2016年06月10日

No817 "絶滅危惧種" 京王8000系 緑色吊り輪の今


817-4 緑色吊り輪 8262号 28.5.25.jpg

いわば "絶滅危惧種"とも言える、京王線8000系の緑色吊り輪の現状です。

1992(平成4)年から登場した8000系6+4の10両編成のうち、4両の付属編成は緑色の吊り輪で姿を現しました。

緑色の吊り輪は、当時行われていた土休日のオンシーズンダイヤで京王八王子・高尾山口行きの分割特急(当時は新宿から下り方先頭、6両の京王八王子行きと、新宿方後方、4両の高尾山口行き特急を併結。途中の高幡不動で2列車に分割して運転)で、誤乗防止のために高尾山口行き付属編成の吊り輪を緑色にして注意喚起していたものです。

817-2-2 緑色吊り輪 8262号 28.5.25.jpg

緑色の吊り輪が現在も見られるのはその時代の名残りですが、平成26年3月から登場した8000系大規模改修編成では、この緑色の吊り輪が新しい白色の吊り輪に交換されています。

大規模改修はことし3月末出場の8007Fで7編成が完了、現在は8001Fが工事中です。
また大規模改修を受けていない8006F、8009F、8010Fの3編成も、26年10月に突然吊り輪が白色に変更されたため、28年6月現在、緑色の吊り輪は8002F、8004F、8012Fの3編成だけを残すのみという、風前の灯火となってしまいました。

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高尾山の緑を意識したと思われる、かつての京王8000系分割特急の誤乗防止緑色吊り輪の余命いくばく−といったところですが、大規模改修完了時点で消滅という答えは自明の理です。

そのため大規模改修実施の今後の順番が気になるところですが、意外な伏兵として先の8006Fなどのように、改修を待たずして突然白色への変更などが行われると、その時点で緑色の吊り輪は予定より早く完全消滅−という事になってしまいます。

817-5 緑色吊り輪 8262号 28.5.25.jpg

撮影は残る3編成に遭遇すること、そして運よく遭遇しても、お客様の迷惑にならなように配慮する必要があるため、以外に手間どります。

通勤型電車の、"たかが吊り輪、されど吊り輪" ですが、"いつまでも、あると思うな緑色−"といったところでしょうか。

写真は平成28年5月25日、日中閑散時間帯に、高尾線内走行中の各停8262号で撮影したものです。車窓も緑色に合わせてみました。


posted by 特急高尾号 at 13:44| Comment(4) | TrackBack(0) | 車両 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
どうもどうも。腰を痛めて少々辛いです。

さて、緑色の吊り輪ねえ。まだまだ現役ですよ。まだまだ働きますよ〜って感じですかね。
懐かしいですね。若い頃は職場が高幡だったので、分割・併合をよく見たもんでしたよ。
今の若い方々は知ってますかねえ。特急が分割・併合運転していたことを。
叔父さんたちは子供以上に、目をキラキラさせて見たもんですよ。
時々間違えて乗ってね、八王子に行くのに高尾の方に行っちゃってね、慌てて折り返したことを思い出しましたよ。
もうこういう場面にはお目にかかれないので、ますます貴重になってきますね。
何とか吊り輪の形などは変わっても、「緑色」は残して欲しいですね。

今日もいい事をしゃべれました。ありがとうございました。
Posted by 調布の松 at 2016年06月10日 16:18
調布の松様
早々とありがとうございます。
緑色はいいですね。
8000系の大規模改修車も、白ではなく、全部緑色でもよかったですね。
"過去に緑色あり−" という事で、1編成くらい、そうした形で残してくれると楽しいですね。
それにしても、高幡での分割・併合作業、特に併結の上りホームはいつも見学の子供や大人たちで黒山の人でしたね。
もう昔日の事ですね。
写真も撮ってあるのですが、該当ネガを探し、紙焼きする間がありません。リタイヤ後の仕事です(笑)。
Posted by 特急高尾号(コメント返信) at 2016年06月10日 18:18
京王の伝統がまた一つ…
って、感じですかね(/ _ ; )
5000系全盛を知る者としては、残念な感じがします。
Posted by Masa_Bee at 2016年06月11日 07:25
Masa_Beeさま

お便り、ありがとうございます。
そうですね、緑色の吊り輪は、「京王の伝統」ですね。
機能としては必要なくなったのですが、残念の限りです。
京王れーるランドの展示車両や、1階のシミュレーション車利用、2階の展示コーナー、また公開はされていませんが資料館など、さまざまなところで伝統の薫りを残して欲しいものです。
現車で、1両位、緑色が残ることが一番なのですが…。
これは趣味の領域過ぎてしまいますね。
Posted by 特急高尾号(コメント返信) at 2016年06月11日 08:26
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