の頭線に乗車の度に 、各種設備の動向チェックに追われる日々が続きそうですね。

【補足】
・ドアステッカー 京王線でも取り付け
・新型吊り輪 京王線9001Fでも
上記内容について、6日、Yut4さまからコメントをいただきました。

以下にご紹介させていただきます。ありがとうございました。
・ドア戸袋付近のステッカーについてですが、現在京王線の車両でも確認されています(9000系の直通車だったはずですが・・・)。
・新型つり革は9000系01Fの新宿寄り先頭車にも設置されています。両者共に一部編成でしか設置されないのは、何らかのテスト的要因があるのでしょう。
私見ですが、今後ドア付近のステッカーは小田急1000形更新車を意識したかもしれませんね(ドア戸袋付近に黄色の飾り帯付)。

posted by 特急高尾号 at 18:33| Comment(4) | TrackBack(0) | 車両 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする