2017年01月01日

No866 2017年京王電車 ことしの動向は−

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   ▽ いよいよことし登場へ。京王初の「有料座席指定列車」予想図
                     京王ホームページから 28.3.16 ▽

新年おめでとうございます。
ことしも「京王線 井の頭線応援歌」をよろしくお願いします。
ことし最初の話題は、2017年京王電車の動向です。

【新5000系登場】
京王電車のことしの最大の話題は、何といっても京王線・相模原線に登場する有料座席指定列車に使用される新5000系の登場です。
有料座席指定列車の運行開始は来年春とされています。仮に来年3月から運行開始とすると、10両編成5本50両が一時期に新造されますので、最初の編成はことし秋から冬にかけて登場すると予測できます。

どんな車両が登場するのかいまから楽しみですが、昨年から始まった井の頭線1000系リニューアル車のお洒落な内装、仕上がりを見ると、車内外の仕様については期待が持てるのではないでしょうか。
小さな子どもたちが先頭車で前方展望をより楽しめるような車内構造や、運転室背後にも握り棒の設置、また先頭車両へのヘッドマーク取り付け機能などにも期待したいところです。
いまからワクワク、ゾクゾクです。

【車両動向】
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     ▽ 新5000系登場により、今後去就が注目される7000系 ▽

一方新5000系の登場によって、既存車両の動向が気がかりです。
新造車が投入されれば、既存車の一部が廃車されるのが一般的と考えると、50両もの新造車両が一時期に投入されるわけですから、そのタイミングで廃車が出ることも視野に入ります。

その場合、車歴の古い7000系が対象となりますが、2両・4両・6両の7000系は支線や増結・汎用輸送用として確保という事になれば、8両編成の中から初の廃車が出るという事態も、もしかしたらありうるかもしれません。
若葉台や高幡不動の収容能力の余地如何、あるいは最終列車後の一部列車を車両基地ではなく駅構内での "外泊留置" を行うなどで廃車は杞憂となるか、それとも実際に廃車が始まるか、ことしから来年にかけての車両動向には目が離せません。
万が一のことも想定し、検査切れ間近の7000系は要注意と考え、撮影に励むことも一策です。

このほか京王線8000系や井の頭線1000系の大規模改修・リニューアルも継続され、京王電車の近代化が進みます。

【ホームドア、東京五輪対策】
2020年開催の東京五輪を控え、各鉄道事業社はホームドア設置や駅構内の安全対策、環境整備を次々と打ち出しています。
また東京メトロ銀座線での障害者ホーム転落事故死を受け、ホームドアの設置については行政が一日の乗降客10万人以上の駅の設置推進を早めたり、鉄道事業者自身も多機能の新型ホームドアの開発を進めています。

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   ▽ 新宿駅ホームドア
      安全対策の視点から、ターミナル駅以外での設置も必要に ▽

そうした中で京王も今後のホームドア設置について、新線新宿駅と渋谷駅で2019年度末までの使用開始を目指した設置計画を明らかにしていますが、これに加え特急通過駅の笹塚や千歳烏山、また狭隘ホームに人が溢れて危険な井の頭線明大前駅など、利用客の安全確保の視点からも必要とされる駅については、早期の設置が求められそうです。

さらに五輪競技が行われる味の素スタジアムの最寄り駅、飛田給駅下りホームにはホーム柵が設置されていますが、さらなる対策強化も必要と考えられます。
また最近の人身事故の多さには驚きますが、ひとたび事故が発生すると警察の検証も含めて1時間の運転見合わせが発生するため、五輪輸送ピーク時に事故が重なると、ダイヤや輸送実態が大混乱という最悪の事態が予測されます。

こうした五輪対策、近年の社会的要請として強まったホームドア設置、ホーム人員配置などの積極的な事故防止安全対策について、ことし5月に公表される京王の2017年事業計画、さらに次期経営計画で今後どのような強化・拡充策が打ち出されるか、京王利用者の注目が集まります。

【各種サービス】
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   ▽ 優先席中央にも手すりの設置開始 8501号 28.9.18 ▽

リニューアル編成全ての車両に車いす・ベビーカー優先ゾーン設置や優先席の中央にも手すりの設置開始、ホーム行先案内表示器の更新=マルチカラー化や一人ひとりの区分を明確化した新型ベンチへの取替え、駅構内への銀行ATMの設置、さらに先月から開始された列車位置情報のサービス開始などなど、京王の車両や駅、ホームの光景が変化しつつあります。

また列車位置情報提供など、IT技術を駆使したサービスの取り組みもスタートしました。こうした設備の近代化、更新等の流れはことしも継続され、さらに利便性が向上すると思います。

今後はダイヤ混乱時の列車運行情報について、ツールや機能ごとのきめ細かな情報提供、必要に応じて運休列車などの補完情報や追加情報の発信など、より具体的な情報提供を実現する業務実施体制の整備を行い、利用者目線に立った、利用者が期待する列車運行情報の開発・実現に努めて欲しいと思います。


posted by 特急高尾号 at 01:50| Comment(8) | TrackBack(0) | 経営 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
謹賀新年

おやおや?年越し更新ですか?ご苦労様です。
2017年も目が離せませんねえ。いろんな意味で。
やはり利用者の為には、「金に糸目を付けない」精神で取り組んで欲しいですね。
安全対策が最優先課題かなと私は思っています。ホームドアなどもそうです。
ただし、経営という見地からも適切な投資判断をして欲しいのです。
従業員の雇用・報酬などという部分も疎かにして欲しくないのです。
会社と利用客が「WIN−WIN」の関係が一番望ましいことなので、その辺りも忘れずに取り組んで欲しいですね。
今年の京王に期待大というところです。

あ、初詣で高幡に行ってきましたが
あの特急表示(ピンク色)を直接見ると、情けないですねえ。
京王に一言言っておきましょうか。答えが返ってきたら、ブログに載せておきますね。

くれぐれもアルコール入っていませんよ。まじめに書いて見ました。
Posted by 調布の松 at 2017年01月01日 16:39
調布の松さま
新年おめでとうございます。
ことしも早々とコメントをありがとうございます。
秋から12月にかけての出稿本数も多く、少々お疲れです。
「ことしは大作を減らし、もっとコンパクトに、回数も減らすこと」とは、家人の新年の願いでした。
新年にあたり、「そうありたい」と自分自身に言い聞かせました。(笑)
Posted by 特急高尾号(コメント返信) at 2017年01月01日 18:02
あけましておめでとうございます。

今年の目玉の5000系はサスティナS13という
モデルになりそうです。
京王にもついにあのメーカーのプレハブ車が来ることになります。
私はせめて、川重か日車で造ってほしかったと
落胆をしております。
Posted by Marantz at 2017年01月06日 10:54
Marantzさj
お便り、ありがとうございます。
そうですか、もとの東急車輛と思って乗ることになりますね。相互乗り入れの都営車と足並みを揃えた結果となりますね。
躯体部分等は汎用品で経済性を追求という面もあるのでしょうね。たしか都営浅草線の新車もこれですよね。
Posted by 特急高尾号((コメント返信)) at 2017年01月06日 21:56
西武ファンになるかもです。
J-トレック、そういえば
走るんです電車でしたね。究極のプレハブ骨格
10年でガタが来るボディ。ボコボコ。
10年で廃車にするなら、京王ファンでいます。8000系までは古きよき時代。元に戻ってくれという感じです。
Posted by Marantz at 2017年01月18日 12:17
Marantzさま
どうなるのでしょうか。
9000系から、前頭部分以外は汎用部品の塊りといった感じもします。
一方で省エネ対応や井の頭線1000系リニューアルなどで見られるように、創意工夫に努めている点も見られますね。
見えない躯体等は汎用品等で経済的に、内装等は有料列車としてもそんたくない仕様にとの方針でしょうか。
Posted by 特急高尾号(コメント返信) at 2017年01月18日 12:31
少し変な質問で、すみません。
このブログでは、西暦と元号が混在していますが、貴方はキリスト教と皇室のどちらがお好きですか?
どちらが好きという事では無くても、西暦と元号のどちらがお好きですか?
Posted by tokyo_2017 at 2017年03月27日 08:41
tokyo_2017さん
ご覧いただいてありがとうございます。西暦と和暦のどちらが好きかという事はありません。
ただ日常会話では皆さん和暦を使う事が多いので、和暦中心に書いています。
ただし、ご指摘のとおり時々西暦も登場します。あえて西暦も加えた方がいいと判断した時です。しかし、もう少し整理した方がいいかもしれませんね。
Posted by 特急高尾号((コメント返信)) at 2017年03月27日 18:43
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