2017年04月30日

No886 点描京王電車 府中の杜に8013F


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今回は府中の杜、欅(ケヤキ)並木と京王電車の光景です。
府中駅下り方には、1900年の歴史があり、武蔵の国の守り神とされた大黒魂神社の参道、ケヤキ並木があります。
馬場大門のケヤキ並木とも呼ばれており、ケヤキ並木としては全国唯一、国の天然記念物に指定されています。
大木のケヤキは150本もあり、この地区の素晴らしい景観として知られています。

きのう29日の東京地方は午後から不安定な天候となり、晴れ間の間に急に小雨が降ったり、再び日差しが戻ったりと、二転三転の天候でした。
この時期、ケヤキは新緑に溢れており、その緑に雨粒と日差しが交錯し、清々しい空気感がいっぱいでした。

カメラを構えていると、なんと緑一色の高尾山トレイン8013Fがいきなりやって来ました。速攻で撮影した中のワンカットです。
オール緑の世界に緑一色の電車−。
平安時代に植樹が始まったとされるケヤキ群と京王電車が織りなす、春の一服の絵画のようでした。

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このケヤキ並木は、昨年開業100周年を迎えた府中駅、古くは京王電気軌道と玉南電気鉄道が手を繋いだ当時からの歴史を見つめてきました。

1928(昭和3)年には新宿追分−東八王子間が乗り換えなしでの直通運転が開始されていますが、当時は踏切でケヤキ並木が分断されたという事です。
それから60年近い歳月が流れ、1993(平成5)年、府中駅の高架化により1920年代以来のケヤキ並木分断が解消されたことは、承知の通りです。

府中のケヤキ並木は、この地域に暮らす人々に四季折々の季節感を抱かせ、また京王電車の大切な景観のひとつです。
5月の連休期間中には、毎年執り行なわれる大黒魂神社の例大祭が連日続き、多くの善男善女が京王電車で府中を訪れ、祭りの熱気とケヤキ並木をそよぐ涼風を存分に楽しみます。

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2017年04月29日

No885 京王新5000系9月に運転開始 座席指定列車の愛称募集


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            ▽ 有料座席指定列車愛称募集始まる  京王HPより ▽

27日、京王のホームページや車内吊り広告で、ビッグニュースが公表されました。
一つは有料座席指定列車用に新造される新5000系が、ことし9月から一般列車用として先行就役(運転)開始すること、もう一つは有料座席指定列車の愛称募集を始めるというものでした。
驚かれた方も多かったのではないでしょうか。

【新5000系 夏にも登場か】
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私もそうですが、驚いた内容は新5000系が、ことし9月からロングシートで通常の営業列車として運転を開始するというアナウンスでした。
同月の17日(日)には、お客様公募試乗会も行うとしています。

という事は、9月17日が試乗会ですから、当然その前に試運転や各種整備、搬入された車両の組成、メーカーからの搬入等々と日程をさかのぼっていきますと、新5000系の車両基地への搬入、初顔出しは早ければ7月、遅くとも8月には行われると推測できます。
つまり新5000系を私たちが目にするのは、そう遠くはない時期だというという事で、驚きを隠せませんでした。

【車両配置・検査体制等はどうなるのか】
有料座席指定列車の運転開始は2018年春とされていますから、その半年前から新造車両をロングシートでの一般通常列車として使用開始するという事は、果たしてどのような意味を持つのでしょうか。
東武や西武鉄道の同様列車の例をみても、通常は新造車両の落成後、速やかに有料列車・通常列車両用で使用を開始するという流れですから、京王の半年にもわたる長期の通常列車としての先行使用は異例であり、それなりの理由や戦略があることは間違いなさそうです。

有料列車運転としての認可や整備に時間を要するのか、老朽化している7000系の一部廃車を早めたいということなのか、はたまた列車運用の全体本数を増やしたいなどの目的があるのでしょうか。
もちろん関係者しにか分からないことですが、高い関心が集まります。

そしてもう一つ、9月前から新造5000系10両固定編成50両もの搬入が順次開始されるのですが、その留置はどのように行うのか、在来車も含めた法定検査は現状車両整備体制で可能なのか、こうした点についても関心が高まります。
そこで早期の7000系一部廃車も視野に入ったのですが、そうでなければ車両基地に留置できない一部列車の終電後の基地留置を取りやめ、駅での "外泊留置" となるのでしょうか。もとより車両基地や検査体制に余裕があれば問題はないことですが…。大いに気にはなります。

【有料座席指定列車 愛称募集】
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一般利用者向けには、今回の広報は「有料座席指定列車の愛称募集」がメインでした。
「京王ライナー」や「京王スマートライナー」など予め京王が用意した5つのネーミング案から一つを選択して応募するというものです。予め京王が案を用意するという方式は、新宿・渋谷どちらへも行ける「どっちーも定期券」の愛称公募に続いてのものです。
愛称は、来年1月に決定される予定です。

ところで今回の愛称募集広報でも、当該列車の呼称については、「有料座席指定列車」とし、「特急」や「急行」といった列車種別の冠は付されませんでした。
という事はこの列車は、従来の「特急」や「急行」といった停車駅を踏襲するのではなく、新たな停車駅パターンを新設し、公募で決定した愛称そのものを新しい列車種別にすることが推測されます。
もとより運転時間がどのあたりに設定されるのかという点については、これまで「夜間帰宅時間帯」とだけしかアナウンスされていませんが、仮に22時以降の深夜時間帯であれば、高幡不動や京王多摩センターあたりまでは高い速達性で運転され、その後は各駅に停車するダイヤなどが、一般的には想定されます。

【運転開始はいつか−】
有料座席指定列車の運転開始日も気になるところです。
京王はこれまで「2018年春」としており、今回も具体的な日程の発表はありませんでした。
28日に公表された「2017年度鉄道事業設備投資計画」では、2017年度は座席指定列車の運行開始に向け、クロスシートとロングシー トの両方に転換できる新型車両5000系や座席管理システムを導入しますとありますが、運転を開始しますとは明言していません。
という事は、有料座席指定列車の運転開時期は2018年度春、4月、5月あたりが濃厚ということでしょうか。 6月に行われる定時株主総会で明らかにされる可能性もあるかもしれません。

京王の有料座席指定列車については、昨年「京王ニュース」でも広報されていますが、27日にいきなりきょうから愛称を募集しますという形で広報と募集開始が展開されました。
運転時刻や停車駅、座席指定券の発売方法など、利用者が最も必要とする基本情報が提示されない中、いきなり京王が提示する5つの中から愛称を選んで下さいとする今回のありようは、少々唐突である印象を持ちました。
今後は誰でも目にする形での広報、駅貼りポスターの掲出などの展開を積極的に行い、京王利用者が有料座席指定列車の登場を心待ちにするような雰囲気、期待感の醸成に努めて欲しいと思いました。運行開始前の広報で最も必要なポイントは、「乗客ファースト」の立場、目線での展開だと思います。

いずれにしても京王電車ファンにとっては、この先1年は慌ただしい時期を迎えそうです。

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2017年04月21日

No884 井の頭恩賜公園100周年HM付き1032F


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井の頭恩賜公園100周年とキラリナ京王吉祥寺開業3周年を記念したスタンプラリーがきょう21日から始まり、これに合わせて井の頭線では記念のヘッドマーク付き列車の運転も始まりました。

スタンプラリーヘッドマークの地色はグリーンのため、レインボーカラーも合わせたのでしょうか、前面がライトグリーンの1032Fがヘッドマークを取り付けての運転でした。

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京王の広報によると、ヘッドマークは井の頭恩賜公園100周年記念の物も用意されているという事です。

このヘッドマーク付き列車は5月31日(水)まで運転されます。
また5月1日からは、「井の頭恩賜公園100周年記念乗車券」も発売されます。

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posted by 特急高尾号 at 20:42| Comment(2) | TrackBack(0) | アラカルト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月19日

No883 7000系2+4 6両編成各停走る


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    ▽ 7424F+7205F  7000系2+4  6両編成各停 
                          高幡不動  29.4.19 ▽

きょう4月19日、高尾線を走る6両編成各停2運用のうち、1本が珍しく7000系2+4編成で運転されました。

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上りで高幡不動5番線に到着した2+4編成です。
最後部は、7205Fの7855号です。このあと下り列車になるため、いったん電留線に引き揚げます。

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下り列車として高幡不動を発車するため、今度は3番線ホームへ入線です。

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ホーム行先案内には、「各停 高尾山口 6両」と表示されています。
そして下り列車では、7205Fの下り方7855号が先頭に立ちます。

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  ▽ 6連各停の先頭を飾る7855号 貴重な光景 北野 29.4.19  ▽

ご存知のように7000系4両編成のうち7203F〜7205Fは、通常10両編成の付属編成として6両編成の上り方に連結されていますので、下り方先頭の7853〜7855号は連結面に位置し、営業列車では顔を現わすことはありません。
顔を出すのは、唯一この高尾線6両編成各停の2+4編成で下り方に充当された時だけです。

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10号車の表示を出し、通常はその前位には車両が連結されない7805号ですが、この編成では7805号の前に連結車両が…。珍しい光景が編成の中ほどで見られます。

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   ▽ 最終仕業で高幡不動に戻る7424F+7205F 高尾 29.4.19 ▽

平日日中、高幡不動−高尾山口間で運転される7000系6両編成各停に2+4両編成が登場するのは、車両運用等の都合で6両編成が充当できない場合のみで、月に1〜2度程度しか見られないという事です。
遭遇するのはなかなか難しいようです。

posted by 特急高尾号 at 19:20| Comment(2) | TrackBack(0) | 車両 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月11日

No882 6連各停「高尾」行き走る


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   ▽ ダイヤ乱れで運転された6連各停「高尾」行き
                              7004F めじろ台 ▽
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今朝(4/11)の京王線は、一部列車に混雑が集中したという事で、全線に15分程度の遅れが発生しました。

高尾線関係ではダイヤ混乱の場合、下り高尾山口行きの各停や快速を高尾行きに変更し、高尾駅で折り返す運用が行われる場合があります。
高尾駅上り方には上下線の渡り線があります。

きょうは午後になっても下り列車の遅延状態が続いており、そのため日中に運転されている高幡不動発高尾山口行き各停の一部が高尾行きに変更されました。

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通常、平日日中に運転される高幡不動発高尾山口行き各停は7000系6両編成で運転されるため、きょうは6連7004Fの各停高尾行きという珍しい光景が見られました。
幕車での「各停」・「高尾」表示は、貴重な光景といえます。

ところで近年、また今年に入って、京王線・井の頭線は人身事故や線路への人立ち入り、保安設備点検などによる運転見合わせが多発しています。
加えて昨日・きょうは朝ラッシュ時に、一部列車に混雑集中という信じられないような理由で、2日連続で15分以上のダイヤ乱れが発生しました。
私も含め、影響を受けた多くのお客様は、『またかぁ』と、うんざりしたことと思います。

多発する人身事故の原因分析や京王としての防止対策は、一般の利用者の目に触れるような形では示されていません。
また特異日でないにも関わらず、一部列車に乗客が集中して大幅遅延が発生するという、かつて聞いたことがない事例についても同様です。

京王は、列車の位置情報をオンラインで公開する京王アプリを開始したり、来春には有料座席指定列車を登場させますが、いま一番利用者が求めていることは、日々の基本の通勤・通学をはじめ、生活路線としての定時運転・安定輸送だと思います。

利用者の、こうした基本的な輸送事業に対する期待・要請に京王はどのように応えていくのか、事業計画等で取り組みの方針を明らかにしていくことが求められていると思います。

posted by 特急高尾号 at 21:42| Comment(6) | TrackBack(0) | ダイヤ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月05日

No881 8連8022F・1003Fリニューアル


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    ▽リニューアル工事を終え、営業運転に入った8022F
              8000系8両編成が初登場 北野 29.4.4 ▽

京王線8000系、井の頭線1000系車両のリニューアル工事が進められていますが、先月末から今月にかけて、8000系・1000系で各1編成ずつ、新たにリニューアルされた編成が登場しました。

【8000系リニューアル 8両編成車にも登場】
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8000系の車内全面リニューアルは、これまで中間クハ運転室の撤去、客室化を行う6+4編成で行われてきましたが、今回初めて8両の単独編成も対象となり、8022F(1994・平成6年 東急車輛製)が工事を終えて登場しました。

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▽ 8722号車内  これまでと同様のリニューアル仕様 ▽

さっそく4月4日の朝に乗車する機会を得ました。
出勤途中のため8号車8722と7号車8022号の車内しか確認出来ませんでしたが、全車両への車椅子・ベビーカーゾーンの設置、優先座席中央への手すり新設など昨年からの追加機能も含め、車内は従来からのリニューアル仕様に準じているように見受けられました。(編成全車両の詳細は未確認です)。

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               ▽ リニューアルされた8722号車内 ▽

ところで8000系の大規模改修・リニューアルについては、経年劣化が著しい6+4編成で行うとされてきましたが、今回2016(平成28)年度実施分では、新たに8両編成車も対象に加わったことになります。

この意味合いについては京王からアナウンスされていないため不明ですが、単にリニューアルを8両編成車にも拡大したことなのか、あるいは今後複数の編成を分割して再組成、新たに10両貫通編成を整備するなど、8000系8両編成のありように変化をきたしていくのか、その動向に注目していきたいと思います。

【井の頭線1003F リニューアル】
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        ▽ リニューアルされた1003F  渋谷 29.4.4 ▽

昨年から始まった井の頭線1000系リニューアルはすでに1001・1002・1004Fが実施されていますが、今回新たに1003Fが出場しました。
車内仕様、3号車T→M化による形式変更(サハ1500→デハ1050形)、それに伴う2M3T→3M2T化、車号改番(1503→1053)などが、先行3編成と同様に行われています。

井の頭線1000系リニューアルは、対象の1・2次車1001〜1010Fの10編成を2018(平成30)年度までに実施する予定ですが、早くも4編成が完了したことになります。

posted by 特急高尾号 at 21:45| Comment(4) | TrackBack(0) | 車両 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする