2015年11月29日

No760 5年前の京王電車E 平成22年10月


毎月1回、5年前の京王電車の世界を、当時の「京王線 井の頭線 応援歌」の記事から振り返えるとともに、現在の視点も加えてお伝えしています。
今回は、2010(平成22)年10月分をお伝えします。

【平成22年10月】

【6000系 高尾線の小さな秋】
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  ▽ 高尾線を走る6000系 
          めじろ台−狭間 22.10.13

高尾線に秋がやって来ました。
ススキの穂が秋風に泳ぎ、暑かった夏から秋へと、季節の変化を伝えています。

6000系にとっては、これが最後の秋です。
ススキの穂と、アイボリーホワイトが、絶妙な雰囲気を醸し出していました。
このころは、高尾線には通常平日朝1回のみ、普通列車として1往復の6000系が走りました。

188-3 6412+9008F めじろ台-狭間 22.10.13.jpg

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 ▽ 7425F+7009F   めじろ台-狭間   22.10.10 ▽

めじろ台から狭間方向を望みます。
この区間は10月ともなると一面ススキの銀世界と化し、沿線の人々に感嘆をもたらします。
ススキの中を走る京王電車は恰好の被写体となるため今日でもファンの方々にとっては、京王電車絶景ポイントの一つになっているようです。

【7026F 登場】
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  ▽ 登場した7026F 各停北野行きの表示も懐かしい 
    北野からは準特急新宿行きとなる  めじろ台 22.10.17 ▽

7000系の組成組み換えにより誕生する7026F〜7029Fの10両貫通化編成のうち、元7012Fに元7015Fの2両を組み込んで誕生した7026Fが、10月16日から営業運転を開始しました。

189-2 7526ほかめじろ台 22.10.17.jpg
  ▽ コルゲートボディの10両貫通編成の誕生  7526ほか ▽

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  ▽ めじろ台を発車する7026F  
    統一された編成美が美しい めじろ台 22.10.17 ▽

編成組み換えにより、どちらかというと単調気味だった7000系に新たな命が吹き込まれ、当時、これまでにない新たな魅力を感じたものです。

この後続く幕車7000系10両編成の続々の登場が、今年9月のダイヤ改正で、まさかの京王線特急・準特急の主役に躍り出るとは、当時京王電車ファンの誰もが想像しえなかったことだと思います。

【"馬が走る 電車が走る"…】
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 ▽「競馬急行」が入線 行先は「新線新宿」  
            府中競馬正門前 212.10.31 ▽

この年、10月31日(日)は、競馬のG1レース
「第142回天皇賞」が行われました。
レース終了後、府中競馬正門前からお馴染みの京王線直通「臨時競馬急行」が運転されていましたが、様子は現在と少し異なっていました。

天皇賞やダービー開催日だけでなく、春と秋の競馬シーズンの土休日、15時台後半から17時台前半まで、次から次へと10分間隔で合計9本もの「競馬急行」が、行き先も2手に分かれ、新線新宿と京王線新宿へ交互に“疾走”していました。

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 ▽ 夕暮れの中、発車を待つ京王線新宿行きの「競馬急行」
                  府中競馬正門前駅 ▽

運転も、東府中からは「競馬急行」が先行する準特急を追いかける続行運転で、調布からは相模原線の急行又は快速が間に入り、準特急、急行・または快速、そして「競馬急行」と優等3列車が続行運転となる、ぞくぞくするダイヤでした。
さらに大レース開催日など人出が多く見こまれる時は、「競馬急行」に加え、飛田給や東府中行きの普通列車も増発されるなど、まるでファン向けのような運転光景が見られました。

192-5 構内の時刻表.jpg
 ▽ 府中競馬正門前駅構内で見られた特製大型時刻表
   当時の土休日線内各停は都営車両  懐かしの光景

192-6 ホーム時刻表.jpg
▽ 当時のホーム時刻表 右は平日、左が「競馬開催時刻」
       緑色が「競馬急行」 10分間隔で発車することが分かる
      17時台の普通列車の増発は紙で貼られていた ▽

この新線新宿と京王線新宿行きの交互発車の「競馬急行」ですが、現在は新線新宿行きの"競馬急行"が5本のみ運転されています。
それというのも、復活した橋本特急が京王線新宿行き"競馬急行"の行先を阻んでしまったためです。
そのため、ダービー、天皇賞、ジャパンカップの大レースの際は、混雑緩和を補完するため、途中の飛田給まで臨時の「飛田給急行」が運転されていることは周知のとおりです。
いわば橋本特急が、京王線新宿行き「競馬急行」を蹴飛ばしてしまったと言ってもいいかもしれません。
(つづく)


[ご参考 当時のブログ記事 平成22年10月]

posted by 特急高尾号 at 08:18| Comment(2) | TrackBack(0) | 5年前の京王電車 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月22日

No759 5年前の京王電車➄ 平成22年9月


毎月1回、5年前の京王電車の世界を、当時の「京王線 井の頭線 応援歌」の記事から振り返えるとともに、現在の視点も加えてお伝えしています。
今回は、2010(平成22)年9月分をお伝えします。

【平成22年9月】
【"げげげの女房"  記念乗車券発売】
この年のNHKの朝のテレビ小説は、水木しげるさん原作の「ゲゲゲの女房」でした。
沿線の調布が舞台となったため、京王は9月11日、ご覧のような記念乗車券を発売しました。

181-1 記念入場券.JPG

記念券は調布市内5駅(調布・布田・国領・柴崎・つつじヶ丘)の硬券入場券や深大寺までのバス硬券乗車券をセットしたもので、入場券にはイラストも描かれており、なかなか個性的なものでした。

181-2 記念入場券.JPG

発売は調布、つつじヶ丘、新宿駅の3駅のみ
でしたが、3駅とも午前中に完売しました。
この年5月の映画「RAIL WAYS」の公開記念入場券は売れ行きがパッとしなかったようですが、こちら「ゲゲゲの女房」の方はNHKニュースや新聞各紙で報道されたこともあり、あっという間の売れ行きでした。

181-4 記念入場券む.JPG


当時、5月に映画「RAIL WAYS」のラッピング+ヘッドマーク付き電車が走りましたので、この「ゲゲゲの女房」記念乗車券企画も発売を早めて同時開催し、映画・テレビの人気番組ヘッドマーク付き列車2本を調布駅で同時発着させるなどの競演を実現したら楽しかったのにと、当時思ったことでした。

【"山側"・"海側" ?   姿を消した「山側どうぞ−」】
当ブログ80「"山側どうぞ" 」で、新宿駅3番線で係員が「山側ドア、どうぞ」と放送していることについて触れたのですが、この年の「京王ニュース」9月号に、車体に大きく「山」、「海」と表示された7000系電車の写真が1面を飾りました。

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  ▽ 京王ニュース 22年9月号  脱線車両の復旧訓練光景 ▽

182-2 京王ニュース.JPG
 ▽ 京王ニュース 22年9月号から
    車体には大きく「山」・「海」の文字が…▽

「脱線復旧訓練」を伝える記事の写真として掲載されたものですが、この写真を見て一般の方々や子どもたちは、「山」・「海」? と思ったかもしれませんね。

「山側」・「海側」は鉄道現場で使われる用語で、路線(線路)に対し、その方向が海側か山側かを示すものです。
京王線の新宿駅でみますと、下り方向に対して列車の左側が太平洋側の「海側」、右側が高尾山などの「山側」となります。「左側」・「右側」と言わず、「山側」・「海側」と呼称するのです。

もっとも今日では、新宿駅3番線での乗車ドア開閉を知らせる係員の放送は、「山側ドア、どうぞ」から、平成25年3月のホームドア設置以降は「降車終了。3番、FD(えふで−)どうぞ」と、ホームドアに関連づけた放送に変わってしまいました。

京王から、一般利用客が耳にすることの出来る鉄道慣用語の一つが姿を消してしまったことは、少々寂しい感じがします。

【新たな"注意喚起シール"  顛末は?】
京王線・井の頭線電車の車椅子スペースには、2009(平成21)年10月から、壁面横方向に設置されている握り棒と壁面との間に手を挟まれないよう、ご覧のような注意喚起のシールが貼られました。

184-1 車椅子コーナーの新しいマーク.JPG184-2 新しい絵表示マーク.JPG
   ▽ 平成21年10月から登場した挟まれ防止の注意喚起シール ▽ 

ところが22年9月に入り、今度はドア脇の縦方向の握り棒と、袖仕切り面との間に手を挟まれないように呼びかける、新たな注意喚起シールが登場しました。

184-3 新しいシール登場 9756 22.9.23.JPG
 ▽ 新たに登場した注意喚起シール 9756号 22.9.23 ▽ 

シールが貼られたのは9006Fと1013Fで、全てのドア両脇の仕切り袖に貼られました
黄色地に黒文字で、車内に計16ヶ所も貼られたため、いやがおうにも目立ちました。

184-4 9756車内全景 22.9.23.JPG

ドア脇縦方向の握り棒は、ふつうに握っている限りでは、手が挟まる事はありません。
車内景観も悪くなるし必要ないなぁと思っていたところ、この縦型シールは何故かこの2編成のみの貼り付けで終了しました。
なぜこの2編成のみで取り止めたのかは定かではありませんが、9006Fと1013Fには今でもこのシールが貼り付けられたままとなっています。

【新宿駅の6000系】
22年度で全廃と公表されていた6000系の余命は、この時期には余すところあと半年となっていました。

この時点で残っていた6000系は、前月の6017F引退後、2両編成の6011・12・16・17Fと4両編成の6022Fのみとなっていました。

当ブログでは新宿駅での最後の6000系の姿をリポートしています。


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 ▽ 新宿駅3番ホームでの6411F+9001F   22.9.29 ▽

当時6000系が新宿駅に顔を出すのは、9000系8両+6000系2両編成となる6411Fと6412Fの2編成のみで、平日朝ラッシュ時にどちらかの編成が2回、他方は1回、合計3回のみ優等列車として到着し、折り返しは各停で下るというものでした。

185-2 9000系と並ぶ6411 新宿 22.9.29.JPG

折り返しが各停となるため1番線に到着した6000系電車です。

折返し時刻は9時50分のため、ホームはガラガラです。

新宿駅に、アイボリーホワイトの6000系はとてもよく似合っていましたが、早いものであれからもう5年前−。新宿駅での6000系の姿は、遙か昔の世界のことになってしまいました。

[ご参考 当時のブログ記事 平成22年9月]

〇"ゲゲゲの女房" 記念乗車券に

〇再び、"海側"  "山側"

〇新たな"注意喚起シール" 登場

〇新宿駅の6000系

〇その後の6412F


posted by 特急高尾号 at 13:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 5年前の京王電車 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月19日

No758 京王線点描 〜目の当たりにした保線作業〜


「京王線点描」と題して、京王線・井の頭線の景色、空気を不定期でお伝えしていきます。

第1回は先日来、高幡不動駅構内で行われている「保線作業」です。

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先月の31日のことです。
高幡不動駅上り5番線ホームの先端で、いつもと違う空気を感じました。
保線作業を行う人が、およそ通常の京王では考えられない位 "山ほど" いて、作業をしています。

『すわっ、何事!?』と駆け寄ると−

758-2 保線作業 高幡不動 27.10.31.jpg

事故などではなく、構内留置線2ヵ所の枕木、道床、ポイントの交換を行っているところでした。
作業員が多いのは、どうやら人海戦術で、一気に作業を行っているためのようです。

758-6 保線作業 高幡不動 27.10.31.jpg

758-3 保線作業 高幡不動 27.10.31.jpg

枕木を交換したところへ、作業車に乗せられたクレーンがやってきて、茶色の袋に入れられた新しい砂利が運ばれてきました。

758-4 保線作業 高幡不動 27.10.31.jpg

その後は保線作業員が一列に並び、一気呵成に砂利を埋め込み、道床を固めていきます。
もの凄い騒音で、ホームの人も「びっくり、ぽん!」でした。

758-5-2 保線作業 高幡不動 27.10.31.jpg

作業のすぐ横を5番線に入線する列車が、最徐行でのそり、のそりと近づきます。
危険と隣り合わせで、真剣勝負の凛とした空気で満たされていました。

ところでこの日の作業は、電留線入口部分の工事のため、電留線には一切電車の留置はありませんでした。
土曜日で普段なら多くの編成が留置されているのですが、百草園方面電留線への退避や、若葉台への疎開を行っての工事だったはずです。

工事は5番線ホームから手に取るように見られたため、この貴重な光景を家族づれや子ども達も熱心に見入っていました。

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上の写真は、後日の11月17日、橋上の高幡不動駅構内から撮影したものです。
右側の道床の新しい部分が工事された所ですが、工事はまだ続いています。

左側、建屋も含めた電留線に入る部分のポイント、線路が取り払われていることが分かります。

758-8 保線作業 高幡不動 27.11.17.jpg

この日も建屋を含む電留線の一部入線を規制しての保線作業が続けられていました。

高幡不動での保線作業はしばらく続き、その光景はホームから見ることが出来ます。
平成27年11月19日現在)

posted by 特急高尾号 at 09:13| Comment(2) | TrackBack(0) | アラカルト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月17日

No757 今度は「ジャパンカップ」ラッピング


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   ▽ ジャパンカップラッピングの9031F めじろ台  27.11.16 ▽

11月29日(土)に東京競馬場で行われる競馬のG1レース、「ジャパンカップ」にちなみ、JRA日本中央競馬会による全面ラッピングが9031Fに施され、京王線に姿を現しました。

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757-3 ジャパンカップHM 9031F めじろ台 27.11.16 (2).jpg

デザインはことし5月31日に行われた「日本ダービー」の時と同様で、車体全体に「ジャパンカップ」の過去の優勝馬が実物大でラッピングされています。
また今回は、ドア上にも横長長方形のラッピングが行われています。

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車内ですが、前回はドア脇袖面にもラッピングを施すという大胆なものでしたが、今回は中吊り広告、天井広告のみです。床面へのラッピングもありません。しかし今回は「ジャパンカップ」にちなんだ力の入った広告キャッチが車内に、とくに天井広告に溢れています。

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       ▽ 駅の賑わい 上は渋谷、下は新宿駅 27.11.17 ▽

また渋谷駅などは毎回のことですが、駅構内は「ジャパンカップ」の広告類で溢れています。
さらに29日の当日は、府中競馬正門前発飛田行きの "飛田給急行" も運転されるものと思われ、京王線の賑わいは晩秋まで続きます。

なお8014F、1015Fは、車内が「ジャパンカップ」の貸し切り広告になっています。

[参考]

 〇27年5月 日本ダービー時の全面ラッピング

 〇27年11月 秋の天皇賞レースでの "飛田給急行"


posted by 特急高尾号 at 10:49| Comment(2) | TrackBack(0) | アラカルト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月16日

No756 デワ、デヤ 並んで新聞紙上に登場


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11月16日(月)の東京新聞(注1)朝刊最終ページ、26面の全面に、「裏方電車 まもなく新旧交代」と題して、デワ600形とデヤ900形がカラーページで大きく報じられました。
ご覧のように、デワとデヤが仲良く並んだ(といっても、記事用に並べられた?)ファン垂涎の写真が大きく紙面を飾っています。

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デワ600形の機器類が並んだ車内の貴重な写真も、掲載されています。カラーで掲載された、このような内部写真は、極めて珍しいものだと思います。

また6000系時代というよりは、新造時より車体妻面裾に取り付けられている所有者名である「京王帝都電鉄」、そして製造者名として「日本車輌 昭和52年」との、2つの銘板の写真も添えられています。すでにこの2つの表記は過去のものとなっていることは、周知の事実です。

この辺りは鉄道記事を得意とする、さすが東京新聞の面目躍如の紙面つくりです。
また種車となった6000系は京王初のワンハンドル導入車であったこと、車内には戸袋への指はさみ注意のハローキティのステッカーが残っていること、デヤの新造は老朽化更新だけでなく、26年2月大雪での高尾線ダイヤ混乱の教訓も踏まえ除雪機能も備えていることなども紹介しており、筆者は間違いなく鉄道マインドを持たれた方だと思われます。

そして本文内では、デワがDAXを従えて走る検測運転に関する情報や、デヤ900形が来年初頭にもデビューするというビッグニュースも紹介されています。

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東京新聞は鉄道記事を得意としていますが、最近はダイヤ改正にも満足に対応せず、 "閉店状態" でした。代わって日経新聞経済面が熱心にトピックスも含めた鉄道情報を掲載しており、京王に関しても度々取り上げています。
しかし今回は、久々の東京新聞大ヒットでした。

(注1)東京新聞:東京地区販売の地域紙
      駅売店や朝日新聞取扱店で購入可能
      図書館では、閲覧紙として扱っていないケースも多い。

posted by 特急高尾号 at 12:24| Comment(6) | TrackBack(0) | 車両 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月14日

No755 ドア引き込まれ防止 新ステッカー登場


755-1 ドア挟まれ防止 新ステッカー  27.11.13.jpg

11月に入り京王線・井の頭線電車に、ドアに手を引き込まれないように注意喚起する、新たなステッカーが登場しています。

今回登場したものは子ども向けで、京王線は8000系のけい太くん、井の頭線は1000系の、いのかしら7きょうだいのイラストが描かれています。

755-1 2ア挟まれ防止 新ステッカー  27.11.13.jpg

ことし登場した大人向けステッカーはドア上部に貼り付けられていますが、今回のものは子ども向けのため、ドアガラス下部と同じ位置に貼られています。

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こちらは井の頭線電車のもので、1000系電車の "7きょうだい" が描かれています。

755-3-2 ドア挟まれ防止 新ステッカー  27.11.13.jpg

どうしてこの時期に、突然子どもバージョンが登場したのかは定かではありませんが、ドアガラス位置の左右上部、下部に計4枚のステッカーが貼られたことになります。
ご覧の通り、引き締まった感じになっています。

ところで「ひらくドアに気を付けてね!」とドアガラスに貼られている丸形ステッカーは、ご存知のように車体外側面は日焼けで色落ちしています。
小さなお客様たちにしっかりと認識してもらうため、こちらの対応もそろそろ必要かもしれません。

posted by 特急高尾号 at 21:17| Comment(6) | TrackBack(0) | アラカルト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月08日

No754 5年前の京王電車C 平成22年8月


毎月1回、当月の5年前を振り返り、当時の回顧とともに現在の視点も加えてお伝えする「5年前の京王電車」−。

これまで2010(平成22)年7月分までをお伝えしていましたが、その後ダイヤ改正記事等のアップで休止となっていましたが、2010(平成22)年8月分からシリーズを再開します。
順次間隔を詰めていきますので、お付き合い下さい。


【平成22年8月】

 【"大変革前夜"  変貌始まる車両運用 】
1)6000系の動向

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  ▽ 京王電車の揃い踏み     高幡不動  22.7 ▽

平成22年8月、6000系は余すところ8両編成の6017F、4両編成の6022F、それに2両編成の
6411・6412・6416・6417Fの、合計6編成20両のみの世帯となっていました。

京王を象徴するアイボリーホワイトも平成22年度中の廃車がすでにこの時期に決まっていましたから、6000系はあと半年の命、いよいよ終焉の時期が近づいていました。

そうした時期ですから、6000系の活躍ぶりや他形式との編成状況について、当ブログでは頻繁に報告を続けていました。

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 ▽ 夕暮れ時  6411+9001Fの準特急   北野 22.4 ▽

この時期6411Fは9001Fと相手を組み、平日朝、準特急や急行、各停等の運用についていました。時折、9000系のお相手が変わることもあると伝えています。
この編成は、5月頃までは土休日の高尾線準特急の運用に入ることもしばしばでしたが、夏場に入るとこの運用はあまり見かけなくなりました。

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 ▽ 薫風の中 6412F+6017Fの10両編成が行く
  アイボリーが似合う、素晴らしい光景 めじろ台 22.4 ▽

最後の6000系10両編成ともいうべき6412F+6017Fのコンビも、5月末までは決まったように土休日の高尾準特急に終日充当されていましたが、この時期になると平日午前中心の運用となり、高幡不動での昼寝が多くなっていました。

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    ▽「京王れーるランド10周年」イベントで活躍の6416F 
                多摩動物公園  22.3 ▽

単独運用の6416F、6417Fは競馬場線専用で、平日はどちらか一方が競馬場線に出向き、片方はこれも高幡不動等で休眠。土休日に至ってはどちらも完全休業でした。
いまの7421F・7422Fと同じですね。

166-5 動物公園線専用の6022F 高幡不動 22.3.jpg
 ▽ 昼下がり 動物公園線の仕業に就く6022F
                高幡不動 22.3 ▽

動物園線専用の6022Fは、1年365日、検査等の期日を除けば原則休みなしの皆勤賞で、僅か一駅、高畑不動−多摩動物公園間を時計の針のように行ったりきたりと規則正しく働いていました。

(2)7000系VVVF化 及び10連化整備始まる
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  ▽ 高尾線を行く7000系 一部に、組成変更の動向が… ▽

またこの時期、7000系の一部編成で、組成変更工事が始まると伝えています。

VVVFインバーダー化工事第2弾の開始で、編成間の車両入れ替え、改番を伴ないながら6+4編成、それに貫通10両編成を誕生させる複雑多岐な大工事の始まりでした。

早速8月下旬、まずトップバッターとして、6+4編成の7211F+7011Fの “新10両編成” が登場しました。

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   ▽ 7811を先頭とする7211F+7011F   京王八王子 ▽

編成は下り方から7761-7161-7111-7561-7011-7711+7861-7261-7211-7811です。
6両に短編成化した新7011Fをベースに、7015Fの一部車両を改番した上で7211Fを誕生させたものです。

180-2 7811ほか 京王八王子 22.8.10.JPG

この“新10両編成”は、車体外板が全車とも従来のコルゲート仕上、車内仕様も従来タイプという初の10両編成となり、京王の "古くて新しい顔" となりました。

なおこの新編成はその後平成26年3月、7011Fが新7002Fに、7211Fが新7207Fに改番されたため、短命に終わりました。(注1)

(3)9004F 復帰
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  ▽ 運用復帰を果たした9004F   聖蹟桜ヶ丘 22.8.11 ▽

8月は、2つの車両が復帰しました。
1つは2月12日早朝、高幡不動駅構内で脱線事故を起こした9004Fです。事故後は長期間にわたり運用から離脱、その後の動向が注目されていたものです。
ようやく今月4日に復帰、半年ぶりに運用につきました。

(4)8005F復帰
もうひとつ、あの8705号が検査を終えて出場しました。

172-1 8705号 明大前 22.8.13.JPG
 ▽ 検査出場し運用に就いた8705号 明大前 22.8.13 ▽ 

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  ▽ バリアフリー仕様実験時の8705号車内   21.5 ▽

低い位置のつり手やシート間の握り棒が2本設置されるなど、バリアフリー化の検証車両となっていた8705号が出場しました。

ご覧のように低いつり手がぶつからないよう赤白の注意喚起テープが張られた賑やかな車内でしたが、低位置だった吊り手は一般の8000系と同様に戻され、また赤白のテープなども撤去され、「本当にご苦労様でした」という感じでした。

(5)井の頭線3000系動向
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   ▽ 再び活躍の場が減少した3000系 明大前 ▽

この年、井の頭線3000系は予備として、最後の2編成、3028F、3029Fが在籍していました。ATC化から外されたため、最大でも井の頭線のATC化完成までの命であり、ふだんは富士見ヶ丘でいつもお昼寝の余生でした。

ところがこの年の1月中旬から、突然大異変が起きました。
何と土日も含めて毎日1〜2編成が必ず急行運用に入るという信じられないような運用が開始され、それはそれはファンを驚かせ、大喜びさせる光景が再来したのです。
しかしそうした状況もこの時期になると、再び休眠状態になったと報じています。
懐かしく思われる方も多いのではないでしょうか。

(6)6017F “帰らぬ旅”へ
ついにというか、とうとう来るべき日がやって来ました。
8月22日午前、6017Fが若葉台へ廃車回送されたのです。

回送は何と、上り方から6017F+7423Fという驚きの編成で、高幡不動→調布→若葉台へと行われました。

175-1 6717 高幡不動 22.8.22.jpg
 ▽ 最後の旅たちを前に 6017F  
           高幡不動5番ホーム 22.8.22 ▽

午前10時半過ぎ、住み慣れた高幡不動を後に、若葉台へ向けて旅たちする直前の6017Fです。
ふだんは前に6412Fを連結した10両編成でしたから、6717が先頭に出ることは久しぶりのこと。というよりは、もう見納めの旅立ちでした。

175-2 6017F+7423F 府中.JPG

府中駅に進入する6017F。
京王線を走るのも、これが最後です。
晴天に恵まれ、アイボリーホワイトが輝いています。

そして後ろには、何と…。

175-3 6767+7423F 府中 22.8.22.JPG

7423Fです。
付属編成が下り方に連結されるという、前代未聞の編成です。
この時、京王線はまだATC化されておらず、従って6017Fが上り方先頭に、そしてすでにATC化されている調布から先の相模原線は、ATC搭載の7423Fが先頭に立って走行するための組成でした。

175-4 7423F+6017F 府中 22.8.22.JPG

想像もしなかった最後の晴れ舞台に、私は興奮してしまいました。
この編成に、ファンも盛んにシャッターを切って、というよりは激写だったことを思い出します。
7873号は、スカート(排障器)もつけていません。
府中駅を発車する光景は、大変貴重なカットとなりました。

175-5 6017F+7423 調布 22.8.22.JPG

11時にはいよいよ調布駅に姿を現しました。
前照灯の明かりが印象的です。
ここで折り返して相模原線に入り、若葉台へと向かいます。

175-9 相模原線に入る6017F 調布 22.8.22.jpg

そして11時10分過ぎ、本線で下り方向に方向転換。
今度はATC付きの7423Fが先頭になり、相模原線へと進入します。

175-11 相模原線に入った6017F 調布 22.8.22.jpg

昭和から平成の時代を走り続けた6017Fは京王線に別れを告げ、若葉台への “帰らぬ旅” へと轍を進めました。
6000系8両編成は、この6017Fの回送を最後に、京王線から消滅しました。

この年秋からは6000系の全廃を前に、7000系の組成変更による7026F以降の10両編成の誕生という7000系の新動向が現れ、さらに6000系2連に変わって7000系2連+9000系8連の10両編成の運転も開始されるなど、まさに京王電車大変貌のスタートが始まります。

[注1]
<7000系再編成車 再度の改番>
7000系10両貫通化編成を増備するための編成組み換えで登場した2代目7011Fと7211Fは、
26年3月末、再度の改番で新7002Fと7207Fに生まれ変わりました。
新旧番号は以下の通りです。

(旧番号)7711+7011+7561+7111+7161+7761
  ⇒(新番号)7702+7002+7552+7102+7152+7752
   このうち、7702・7002・7102・7752は2代目です。

(旧番号)7811+7211+7261+7861
  ⇒(新番号)7807+7207+7257+7857


posted by 特急高尾号 at 15:58| Comment(2) | TrackBack(0) | 5年前の京王電車 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月03日

No753 ヘッドマーク3種 賑やかな京王電車


753-5 キティちゃんHM付き区間急行 笹塚 27.11.3.jpg
        ▽ ハローキティ誕生日記念HMを付けた9042F 
                   笹塚 27.11.3 ▽

753-6 キティちゃんHM付き区間急行 笹塚 27.11.3.jpg

京王では、きょう11月3日(火)から、ハローキティのヘッドマーク付き列車の運転を開始しました。
これは沿線にキティちゃんの関連施設があることから、11月1日のハローキティの誕生日を記念し、9000系車両で11月3日(火)から15日(日)まで運転するものです。

初日の3日は当初の運用が変更されたようで、高尾線や京王線、相模原線、都営線内往復などを行い、午後1時23分、区間急行橋本行きとして笹塚に顔を出したところでやっとキャッチできました。

753-7 キティちゃん一日駅長 多摩センター 27.11.3.jpg

753-8 キティちゃん一日駅長 多摩センター 27.11.3.jpg
   ▽ きょうはけい太くんも "ヘッドマーク" を取り付け ▽

また3日はキティちゃんゆかりのサンリオピューロランド最寄り駅の京王多摩センター駅改札外で、昨年同様、キティちゃんによる“1日駅長”のイベントが行われ、多くの親子連れで賑わいました。けい太くんも参加しての“1日駅長” セレモニーですが、集客イベントのため、ホームでの発車合図などの鉄道業務は行いません。

753-1 競馬場線開業記念HM列車 9004F 東府中 .jpg
   ▽ 春に続いて再び登場した競馬場線開業記念HM編成
                  東府中 27.10.31 ▽

753-2 競馬場線開業60周年記念HM .jpg
   ▽ 春期取り付け時と同様のマーク  デザイン・仕様は同一 ▽

京王ではこのほか、秋の競馬シーズン到来に合わせ、競馬場線内を走る各停に「競馬場線開業60周年記念」のヘッドマークを取り付けて運転しています。
ヘッドマークは、春の競馬シーズンに取り付けたものと同じものを使用しています。
このヘッドマークを取り付けての運転は、10月31日(土)から11月29日(日)まで行われます。

753-3 京王温泉HM 8013F 新宿 27.10.27.jpg
   ▽ "グリーンカー" は "温泉マーク" 新宿 27.10.27 ▽

753-4 京王温泉HM 8013F 新宿 27.10.27.jpg

さらにもう一つ、9月末から登場した8013Fによる高尾山広告の “グリーカー” ラッピング編成です。
当初は「TAKAOプロモーション」のヘッドマークを取り付けていましたが、10月27日からは高尾山口駅隣にオープンし京王温泉施設の開湯記念ヘッドマークを取り付けています。
こちらのヘッドマークは、12月下旬まで掲出されます。

753-9 キティちゃんHMの区間急行 笹塚 27.11.3.jpg
  ▽ キティちゃんのヘッドマークを取り付けた区間急行
                9042F 笹塚 27.11.3 ▽

ということで京王線内では少なくとも11月15日(日)までは、3種類のヘッドマーク付き列車を見ることが出来ます。

タイミングが合えば、京王線内ではキティちゃんと温泉ヘッドマーク付きの"グリーンカー"編成の並び光景、また東府中駅下り方ではキティちゃんか温泉ヘッドマーク付き編成と発車直後の競馬場線開業記念ヘッドマーク編成との並走も撮れなくはありませんが、これはもう至難の業というべきでしょう。

いずれにしてもこの秋は、ダイヤ改正、デヤ900や "グリーンカー" の登場、そして"飛田給急行" やヘッドマーク付き列車の運転などなどが相次ぎ、沿線にカメラを携えた京王電車ファンの姿が絶えません。

posted by 特急高尾号 at 14:55| Comment(2) | TrackBack(0) | アラカルト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月01日

No752 新ダイヤ下 "飛田給急行"走る  "競馬急行"10両編成半減


752-1 飛田給急行 8025F 府中競馬正門前 27.11.1.jpg
   ▽ ダイヤ改正後も運転された"飛田給急行"   8025F
                 府中競馬正門前 27.11.1 ▽

752-2 飛田給急行 行き先表示 8025F  27.11.1.jpg

競馬のG1レース、秋の天皇賞がきょう1日、東京競馬場で行われました。
これを受けきょう午後、東京競馬場最寄り駅の府中競馬正門前から飛田給に向け、レース終了後に集中する旅客輸送に対処する"飛田給急行" が5本が運転されました。
これによりダイヤ改正後、去就が注目された"飛田給急行" の存続が確認されました。
きょうの編成は、8025FFが充当されていました。

752-3 府中競馬正門前時刻表 27.11.1.jpg

752-4 府中競馬正門前時刻表 27.11.1.jpg

今回の"飛田給急行"をダイヤ改正前と比べると、運転本数はこれまでと同様の5本、発車時間はこれまでよりそれぞれ3分早い時間で設定され、レース終了後の15時49分発から20分間隔で運転されました。

752-4 飛田給急行 府中競馬正門前駅 行き先表示   27.11.1.jpg

"飛田給急行"は、競馬開催時ダイヤでは2編成となる競馬場線内の折返し各停のうちの1本が、上り列車で東府中に到着後、東府中→飛田給→東府中と回送されるうちの東府中→飛田給間を営業運転することで生み出されているものです。
運転は5本とも同一編成が担うもので、とんぼ返りの超効率的なアイデア列車とも言えますが、府中競馬正門前を発車してたったの15分程度で再び戻って来るという、とにもかくにも慌ただしく、忙しい列車です。

752-6 飛田給急行 7025F 府中競馬正門前駅  27.11.1.jpg

春の競馬シーズンのダービー、秋の天皇賞とジャパンカップなど、年にたった3回程度のみ運転される、京王の超レア列車です。

752-7 競馬急行 府中競馬正門前駅   27.11.1.jpg

一方競馬開催時に運転される新線新宿行きの“競馬急行”ですが、こちらも"飛田給急行" と同様に設定本数は前ダイヤと同じ5本、運転時間は各列車とも3分早い15時59分から20分間隔で運転されています。

752-8 7000系幕車の競馬急行 府中競馬正門前 27.11.1.jpg

752-9 7000系幕車の競馬急行 府中競馬正門前 27.11.1.jpg

ところが使用編成を見てみると、これまでは5本中4本が10両編成、1本が8両編成でしたが、改正ダイヤでは5本中10両編成は2本に減少、逆に8両編成が3本となりました。
そのため"競馬急行"に7000系8両編成、つまり幕車が投入されることが多く、幕車の「急行」・「新線 新宿」の表示が見られるという、ビッグなプレゼントに対面することが出来ます。

新ダイヤは、とにかく幕車活躍の舞台・景色を数多く生み出してくれています。
まるで昭和の時代の光景を、タイムトラベルして見せてくれているようです。

752-10 競馬場線60周年HM付き列車 府中競馬正門前 27.11.1.jpg

また前日の10月31日(土)からは競馬場線開業60周年のヘッドマーク付き列車も運転されており、こちらの方は競馬場線内の折り返し各停の運用に就いています。

(平成27年11月1日記す。 
 写真は全て27年11月1日  府中競馬正門前駅にて撮影)

posted by 特急高尾号 at 22:19| Comment(2) | TrackBack(0) | ダイヤ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする