2016年12月24日

No864 2016京王電車[5] 9月−10月


「京王電車 2016(平成28)年」、5回目は9月・10月分を
ご覧いただきます。

【9月】
<京王線・井の頭線ダイヤ改正>
864-1 ダイヤ改正車内ポスター 28.9.jpg

9月16日、京王線と井の頭線のダイヤ改正が行われました。
京王線関係では平日早朝時間帯、相模原線から都営線直通の上り列車運転時刻繰り上げ、平日夕方の高尾線で特急・準特急運転時間帯の繰り下げ、それに平日17時30分以降の新線新宿発京王線方面下り全列車の10両編成化などが、また井の頭線では午前9時−9時30分までの渋谷着急行列車1本の増発が行われました。

ことし5月に公表されていた2016年度の事業計画表でも扱われていなかった、利用者にとっては唐突ともいえる前回改正から僅か1年後の改正でしたが、内容はかつての修正レベルのものでした。そのためか今回は「ダイヤ改正」と謳ったヘッドマーク付き列車の運転は見られませんでした。

2018年には、お隣り小田急線の複々線完成によるダイヤ改正や新型ロマンスカー登場、既存特急車更新などが続き、さらに2年後の2020年にはJR中央線で2階建てグリーン車の登場が予定されている中、今後の京王のダイヤ改正の取り組み、その内容にファンならずとも注目が集まります。

<8000系大規模改修第8陣 8001F登場>
837-2大規模改修 8551+8051 めじろ台 28.9.18.jpg
    ▽ 4号車8551(左)+5号車8501(右) めじろ台 28.9.18  ▽

8000系大規模改修の第8陣、8000系のトップバッター8001Fが出場しました。
これまでは東急車両製の編成が対象でしたが、いよいよ日本車両製8000系の改修も始まりました。ちなみに8001Fは、1992(平成4)年 の日車製です。
また今回はVVVFの更新工事も合わせて行われました。

837-3 大規模改修された8001F8601号  28.9.18.jpg

837-4 大規模改修された8001F8551号  28.9.18.jpg

新編成は、
 (1号車八王子方) 8751+8251+8201+8551+8501+
          8151+8101+8051+8001+8701 (10号車新宿方)となっています。

改番は4号車クハ8801がサハ8550形8551に、5号車クハ8751(初代)がサハ8500形8501へと行われたほか、10両貫通化に伴い下り方先頭1号車だったクハ8851が2代目クハ8751に変更されました。
また前回8007Fから車いす・ベビーカー優先ゾーンが全車両に設置となったため、3号車と7号車を改番の上、相互に組成位置を交換する処置は、今回も行われていません。

837-5 大規模改修された88501号優先席  28.9.18.jpg
      ▽ 今回から全優先席に区分手すりが設置 8501号 ▽

8001Fの改修工事では、またひとつ新しい動きが現れました。
今回から全ての優先席の中央部分に区分手すりが設置されました。井の頭線1000系リニューアル車に続くもので、京王線ではこの8000系リニューアル編成が初めての取り組みになります。
このほか前回8007Fから実施された、車いす・ベビーカー優先ゾーンの全車両設置も継承されおり、今後の京王車両のバリアフリー化の道筋が出来たと言えます。

<高尾山口駅 2016年度グッドデザイン賞受賞>
864-2  高尾山口駅グッドデザイン賞ポスター 28.10.5.jpg
             ▽ 2016年度グッドデザイン賞受賞記念ポスター ▽

2015年4月にリニューアルオープンした高尾線高尾山口駅が、9月29日、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する、優れた工業製品などに贈られる今年度の「グッドデザイン賞」を受賞しました。

新しい高尾山口駅は、日本を代表する建築家の隈研吾氏がデザインしたものです。内外装に多くの杉材を使用し、尾山薬王院をイメージしたダイナミックな駅舎意匠や行灯風の照明演出などが受賞理由だと思われます。

グッドデザイン賞を受賞すると、お馴染みの「Gマーク」の使用が認められます。
京王では過去に、8000系車両が登場初年度の1992(平成4)年度に輸送機械部門でグッドデザイン賞を受賞しており、先頭クハが運転室直後に「Gマーク」を取り付けて颯爽と運転されていたことを、利用者の一人としても誇らしく思っていたことを懐かしく思い出します。

【10月】
<れーるランド 3周年
864-4  れーるランド3周年記念HM付き 7201F 28.10.1 高幡不動 .jpg

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       ▽ れーるランド3周年記念HMを付けた7201F   
                                                       高幡不動 28.10.1 ▽

864-5 れーるランド3周年記念HM付き 8701  めじろ台 28.10.20 .jpg
     ▽ れーるランド3周年記念HMを付けた8001F 
                         めじろ台 28.10.20 ▽ 

京王れーるランドが平成25年10月にオープンしてから早くも3年が経過し、それを記念して動物園線の7201F、京王線の8001F、井の頭線の1001Fに、それぞれ3周年を祝したヘッドマークが取り付けられました。

864-6 展示車両6438にも3周年 28.10.1HM.jpg

864-7 お子様車両にも3周年 28.10.1HM.jpg

またれーるランドの野外展示車両6438号をはじめ、お子様用のミニ列車にも同様にヘッドマークが取り付けられました。

864-8 れーるランド展示車両内での写真展 28.10.1.jpg

このほか展示車両内では、京王社員による地方に転出した元京王車両の写真や京王資料館所蔵品なども展示され、訪れた人たちの目を楽しませていました。
いつもながら、サービス精神旺盛な、れーるランドの皆さんの手作りの "おもてなし" に心が和みます。

ところでれーるランドについては、 "親子ずれで楽しめる施設" との従来のコンセプトに加え、5両の実車を保存するに相応しい、また開業100周年を超えた地域に根差した公共性の高い企業であることなどから、京王資料館機能を移設統合するなど、2020年度以降の京王の事業計画の中で、グループ企業も含めた資料的価値の高い博物館機能に充実、強化していくなど、そのありようを再位置づけしていくことに期待したいと思います。

<ことしもイルミネーション装飾 京王よみうりランド駅
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    ▽ 京王よみうりランド駅のイルミネーション
    薄暮の時間は山々の稜線と相まって、特に魅力的 28.10.14 ▽

昨年から始まった京王よみうりランド駅のイルミネーション装飾が、ことしは1ヶ月半近く早い10月14日から来年2月19日までの予定で始まりました。

よみうりランドのイベントと連動したイルミネーション装飾の規模は、昨年同様40,000球のLED照明が、乗客の目を楽しませています。
またことしも期間中の一部土休日、年末年始などを中心に、下り特急、準特急、急行の一部列車の臨時停車が行われています。

<歴史的瞬間  都営車両 京王線新宿乗り入れ
10月25日(火)、京王電車ファンにとって画期的な出来事が起こりました。
この日夜間、明大前駅構内で発生した人身事故によるダイヤ復旧運転で、なんと都営新宿線車両が京王線新宿駅に乗り入れ、営業列車として旅客輸送にあたりました。

乗り入れた都営車は、10-280F、10-480Fの2本が急行橋本行き、10-510Fが急行京王八王子行きとして運転された計3本でした。旅客列車として、京王八王子駅にも初めて乗り入れたことになります。
また翌26日朝にも、前日の影響を受けたものとみられる都営車による上り特急新宿行きの運転が見られました。

京王は今後、ダイヤ混乱時の復旧運転をよりいっそう円滑に行うため、都営車の京王線新宿駅乗り入れ運転を行うということです。
10月25日、26日の新宿駅乗り入れ運転は、歴史的運転の幕開けだったといえます。

<若葉台車両基地公開  8759が吊り上げられて…
29日(土)、恒例の若葉台車両基地の公開が行われました。

864-10 若葉台車両基地見学会 28.10.29.jpg

864-11 若葉台車両基地見学会 28.10.29.jpg

内容は前回と同様のものでしたが、クレーンによる車両の吊り上げでは、ふだんは閉鎖の中間クハとして組成されている8759 号が充てられ、しかも通常黒一色とされている方向幕には、何と「京王八王子/多摩動物公園」が表示されているという、びっくりサービス!でした。

864-12 若葉台車両基地見学会 28.10.29.jpg

また車両展示では、デヤ900編成と8013Fが一緒に並べられ、参加者は写真撮影を大いに楽しんでいました。

<天皇賞 "飛田給急行" に変化
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         ▽ 1本増便されて、6本体制となった "飛田給急行"
                      府中競馬正門前 28.10.30 ▽

5月のダービー、11月の天皇賞などではレース終了後、府中競馬正門前−飛田給間に上り臨時急行、いわゆる "飛田給急行" が毎回5本運転されています。
ことし秋の天皇賞は30日(日)に行われ、9月16日のダイヤ改正以降初の運転となった今回は、これまでの運転本数
に加えてさらに1本が増発され、合計6本の “飛田給急行” が運転されました。
また府中競馬正門前発時刻が、これまでより1分繰り上げての運転となりました。
一方、新線新宿行きの元祖 "競馬急行" の方は、時刻、計5本の運転本数などに変化はありませんでした。

次回は28年11月・12月分をお伝えします。

posted by 特急高尾号 at 14:53| Comment(2) | TrackBack(0) | 2016 京王電車 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
どうも。
この1年、イベント性の濃い内容だったと思いますね。
会社の知名度などを上げる意味では大変良かったと思います。
ただ忘れては困るのは、利用客や会社にとって、耳障りなことも包み隠さず発信して欲しいですね。
そうすれば「京王、やるじゃないか!」と言ってもらえるようになりますからね。
ぜひお願いしたいですね。
で、話が脱線しますが、私もブログを書いていますが
どうもダイヤなどに関する情報には食いつきが良いのですが、その他のことには興味がないみたいでね。
管理人様も感じているところではないでしょうか。
我々も幅広い情報を発信していますので、見る方もいろんな話題に目を向けて欲しいですね。
ちょっと愚痴っぽくなりましたが。
Posted by 調布の松 at 2016年12月25日 12:08
特急高尾号(コメント返信)さん
>
>調布の松さま
>今回も、長文のコメント、ありがとうございます。
>
>たしかにダイヤ改正や車両の改造等の話題が一番反応があります。
>特急の続行運転見直しやデヤ900の新造計画など、他に先駆けて記事にした時は、なんと1日で2,000人を超えるアクセスがありました。
>
>今回のような、振り返りコンテンツなどは地味ですから、反応という意味では少ないです。また京王にとってもファンにとっても重要な経営課題などは必須アイテムですが、やはり穏やかな反応です。
>
>ともあれ、鉄道ブログランキングの順位などは私の関心外ですし、もとよりアフィリエイト(広告)や他ブログ等との相互リンクなども一切行っていません。
>
>それでも、前にもお伝えしましたが、継続は力です。
>地道に、真面目に、節度を持って情報発信を続けていますので、私のブログ読者の皆さんは、7割方ブックマークでご覧いただいています。
>よほどのビッグニュースが無い限り、あまり変動がないという事です。
>若い方々には、鉄道趣味を学究的な視点でとらえることの楽しさ、また鉄道事業社の経営姿勢や安全対策、利用者目線での取り組みなども考察する社会性、そして本来のダイヤや車両改造等の変遷を調べる醍醐味、さらに撮り鉄・乗り鉄の楽しみなど、広範に鉄道を楽しんでで欲しいと願っています。
>では、2016京王電車、最後の11月・12月分の制作に入ります。
>
Posted by 特急高尾号 at 2016年12月26日 10:52
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