2017年06月03日

No892 京王線点描 都営10-240F 高尾山口にて


東京都交通局は、都営新宿線の10両固定編成10-300形の新車増備の計画推進とともに、来週5日(月)から8両編成の列車を順次10両編成化していく旨の広報を、ホームページに掲載しています。

そこで余命いくばくと推測出来る10-000形のうち、6次車で現役最古参の10-240Fが2日(土)夕刻、区間急行調布行き→各停高尾山口行きのスジで運転されましたので、同駅で撮影に臨みました。

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薄暮の夕刻7時前、高尾山口駅に到着する10-240Fです。
余命いくばくの運命を背負い、静かに登場…といった感でした。

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高尾山口駅の駅名標と、10-240Fの正面顔の組み合わせは、10両編成では撮ることが出来ず、8両編成ならではの光景です。

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撮影地に高尾山口駅を選んだのは、薄暮の中、駅名標とのコラボと、もう一つ、ホームに吊るされた行燈に浮かび上がる10-240Fの姿を記録しておきたかったからです。

この時間になると、さすがに高尾山からの下山客の姿も見られなく、ホームはいつも閑散、静寂に包まれています。
ただしこの日は、10-240Fを撮影するために訪れていた複数のファンの方々の姿が見られました。

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10-240号の車内です。
2009(平成21)年度に一度更新工事を受けていますが、いかにも昭和の薫りが漂う…と言いたいところですが…。

892-6 都営車10--240F 10-240製造所銘板 高尾山口.jpg

製造はご覧のとおり平成元年でした。
京王線内を走る、近畿車輌製の車両であることを示す貴重な証です。
今どきの車両のステッカー表示とは異なり、大型の銘板です。やはり、"昭和の時代の薫り" です。

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10-300形とは異なり、フアフアの座席は、10-000形の特色ですね。
京王車とも異なる、独特の感触で私は大好きです。
扉間7人掛けのシートが1本でないところも "昭和の薫り" です。

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ドア脇の鉄製仕切りですが、座っている乗客から見ると、10-240Fは、外側へ膨らんでいます。
その後の都営車についても、ドア脇仕切りの部材、色合い、デザインは度々変更が行われており、担当者のこだわりがあるのかもしれません。
余談ですが、10-300形の最新車両は、座席間などに取り付けられている握り棒の色合いが何と水色になっています。まったく驚きです。

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10-241号です。
行き先表示器は当初幕車で登場していますが、更新で車体中央に移設され、LED表示となりました。車体端の幕窓は蓋がされていますが、これは幕車時代の名残りです。それにしても肉厚の蓋です。
ステンレス車体のコルゲート波板と、大型菱形のパンタグラフはもはや風前の灯です。

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こちらは更新後のLED表示の種別・行先表示です。
号車ナンバーも銘板となっていて、存在感があります。最新の車両も、ぜひこうありたいですね。
通勤車両においても存在感や風格といったものが必要で、その意味では京王の7000系や8000系の号車銘板は、見事に風貌としての役割を果たしていますね。

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ラッシュ時の都営新宿線、京王線の10両編成列車の増強施策が、両線の運転列車、ひいては景観までをも変えています。
都営新宿線の10-000形は、残すところあと10-240F〜280Fの5編成のみとなってしまいました。10-240Fを高尾山口駅で見られるのも、そう長くはないと思われます。

東京・多摩地区の西の果て、その終着駅に到着する他社線からの乗り入れ列車とその光景は、時代とともに変化し続けています。


(撮影)平成29年6月2日 高尾線高尾山口駅 18時45分過ぎ

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2017年04月30日

No886 点描京王電車 府中の杜に8013F


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今回は府中の杜、欅(ケヤキ)並木と京王電車の光景です。
府中駅下り方には、1900年の歴史があり、武蔵の国の守り神とされた大國魂神社の参道、ケヤキ並木があります。
馬場大門のケヤキ並木とも呼ばれており、ケヤキ並木としては全国唯一、国の天然記念物に指定されています。
大木のケヤキは150本もあり、この地区の素晴らしい景観として知られています。

きのう29日の東京地方は午後から不安定な天候となり、晴れ間の間に急に小雨が降ったり、再び日差しが戻ったりと、二転三転の天候でした。
この時期、ケヤキは新緑に溢れており、その緑に雨粒と日差しが交錯し、清々しい空気感がいっぱいでした。

カメラを構えていると、なんと緑一色の高尾山トレイン8013Fがいきなりやって来ました。速攻で撮影した中のワンカットです。
オール緑の世界に緑一色の電車−。
平安時代に植樹が始まったとされるケヤキ群と京王電車が織りなす、春の一服の絵画のようでした。

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このケヤキ並木は、昨年開業100周年を迎えた府中駅、古くは京王電気軌道と玉南電気鉄道が手を繋いだ当時からの歴史を見つめてきました。

1928(昭和3)年には新宿追分−東八王子間が乗り換えなしでの直通運転が開始されていますが、当時は踏切でケヤキ並木が分断されたという事です。
それから60年近い歳月が流れ、1993(平成5)年、府中駅の高架化により1920年代以来のケヤキ並木分断が解消されたことは、承知の通りです。

府中のケヤキ並木は、この地域に暮らす人々に四季折々の季節感を抱かせ、また京王電車の大切な景観のひとつです。
5月の連休期間中には、毎年執り行なわれる大國魂神社の例大祭が連日続き、多くの善男善女が京王電車で府中を訪れ、祭りの熱気とケヤキ並木をそよぐ涼風を存分に楽しみます。

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2017年03月23日

No879 点描京王電車 長沼の名場面−。


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長沼駅を目指し、急勾配の鉄路を、まさにこれから駆け上がろうとしている京王電車です。

京王線は上北沢、八幡山、府中、京王片倉、めじろ台、そして今回の舞台、長沼駅など、ホーム前後に魅力的な急坂を擁した駅が多いですね。
私はその中で、長沼駅上り方向にある、この急勾配の光景が大好きです。

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なだらかな丘陵を埋め尽くす白やレンガ色の家々を背景に、力行ノッチいっぱいに駆け上がって来る京王電車の姿は、いつも見ている京王電車の光景とは少し異なる、ここだけでしか味わえない別世界のような印象です。

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山肌を満艦飾に彩る家々と急勾配の鉄路は、開発が進んだ多摩丘陵と、この区間の高架化がもたらした空間世界ですが、それを俯瞰ショットで撮影出来ることが、ここ長沼の魅力です。

背景の家々は、京王電車がこの地の人々の足となっていることを物語っており、頼もしく目に映ります。

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快速と各停、そして平日3本、土休日1本の区間急行しか止まらない長沼駅ですが、私にはこの駅を包む光景は、人々の暮らしの舞台で輝く京王電車の名場面として映ります。

この急坂を100キロ近い高速で駆け上がり、長沼駅を過ぎると、京王電車はまもなく減速し、京王八王子と高尾山口への分岐点、北野に到着します。

[撮影]
  〇平成29年1月2日 長沼駅停車中の上り列車車内から
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2017年02月09日

No873 点描京王電車 厳寒の中、おでこやお顔のお手入れ


最近の京王電車は人身事故が多く、原因の真相よくわかりませんが、事故の絶滅を願うばかりです。

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そうした中、厳寒の高幡不動駅では、小雪が舞う中でもご覧のような光景が見られました。

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洗浄線での、9000系電車の化粧直しです。
自動洗浄機では、正面おでこや顔の入念なお手入れはままならないようで、人手が活躍しています。

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石鹸まみれの9735号のお顔です。
棒ブラシや手ぬぐいを使っての作業は、厳寒の小雪模様くらいではお休みにはならないようです。

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すぐ隣では、7000系2両編成の7872号が、ドアを全開で行ったり来たりです。

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きょうの高幡不動は、7400形式があちらにもこちらにも見られました。

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7423Fでも、ドアの開閉テストが行われていました。

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こうした光景は、高幡不動駅の上り4番・5番ホームから、間近な距離で見ることが出来ます。

若葉台車両基地では検査明け編成の試運転列車や、大規模改修の8000系列車の出入りなどが見られますが、高幡不動では日常の車両整備状況がホームから見ることが出来、京王電車ファンにとっては、この上もない大きな魅力ポイント、聖地です。
車両の洗浄光景は、比較的平日の午前によく見られます。

[撮影]
 〇平成29年2月9日 午前11時

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2017年02月01日

No872 点描京王電車 ベンチ交換進む 景色変わる京王ホーム


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    ▽ 続々登場している新型ホームベンチ 高幡不動 29.1.30 ▽

ことしに入り、京王線・井の頭線各駅ホームの景色が変わりつつあります。
それというのも、昨年春から京王多摩センターや笹塚駅で始まった一部ホームベンチの新型ベンチへの交換が、ことしに入り各駅で急ピッチで行われているためです。

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 ▽ 1脚で4人掛けとなり、区分が明確化された新型ベンチ  聖蹟桜ヶ丘 ▽

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    ▽ すでに各駅で定着しつつある京王の新しい顔 池ノ上 ▽

新型ベンチへの交換は、すでに渋谷や高幡不動、聖蹟桜ヶ丘といったターミナル駅や特急停車駅に続き、先月は狭間、めじろ台など、そして今月は高尾駅で予定されているなど、各駅での対象ベンチで進められています。

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     ▽ 新型ベンチ登場で姿を消した従来の単体タイプ   24.4.23 ▽

新型ベンチの交換に合わせ姿を消しているのは3人掛け単体タイプのもので、かつて使用済み乗車券や定期券などを材料の一部に使用していると、省資源効果をアピールしてきたものです。

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          ▽ 真新しい新型ベンチが並んだ池ノ上駅 29.1.23 ▽

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今回の新型ベンチでは、「多摩地区の間伐材を使用しています」と、環境への配慮の取り組みを伝えるメッセージが記されています。

そして一人ひとりの区分を明確にするとともに、荷物置きやひじあても設置されているため、お客様には好評のように見受けられます。

また木製のために暖かみが感じられ、ホームの景色までも変える雰囲気を醸し出しています。

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      ▽ 線路と直角、縦型配置されためじろ台駅 29.1.28 ▽

ホーム幅が広いめじろ台駅では、京王多摩センターや笹塚駅で昨年導入された、ベンチを線路と直角方向、縦型に設置する新方式が採用されています。
こうした全駅、全てのお客様に係わるサービス改善は、タイムリーに、積極的に広報してもいいのではないかと思います。

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 ▽ 1脚ごとの間隔が狭く、改善が求められる待合室の旧型腰掛 
                             29.1.29  高幡不動 ▽ 

次はぜひとも、初期に設置されたホーム待合室のプラスチック製小型腰掛の更新をお願いしたいものです。
お尻部分が小さく、かつ隣席との間隔が狭すぎるため、厚着する厳寒期は隣の人と身体が触れ合ってしまい、お客様が困惑しています。
こうした施策は経済規模の観点からは少額ですが、お客様からの視点では大きな改善に繋がります。利用者としてさらなる改善と、施策の積極的アピールに期待します。(2月1日記す)

[補足]
この記事の翌日、2月2日に京王ホームページのニュースリリース欄に、ホームドア整備の新計画などを記した「ホームの安全対策」と題した経営広報が掲載されました。
その中で列車や駅、ホームなどの安全対策取り組みの現況について、現在実施している施策が網羅的に紹介されています。
ホームベンチについても安全対策を考慮し、一部のベンチについて列車の進行方向に向かって垂直に設置し、線路への転落事故の未然防止を進めると紹介しています。(2月4日記す)

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2017年01月02日

No867 点描 2017京王電車 新春のお飾り


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新春2日の高幡不動駅に降り立つと−。
なにやら動物園線の7201Fの貫通扉が開いていることに気づきました。
『む、む、む』と、京王電車ファンとしての虫が騒ぎました。

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なんと係員が7801号の顔に、「賀正」のヘッドマークを取り付けている最中でした。
いいですねぇ、こうした光景−。
まるでかつての、昭和時代そのものです。

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取り付けが終わり−、

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いよいよ準備完了!です。

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おっ、ととと。ヘッドマークは反対側にも必要です。

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取り付けは意外と煩雑なようで、かなりの神経を要しているように見受けられました。

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今度こそ、出発進行!です。

この「賀正」ヘッドマークを取り付けての7201Fの出発は、高幡不動発午前11時14分でした。

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その後は高幡不動と多摩動物公園の間を行ったり来たりですが、きょうは高幡不動でこうした写真を撮ることが出来ました。
背後の10連7000系は、新宿発急行多摩動物公園行きとして運転され、その後動物園線内を各停で数往復し、いままさに庫内に引き揚げているところです。

主役を脇に配置しつつ、背景背後にも独特の雰囲気が醸し出されている−。
私は、こんな写真の世界が大好きです。

『こいつぁ、新年から縁起がいいや!』−。
高幡不動駅、7201F、「賀正ヘッドマーク」がもたらしてくれた、2017年の新春プレゼントでした。

[撮影]
  ヘッドマーク取り付け作業光景
  動物園線高幡不動駅
  平成29年1月2日 午前11時過ぎ

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2016年11月25日

No853 点描京王電車 賑やかなジャパンカップ広告


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     ▽ G1レース ジャパンカップの広告で満艦飾の渋谷駅
                                 28.11.21 ▽

ことしも新宿・渋谷の両駅で、賑やかな広告の季節を迎えています。
27日に東京競馬場で開催される競馬のG1レース、ジャパンカップを目前にし、井の頭線渋谷駅はこれまで以上に満艦飾の広告でいっぱいです。

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電車を降りてメインの改札口に向かうと、頭上にご覧のようなド迫力、巨大な吊りボード広告が現れ、井の頭線利用者を驚かせます。
こうした超大型の、テキスト広告は初めてです。
キーワードも、なかなかです。

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ホーム円柱や天井からの大型吊り広告は例年通りですが、ことしは競走馬の形を切り抜いた、切り絵のようなオブジェが加わっています。
渋谷駅構内に実際に立ってみると、例年以上の迫力を感じました。

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改札を出た構内通路です。
ここはデジタルサイネージ広告のモニターがズラリと並んでいますが、ここもジャパンカップのディスプレーで埋め尽くされています。
いつもの、あの人が微笑んでいました。

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    ▽ いつもの場所で  ジャパンカップ広告  新宿駅 28.11.25 ▽

こちらは本来の雄、新宿駅です。
東京競馬場の最寄り駅、競馬場線府中競馬正門前駅は京王線マターですが、ことしの迫力は渋谷駅の方が勝っているように見受けられました。
毎度のことですから、利用者はたんたんと…といった感じで通り過ぎていました。
踊り場のこの光景は、京王電車、そして新宿駅の広告風物詩として、すっかりと定着している証ですね。


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2016年11月14日

No850 点描京王線 笹塚駅の驚き 各駅でも


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   ▽ 券売機コーナーに並ぶみずほ銀行ATM 笹塚駅 28.9.12 ▽

9月末のダイヤ改正を前に各駅を回っていた頃、笹塚駅でびっくり仰天の光景に出会いました。
なんと駅構内の自動券売機の並びに−

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みずほ銀行の自動現金受け払い機、ATMが並んでいたのです。
ATMの頭上には、ご覧のように路線図と運賃表が並んでいます。

パスモやスイカなどのICカード利用の普及が急速に進み、鉄道各社の自動券売機はかなりのスピードで減少に転じました。
代わりに他駅などで捻出されたチャージ専用機や精算機などを設置しても、なお券売機スペースは余るのが実情のようです。

京王も同様な状態で、新宿、渋谷、明大前などの主要駅はもとより、特急停車駅や規模の小さな駅などでも自動券売機の一部撤去が進み、いまではその跡スペースは蓋が付されているのが当たり前となっています。

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そうした光景はどうしたものかと思っていた矢先に、この光景に出会いました。

自動券売機撤去の跡スペースに設置しているため、当然のことながらATMは券売機の並びにあります。
一見便利そうには見えますが、何か落ち着かないような、妙な感じを抱いたのは、私だけではないはずです。

そういえば最近の京王の駅構内では、みずほ銀行のATMがどんどんと増殖しています。
渋谷は駅構内に、北野は券売機の真後ろに、高幡不動では改札口と平行の真横に設置されています。
もしかしたらみずほ銀行は京王のメインバンクの一つなのかもと思いつつふだんから様子を見ていたところ、先月、またまた券売機の並びにATMが登場しました。

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        ▽ 渋谷駅西口券売機コーナーには2台ものATMが 28.9.12 ▽

井の頭線渋谷駅の西口です
ここは駅構内の一等地でありながら、半分以上のスペースが長い間、使われずにいました。
渋谷駅西口の改装に合せか、ATMや時刻表を設置するために改装したのか、動機はどちらかは分かりませんが、なんと2台ものATMが登場しました。

京王にも銀行にも、アイデアマンがいたのだと思います。
最近は京王線の他の駅でも、次々とみずほのATMが登場しています。
京王の新しい、駅構内の光景です。

[当ブログ 参考記事]

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2016年07月10日

No822 点描 京王線 インターン広告にダイヤグラム


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京王線の車内に、ご覧のような吊り広告が掲出されています。
車内で何やら、ダイヤグラムと同一の青地の色味が目に入りました。
近づいて見ると、大学生・大学院生を対象にした京王のインターン募集の広告でした。

京王の社員募集などの吊り広告は、通常建物や車両、または現場と社員の入れ込み写真などが定番ですが、ダイヤグラムなど現場で使用する備品などをモチーフにした作品は大変珍しいと思います。

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よく見ると大枠の斜線は1時間単位で、5時台から17時台まで、正確にきちんと入っています。またインターンの「ン」の文字には出庫の丸印が、「タ」の文字の右には入庫の三角記号までデザインするという凝りようと遊び心です。(いやいや、真面目に、リアルに取り組んだのかもしれません)。

さてこの広告ですが、関係者やファンならダイヤグラムを現していると一目瞭然ですが、一緒に乗車していた家人の感想は、『地味ねぇ…』でした。
私はというと、『いやいや、これを一目見てダイヤと理解出来るような、やる気満々になる奴がいいのだ。そうした学生に応募してもらいたいのだろう』と、偉そうに解説したことでした。

ちなみに広告によると、事務系総合職のインターン募集はないという事で、技術系の電気・車両・土木・建築の各鉄道業務を対象とした総合職のインターン募集という事でした。念の為。

笹塚−仙川間の高架化を始め、将来の計画路線として位置づけられている笹塚−調布間の複々線化計画などを担える、やる気満々の多くの学生からの応募があるといいですね。

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2016年06月14日

No818 点描 京王線 ドア上広告に注目


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朝の通勤時間帯、座席に座りいつものように目を閉じてあれこれ思案し、ふと目を開けると、ドア上にいつもとは雰囲気の異なる黒一色の広告があることに気づきました。

『う、ううんっ、何これ。』と左右を見ると、千鳥格子の向こうの方にも同じような広告が…。 近づいて見たのがこれです。

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高尾山を楽しむ10の掟≪上≫」とあり、高尾山のムササビ「むっさん」が、高尾山を楽しむ心得を楽しく伝授しています。
他方のドアを見ると、≪掟の下≫もあり、1両内で上下2編を掲出する豪華版です。

ドア上のこの場所は京王の広告枠ですので、今回はまた随分と洒落た色使いで…と感心して見上げたのですが、答えは京王と高尾山の麓にある「TAKAO 599MUSEUM」とのコラボ広告でした。

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こちらは「車掌からのご案内強化、進行中!」と題した、京王の鉄道事業広報です。
それによると2014(平成26)年度には、車掌が全列車の走行位置をリアルタイムで把握できるタブレット端末を導入したという事で、ダイヤ混乱時などに車掌からよりきめ細かな運行情報の提供が可能となったとしています。
ダイヤ混乱時や遅延時に、駅員が改札内事務室のPCで運行状況をチェックして構内放送を行っていますが、そうしたオンライン情報を走行中の列車内でも車掌がタブレット端末で把握出来るという優れものです。

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そういえば最近、車掌の案内放送がきめ細かくなったと感じている利用客やファンの皆さまも多いはずです。
特にダイヤ混乱や遅延時、また朝のラッシュ時などで、前後の列車や本線・支線の接続状況などについてきめ細かなアナウンスがあった場合は、車掌がこの端末を最大限活用して車内での案内放送を行っていると言えます。

導入から広報までの間に2年という時間を要したことは、車掌の業務拡大や習熟などの対応に時間を要したのかもしれません。
ともあれこの広告は、1両に同じものが2枚ずつ掲出されるという異例の扱いとなっています。

こうした取り組みの情報は、ホームページ内の「ニュースリリース」でも紹介されないため、利用者に届くのが遅くなりがちです。そもそも利用客のためのサービスだという事を勘案すれば、もう少し広報のあり方を考えてもいいのかもしれません。
ふだん何げなく見つめるドア上広告からも、その時々の京王の空気やスタンスを感じ取ることが出来ます。


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2016年05月13日

No812 点描京王線 新緑の山口で13Fに逢う


さわやかな陽気と薫風に誘われて、いつもとは反対方向の高尾山口へ−。

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高尾を発車してすぐのトンネルを抜けると、
そこは雪国ならぬ、一面新緑の高尾線の絶景が迎えてくれます。

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高尾−高尾山口間は単線なので、対向列車は見られませんが、自らの線路だけが先に延びているこの光景が、何ともいえません。

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深い緑色の先は再びトンネルが−。
そしてその先には、高尾山口駅で待機している対向列車が、自らの車体を朝日に輝かせているさまが、かすかに見てとれます。

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何と "高尾山トレイン" 、8013Fが出迎えてくれました。

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背後の高尾山の緑と、自ら纏ってるもと2000系 "京王グリーン" との競演です。
しかも緑のヘッドマーク付き特急とくれば、もう舞台装置は完璧です。

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高尾山口駅で大きく深呼吸をしていると、8013Fは休む間もなく、すぐに発車です。

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いま来た道を、こんどは赤いテールランプを輝かせながら、武蔵野の緑輝く沿線に向け、軽快にノッチを上げていきました。

一日切符も出来たことですし、四季折々の "京王散歩" が、気軽に、そして身近になりました。

平成28年5月13日記す

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2016年05月03日

No809 点描京王電車 3000系+1000系=素敵な電車


809-1 井の頭線リニューアルポスター 28.4.jpg

いま井の頭線や京王線電車の車内、京王のホームページ、そして「京王ニュース28年5月号」には、こんな素敵な京王電車が描かれています。

井の頭線1000系電車リニューアルを伝える吊り広告や記事のイラストデザインとして添えられており、素敵なデザイン、なかなかの出来ん栄えです。

でもよく見てみると、『ん、?』−。
『そうだ、かつての3000系に雰囲気がそっくりだ。』と、このイラストを見て感じた方も多いと思います。

94-1 3774 渋谷駅 21.7.3.JPG
 ▽正面2枚窓の3000系3774号 広窓に改造された晩年の姿
                    渋谷 21.7.3 ▽

こちらが、かつての井の頭線3000系です。
イラストは、たしかに行先表示は1000系の通りおでこについていますし、1029Fのレインボーグラデーションの帯も巻いていますが、車体のふくらみ具合、雰囲気はやはり3000系にそっくりです。
とどめは湘南スタイルの正面非貫通、ワイドな2枚窓ですね。
2枚の写真を見ていただければ、共通の雰囲気がよくお分かりいただけると思います。

809-2 変わる井の頭線車内ポスター 28.5.2.jpg

"3000系+1000系=素敵な井の頭線電車" が、いま車内の頭上で泳いでいます。
こうしたイラストを見て愉しめるのも、まさに京王電車ファンの心理がなせる業とでも言うべきものなのでしょうか。

それにしてもこのイラストを描いたイラストレーター氏は、きっと3000系が大好きだったんだろうなぁ…と、心の中で呟いたことでした−。

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2016年04月24日

No806 点描京王線 ホームに撮影に関する注意書


806-1 撮影禁止ポスター 明大前.jpg

806-2 撮影禁止ポスター 明大前.jpg
  ▽ 列車撮影に関する注意が掲出された明大前駅 28.4.23 ▽

今月に入り、京王線の各駅にご覧のような撮影に関する「お願い」と題された大きなポスターが姿を見せ始めています。

駅構内やホーム上での列車撮影について、以下の4点については禁止との内容が、利用客に対するメッセージとしては珍しく体言止めで表記されています。

〇フラッシュ使用禁止
〇三脚禁止
〇脚立・足場禁止
〇黄色線から出ることを禁止

これらの内容は、いわば当然の社会常識ですが、あえて大きなポスターで掲出したという事は、ポスター自体には「京王電鉄」という表記はありませんが、京王がこの点について撮影者や利用者に対し、これまで以上に注意、協力を求めていることにほかなりません。

最近の京王は様々なヘッドマーク付き列車が次々と登場したり、デワやデヤの廃車・登場など話題も多く、それだけ撮影に関する諸事例が発生しているというとでしょうか。報道は見当たりませんが、事故やトラブルが起きていないことを願うのみです。

一方で昨年9月、現在は "高尾山トレイン" と呼称しているグリーンラッピングカーが登場した際は、「この列車はかつての京王線2000系のグリーン塗装をリバイバルしたものです。高尾山をイメージしており、どうぞ写真を撮るなど楽しまれてください」と、営業列車内で案内放送が行われた事例も見られました。

806-3 撮影禁止ポスター 明大前.jpg

いずれにしても列車撮影に関しては、これまで以上にマナーを守り、細心の注意を払う必要があることは言うまでもありませんが、こうした呼びかけのポスターが人目につくホームや駅構内に掲出されたこと自体が一つの事象ですから、今日の京王線の一つの表情として、このポスターを紹介しました。

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2016年04月20日

No804 点描京王線 デヤ900がお休みの時は−


804-1 デヤ900 高幡不動 28.4.18.jpg

高幡不動検車区の電留線です。
およそ2ヶ月に1度、デヤ900は総合高速検測車クヤ911=DAXを従えて各線の検測運転を行っていますが、それが終わると最近では、ここ高幡不動検車区18番線、下り方一番奥の引き上げ線で、ひっそりとした時を過ごしています。

804-2 デヤ900 高幡不動 28.4.18.jpg

高幡不動駅3階にある構内自由通路からは、はるか彼方に黄色の顔をしたデヤ900の姿を見ることが出来ます。

804-3 デヤ900 高幡不動 28.4.18.jpg

地上部分、4・5番線の上りホームからは、手前に留置される列車でなかなかデヤ900の姿を見ることは難しいのですが、それでも留置状況の合間を縫って、時々は黄色の顔を現します。

804-4 デヤ900 高幡不動 28.4.18.jpg

ホームからは、2両目にDAXを挟んでいることも、はっきりと見ることが出来ます。

今月上旬の検測運転終了後は、DAXも含めて3両仲良くこの場所で過ごしています。
DAXやデヤ900が屋根もついていない野外留置線で雨風や日向にさらされている光景は、京王電車ファンにとってはやや神妙な気持ちですが、かつて5000系電動貨車やデワ600形も上り本線脇の留置線でこうして過ごしていたことを想うと、『これも "京王方式" なのかなぁ…』などと思ってしまいます。

804-5 デワ600+チキ 高幡不動 28.4.6.jpg

ところでそのデワ600が先週廃車回送されました。平成28年度中に廃車という事でしたが、まさかこんなに早く、電光石火のごとく廃車されるとは…。だいたいこうしたことは年度末が相場と考えがちなので、まさに間隙を突かれたというか、本当にびっくりしました。

この写真は今月6日、デヤの留守中に高幡不動18番線で憩うデワ600とチキを上り電車内から"保険”として撮影しておいたものですが、なんとこの写真が当ブログとしては最後のデワ600の撮影となってしまいました。

出来ることなら601か603が保存されればよいのですが、それは 時々に報告されるネット上の "若葉台リポート" から推測するしかありません。

[撮影]
 〇デヤ900形 高幡不動 平成28年4月18日
 〇デワ600形 高幡不動 平成28年4月6日

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2016年01月22日

No781 京王電車点描 姿を消す「けい太くん」、「いのかしら7きょうだい」


781-1 けい太くんドアステッカー 28.1.22.jpg
   ▽ 京王線のドアスタッカー「けい太くん」▽

490-1 井の頭線の新ドアステッカー 25.3.12.jpg
  ▽ 井の頭線のドアステッカー「いのかしら7きょうだい」▽

京王線、井の頭線電車のドアガラスに貼られていた、ドア引き込まれ注意喚起の丸型ステッカーが姿を消し始めています。

京王線は、京王電車キャラクター(京王の絵本キャラクター)の「けい太くん」、井の頭線は「いのかしら7きょうだい」が丸型ステッカーに描かれていましたが、車内面は問題がなかったのですが、車体外側面の日焼け、退色が激しかったことから、取り外しが始まったものと思われます。

781-2 ドアステッカーがはずされた8000系 28.1.16.jpg

781-2 ドアステッカーがはずされた8000系 28.1.16 (2).jpg
   ▽ ドアガラスステッカーが外された8030F  28.1.22 ▽

京王線は編成全体で取り外されているものや、同一車両でも付いていたり外されているドアもある車両、そしてまだ全てのドアに取り付けられている編成もあるなど様々です。

781-4 ドアステッカーがはずされた1000系 28.1.16.jpg

井の頭線はほとんどの編成で、全て取り外しが済んだように見受けられます。

これらのキャラクターは平成25年3月から、それまでのキティちゃんに代わって登場したものですが、車体外側面での退色が激しく、わずか2年で引退となってしまう運命のようです。

781-4 ドアステッカーがはずされた8000系 28.1.16.jpg

昨年11月からは、先行してドアプレス面に縦型の注意喚起ステッカーが新たに貼られています。
けい太くんなどのキャラクターが姿を消してしまったことは寂しい限りですが、一方でステッカー類で満艦飾だったドア周辺がすっきりとし、かつての品位ある京王車両車内にすこし戻ったような雰囲気に感じるのは、私が昔からの利用者だからでしょうか。

   (当ブログ内 参考記事)
    〇27年11月「ドア引き込まれ防止ステッカー登場」
    〇25年3月「ドアステッカー けい太くん 新登場」
    〇25年3月「井の頭線ドアステッカーにもニューフェイス」

posted by 特急高尾号 at 15:18| Comment(2) | TrackBack(0) | 点描 京王線 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする