2015年12月29日

No772 2015京王電車 私の写真10選


2015京王電車の番外編です。
この一年、様々な京王電車のシーンに巡り合い、カメラに収めました。
その中から、“私の10選” としてご覧いただきます。
ニュースや話題中心というよりも、いわば私の感覚、好みで選択したものです。
年末にあたり、ご笑覧いただければ幸いです。

[古豪と2015号「迎光」の顔合わせ]
772-1 迎光HMを付けた2015号27.1.3 .jpg

今年の新年1月3日、京王れーるランドを訪れてびっくり!。
なんと2015号に「迎光」のヘッドマークが取り付けられているではありませんか。

聞けばことしは2015年。車号も「2015」号。これにあやかって係りの方が収蔵品を活用したグッドアイデアでした。
奥には古豪2410号。『こいつは正月から縁起がいい!』と感じいった、2015年のスタートでした。

<グリーン車 8013Fの登場>
772-2  8013F  各停北野行き めじろ台 27.10.14 .jpg
   ▽ 高尾線を行く"グリーン車" 8013F
              めじろ台−狭間 27.10.14 ▽

ことしはもう一つの "グリーン車" も、大活躍しています。
9月30日、8013Fがかつての2000系電車のグリーン塗装を模した全面ラッピングで突如登場。沿線利用者やファンを驚かせました。

最初は馴染みがいまいちでしたが、慣れてくると秋の沿線風景によく映えていると感じ、がぜん撮影欲が沸いてきました。
この写真は、高尾線内での私のベストショットです。この日は人身事故によるダイヤの乱れで"グリーンカー" は午前中高尾線内に閉じ込められ、各停で往復するという運用でした。

近年各社ではリバイバル塗装復活が大流行ですが、この8013Fはさしずめ「京王色リバイバル色×高尾山PR=グリーン全面ラッピング」といったところでしょうか。
積極的な取り組みは、ファンとしても大歓迎です。

<ススキの中を走るダイヤ改正HM付き8000系 >
722-3 ススキの中を走る8000系 めじろ台 27.10.10.jpg
  ▽ ススキの中を行く8000系 めじろ台−狭間  27.10.10 ▽

同じくめじろ台付近を走る8000系8001Fです。
9月25日に行われるタイヤ改正のヘッドマークを付けての走行です。
この区間は切り掘りになっており、法面をススキが覆います。
薫風の季節、緑が深まる初夏、ススキでいっぱいになる秋本番、そして降雪、白銀の世界に様変わりする冬と、四季折々の京王電車の光景か楽しめ、京王電車の絶景ポイントの一つです。

<「新TamazooTrain」 本線を走る>
772-4. 7201F+7001F 府中 27.9.23.jpg
   ▽ 「新TamazooTrain」7201Fが行く 府中 27.9.23 ▽

連休最終日の9月23日、ダイヤ改正直前の京王線のあれこれを追っている最中、なんとふだんは動物園線が舞台の「新TamazooTrain」7201Fと府中駅で遭遇しました。

もう飛び上がるほどの驚きでしたが、もうひとつ驚いたことに、沿線にはカメラを構えた京王ファンの方々が大勢見られたことでした。
『どこで情報を知ったのですか?』と訪ねてみると、『SNS』との答えでした。一部の関係者のつぶやきが、見事に拡散しているような印象を持ちました。
私は全く偶然の遭遇でしたが−。

<高幡不動での異変>
772-5 高幡不動駅 27.9.15.jpg
  ▽ 高幡不動5番線(左)に何やら「赤幕」が… 27.9.15 ▽

772-6 高幡不動 5番線から発車の特急 27.9.15.JPG
   ▽ 急きょ仕立てられた5番線始発の上り特急
               高幡不動 27.9.15 ▽
9月15日の正午過ぎでした。
上り各停で高幡不動に近づくと、何か様子がいつもと違う空気です。5番線に10両編成のお尻が見え、しかも赤幕の特急表示の編成が入っています。

『む、む、む、これは何かあるな』と思っていると、「特急が5番線から臨時に発車する」旨のアナウンスが…。
この日は午前5時30分ころ下高井戸−桜上水間で人身事故が発生、その影響で運休していた特急が途中駅、高幡不動から復活運転するところでした。

772-12.上り準特高幡不動行き 高尾 27.2.14.jpg
   ▽ 上り準特急高幡不動行き 北野 27.2.14 ▽

こちらはことし2月14日、高幡不動駅構内でのポイント故障の際、運転再開時に見られた上り準特急高幡不動行きです。

いつもとは違う空気、いつもと異なる番線での仕立て列車の発車…、いつもと違う種別と行先、こうした光景に遭遇すると、自分が乗客であることも忘れ、こちらまで緊張してしまうのがファンの心理です。

<「急行 高尾山口」・「急行 京王八王子」姿を消す>
772-6 姿を消す急行高尾山口行き めじろ台 27.9.24.jpg
   ▽ 平日運転最終日の急行高尾山口行き 7001F+7206F
                         めじろ台 27.9.24 ▽

772-7  急行高尾山口行き 行き先表示 27.9.24.JPG
 ▽ 幕車「急行 高尾山口」は見納め 残るは都営線直通急行のみ ▽

772-8  急行京王八王子行き 行き先表示 27.9.24.jpg
   ▽ こちらは完全消滅の「急行 京王八王子」 ▽

ダイヤ改正の前日、平成27年9月24日(木)をもって、平日下りの「急行高尾山口行き」列車がその幕を降ろしました。残るは土休日に運転される都営線からの直通急行4本のみです。
また下り「急行京王八王子行き」も同時期、こちらは平日・土休日ともに姿を消し、完全消滅しました。

京王線系統の「急行」は昭和の時代、長きにわたって優等列車の中核的存在でしたが、平成時代に入るとその道を特急や準特急に明け渡し、晩年は朝ラッシュ時の上下列車に残るのみでした。

ことしのダイヤ改正では京王からの広報はありませんでしたが、京王線系統を中心に朝ラッシュ時下り列車の速達化が実施され、そのあおりを受けるように下り急行は特急・準特急に格上げされてほぼ消滅状態、急行の活躍は平日の相模原線に集約されるという、大変革が行われました。

いずれにしても、山口、京八系統の急行種別が消滅していくことは、京王のオールドファンにとってはなんとも淋しい限りです。

<プラットガールが敬礼
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    ▽「新TamazooTrain」7851車内にて 27.3.22 ▽

3月22日、「新TamazooTrain」7201Fの運転初日、プラットガールが車内に現れ、子ども達に愛嬌を振りまきました。
ひと段落したところで撮影を打診してみると、『はい! どうぞ!』とにこやかに応じてくれたスナップです。
爽やかな人柄が印象的でした。

<鉄路の味わい>
772-10 京王線  北野駅構内配線 27.8.14.JPG
 ▽ 北野駅構内上り3番線ホームから下り方向を望む 27.8.14 ▽

8月の暑い日、北野駅で乗り換えの上り特急を待つ時間、ふと列車が現れる前の構内を撮影してみたくなりました。

右の2線が京王八王子へ向かう京王線、それに平面交差する左の2線が高尾線で、左右端の枝線は下り1番線、上り4番線です。

列車が写っていると列車に目が行ってしまいますが、列車がいないと、不思議に線路の造形美に目が向かいます。
じっと見つめていると、何か哲学的な空気感、雰囲気さえ感じるから不思議です。

平面交差、加えて島式ホームへの分岐線などの光景は、かつては調布地上駅、そして現在では北野、東府中でも見られ、また変則形態としては高幡不動、つつじヶ丘などでも見られます。
その鉄路を見ていると、それぞれが味わい深い表情をもっていることに気づきました。

<京王八王子駅の大時計>
772-11 京王八王子駅ホーム 27.4.2 .jpg
 ▽ 京王八王子駅の大時計 仲良く2基が並んでいる 27.4.2 ▽

京王八王子駅ホーム天井から吊り下げられている2基の大時計です。

ホーム上の時計はLED行先表示案内に併設されていたり、広告枠を併設した正方形の小型のものがふつうですが、ここ京王八王子駅ではご覧のような大型、丸形、肉厚、かつアナログ時分針のものが、ホームと切符売場天井の2ヶ所で見られます。

平日夜ラッシュ時の時間帯で特急が到着した直後ですが、すでに降車客は階上へ、乗客は車内へと移動が済み、ホームは人気も音もまったくないという信じられないような異空間と化し、大時計だけが存在を鼓舞するように光を放っていました。
ほどなく新たな乗客や列車の到着で再び喧騒が始まるのですが、深々とした一瞬のこの光景は、とても印象深いものでした。

この大時計は、新宿駅2番線、3番線ホームでも見ることが出来ます。かつての "旧国鉄・鉄道大時代"の名残り、雰囲気を今に伝える歴史の伝道師と言えるかもしれません。

<一瞬の出来事  虹と9000系>
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  ▽ 虹と9000系 夏の終わりの一コマ 桜上水 27.9.10 ▽

この日は朝から不安定な天気で荒れ模様。首都圏の鉄道は軒並み強風や大雨で遅れが見られました。
そうした中、ダイヤ改正直前で特急に追い抜かれる急行調布行きを撮影しようと桜上水駅を訪れていると、にわか雨の間合いに突如、9000系の背後に虹が現れました。

9006Fと夏の終わりを告げる虹の競演です。
一瞬の出来事でしたが、運転士さんと一緒に空の虹を見上げたことでした。

<京王よみうりランド  イルミネーション華やか>
772-13 よみうりランド駅のイルミネーション 27.12.19.jpg
   ▽ 京王よみうりランド駅のイルミネーション
       車窓に映る灯りに目を奪われる 27.12.19 ▽

師走に入り、12月5日から京王よみうりランド駅上下ホームで、世界的照明デザイナーとして有名な石井幹子氏監修によるLED40,000球のイルミネーションが始まりました。よみうりランドのイルミネーションイベントと連動した取り組みです。

京王では駅やホームでのイルミネーションは初めてのことで、京王よみうりランド駅には一部の準特急や特急も臨時停車しています。

初日も含めて複数回訪問してみたのですが、ホームでの京王電車とイルミネーションの幻想的な世界もさることながら、列車の窓ガラスに写り込むイルミネーションの素晴らしさに目を奪われます。
厳寒のホームで、京王電車とイルミネーションのコラボを撮影していると、あまりにも素晴らしい光景に寒さも吹き飛んでしまいました。

このイルミネーションは、新年1月11日まで行われています。

今回の記事で、ことしの記事アップは終了します。
この1年も、多くの皆さまに記事をお読みいただきました。また励ましの多くのコメントもいただきました。心からお礼を申し上げます。
くる年、2016年もどうかよろしくお願いします。

posted by 特急高尾号 at 20:02| Comment(2) | TrackBack(0) | 2015 京王電車 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月27日

No771 2015京王電車[6] 11月−12月


「2015京王電車」、今回は11月−12月分をご覧いただきます。


【11月】
< "飛田給急行"/幕車 "競馬急行"走る!>
752-1 飛田給急行 8025F 府中競馬正門前 27.11.1.jpg
   ▽ ダイヤ改正後も運転された"飛田給急行"   8025F
               府中競馬正門前 27.11.1 ▽

競馬のG1レース、秋の天皇賞が1日、東京競馬場で行われました。
9月のダイヤ改正後初めてのG1レース開催日の競馬臨時ダイヤで、"飛田給急行" と新線新宿行きの"競馬急行"の去就が注目されましたが、両列車ともこれまで通りの本数・行き先で存続することが確認されました。

752-3 府中競馬正門前時刻表 27.11.1.jpg
   ▽ 府中競馬場正門前駅の時刻表 27.11.1 ▽

改正前ダイヤと比べるとそれぞれ3分早い出発時間となっています。

752-8 7000系幕車の競馬急行 府中競馬正門前 27.11.1.jpg
   ▽ 再び舞台に 幕車 "競馬急行"の登場 
             府中競馬場正門前 27.11.1 ▽

752-9 7000系幕車の競馬急行 府中競馬正門前 27.11.1.jpg

これで一安心と思ったところ、"競馬急行" の運転時間になってびっくり!でした。

新線新宿行き"競馬急行"の使用編成はこれまで10両編成が5本中4本、8両編成が1本でしたが、なんと改正ダイヤでは10両編成が5本中2本に減少、逆に8両編成が3本運転される車両運用に変更されていたのです。
そのため"競馬急行" に7000系8両編成、つまり幕車が数多く投入されることになり、幕車の「急行」・「新線 新宿」の表示が躍り出るという、何ともうれしい事態に変貌しました。

新ダイヤは特急・準特急のみならず、こうした面でも幕車活躍の舞台・景色を数多く生み出してくれたといえます。

<キティちゃん ことしも>
753-5 キティちゃんHM付き区間急行 笹塚 27.11.3.jpg
        ▽ ハローキティ誕生日記念HMを付けた9042F 
                   笹塚 27.11.3 ▽

753-6 キティちゃんHM付き区間急行 笹塚 27.11.3.jpg

11月3日(火)からは、ハローキティのヘッドマーク付き列車の運転が始まりました。
沿線にキティちゃん関連の施設があることから、11月1日のハローキティの誕生日を記念し、9000系で15日まで運転されたものです。

753-7 キティちゃん一日駅長 多摩センター 27.11.3.jpg

また3日はキティちゃんゆかりの京王多摩センター駅改札外で、キティちゃんによる“1日駅長”のイベントも行われ、昨年同様、多くの親子連れで賑わいました。
かつてはキティちゃんによる"サンタ特急"も運転されていましたので、復活すると楽しいのですが…。

753-1 競馬場線開業記念HM列車 9004F 東府中 .jpg
   ▽ 春に続き再登場の競馬場線開業60周年記念HM
                  東府中 27.10.31 ▽

11月はこのほか、8013Fは"高尾の温泉"ヘッドマークを掲げ、さらに秋の競馬シーズンに合わせて競馬場線各停には春に引き続き「競馬場線開業60周年記念」ヘッドマークが取り付けられるなど、賑やかな月間となりました。

<ドア引き込まれ防止 新ステッカー登場>
755-1 ドア挟まれ防止 新ステッカー  27.11.13.jpg

京王線・井の頭線電車に、ドア(戸袋)に手を引き込まれないように注意喚起する、新たなステッカーが登場しました。

新しく登場したものは子ども向けで、京王線は「けい太くん」、井の頭線は「いのかしら7きょうだい」のイラストが描かれています。

755-1 2ア挟まれ防止 新ステッカー  27.11.13.jpg

ことし前半に登場した大人向けステッカーはドア上部に貼り付けられていますが、今回のものは子ども向けのため、ドアガラス下部と同じ位置に貼られています。

755-4 ドアステッカー 井の頭線 27.11.14.jpg

こちらは井の頭線電車のもので、1000系電車の "7きょうだい" が描かれています。

どうしてこの時期に突然子どもバージョンが登場したのかは定かではありませんが、ドアガラス位置の左右、上下に計4枚のステッカーが貼られたことになります。

今後はドアガラスに貼られている色あせた丸形ステッカーの処遇がどうなるのか、気がかりです。

< デワ、デヤ 仲良く並んで新聞紙上に>
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     ▽ 平成27年11月16日 東京新聞朝刊最終面記事 ▽

11月16日(月)、東京新聞朝刊最終ページを見て『びっくりぽん!』でした。
紙面全体を使い、「裏方電車 まもなく新旧交代」と題した、デワ600形とデヤ900形の交代劇がカラーで大きく報じられました。

756-2-2 デワ引退新聞記事 27.11.16.jpg

記事にはデワ600形内部の貴重な写真、それに新造時より車体妻面裾に取り付けられている所有者名の「京王帝都電鉄」、製造者名の「日本車輌 昭和52年」との銘板写真も添えられていて、鉄道マインド濃厚の、ゾクゾクするような構成内容でした。

東京新聞は鉄道ネタの発掘、鉄道記事大好き新聞で、日経新聞朝刊経済欄ともども、鉄道ファンとしては要チェック新聞なのです。

本文には、種車となった6000系は京王初のワンハンドル導入車であったこと、車内には戸袋への指はさみ注意のハローキティのステッカーが残っていること、デヤの新造は老朽化更新だけでなく、26年2月大雪での高尾線ダイヤ混乱の教訓も踏まえて除雪機能も備えていることなども紹介されているばかりか、デワ600形の運転スパンやデヤ900形は来年初頭にも正式デビューするなどというビッグなニュースも紹介されていました。

<「ジャパンカップ」ラッピングカー走る>
757-1 ジャパンカップHM 9031F めじろ台 27.11.16.jpg

   ▽ ジャパンカップラッピングの9031F めじろ台  27.11.16 ▽

11月29日(土)に東京競馬場で行われる競馬のG1レース、「ジャパンカップ」にちなみ、JRA日本中央競馬会の全面広告ラッピングが9031Fに施され、京王線に姿を現しました。

757-2 ジャパンカップHM 9031F めじろ台 27.11.16 (2).jpg

デザインはことし5月31日に行われた「日本ダービー」の時と同様、車体全体に「ジャパンカップ」の過去の優勝馬が実物大でラッピングされました。
また今回はドア上にも、横長長方形のラッピングが行われました。

757-5 ジャパンカップ広告 渋谷 27.11.17.jpg

757-4 ジャパンカップ広告 新宿 27.11.17.jpg
       ▽ 駅の賑わい 上は渋谷、下は新宿駅 27.11.17 ▽

このほか毎回の事ですが、新宿・渋谷駅は、「ジャパンカップ」の広告類で溢れました。
また8014F、1015Fは、車内が「ジャパンカップ」の貸し切り広告となりました。

<8000系大規模改修第6陣 8008F登場>
764-1 8008F 8708 京王八王子 27.12.9.jpg
      ▽ 大規模改修第6陣8006F 京王八王子    27.12.9 ▽

764-2  8508(左)+8558京王八王子 27.12.9.jpg
   ▽ 4号車8558(右)+5号車8508(左)▽

764-3  8558京王八王子 27.12.9.jpg

764-4  8508 京王八王子 27.12.9.jpg

8000系大規模改修の第6陣8008Fが、11月末から営業運転を開始しました。
今回は4号車クハ8808の運転室が撤去されてサハ8558に、5号車クハ8758の運転室が撤去されてサハ8508に改番されました。

編成は下り方1号車から、これまでの改番事例と同様に、
8758+8258+8208+8558+8508+8158+8108+8058+8008+8708となっています。

サハ化された車両同士の連結面の外観・車内処理、及び編成全体の内装等は、これまでと変わっていません。8005F以降行われている車内照明のLED化も実施、また前回8011Fから吊り輪の仕様が大型ふつうスタイルのものに変更されています。

これで昨年3月から開始された8000系大規模改修は、対象の14編成中6編成の改修が完了したことになります。

<高尾線6両編成  8両で運転>
9月のダイヤ改正から、高尾線の平日11時−17時台の各停列車の半数がこれまでの8両から6両編成に短縮化されました。

ところが9月下旬に高尾山口駅にオープンした京王高尾温泉の利用者が予想をはるかに上回る倍近い利用が続いているため、急きょ11月2日(月)−27日(金)までの期間、この6両編成を8両編成に戻し、運転区間も改正前の新宿−高尾山口間の直通運転とされました。

ダイヤ改正での6両編成運転の導入は、利用客からすると説得性の低い内容でしたが、京王の経営戦略上として行われたことと思います。ですがわずか1か月あまりで骨格の一部を変更し、期間限定と言えども元のダイヤに戻すというスピード対処には驚くばかりでした。
この取り組みは旅客輸送ニーズがあれば速やかに対処するという意味では前例になったわけですが、高幡不動駅を途中駅として利用する各停利用者の中には、不可解に思った人も少なからずいたはずです。

【12月】
<イルミネーションが彩る 京王よみうりランド>
762-1 イルミネーション 京王よみうりランド 27.12.5.jpg

師走12月に入り、5日(土)から京王よみうりランド駅では、よみうりランドのイルミネーションイベントと連動し、ホームでのイルミネーションが始まりました。
合わせて一部の特急・準特急列車の同駅臨時停車も行われています。

762-2 イルミネーション 京王よみうりランド 27.12.5.jpg

762-3 イルミネーション 京王よみうりランド 27.12.5.jpg

イルミネーションは上り、下り両方のホームフェンスで行われ、16時〜21時にかけて約40,000球のLED照明が点灯されます。
照明デザイナーとして世界的に有名な石井幹子氏の監修を受けて制作されたということです。

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771-2 イルミネーション 京王よみうりランド 27.12.19.jpg

日没が過ぎると京王よみうりランド駅は、まるで別世界のような素晴らしい空間に様変わりします。
丘陵地帯のためにまわりに建物がなく、しんしんと冷え込むホームの彩りの中を走る京王電車の光景は、幻想的、かつ新しい魅力的な光景となっています。
車窓に映るイルミネーションは特に印象的で、撮影対象としても貴重な価値だと思います。

771-3 イルミネーション 京王よみうりランド 27.12.19.jpg
京王が駅でのイルミネーション装飾を行うこと、またこれに連動して優等列車が臨時停車するのは初めての試みです。この光景は来年1月11日まで楽しむことが出来ます。

<吉祥寺駅でもホームドア>
763-1 ホームドア 吉祥寺 27.12.6.jpg

井の頭線吉祥寺駅1番線のホームドアが完成し、6日(日)初電から運用が開始されました。

763-2 ホームドア 吉祥寺 27.12.6.jpg

吉祥寺駅のホームドアは、赤・紫・黄・緑・水色・紺など、井の頭線レインボーカラーを思わせる色とグラデーションで構成されています。
またホームドア下部には井の頭線沿線の初夏の風物詩とも言える紫陽花がグレーの濃淡で描かれており、吉祥寺に相応しい、お洒落なホームドアとなっています。

これで京王のホームドアは平成24年8月使用開始の布田、国領駅、同年9月の調布駅、25年3月から3回に分けて整備された新宿駅に続き、今回の吉祥寺駅で5駅目の整備となりました。

<終夜運転 急行倍増へ>
771-4 終夜運転広報.jpg

771-5 終夜運転広報.jpg
     ▽ 終夜運転を伝える京王HP
      タイトルバナー部分と本文の一部)▽

ことしも31日から元旦にかけ、京王線、井の頭線で終夜運転が行われます。
特に京王線では新宿発高尾山口行き急行が昨年と比べ午前1時台から2時台にかけて3本増発され、下り優等列車は全体として特急1本、急行6本が運転されます。
高尾山への集客アップに向けた、積極策の展開と言えます。

ところでこの終夜運転に関するホームページでの広報ですが、ニュースリリースとは別に、ホームページのトップにビジュアルな大型バナーを用意したり、本文もカラー化して時刻表を添えるなど、これまでとは異なる変化が見られます。

こうした対応は9月のダイヤ改正時でも「運行案内・乗り継ぎ案内」で行われています。
鉄道部門の決定を、鉄道会社らしい雰囲気とキャッチ、視認性でデザイン化し、見てもらう、乗ってもらいたいという熱意が伝わってきます。
新しい潮流として歓迎するとともに、駅ポスターや他媒体へのデータ広範活用など、さらなる展開、進化にも期待したいと思います。

このシリーズは、今回で終了します。

posted by 特急高尾号 at 12:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 2015 京王電車 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月22日

No769 2015京王電車[5] 9月−10月



「2015京王電車」、今回は9月−10月分をご覧いただきます。

【9月】
<京王線ダイヤ改正 >
735-1 ダイヤ改正HM 27.9.16.jpg

9月25日(金)、京王線・井の頭線のダイヤ改正が行われました。
京王線は2013(平成25年)2月に大改定を行ったばかりですが、今回も、▽都心への直通列車増発(本線快速系を都営線直通快速に振り向け)や準特急の笹塚停車などによる都営線方面への利便性強化 ▽準特急や区間急行の停車駅増(笹塚・千歳烏山) ▽始発・最終列車時刻の大幅繰り上げ・繰り下げ ▽特急・準特急の運転パターン見直しと京王八王子・橋本準特の設定など、前回改定に負けず劣らずの大改正(今回から「改定」と呼称)となりました。

769-1 準特急橋本行き 千歳烏山 27.9.26.jpg
         ▽ 新登場の準特急橋本行き 
    準特急停車駅へと格上げされた千歳烏山にて  27.9.26 ▽

769-2 快速高尾山口行き 急行京王八王子行 7025F 北野 27.9.10.JPG
  ▽ 全廃された急行京王八王子行(左)と
   "絶滅危惧種"の8連快速高尾山口行き 北野 27.9.10 ▽

769-2 高尾線6両編成 めじろ台 27.9.28.jpg
   ▽ 高尾線に登場した6両編成各停列車 
              めじろ台−山田 27.9.28 ▽

このほか各列車の最高速度アップによる所要時間の短縮、日中時間帯での特急続行運転の見直し(廃止)、朝間下り列車の速達化(特急・準特急への格上げ等)による伝統とも言うべき急行京王八王子行と平日急行高尾山口行きの廃止、高尾線で日中時間帯の一部列車を6両編成で運転など、多様な改正が行われました。
全体として線別や時間帯での種別設定整理、速達化、緩急接続改善を推進したように感じます。

一方で快速の所要時間増大、平日朝間の京王線下り急行廃止に伴う急行停車駅の利便性低下、一部区間での優等列車−各停の10分等間隔運転の崩れなど、新たな課題も生じています。

また広報関係では、今回も利便性向上のみが伝えられ、利用者に対する丁寧な説明という点では課題を残しています。そうした中で、ホームページ上で手作りとも思われる「運行パターン・乗り継ぎ案内」情報が掲載されたことは、新しい試みとして注目されます。

いずれにしても、2015-2017年度の中期事業計画に即したダイヤ改正の実施という事になりますが、新しい課題を含みつつも、前回改定に引き続き意欲的な改正であった点は大きく評価できます。
         

<渋谷駅先端にホーム柵設置>
730-1 ホーム柵 渋谷 27.9.4.jpg
  新設されたホーム柵   渋谷駅2番線ホーム 27.9.4 ▽

7月から工事が続けられていた井の頭線渋谷駅12番線のホーム柵が完成しました。

ホーム柵は12番線とも上り先頭車の停車位置から、ホーム先端にある衝突緩衝器までの間を包み込むように設置されています。


730-2 ホーム柵 渋谷 27.9.4.jpg

そのためこの位置での先頭車正面を入れ込んでの全景写真は、1・2番線とも困難となってしまいました。

酔客の転落防止などが設置理由のようですが、ヘッドマーク取り付け編成の撮影など、とりあえず井の頭線車両を撮影するお手軽スポットの消滅は、ファンにとっては辛いものとなりました

<「新TamazooTrain」7201F 本線を行く>
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   ▽ 7201F+7001F        府中 27.9.23 AM11:35 ▽

ふだんは動物園線を行き来している「新TamazooTrain」7201Fが、シルバー連休最終日の23日午前、7001Fを従えた10両編成で本線・相模原線を走行しました。

738-2 7701F+7201F 府中.jpg

検査入場のため、若葉台へ回送する際の一コマです。

7001Fが後方に連結されているのは、ATCの取り付けの関係でしょうか。
いずれにしても大変貴重な光景ですが、土休日の午前、1本のみ運転される新宿発多摩動物公園行の直通急行が、こうした楽しい編成で運転されるといいのですが‥。

ところで高幡不動−府中間の多くの踏切やホームでは、カメラを構えた京王ファンの姿を多数見かけました。
私は偶然の撮影でしたが、ほんとうに皆さんの情報収集力には舌を巻いてしまいます。

<デヤ900形 新製配備公表>
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   ▽ デヤ900形の新製配備を伝えるHP 27.9.24 ▽

24日、京王はホームページ上でデワ600形に代わる新しい事業用車両(牽引車両)の新製配備を公表しました。
電動貨車の新製は、2014(平成26)年8月の鉄道ピクトリアル誌京王増刊号記事内で公にされていましたが、ファンにとっては待ちに待った新車の登場ということになりました。

車体は9000系ベースの2両編成でデヤ901+デヤ902号で、ともにMcです。正面は新幹線の"イエロードクター"と同様の黄色、そして特色は両車とも正面下部スカート内に排雪板(スノープラウ)を装備していることです。
これは平成26年2月の2度に亘る大雪で高尾線がほぼ1日運転不可能になるなどの大被害を受けたため、降雪対策として設置されたものです。

デヤ900形は2両編成で9月下旬から若葉台−橋本間を中心に機能確認等の試験走行が続けられてきましたが、DAX(総合高速検測車)クヤ911を中間に連結するための連結器改修などを実施、検測編成の完成を待って正式デビューということになります。
デヤ900形は高速走行での架線や軌道検測に資するだけでなく、この冬からは高尾線などで防雪ミニラッセル車として大きな役割が期待されています。

<"往年のグリーンカー" 全面ラッピング8013F登場>
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   ▽ グリーンラッピングの8013F  
              登場初日 27.9.30  明大前 ▽

ダイヤ改正の余韻が冷めやらぬ30日水曜日、今度は京王線に高尾山観光の新たな広告塔として、8000系のラッピング電車、8013Fが登場しました。

編成全体が高尾山の自然をイメージした緑で覆われています。
この緑色は、かつての2000系が身に纏っていた「京王カラー」を現していると、ホームページで紹介されました。

769-3 グリーンラッピングを紹介するHP.jpg

   ▽ ラッピング編成登場を広報する京王HP 27.9.24 ▽

742-2 8013F グリーン車 明大前 27.9.30.jpg

ホームページでの事前広報は9月24日、登場は30日とあって広報期間の日も浅く、一般利用客は驚き、年輩の方々は驚きと同時に、昔日の京王電車を思い出したかもしれません。


【10月】
<2016 京王電鉄卓上カレンダー発売 >
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京王電車の「2016卓上カレンダー」が、今年も10月1日から一斉に発売されました。
毎年どのカットも魅力的な写真が多く、楽しみにしている方も多いと思います。

743-6 2016京王カレンダー 27.10.1.jpg

今回の目玉は8月のカレンダーでした。
いまや絶滅寸前のデワ600形がチキ290形を挟んでの走行光景です。
貴重な光景を、俯瞰ショットでしっかりと捉えている感覚と技量は、外部への丸投げ制作ではないことを如実に証明しており、またこのカレンダーが毎年人気を呼んでいる所以です。

<デワ600形 DAXとチキを従えて…>
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12日、高幡不動駅で、なんとデワ600形がチキ2両とDAX(総合高速検測車)クヤ911を従えた編成と遭遇しました。
もうびっくりで、ホームを猛烈ダッシュ!、何とか先頭部分にたどり着きました。

746-3 デワ600 高幡不動 27.10.12.jpg

746-4 デワ600 高幡不動 27.10.12.jpg
1両目がデワ601、2両目がDAX、

746-5 デワ600 高幡不動 27.10.12.jpg

DAXに続いて、3両目チキ291、4両目チキ292と続きます。

746-6 デワ600 高幡不動 27.10.12.jpg

746-7 デワ600 高幡不動 27.10.12.jpg

5両目がデワ621、ラスト6両目かデワ631という、信じられないような豪華6両編成が、私の目の前を通過しました。

デワ600が、用途の異なるDAX(総合高速検測車)クヤ900形911と、レール運搬用長物車チキ290形291・292を一度に従えて走るという、高幡不動ならではの光景です。

デワ600形はデワ5000系電動貨車の後継として、2004(平成16)年に6000系からの改造で誕生しました。
しかし老朽化が進み修理部品の確保もままならない状況となったため、後継の新車デヤ900形にバトンタッチすることになっており、2016(平成28)年度内に廃車されることになっています。

<グリーンラッピング  今度は"温泉号"に>
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  ▽ "高尾山の温泉号" 明大前 登場初日 27.10.27 ▽

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9月末に登場した8013Fによるグリーンラッピング編成が、27日から「高尾山の温泉 開湯」のヘッドマークを取り付けて運行を開始しました。

これは「京王高尾山温泉/極楽湯」のオープンに合わせて登場したものですが、乗車して『びっくりぽん!』。

750-4 高尾山の温泉号車内 8713  27.10.27.jpg

車内の全面広告は想定内ですが、なんと車内吊り広告が本物の布製の暖簾でした。
この "高尾山の温泉号" は、12月下旬まで運転されます。

<優先席 新マナーステッカー登場>
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      ▽ 優先席 携帯電話 新マナーステッカー  27.10.29 ▽

優先席付近での携帯電話電源オフ呼びかけの新マナーステッカーの貼り換えが、京王でも10月下旬から始まりました。

751-2 優先席 新ステッカー 27.10.29.jpg

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これは携帯電話の電波が性能向上で出力が弱まったことなどから、心臓ペースメーカーなどの医療機器に悪影響を及ぼす可能性は非常に低いとして、総務省が2013(平成25年)年にペースメーカーなどとの距離制限の指針を緩和したことによるものです。

これまでは優先席付近での携帯電話に関するマナー呼びかけは、「携帯電話の電源をお切りください」というものでしたが、新しいステッカーでは、「混雑時には携帯電話の電源をお切りください」に変更されました。

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新しいステッカーの色合いはブルー中心となっており、オレンジ色が中心だった京王の優先席表示の雰囲気が変わりました。

また妻面窓に貼られていた優先席表示のステッカーも同時に小型のものに変更され、すっきりした印象になっています。

(つづく)


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2015年12月19日

No768 2015京王電車[4] 6月−8月



「2015京王電車」、今回は6月−8月分をご覧いただきます。

【6月】
<2015(平成27)年度事業計画 >
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  ▽ 2015年度事業計画を伝える「京王ニュース」27年6月号


京王は5月、グループ企業全体の2015(平成27)年〜2017(平成29)年度の「中期3ヵ年経営計画」を公表しました。

そのうち鉄道部門に関する2015(平成27)年度分を中心とする総予算215億円規模の事業計画内容が、「京王ニュース」276月号で公表されました。


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まずは秋に実施するダイヤ改正ですが、この時点では「都心方面へのアクセス向上」を目玉として紹介していました。

次期ダイヤ改定のコンセプトを、京王が具体的に示した最初のコンセプトでした。


この時期ファンやネット上では、続行特急の扱いや優等列車の種別ごとの運転路線、それに準特急をはじめとする優等列車の停車駅増に関する話題で盛り上がっていました。


また井の頭線については2015(平成27)年からリニューアル工事に順次着手、車内の快適性を図るとしています。

さらにニュースやオリジナル番組などを放映する車両ビジョン(ドア上のモニター)や英語放送にも対応した自動放送装置を2019(平成31)年度までに、全車両に導入するとしています。


車両リニューアルに関しては、1000系初期車(1001F〜1015F)に関して8000系大規模改修編成と同様内容の工事が実施されるのか、井の頭線の独自性も見られるものになるのか、早期の登場が待たれます


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このほか井の頭線車両の車内照明LED化は、2015(平成27)年度中に全車両での導入を完了させるとしています。


京王線については引き続き8000系のリニューアル工事の推進、また全般についてはホームドア設置、笹塚−仙川間の連続立体交差事業の推進などについて触れています


京王は中期3ヶ年計画などの策定時、株主総会やホームページ上で公表(注1)しますが、グループ会社も含めた全体像の説明内容となっているため、外部からは鉄道事業の具体的な事業計画はなかなか分かりづらいのが実情です。


毎年「京王ニュース6月号」で紹介される当年度の鉄道関係を中心とする情報が、唯一、一般利用客が目にする情報ですが、他社と比較すると情報量の少なさが気になります。

企業戦略とサービス向上策は積極的にアピールすることが大切であり、この点京王は伝統的におとなしい企業風土と言えます。

実施したことを過去形で車内ドア上などでPRするだけではなく、3ヶ年計画を策定したのですから、3ヶ年分の鉄道事業計画をホームPRボード等を活用し、誰の目にも触れるよう積極的に広報して欲しいと思います。



<井の頭線 紫陽花HM ことしも1029F>
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   ▽ 井の頭線の風物詩 紫陽花と1029F  東松原 27.6.11 ▽

井の頭沿線の紫陽花はことしも見事に咲き誇り、東松原駅では恒例の紫陽花夜間ライトアップが10日から24日まで行われました。

767-2 紫陽花 東松原 27.6.11.jpg

これに連動し、1029FによるライトアップをPRするヘッドマーク付き列車がこの期間、例年通り運転されました。1029Fは2年連続の登板となりました。

1029Fの特別レインボーラッピングは現在 "延命中" ですので、この光景は遠からず終焉の時期を迎えます。

<飛田給駅下りホームに固定柵設置>
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    ▽ 下りホームに設置されたホーム柵 飛田給  27.6 ▽

味の素スタジアムでサッカーやコンサートが度々行われる飛田給駅の下り1番線ホームに、新宿駅2・3番線降車ホームと同仕様のホーム固定柵が設置されました。

サッカーやコンサート終了時に利用客が一度に殺到するため、発着列車との接触事故防止目的で設置されたものです。
上り1・2番線ホームは幅員が十分にあるため、当面固定柵設置の予定はないとのことでした。


【7月】
<「夏を遊ぶ 京王Tチケット」発売  都営線とコラボも>
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  ▽「夏を遊ぶ京王Tチケット」発売 27.7.17 ▽

ことしも子ども達の夏休みの期間中、一日乗車券が発売されました。
ことしは「夏を遊ぶ京王Tチケット」と命名されたもので、7月17日から8月一杯までの期間限定で、京王線新宿−明大前、それに井の頭線全線が一日乗り放題という内容でした。
料金は大人500円、子ども250円でした。

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  ▽ イベント用として各駅で配布された「宝の地図」冊子 ▽

また同日から都営地下鉄との共同企画で、「リアル宝探し 鉄道探偵K 解決!京王電鉄・都営地下鉄の謎」と題し、両沿線に隠された宝箱を探して景品をゲットするイベントも始まりました。

「夏を遊ぶ京王Tチケット」一日乗車券は、この企画とタイアップされて発売されたものでした。夏休み期間中に発売する一日乗車券ですが、近年は車内吊り広告での広報もなく、さりげなく行われている感じです。

【8月】
<8000系大規模改修第5陣8011F登場>
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     ▽ 8000系大規模改修第5陣・8011F
     中間サハ化され誕生した8511(左)+8561  27.8.4 ▽
8000系大規模改修第5陣、8011Fが8月上旬から営業運転を開始しました。

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768-8 8561 27.8.4.jpg

今回はクハ8761がサハ8511に、クハ8811がサハ8561に生まれ変わりました。サハ化された車両同士の連結面外観処理は、これまでの編成と変わりませんでした。

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  ▽ 三角から新型丸型へ
     そして再度ふつうの丸形へ変更された吊り輪  8011F ▽

車内は従来のリニューアル仕様が踏襲されていましたが、吊り輪に関しては第1陣8003F以来採用されてきた厚みのある新型の丸形吊り輪が廃止されました。

今回の吊り輪は、8006Fなどの一部付属編成で緑色の吊り輪に変わって新採用された、白色で直径がやや大型の、ふつうの丸形タイプに再度変更されました。

<夏恒例「鉄道フェステバル」開催>
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毎年夏恒例の「鉄道フェステバル」が、ことしも8月13日から新宿京王デパートで開催されました。
夏休み期間中の親子ずれを対象としたイベントで物販や模型展示などが中心ですが、例年京王も協賛の形で展示物を提供しています。

768-11-8 鉄道フェスティバル 27.8.13.jpg

768-12 鉄道フェスティバル 27.8.13.jpg

ことしは実物の券売機と自動改札機が持ち込まれ、券売機ではこのイベント用の無料開催記念券が発券され、これを自動改札機に通して子どもたちが仕組みを学ぶという趣向でした。

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このほか他社へ転出して活躍する5000系の珍しい模型や往年の雄姿を捉えた写真なども展示され、ファンを楽しませていました。

親子ずれを対象とし、毎年夏にデパートやアートマンで行われるイベントですが、京王が毎年実際の鉄道機器や部品を展示しており、要チェックのイベントです。
これまでも昭和時代の旧式自動券売機や昭和30年代の継電連動制御盤、過去のヘッドマーク大展示など、お宝展示の実績があります。

<調布花火大会 ことしも臨時ダイヤ>
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▽ 臨時停車する上り特急  京王多摩川  27.8.22 ▽

主な内容は
@花火大会の最寄り駅となる京王多摩川駅に、特急が上り15:57〜21:18まで、下り15:48〜21:48までの間、合計36本が臨時停車
A花火大会終了後に臨時快速列車を京王多摩川−つつじヶ丘間で上下3本ずつ、計6本運転
➂15時〜21時台は相模原線を中心に通常列車の発着時間を一部変更
というものでした。

調布市花火大会臨時列車の規模は、毎年縮小されています。

<千歳烏山駅でも降車優先ステッカー>
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   ▽新ステッカーが貼られた千歳烏山駅ホーム  27.8.29 ▽

5月の新宿駅1番線ホームに続き、8月29日から千歳烏山駅上下ホームでも、「降車優先サイン」のステッカー表示が開始されました。

768-14 新乗車位置ステッカー 千歳烏山 27.8.29.jpg

ドア正面に降車優先表示、乗客はドア左右に貼られた乗車位置ステッカー部分に2手に分かれて待機、降車が済んだ後に乗車というスタイル、そしてステッカーのデザインは新宿駅と同じです。

この乗車位置サイン・乗降方式変更は、昨年7月から開始された京王線明大前駅上りホーム、ことし5月からの新宿駅1番ホームに続き3駅目の導入となりました。

(つづく)


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2015年12月14日

No766 2015京王電車[3] 4月−5月


「2015京王電車」、今回は4月−5月分をご覧いただきます。

【4月】
<副駅名標 新たに6駅で設置>
766-1 副駅名標 京王多摩センター駅.jpg
      ▽ キティちゃんのイラスト入り 
         京王多摩センター駅の副駅名標  27.4.1 ▽

京王では昨年11月から駅名標の近くに駅周辺施設の名称を入れた“副駅名標板”を広告媒体として設置する扱いを開始していましたが、その第2弾として4月1日から、新たに京王多摩センター駅など下記の6駅でも副駅名標の設置がスタートしました。
中には、キティちゃんのイラスト入りの副駅名標もあります。

この時期に設置された駅名と副駅名標記は以下のとおりです。

 〇初台駅   マニュライフ生命 本社
 〇下高井戸駅 日本大学 文理学部
 〇柴崎駅   調布自動車学校
 〇府中駅   明星中学高等学校
        明星小学校
        明星幼稚園
 〇稲城駅   駒沢女子大学
 〇京王多摩センター駅
        サンリオピューロランド

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副駅名標は、駅施設の状況などで、両面・片面掲出、設置場所、形態などに様々なパターンが見られます。
このあと4月以降の整備については、ホームページで新設等の広報は特段なく、順次取り付けが進んでいます。

<驚きの車内広告>
京王電車には時々大胆な車内広告が登場し、利用客を驚かせます。
4月−。民放テレビ局のびっくり広告が登場しました。

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吊り広告は広告貸切電車としては当然なのですが−。

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なんと窓ガラスにも−、

766-5  車内ポスター 27.4.jpg

それでも足りないとばかりに、全てのドアドアラスにも広告、広告、広告−と、驚きの車内が出現しました。
全てのドアにこうした大型の広告が展開されたのは、もちろん初めてのことです。

766-6  車内ポスター 27.4.jpg

広告内容は4月スタートの民放ドラマの宣伝で、沿線の吉祥寺の本屋さんが舞台というものでした。視聴率低迷にあえぐキー局の宣伝とはいえ、さすが在京キー局、大胆ではありました。

<高尾山口駅 面目一新の大変身>
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   ▽ 全面大リニューアルした高尾山口駅 27.4.29 ▽

4月下旬、ミシュランガイドに登場したり、最近の登山ブームで訪れる観光客が増え続ける高尾山の玄関口、高尾山口駅がその名に相応しく、森林観光地をイメージした素敵な駅舎に大変身しました。

766-8 リニューアルした高尾山口駅コンコース 27.4.29.jpg

外観やコンコースは高尾山の玄関口駅に相応しく、杉材をふんだんに使用した素晴らしい駅舎に生まれ変わりました。
平日午前の利用客がまだ少ない時間帯では、まるでクラッシックのコンサートホールにいるかのような雰囲気です。

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766-10 リニューアルした高尾山口案内標 27.4.29.jpg

ホームに上がれば、ベンチ、駅名標、案内標などは全て木目調に統一されています。
ホーム天井からは行燈が吊るされ、夜間は橙の灯りが京王や都営車を浮かび上がらせるという凝りようです。

高尾山口駅は昭和42年の開業以来、約50年ぶりの大リニューアルとなりました。京王にとっても、京王利用客・ファンにとっても、自慢の駅舎の誕生です。

【5月】
<“有料座席列車”の検討を公表>
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  ▽ "有料座席列車の検討" を伝える記事
                 八王子経済新聞 27.5.8より ▽  

5月に入り、ビッグなニュースが飛び込んできました。
8日、京王は2015〜2017年度の中期3ヶ年経営計画を公表し、その中で計画期間中に「有料座席列車」の導入を検討すると明言しました。

中期経営計画案の中では具体的イメージは記述されていませんが、同日の日本経済新聞などによると、"有料特急列車導入の検討"とされ、
▽"訪日外国人の増加をにらみ、土休日の都心から高尾山方面に向かう観光需要を開拓
▽平日の夜間帯に『お金を払ってでも座りたい』という通勤客の声にも対応する
▽導入時期や停車駅、料金などは今後詰める
と報道されました。

これまでも起きては消えてを繰り返してきた計画ですが、株主などに対するIR・企業情報として検討を公言したわけですから、実現に向けて今後の検討が注目されます。

< "馬線60年" 記念ラッピング列車走る>
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 ▽ 競馬場線開業60周年ラッピング列車
            つつじヶ丘 9001F 27.5.14 ▽

競馬場線が1955(昭和30)年4月に開業してから今年で60周年を迎えたことを記念し、5月11日から9001Fによるラッピング列車の運行が京王線で始まりました。

766-14 馬場線60周年HM 9001F 競馬場前.jpg

766-15  馬線ラッピング 9001F  27.5.14.jpg

ラッピングは「感動をつないで、60年。」と記した記念ロゴを始め、東京競馬場や中央競馬会マスコットのターフィー君、京王のキャラクターけい太君などが顔を揃え、さらにこれまで競馬場線を走った新旧車両やヘッドマーク付き列車などの写真も登場し、ファンを驚かせました。

9001Fの開業60周年記念ラッピングは8月15日まで行われ、8両編成の本線各停車両にラッピングという珍しい光景が、約4か月間にわたって繰り広げられました。

< 日本ダービー ラッピング編成も登場>
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  ▽ ダービーラッピング編成も登場 大胆なデザインにびっくり
                     橋本  27.5.24 ▽

5月下旬、やっぱりと言うか、当然というか、9031Fによる"ダービー ラッピング" 編成も登場しました。

902-17 ダービーラッピング 9031F  27.5.24.jpg

こちらの方も、車外には実物大のこれまでの優勝馬が展開し、また車内は動物園線7201Fと同様にドア脇袖仕切りボードにもラッピングが施されるなど、再び乗客とファンを驚かせました。

< 新宿駅1番線ホーム 乗車位置サイン変更>
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  ▽ 新サインに変更された新宿駅1番線ホーム   27.5.27 ▽  

27日から、新宿駅1番線、各停専用ホームの「乗車位置サイン」が変更されました。
明大前駅上りホームと同様、ドアの正面に「降車優先サイン」が新設されました。

乗車する利用客は、ドア位置の左右に新設された「乗車位置サイン」に2列に並び、降車客を優先する方法に改められました。
因みに周知ポスターには、変更する理由についての説明はありませんでした。
これに合わせ、「次発乗車位サイン」は廃止されました。

<新宿−調布 開通100周年記念券発売>
766-19 「新宿−調布 開通100周年記念券」.jpg

大正4年5月、京王はそれまで開通していた笹塚−調布間に加え、宿願の笹塚−新宿(当時は新宿追分)間を開通させました。
これにより新宿追分−調布間(16.1キロメートル)が開通し、ことしはそれから100周年になり、5月31日に「新宿−調布 開通100周年記念券」が新宿駅で限定発売されました。

766-20-2 「新宿−調布 開通100周年記念券」.jpg

記念券は昭和30年代などの新宿駅の再現入場券2種類と、当時の京王電気軌道の開業記念乗車券のレプリカ券などで構成されています。
このほか開通当時の新宿追分の様子や、昭和時代の数々の新宿駅の写真、新宿駅の変遷資料などもあり、完売もうなずける素晴らしい仕上がりでした。

なお新宿追分駅の開業日、当時の新宿追分駅の正確な地点などについては、各種資料において曖昧な点があることも判明しました。(詳しくは当ブログ、新宿−調布 開業100周年 "深まる新宿追分の謎" を参照ください)

<日本ダービー "飛田給急行" ことしも>
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  ▽ 飛田給行き急行 9005F   府中競馬正門前  27.5.31 ▽

G1レース「日本ダービー」が31日に行われ、ことしもレース終了後の午後3時台から府中競馬正門前発飛田給行きの臨時急行が、合計5本運転されました。

ことしは競馬場線開業60周年記念のラッピング編成9001Fが運転されていたため、これが "飛田給急行" に充当され、また線内折り返しの各停にはダービーラッピングの9031Fが充当されることを期待したのですが、残念ながらラッピング2編成の並びは実現しませんでした。

766-22 ダービーホームドア広告 新宿 27.5.21.jpg
   ▽ ホームドアにもダービー広告 新宿 27.5.24 ▽

一方新宿駅のホームドアには、ご覧のようにダービーの広告が溢れました。
JRA・日本中央競馬会は、近年は手を変え品を変えての広告に熱心です。

(つづく)

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2015年12月12日

No765 2015京王電車[2] 3月


「2015京王電車」、今回は3月分をご覧いただきます。


【3月】
<袖仕切りなし7000系に座席区分手すり登場>
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  ▽ 座席間に手すり棒が取り付けられた7758号  27.3.15 ▽

3月に入り、7000系初期車のドア脇袖仕切りなし編成で、7人掛け座席の3人・4人席の境目に、区分の手すり棒が設置された編成、7008Fが登場しました。

新設された手すりは8000系や9000系の9036F以降で見られる円弧状に湾曲したもので、前月の全般検査で取り付けられました。
通常、ドア脇袖仕切り板と座席区分手すりは一緒に整備されています。
今回のように袖仕切りは設置されず、直線・垂直に構成されている旧来のパイプ仕切りの前後に円弧状の手すり棒だけが並ぶ光景はやや奇妙にも見えますが、バリアフリー化の推進として行われたものと思われます。
その後7009Fも出場と同時に、袖仕切り板無しの状態で区分手すりのみが取り付けられました。

<「新TamazooTrain」 驚きの車内装飾で登場>
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   ▽ 大胆な内装で登場した「新TamazooTrain」
                  高幡不動 27.3.22 ▽

764-2 「新TamazooTrain」 7201F 27.3.22.jpg

3月22日、動物園線に「新TamazooTrain」が登場しました。
多摩動物公園や京王れーるランドへの旅客誘致の一環として、従来からの車体ラッピングカー7201Fの車内を通常仕様から楽しい "動物ラッピング仕様" に一新、「新TamazooTrain」と命名して再登場させたものです。

764-3 「新TamazooTrain」 7201F 27.3.22.jpg

車体外観のラッピングはそのままですが、4両全ての内装が高幡不動側の1号車からゾウ、トラ、シカ、ペリカンと、車両ごとに異なる動物のモチーフいっぱいでデザインされています。
車内灯もLED化されての登場です。

764-4 「新TamazooTrain」 7201F 27.3.22.jpg

事前にホームページでイメージ図は公表されていましたが、実際に登場した列車内を見て、京王電車ファンも、大人も子どももびっくりぽん!、大仰天でした。
大手私鉄の中で、こんなに楽しい電車は他に例がないのではないでしょうか。

764-5 「新TamazooTrain」 記念券 27.3.22.jpg

またこれに合わせ、当日から「新TamazooTrain運行開始記念券セット」多摩動物公園駅で限定発売されました。

<IC専用自動改札機増備>
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      ▽ ずらりと並んだIC専用自動改札機 
               調布駅中央改札口 27.3.25 ▽

3月下旬から、京王線・井の頭線の各駅で、ピンク色のIC専用自動改札機が続々と増加していきました。

これは京王線・井の頭線で自動改札機を使用した利用客のうち、平成26年12月現在で約91%がICカードを利用しているという調査結果を背景に、京王が自動改札機のIC専用通路化の拡大を開始したためです。

746-7 IC専用改札 新代田 27.3.24.jpg

ターミナル駅や特急停車駅はもとより、井の頭線の小規模な駅などでも増備や新規導入が行われ、平成27年は各駅の改札口が大幅にピンク色に染まり始める元年となりました。
このIC専用自動改札機は、その後通年にわたり整備が続けられています。

<大規模改修第4弾 8005F登場>
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     ▽ 貫通・客室化され登場した
         8505(左)+8555(右) 北野 27.3.29 ▽

8000系大規模改修の第4弾、8005Fが3月末に登場、営業運転を開始しました。

編成は下り方1号車からこれまでの改番事例に従い、
8755+8255+8205+8555+8505+8155+8105+8055+8005+8705となっています。

今回のリニューアルでは車内仕様の一部が変更となり、ついに車内灯がLED化されました。8000系では、LED試験車の8033F以来の登場となりました。

765-9 8705優先席手すり 27.3.29.jpg
  ▽ 試験的に優先席にも取り付けられた手すり 8705号 ▽

また上り新宿方先頭の10号車、クハ8705号の優先座席中央に、新たに手すり握り棒が設置されました。試験的な取り組みで、是非を検討するものと考えられます。
8000系大規模改修では、第2弾の10号車クハ8713号車でも車内吊り輪の増設検証が行われています。

<調布駅ホームにも乗車位置ステッカー登場>
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  ▽ 調布駅ホームドアに登場した乗車位置ステッカー
   降車位置ステッカーはなく、左右に「乗車位置」とだけ ▽

調布駅地下ホームは平成24年8月の使用開始以来、ホームには乗車位置ステッカーは表示されていませんでした。そのため利用客は新設されたホームドア開口部分を乗車口として判断し、自然に左右二手に変われ、列車の到着を待つというスタイルが定着していました。

765-11 調布駅ホームに乗車位置シール 27.3.25.jpg

ところが3月に入ると、ホームドア左右に乗車位置ステッカーが表示されました。
京王では当時、各駅では3列行列、明大前駅は降車優先のための左右2人ずつに分かれての行列表示となっていましたので、調布駅での単に「乗車位置」とだけ記されたステッカーは、利用客にとってはやや唐突の感でした。

<井の頭線 "赤色急行" が消滅>
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   ▽ 最後の活躍 "赤色急行" 1015F 渋谷  27.2 ▽

京王は平成25年2月のダイヤ改定で列車種別色を見直し、急行は京王線、井の頭線ともこれまでの赤色から緑色に変更しました。
京王線は種別幕を更新して直ちに対応したものの、井の頭線の3色LED車1001F〜1015Fは赤色のままで残置されていました。

そして昨年春から開始された種別・行先LEDのフルカラー化工事で順次緑色に変更されていきましたが、最後まで残っていた1008Fの工事も終了し、平成27年3月をもって、井の頭線から急行の赤色種別表示が消滅しました。

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   ▽ お別れ運転時の3028F  急行種別は伝統の赤色
                     23.11.3 吉祥寺 ▽

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   ▽ 3色LED "赤色急行"時代
     「Green Happiness」HM付き 渋谷 24.11.11 ▽

井の頭線の急行は、昭和46年12月に運転が開始されました。
スタート当初から急行は赤色の種別幕、LED表示の時代が続きましたが、これで伝統の姿は見納めとなりました。

次回は4月以降をお伝えします。

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posted by 特急高尾号 at 07:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 2015 京王電車 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月02日

No761 2015京王電車[1] 1月−2月


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      ▽ 2015 京王の "びっくりぽん!" グリーンカー登場!
               8013F 北野 27.10.14 ▽

ことしも恒例の「京王電車 2015」(平成27年)版をお届けします。

ことしは2月に井の頭線のダイヤ改定、9月には京王線のダイヤ改正があり、相模原線には準特急橋本行きが登場、京王線では準特急京王八王子行が復活するも日中時間帯の特急の続行運転は姿を消しました。また京王線内は都営線との直通運転強化による都営車の走行増、平日下り京王八王子・高尾山口方面の急行運転の消滅など、景色が激変しました。

また秋には電動貨車の新車デヤ900形が姿を現す一方、春には井の頭線で行先表示の3色LEDと赤色の急行表示が消滅しました。
このほか競馬場線が開業60周年を迎え、高尾山口駅は昭和42年の開業以来の大リニューアルが行われ、高尾山の玄関口に相応しい井手達に大きく変貌しました。

「新TamazooTrain」7201Fの運転開始や、8013Fによる往年のグリンカー塗装を模した全面ラッピングカーの登場もあり、旅客車の新造こそないものの、とても賑やかな1年でした。

シリーズでは、こうした1年を写真を中心に振り返ります。
記事は、この1年の当ブログ記事を再構成し、新たに情報や所感を加えますが、2015年(平成27年)の京王線・井の頭線の全ての出来事を扱っているわけではありません。この点はご了承ください。


【1月】
<れーるランド2015号に “迎光号” HM!>
760-1 迎光HMを付けた2015 号.jpg

正月三が日から12日まで、れーるランドの野外展示車両2015号に、なんと「迎光」号のヘッドマークが取り付けられました。

ことしは2015年。そして展示車両も2015号ということで、係りの人の粋な計らいで実現しました。グリーン車に大型ヘッドマークという、ややアンバランスな組み合わせですが、訪れたファンは、ことしの流行語で言えば、『びっくり、ぽん!』でした。

期間中は運転台の公開も行われ、係りの人が写真撮影まで行うというサービス満点の光景が見られました。


<車内照明LED化・行先表示フルカラー化>
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   ▽ 室内灯がLED化された1005F  
      行先表示はまだ3色LED 渋谷  27.2.10 ▽

車内照明のLED化は、京王線では8033F、井の頭線では1029Fを対象に平成24年2月から試験運用が行われてきました。そしてことしに入り、いよいよ本格導入が始まりました。

井の頭線では昨年末設置の1001F・1002F・1023Fに続き、年明けから1003Fを手始めに次々とLED化工事が行われ、今年度中に完了します。
また京王線でも手始めに、2月出場の7024FがLED化されました。
その後出場の大規模改修の8005F、8011F、また7201F、7202F、7025FなどもLED化されています。

760-3 室内LED化 1003F 27.1.27.jpg

車内のLED灯は、試験編成の1029Fや8033Fではグローブ(灯具カバー)が付けられていました。しかし今回の1001F以降ではグローブが廃止され、LED灯が裸で直接取り付けられる仕様に見直されています。
まさにLED灯が標準装備になった証でした。
2015(平成27)年度からの中期3ヶ年計画では、井の頭線の車内照明のLED化は、今年度中に完了とされています。

760-4 フルカラー化された1007F 27.2.12.jpg
        ▽ ”出っ張りおでこ” にフルカラー  1007F ▽

井の頭線では、1015Fまでの旧来車の先頭・側面の行先表示のフルカラー化工事も再開されました。
昨年春の1011F・1012F、年末の1013Fに続き、1月に入り1014Fがフルカラー化、その後も順次改造が進められました。

<ことしも雪景色>
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   ▽ 元旦から降雪に見舞われた高尾線  27.1.1 ▽

昨年は2月に2度、大雪被害に見舞われた京王電車でしたが、ことしは正月元旦から多摩地区で淡い雪景色が見られました。

760-6  雪景色の明大前 9036F 27.1.30.jpg
      ▽ 1月  早くも2度目の降雪  9036F 明大前
     「急行 京王八王子」−。既に過去の存在  27.1.30 ▽

そして月末30日、都心も含め沿線は3〜5センチ程度の積雪となり、京王線、井の頭線は1月から早くも本格的な雪景色に見舞われました。
京王線・井の頭線とも一部列車の運休、20〜10分程度の遅れが発生しました。

【2月】

<井の頭線1771号 吊り輪の変更> 
760-7 新型吊り輪を付けた1771号 27.2.5.jpg
      ▽ 新型、丸形の吊り輪に交換された1771号 27.2.5 ▽

2月に入り、井の頭線1021Fの上り方1771号の吊り輪が、これまでの三角形のものから8000系リニューアル車と同様の、新型、丸形のものに交換されました。

一方で不思議なことに、おもいやりゾーンの吊り輪は従来タイプの三角形のものがそのまま残っています。ちなみに京王線9001F上り方9701号も同様に吊り輪が交換されています。

この時点で新型吊り輪を採用している8000系リニューアル車は既に3編成あるため、いまさら検証でもないと思ったことですが…。

<ドアには、引き込まれ注意ステッカー>
760-8 ドアステッカー 27.2.5.jpg

一方、京王線や井の頭線電車の両開きドア左右の端に、ドア(戸袋)に手を引き込まれないよう注意喚起するステッカーの貼り付けも始まりました。

年明けとともに京王線、井の頭線では、行先表示LEDフルカラー化、車内照明LED化、一部車両の吊り輪交換、それにドア引き込まれ注意ステッカーの貼り出しなどが散発的に開始され、京王電車ファンは乗車の度に「今度はどの編成で何が変わるのか」などと、絶えずきょろきょろと変化の確認に追われたものでした。

<「ベビーカー統一マーク」登場>
760-9 ベビーカー統一マークが登場 27.2.12.jpg
  ▽ 車いす優先スペースに掲出されたベビーカー優先マーク
                   8000系 27.2.12 ▽

京王線・井の頭線車両の内外に、ベビーカー利用の優先コーナーを示す統一マークのステッカーが登場しました。

これまではベビーカーを使用した状態で乗車する利用客に対し、鉄道事業者間で運用方法や利用者に対する説明がまちまちであったり、ベビーカーの優先コーナーを示す統一の表示マークがありませんでした。

このため国交省や鉄道・バスなどの公共輸送機関が協議会を発足させ、昨年3月に利用者に対する説明の考えや統一マークを制定しました。これを受け昨年夏から都営交通をはじめJRなどが順次統一マークの表示を始め、京王でも2月に入り掲出を始めたものです。
ところがベビーカーの統一マークは車体に掲出したものの、「京王ニュース」、ホームページ、車内放送などでの広報は行われませんでした。


<ことしも「冬そば号」運転  ポイント点検で1時間遅れ>
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 ▽ 約1時間遅れで到着した「冬そば号」 高尾 27.2.14 ▽ 

第13回「高尾山の冬そばキャンペーン」に連動し、14日土曜日には、例年どおり都営新宿線大島から高尾山口まで直通する臨時急行「高尾山冬そば号」が運転されました。
「冬そば号」の運転は通算10回目となり、ことしは9030Fが充当されました。

760-11 高尾山冬そば号ヘッドマーク 27.2.14.jpg

ヘッドマークは毎年新製されますが、ことしは単色ベースのシンプルな作風で、素敵な仕上がりでした。
「冬そば号」は乗車記念として高尾山口駅で乗客に箸などのプレゼント配布を行うため、例年大人気です。ことしも1号車から10号車まで立錐の余地もないほど混みようでしたが、突然思わぬハプニングに見舞われました。

高幡不動駅で発生したポイント点検のため、午前10時過ぎから京王線は府中−北野間などで運転見合わせとなり、「冬そば号」も途中で立ち往生してしまいました。
途中駅で度々の停車を余儀なくされながらも何とか高尾山口駅までたどり着きましたが、結局55分遅れでした。善男善女、老若何女にとっては、山登りならぬ往路の電車から“苦行” となってしまいました。

<井の頭線ダイヤ改定 京王線は一部変更
760-12 ダイヤ改定を伝える京王ニュース 27.2.1.jpg

27日、井の頭線でダイヤ改定が行われました。
平日早朝・深夜時間帯の急行増発、土休日の日中時間帯急行・各停の運転時分8分間隔化、急行の所要時間1分短縮、急行運転開始時間の繰り上げ、最終列車の時間繰り下げなどが骨格でした。
平成25年3月のATC導入、同年9月17日のダイヤ見直し以来の大幅改定です。

一方京王線でも平日朝を中心に一部列車の行先と時刻の変更、上り列車2本の削減などが行われました。これにより9時台に唯一運転されていた8両編成の快速京王八王子行きが消滅、また朝の各停八幡山行きも姿を消しました。

760-13 ダイヤ改定のHMをつけた1029H 渋谷 27.2.10.jpg

ところで井の頭線の改定では、朝時間帯の急行大幅増が大々的にPRされましたが、一方で各停が大幅に削減されました。
緩急の運転本数の見直し、全体としての速達性や混雑の平準化、サービス向上といった戦略強化が目的だったと思いますが、各停の削減なども含んでいたため、全体像についての丁寧な説明が不足しており、その点については残念なことでした。

次回は3月以降についてお伝えします。


posted by 特急高尾号 at 00:13| Comment(3) | TrackBack(0) | 2015 京王電車 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする