2017年12月29日

No952 2017京王電車[4] 平成29年10月−12月


「2017(平成29)年 京王電車」、今回は10〜12月分をご覧いただきます。

【10月】
<高尾線開通50周年>
932-5 高尾線開通50周年HM付き8013F めじろ台 29.10.1.jpg
   ▽ 特製HMを取り付け高尾線内を走る高尾山トレイン8013F
                                 めじろ台 29.10.1 ▽        

10月1日、高尾線は昭和42年の開通から50周年を迎えました。
この日から、開通50周年記念の特製ヘッドマークを取り付けた高尾山トレイン、8013Fが運転されました。
初日の1日は、準特急として新宿ー高尾山口間を往復するお披露目運転を行っていました。

932-6 高尾線開通50周年HM付き8013F めじろ台 29.10.1.jpg

特製ヘッドマークには「高尾線開通50周年」の文字があり、ことし限りの貴重な「高尾号」の記録となりました。

<5000系 グッドデザイン賞を受賞>
934-2 5000系車内広告 29.10.7.jpg

4日、うれしいニュースが飛び込んできました。
5000系が2017年度のグッドデザイン賞を受賞しました。さい先のいいスタートです。
車内には、受賞を知らせる吊り広告が掲出されました。

934-1 5000系車内広告 29.10.7.jpg

合わせて「春から座ってカエル」と謳った座席指定列車PRとセットのこの吊り広告は、受賞をあらかじめ想定していたかのような、電光石火の登場でした。

<相模原線 運賃値下げ発表>
952-1  相模原線運賃値下げ吊り広告 29.10.17.jpg

12日、びっくりニュースが発表されました。
相模原線建設に際して乗車距離に応じて課せられていた加算運賃を、来年3月17日(土)から引き下げるというビッグな内容でした。普通運賃、通勤・通学運賃とも引き下げられます。

現在巷では、“小田急対策だ” などの噂がしきりりですが、私は即座に有料座席指定列車の運転開始、ダイヤ改正はこの日だとも考えたのですが、最近になってこちらの方はどうも様相が違うように感じています。

<相模原線 冬の風物詩 ことしも>
952-2 イルミネーション装飾 京王よみうりランド 29.10.12.jpg

935-1 イルミネーション装飾 京王よみうりランド 29.10.12.jpg
    ▽ イルミネーション装飾に彩られた京王よみうりランド駅 
                                   29.10.12 ▽

ことしも京王よみうりランド駅のイルミネーション装飾が、12日から始まりました。来年2月18日まで、約4か月間続けられます。
11月18日(土)から来年1月14日(日)までの土休日、及び年末・年始には京王よみうりランド駅に準特急と、下りの一部特急、急行列車が臨時停車します。
3年目を迎えた京王よみうりランド駅のイルミネーション装飾は、冬の相模原線の風物詩としてすっかり定着した感があります。

<8000系大規模改修該当車両断熱塗料から石綿含有が判明>
20日、京王のホームページで、ショッキングな内容の公表が行われました。
廃車処理前検査の7000系車両、及び大規模改修の8000系車両の断熱塗料から石綿(筆者注=アスベスト)の含有が認められたというものでした。

慶応は車両メーカーから石綿を含まない材料を使用している旨確認済みでしたが、今回含有が判明したため、事実関係と対応策等を公表したものでした。
通常列車での乗客に対する影響は、一切ないとしています。

<7000系 初の廃車始まる>
新5000系の導入が続く中、老朽化7000系の廃車等の動向が気がかりでしたが、ついに初の廃車が現れました。

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      ▽ 6両化された7008F   高幡不動  29.11.12 ▽

10月下旬、8両編成のうち7008F、7009Fの4・5号車、中間サハの7558+7508、7559+7509の4両が編成から外されて廃車、この2編成は6両編成化されるという新展開が現出しました。

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   ▽ 「8号車」改め「6号車」となった7709号 
                 車号左下の号車表記「6」に注意 ▽

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   ▽ 高尾線各停運用に就く6連化された7008F めじろ台 29.11.14 ▽

6連化された7008F、7009Fは単独で高尾線6両編成各停をはじめ、6+2の8連各停、6+4の10連特急、準特急など、多様な運用に充当されています。
5000系の登場は、ついに7000系の廃車と運用の変化をもたらしました。

【11月】
<5000系 営業運転3編成に>
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     ▽ 早くも3編成が営業運転  5033F 北野 29.11.26 ▽ 

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11月に入ると5000系は4編成5034Fまでが出揃い、そのうち早くも3編成5033Fまでが通常列車として営業運転を開始しました。

5000系は特急から各停まで、早朝から夜間まで幅広く運用され、徐々にですが、多くの利用者の目に触れることになりました。
利用者からは車内の快適性に驚く声と同時に、双方のロングシート間の距離が従来車よりも狭く感じるという声も聞かれるようになりました。
1編成で在来車より100近い座席の減少も含め、今後の通常列車としての運用課題の一つとなりそうです。

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    ▽ 在来車と5000系の緩急接続光景 北野   29.11.26 ▽ 

もあれ5000系の通常列車としての運用は順次拡大し、はやくも京王の新しい風、光景になりつつある11月でした。

【12月】
<5000系 5編成出揃う>
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       ▽ 試運転の5000系1次車ラストナンバー5035F
                     京王多摩センター 29.12.21 ▽

師走12月に入ると、いよいよ5000系新製配備のラストナンバー5035Fも姿を現しました。
新春からは営業運転も開始されることと思います。
6月末のトップバッター5031Fの搬入から早くも半年、5000系は5編成、計50両が無事に新製配備されました。

一方こうした華やかな話題の陰で、老朽化が進む7000系のうち、1984(昭和59)年に当初5両編成(以降順次増結して8両化)で登場した7006Fが今月、静かにその幕を下ろしたことは忘れられない出来事となりました。

「2017(平成29)年 京王電車」は、今回で終了です。

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2017年12月27日

No951 2017京王電車[3] 平成29年7月−9月


「2017(平成29)年 京王電車」、今回は7〜9月分をご覧いただきます。

【7月】
<新500系5031F 試運転始まる 運転開始は9月29日に>
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      ▽ 10両編成に組成された5031F 若葉台 29.7.9 ▽

6月下旬、26〜30日にかけて若葉台基地に搬入された新5000系のトップバッター5031Fは、7月に入ると早くも構内での入れ替え作業や試運転が始まりました。
個性的な新5000系の顔立ちや10両編成美の姿を一目見ようと、真夏の最中、若葉台駅ホームは連日熱心なファンの熱気に包まれました。

イラストでは見慣れていたデザインですが、初めて実車と対面すると、"衝撃的デビュー" といった感覚、印象に包まれました。

また7日にはホームページで、新5000系はロングシートの通常列車として、早くも9月29日(金)から先行デビュー、営業運行を開始すると、驚きの公表がなされました。

<「金田一少年の事件簿」シリーズ  HM付き列車走る>
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          ▽ HMを取り付けた9042F  
            前後で色味が異なる  若葉台 29.7.21 ▽

都営交通との共同企画、「大人のための謎解きイベント 金田一少年の事件簿R 呪いの手紙の秘密」イベントがことしも7月5日〜10月11日の間で行われました。

951-3 金田一少年HM 9042F 若葉台 29.7.21.JPG

期間中には京王線と井の頭線のそれぞれ各1編成にオリジナルヘッドマーク、都営車にはオリジナルステッカーが掲出されて運転されました。

<ホーム行先案内表示 「各停」➡「各駅停車」>
900-3 行先表示「各停」 調布 29.7.13.jpg

これまでは「各停」だったホームの行き先表示がー

900-1 行先表示「各駅停車」 高尾 29.7.121.jpg

「各駅停車」に改められました。

900-4 行先表示「各駅停車」 高尾 29.7.13.jpg
    ▽「各駅停車」表示となった行先案内 高尾山口   29.7.13 ▽ 

7月に入り、高尾線各駅のホーム行先案内表示の列車種別「各停」が、これまでの略称から正式な「各駅停車」に変更されました。

    ▽ マルチカラー化された行先表示でも「各駅停車」
                        高幡不動 29.8.11 ▽

その後も段階的に各駅の表示見直しが進み、現在では京王線、井の頭線各駅とも「各駅停車」となりました。
ホーム行先案内表示のマルチカラー化が推進途上のため、現在は新旧両タイプで「各駅停車」表示の光景が見られます。

<京王線 7000系も2画面ディスプレー化始まる>
京王線ではドア上の液晶情報ディスプレーの2画面化が昨年から始まりましたが、今年度計画では7000系50両も対象となっており、7000系固定10両編成7021F〜7025Fが2画面化されました。また9000系も8編成80両で2画面化がすすめられました。
またこの工事と同時に、7000系の優先席中央にも手摺りの設置が行われました。

<京王電車スタンプラリー2017 始まる>
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    ▽ スタンプラリー2017 第1弾のHMを取り付けた7022F
                                                       高幡不動  29.7.29 ▽

夏休みに入り、新しいスタンプラリー、「1日乗車券でまわろう! 京王電車スタンプラリー2017 〜第1弾夏休みの思い出編〜」が、7月29日(土)から9月18日(月・祝)までの日程で始まりました。

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スタンプラリーは、京王線・井の頭線のスタンプ設置5駅でスタンプを集めると、先着順でレプリカの硬券セットや車内吊りポスターなどの記念品がもらえるというものでした。

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  ▽ 大盤振る舞いのスタンプラリーHM 9000系は9040F 笹塚 ▽

また期間中、ヘッドマーク付き列車が運転されましたが、なんと7000系、8000系、9000系、1000系と4系列の列車にヘッドマークが取り付けられるという、大盤振る舞いのスタンプラリーでした。

【8月】

<大本山スタンプラリー開始>

951-6 8005F 大本山HM 高幡不動 29.8.30.jpg

951-7 8005F 大本山HM 高幡不動 29.8.30.jpg

8月に入り、新たなスタンプラリーがまたまた登場です。
京王、京急、京成の3社合同の沿線社寺をめぐるスタンプラリーが、8月1日から10月31日までの日程で始まりました。
8005Fには、社寺をデザインした洒落たヘッドマークが取り付けられて運転されました。

真夏のこの時期、7月から開始されている本家京王の「京王電車スタンプラリー2017」、都営交通と共同企画の「金田一少年の事件簿」シリーズ、そして「大本山スタンプラリー」も加わり、京王線内はヘッドマーク付き列車で大賑わいでした。

さらにこの後、秋にかけても「けものフレンズすたんぷらりー」シリーズや「高尾線開通50周年記念」などのヘッドマーク付き列車が次々に登場し、ことしの京王はヘッドマークラッシュとなりました。

<井の頭線1000系リニューアル第5陣 1007F登場>
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     ▽ リニューアルされた1007F 1057号  渋谷 29.8.2 ▽                       
                                        
井の頭線1000系リニューアルの第51007Fが完成し、運行が始まりました。

車内仕様、3号車のT→M化とそれによるサハ1500→デハ1050形への形式変更、15071057号への改番など、先行編成と同様のリニューアル、改造が行われました。


昨年から始まった1000系リニューアルは対象の1・2次車10011010F10編成を平成30年度までに実施する予定ですが、この時点で1001100210041003F・1007F(完成順)と、早くも対象の半数、5編成のリニューアル完了しています。


<井の頭線明大前駅の転落防止固定柵>

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 ▽ 転落防止柵が設置された井の頭線明大前駅上りホーム  29.8.5 ▽

今年度事業計画でホームドア整備計画と並行し、乗客の線路転落防止策として固定柵を3駅で設置するとしていますが、トップバッターとして井の頭線明大前駅上りホームに固定柵が設置されました。


907-2 ホーム柵 明大前 29.8.5.jpg

仕様は飛田給駅のものと同様でした。

引き続き京王八王子、千歳烏山駅でも設置されました。


【9月】

<5000系 営業運転開始>

9月に入り5000系は第2編成5032Fが登場、17日には座席指定列車ネーミングに応募した人から選抜された人を対象とした試乗会と記念乗車券の発売、29日からはいよいよロングシートによる通常列車としての営業運転開始と、次々に話題が続きました。


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    ▽ 5000系第2編成5032Fが登場 若葉台 29.9.15 ▽

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      ▽ 小雨の中、試乗会の出発式 若葉台 29.9.17 ▽

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 ▽ 大勢の人々でにぎわった試乗会 
   若葉台→つつじヶ丘→高幡不動→多摩動物公園のルートでした ▽

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925-5 5000系記念乗車券 29.9.20.jpg

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5000系の記念乗車券です。「9000系以来16年ぶりの新シリーズ登場」と京王が謳うだけあって、素晴らしい出来栄えでした。
中には総合車両製作所で6月下旬に行われた完成記念式典でのヘッドマークならぬ、記念のステッカーを取り付けた先頭車のカットもあり、京王ファンを唸らせました。

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   ▽ 営業列車 特急初運用は下り京王八王子行き 
                          高幡不動 29.9.27 ▽

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     ▽ 京王八王子駅に到着した5000系特急1番列車 
                        折り返しも特急で新宿へ ▽

そして迎えた9月29日(金)、新5000系はロングシート、通常列車として華々しく営業運転を開始しました。
6月下旬に竣工、若葉台へ搬入されてから3か月後のことでした。

951-8 動物園線スタンプラリー1弾 サーバル HM 29.9.24.jpg

このほか9月は、下旬からまたまた新しいスタンプラリー「多摩&井の頭 Zoo×けものフレンズ すたんぷらりー」が動物園線に登場。4週連続週替わりでヘッドマークが交換されるという凄い内容でした。写真は第1週のものです。

951-9 調布駅案内表示 映画の街に 29.9.25.jpg

929-7 調布駅案内表示 映画の街に 29.9.25.jpg

調布駅では地上駅の跡地に完成した商業施設「トリエ京王調布」のオープンに合わせ、“映画のまち 調布” にちなみ、駅名標が映画カメラやフィルムをデザインした個性的なものにリニューアルされました。地域に根差した、素晴らしい、珍しい取り組みだと思います。

さらに8000系大規模改修第10陣8004Fの登場、高尾線開業50周年を祝う記念パネル展の開催などもあり、話題が尽きない9月でした。

「2017(平成29)年 京王電車」、次回は10〜12月分をご覧いただきます。

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2017年12月21日

No949 2017京王電車[2] 平成29年4月−6月


「2017(平成29)年 京王電車」、今回は4〜6月分をご覧いただきます。

【4月】
<有料座席指定列車 愛称投票受付開始>
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          ▽ 有料座席指定列車 愛称投票受付始まる  京王HPより ▽

27日、京王のホームページや車内吊り広告で、ビッグニュースが公表されました。
一つは有料座席指定列車の愛称投票受付の開始、もう一つは有料座席指定列車用に新造される新5000を、9月から一般列車用として先行就役させるというものでした。

新5000系の、まさかの9月からの一般列車としての先行使用、そして想定よりも早期の実車登場告知など、京王ファンとしては驚きの内容でした。

855-2 座席指定列車愛称募集 29.4.27.jpg

もう一つの有料座席指定列車の愛称投票については、「京王ライナー」や「京王スマートライナー」など、予め京王が用意した5つのネーミング案から一つを選択して応募するというものでした。

こちらの方は運行時間や停車駅など、基本情報が公開されない中で、京王が用意した5案の中から利用客が選択するというものでした。しかも4月26日に広報開始、翌27日から投票開始、締め切りまで僅か20日足らず、一方決定は8ヶ月後の来年1月という、やや唐突、かつ決定までは長期間を要するというものでした。


<ホームドア設置前倒しなど 2017年度事業計画公表>

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          ▽ 2017年度鉄道事業設備投資計画(一部) 京王HPより ▽

28日、京王は昨年度より110億円多い総額293億円規模の2017年度鉄道事業設備投資計画ホームページで公開しました。昨年より、1ヶ月も早い公表でした。

昨年度と比較すると、利用者の安全対策やサービス向上施策がより充実・強化された内容となっています。
このうち、新規事業や従来からの施策で見直しが図られたもの、またファンとして関心が高いものなどについて触れてみます。

【ホームドア整備の1年繰り上げ・転落防止固定柵の新設】
ホームドアについては昨年の計画では、新線新宿と渋谷駅で2019年度までの使用開始を目指すとしていましたが、ことし2月に公表した新たな「整備計画」では、新線新宿駅の整備を1年繰り上げて2018年度の使用開始とし、加えて下北沢駅では2021年度に使用開始、明大前駅では駅工事の進捗に合わせて検討と、2駅の計画を追加公表しました。

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  ▽ 当初計画よりも1年早くホームドアが整備される渋谷駅   29.5.5 ▽

そして今回の計画では、渋谷駅も使用開始年度を1年繰上げし、新線新宿、渋谷駅とも2018年度までの使用開始を目指すとしました。
ホームドア設置に関する社会的ニーズに加え、国交省検討会、各鉄道事業者の動向等を踏まえ、1年前倒しの判断に至ったものと推測できます。

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        ▽ 転落防止 ホーム固定柵 飛田給駅  29.5.4 ▽

さらにホームドア整備と並行し、飛田給駅などで使用している「転落防止固定柵」を井の頭線明大前、千歳烏山、京王八王子の3駅に新設するとしました。3駅のホーム固定柵は、ことし10月までにすでに完成しています。

さらに10月に入り、2019(平成31)年に日本で開催されるラグビーワールドカップ大会の安全性と利便性確保のため、会場最寄り駅となる飛田給駅で腰高式ホームドアやエレベーターの新設・増設工事を大会前に実施すると追加公表が行われました。

【8000系リニューアルは10両2編成、8両1編成を実施】
昨年度に引き続き対象が3編成28両とされました。昨年度の実績から判断すると、今年度も6+4編成が2編成、8両編成が1編成リニューアル工事の対象と考えられます。

当初8000系のリニューアル工事は、大規模改修を実施する6+4の10両編成が対象とされてきましたが、これで今後は各停用の8両編成についても同時に実施していく方向性が確認されました。1000系のリニューアル化工事は、昨年度に引き続き3編成15両を実施するとしています。

【井の頭線明大前駅 上下渡り線新設】
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    ▽ 井の頭線明大前駅下り方で工事中の上下渡り線 29.5.4 ▽

井の頭線折り返し運転用設備として、新たに明大前駅永福町寄りに渡り線の新設が表明されました。渡り線は永福町からの上り列車が明大前駅到着後、そのまま下り列車として下り本線へ進入可能となる構造です。公表前のことし2月からすでに工事が開始されていました。

これで渋谷ー明大前間で運転障害が発生した場合、従来は上り列車は永福町で折り返しだったものが明大前まで運転可能となり、京王線との接続が図れるようになります。
この渡り線はすでに使用が開始されていますが、明大前からの折り返し井の頭線下り列車が全て上りホームから発車することになるため、上りホームは降車客と乗車客で溢れかえるという新たな課題も発生しているようです。

【京王線にも2画面ディスプレーの波 】
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       ▽ 7000系にも2画面モニター車が登場 7025号車内 ▽

井の頭線で先行された、運行案内やニュース・広告などを放映する車内ドア上情報モニターの2画面化が京王線でも昨年度から開始されていますが、今年度は7000系5編成50両、9000系8編成80両など、合わせて130両の整備が行われます。昨年度の70両分を合わせると、これで200両の整備が完了することになります。

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7000系は7021F~7025Fで工事が実施され、2画面化と同時に優先席中央にも手すり棒が設置されました。

一方井の頭線では、1000系3編成15両について2画面化整備が行われます。これは今年度の1000系車内リニューアル工事に合わせ、同時に施工されました。

ところでリニューアル工事が進められている8000系については、ドア上案内表示の新設等についての記述はなく、今後の動向を注視したいと思います。

【ホーム行先案内のマルチカラー化】
ホームのLED行先案内表示のマルチカラー化については、今年度は新線新宿、京王永山、井の頭線明大前の3駅で整備するとしています。
12月21日現在、この3駅でのマルチカラー化はまだ実施されていません。

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ところでこの行先案内表示のマルチカラーですが、昨年12月に高幡不動駅などで登場した際、「特急」表示の帯の色がこれまでの赤から馴染みにくい色相のピンク色に変更されていました。

当初は色相の調整がこれからだと思っていたのですが、目の不自由な方たちの視認性にとってはこの色味が最適だということで採用されたと、当時コメントをいただきました。
いまではこの色相もすっかりホームの光景として溶け込んでいるように見受けられます。

【車上蓄電池システム】
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   ▽ 5000系に搭載された「車上蓄電池システム」  ピンク色に塗装 ▽

新造する新5000系において、新たに京王初の自力走行用「車上蓄電池システム」を搭載するとし、これにより停電時、橋梁等の場所から自力で車両の移動が可能になるとしています。
この自力走行については、走行可能距離等の性能については触れられていません。

首都圏直下型地震等への対応が各方面で求められている今日、橋梁に限らず、新宿−笹塚間3.6kmという地下長大トンネル区間を有する京王にとって、車両の自力走行能力は極めて重要なテーマです。

<ふだん見られない光景が…
4月はダイヤ乱れなどにより、高幡不動以西でふだんは見られない運用が見られました。

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   ▽ ダイヤ乱れで運転された6連各停の「高尾」行き
                           7004F 29.4.11 めじろ台 ▽

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4月11日朝の京王線は一部列車に混雑が集中したため、全線に15分程度の遅れが発生しました。
その影響で高尾線関係では、日中に運転されている高幡不動発高尾山口行き6両編成各停の一部が高尾行きに変更されて運転されました

高尾山口行き列車の高尾ー高尾山口間の打ち切りはダイヤ混乱、復旧時に時々見られる光景ですが、この時は6連各停でという点がミソでした。

【5月】
<ヘッドマークあれこれ  ことしも賑やか大型連休>
ことしの大型連休は井の頭線が大当たり。なんと3種類ものヘッドマーク付き列車が走行し、大賑わいでした。

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   ▽ 「井の頭恩賜公園100周年・キラリナ京王吉祥寺3周年記念
      スタンプラリー」HMを取り付けた1032F 池ノ上  29.5.4 ▽

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「井の頭恩賜公園100周年・キラリナ京王吉祥寺3周年記念スタンプラリー」のヘッドマークを取り付けた1032Fです。
ボディカラーとヘッドマークのベース色が同一で、品のよい雰囲気でした。5月31日まで取り付けられました。

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   ▽「井の頭恩賜公園100周年」HMを取り付けた1029F
                             吉祥寺 29.5.4 ▽

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「井の頭恩賜公園100周年」記念のヘッドマークを取り付けた1029Fです。大人が見ても可愛らしいと見入ってしまう出来栄えでした。
最初からレインボーカラー帯を纏った1029Fに装着することを想定してデザインされているように見受けられました。5月7日までの取り付けでした。

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         ▽「PASMO10周年」記念HMを取り付けた1010F
                             永福町  29.5.4 ▽

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「PASMO10周年」記念HMを取り付けた1010Fです。
お馴染みのPASMOキャラクターが並んだ楽しさいっぱいのヘッドマークでした。

888-7 スタンプラリー・井の頭公園HM 吉祥寺.jpg

3編成ものヘッドマーク付き列車が走ったため、吉祥寺駅ではこんな光景も度々見られました。
大型連休中は、井の頭線はまさに "ヘッドマーク王国" でした。

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   ▽「PASMO10周年」記念HMを取り付けた8010F
                              明大前  29.5.4 ▽

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一方お隣り京王線でも「PASMO10周年」記念ヘッドマーク付き列車が運転されました。8000系用に形作られたマークがとても良く似合い、連休期間中の京王線に彩りを添えました。

「PASMO10周年」記念ヘッドマークは、井の頭線、京王線とも6月30日までと、長期間の掲出でした。

<日本ダービー "飛田給急行" 1本減便>
891-1-2  飛田給急行 9004F  東府中 29.5.28.gif

29.5.28 “飛田給急行” 東府中.jpg
      ▽ 東府中駅に進入する "飛田給急行"
              ことしは9004Fが充当 本数は6→5本に減便  29.5.28 ▽

競馬G1 レース日本ダービーの開催に合わせ、ことしも5月28日(日)、府中競馬正門前から飛田給行きの臨時急行、いわゆる "飛田給急行" と、競馬オンシーズン開催土休日に設定されている新線新宿行きの不定期 "競馬急行" が合わせて運転されました。

891-2  飛田給急行・競馬急行 時刻表 府中競馬正門前駅 29.5.28.jpg

891-3  飛田給急行・競馬急行 時刻表 府中競馬正門前駅 29.5.28.jpg

今回の日本ダービーでの"飛田給急行"は、昨年秋の天皇賞の時と比べると、運転時刻は変更ありませんでしたが、運転本数が前回最終の17時30分発の1本が減便され、6本から再び旧来の5本に戻されました。

一方17時台の東府中行き各停は逆に3本増発され、6本から9本体制に増発、これに合わせて競馬開催時の東府中での上り特急・準特急の臨時停車時間が28日に限り、いつもの15時30分−17時09分から18時までに延長されました。
これらの施策は、輸送実態に合わせたものと推測されます。

【6月】
<井の頭線に広告ラッピング編成>
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       ▽ 井の頭線 広告ラッピング編成1030F  新代田 29.6.14 ▽

井の頭線に、ドア脇に広告ステッカーが貼られたラッピング編成が登場しました。

894-2 井の頭線 秋田県広告 1030F 新代田.jpg

「行け、行け、アキタ。」、「GO AKITA」とあります。車内も同様の広告で満艦飾でした。
犬は秋田犬、名前はアキタ。首都圏からの観光客を秋田に呼び込もうとする秋田県の観光プロモーション広告でした。

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京王での全面ラッピング広告は、JRA日本中央競馬会のG1レース広告や昨年のキティちゃんなどのサンリオキャラクター広告、またドア脇広告は平成22年5月の映画「RAILWAYS」の公開広告、平成27年12月の「タヒチ」(正式にはフランス領ポリネシア)の観光誘致広告がありますが、国内自治体がスポンサーの広告取り付けは初めての事ではないでしょうか。

なおこのラッピング広告、及び車内広告は、ことし12月に入り再び井の頭線1030Fに掲出されています。

〈井の頭線 “紫陽花ロード” 今年も〉
896-1 井の頭線紫陽花 新代田-東松原 29.6.18.jpg

6月、ことしも井の頭線は見事に咲き誇る紫陽花に包まれました。

895-2 井の頭線紫陽花 明大前-東松原 29.6.18.jpg

明大前を発車する上り列車です。
毎年の事ですが、咲き誇る紫陽花と競演する1000系電車の光景は、いつ見ても魅力的です。

895-12 井の頭線紫陽花 浜田山-高井戸  29.6.18.jpg
   ▽ 紫陽花ライトアップのHMを取り付けて運転の1004F
                                                 浜田山-高井戸  29.6.23 ▽
                               
6月に入り、ことしも東松原駅での紫陽花ライトアップ、またヘッドマーク付き列車の運転も行われました。

<待望の新5000系 若葉台基地に姿を現す>
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    ▽ 姿を現した新5000系トップバッター5031F 若葉台 29.6.28 ▽

来春から運転が始まる有料座席指定列車として使用される新5000系電車のトップバッタ−、
5031Fが神奈川県横浜市の総合車両製作所で竣工し、6月26日から若葉台基地への深夜陸送、搬入が始まりました。
新5000系電車の登場は、大方の京王電車ファンにとっては当初予想よりはるかに早い時期での登場となりました。

949-6 新5000系5181 若葉台 29.6.28.jpg

新5000系は2000(平成12)年登場の9000系以来の新車登場となりました。
斬新なデザインの先頭車両、京王初のクロス/ロング転換シート装備と相まって、その雄姿を一目見ようと、若葉台駅ホームは連日熱心な京王電車ファンの熱気に包まれていました。

「2017京王電車」、3回目の次回は平成29年7月−9月をお届けします。

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2017年12月13日

No947 2017京王電車[1] 平成29年1月−3月


ことしも恒例の「京王電車 2017」(平成29年)版を、おとどけします。

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    ▽ 真夏の最中、試運転を続ける新5000系5031F 
                            若葉台  29.8.24 ▽

ことしの京王は何といっても、16年ぶりの新造車両、新5000系の登場が最大の話題でした。一方5000系の登場に合わせるように7000系では8両編成の7008F・7009Fの中間サハ2両が外され初の廃車が出現、6両編成となった2編成は6+2の8両編成や高尾線の6両単独運転にも使用されるなど、7000系の組成や運用に変化が現れました。
また8000系大規模改修ではこれまでの6+4編成に加え、新たに8両編成のリニューアルも開始されるなど、変化に富んだ1年でした。

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   ▽ 高尾線開業50周年記念HMを取り付けて疾走する8013 
                              めじろ台  29.10.1 ▽

3月に入ると、8013F高尾山トレインが東京屋外広告コンクールの「車体利用広告分野」で最優秀賞を受賞、民鉄初の快挙となったほか、5000系も今年度のグッドデザイン賞を受賞するなど、京王にとっては嬉しいニュースが続きました。

またことしは高尾線が開業50周年を迎え、高尾山トレインの8013Fには開業50周年を祝した特性のヘッドマークが取り付けられました。さらにことしは数々のスタンプラリーが行われ、例年になく多くのヘッドマーク付き列車が運転されたことも大きな特色でした。

こうした京王電車のこの1年の主な出来事を、4回に分けてお伝えします。
なお全ての出来事を完全に取り上げているわけではありませんので、その点はご了承ください。

【2017(平成29)年1月】
<動物園線に「迎春」HM  終夜運転は急行1本が減少>

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    ▽ 動物園線に「迎春」HM 7201F    高幡不動 29.1.2 ▽

2017年、平成29年の新春は、動物園線の7201Fに「迎春」のHMが取り付けられました。
「迎光」号と合わせたデザインで色合いも完成度もとても高く、ステンレス車体の7000系にはとてもお似合いの姿でした。
このほか井の頭線でも例年どおり「迎春」のヘッドマーク付き列車が運転されました。

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これより先、ことしも京王線、井の頭線で終夜運転が行われました。
ことしは昨年に比べ、新宿発高尾山口行きの「迎光号」の発車時間が40分繰り上げになった関係で急行が1本減便され、新宿発高尾山口行き特急1本、急行4本、都営新宿線本八幡発高尾山口行き急行1本(都営線内は各停)の、計6本が運転されました。

このうち新宿発3時00分の特急、3時20分、3時40分発の急行、都営線から直通運転の新線新宿発2時40分の急行、合わせて4本は「迎光号」としてヘッドマーク付きで運転されました。
ことしの特急迎光号は、8013F高尾山トレインが充当されました。昨年の特急迎光号は7027Fで、8013Fは急行迎光号の充当でした。格上げですね。
ちなみに当ブログ管理人は毎年この時刻は熟睡しています。

れーるランドのお正月 ことしは−
毎年お正月のれーるランドは展示車両に各種のヘッドマークが飾られていて、訪れるファンや人々を魅了させてくれます。
さてことしはと勢い込んで訪ねてみると−。

900-5 動物園線 れーるランドのお正月 2410号 29.1.2.jpg

なんと2410号には、白地に黒文字で「賀正」と記された、ヘッドマークというよりは超シンプルな行き先板が掲げられていました。
明るい緑色の車体にぴったりとマッチし、「美的」感覚すら感じさせる雰囲気にしばし見とれてしまいました。

900-6 動物園線 れーるランドのお正月 2015号 29.1.2.jpg

その隣、一昨年は「迎光」、昨年は「高尾」のヘッドマークを掲げた2015号には「絵馬電」という、奇抜なアイデアながらも品のあるヘッドマークが掲げられていました。

900-7 動物園線 れーるランドのお正月 2015号 29.1.2.jpg

車両横には絵馬を模したカードと記入台が、そして車内には手作りの絵馬掛処も用意され、係員の熱意が溢れていました。

900-8 動物園線 れーるランドのお正月 5723号 29.1.2.jpg

そして5723号正面は、このスタイルです。
元祖「迎光」号のオリジナルヘッドマークに特急種別板です。お正月からすっかり楽しませていただきました。来る年の新年も楽しみです。

 <8000系大規模改修第9陣8002F登場>
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    ▽ 大規模改修 第9陣8002F 8502(左)+8552   29.1.4 ▽

8000系6+4編成の大規模改修第9陣、8002Fのリニューアル工事が完成し、営業運転が開始されました。
車内は従前からのリニューアルに加え、前々回8007Fから始まった編成全車両への車椅子・ベビーカー優先ゾーンの設置、前回8001Fからの優先席中央への手すり設置も行われており、今後の京王電車リニューアルの標準仕様になっています。

またVVVFインバーター装置や主電動機など、床下機器の更新も同時に行われました。
これで大規模改修対象の6+4の8000系14編成のうち、はやくも9編成の改修が完了しました。

<HM付列車2題 "鉄道探偵シリーズ "・"冬そばキャンペーン" >
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   ▽ 小雪舞う中、高尾線を行く "鉄道探偵" HM付き特急 
                             北野  29.2.10 ▽

京王と都営交通の共同企画、「鉄道探偵シリーズ」の第3弾、『大人のための謎解きイベント 鉄道探偵と8人の容疑者』がことしも1月14日から3月12日までの予定で始まり、これに合わせて京王、都営双方でヘッドマーク付き列車が運転されました。

874-5 「8人の容疑者」HM付き9049F 北野.gif

ことしも列車に取り付けられた本物のヘッドマークが、イベントの賞品として入選者にプレゼントされました。

<京王線・井の頭線 ホームベンチ 更新>
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    ▽ 新たなホームベンチが登場  
                          肘掛け、荷物置き場も 北野 29.2.9 ▽

京王線・井の頭線のホームベンチのうち、最も古い樹脂製3人掛けタイプの更新が、1月から2月にかけて一斉に行われました。
新型タイプはこれまで以上に環境に配慮し、材料に多摩地区の間伐材を使用した木製のものでした。またひじ掛けもあり、個々人が区分され、かつ荷物置き場も用意されるという機能性の改善も図られていました。

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   ▽ 線路に対して直角、縦型の配置は京王の新しい景観 
                           めじろ台   29.1.28 ▽

ホームへの配置も昨年京王多摩センターや笹塚駅で行われた、線路に対して縦型、直角に配置する新方式が、北野やめじろ台、多摩動物公園など一部の駅で取り入れられました。
材質の木製化や配置方法の見直しなどで、京王のホームの印象、雰囲気に新しい変化が生れました。

946-7 直角方式ホームベンチ 多摩動物公園 29.9.24 .jpg

多摩動物公園駅では、こんな光景も見られます。
お気づきでしたかー。

2017(平成29)年2月】
<高尾山冬そば号 ことしは8014Fで>
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    ▽ 「冬そば号」、ことしは8014Fで  高尾山口 29.2.19 ▽

昨年から「高尾山冬そば号」の運転は京王の独自企画となり、都営線大島発京王線への直通運転は取りやめとなりました。そのため「冬そば号」は京王線新宿駅発となり、また臨時急行ではなく定期列車の準特急高尾山口行きを「高尾山冬そば号」に充てる方式に改められています。

ことしも「高尾山冬そば号」が昨年と同様、新宿10時7分発の準特急高尾山口行きで運転されました。編成は高尾山トレイン8013Fが整備中だったため、8014Fが充当されました。

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ことしも特製ヘッドマークが用意され、新宿→高尾山口間の片道1回だけの掲出という、贅沢、貴重な運転となりました。
一方車内はこれまでのプレゼント無料券の配布が取りやめられていることもあり、閑散としたものでした。
今後「冬そば号」のありようが見直される可能性もありと感じました。

<"降雪時の運行について" ポスター掲出>
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2月降雪時を迎え、車内や駅構内には「お客様にお願い 〜降雪時の運行について〜 」と題したポスターが掲出されました。
降雪時の運行についての考え方や説明が記されていました。

昨年1月18日の降雪時に発生した若葉台・高幡不動基地などからの列車出庫不能によるダイヤ大混乱事態を受け、利用者対策の一環として掲出されたものと思われます。

【3月】
<リニューアル第10陣は8022F  井の頭線4陣は1003F>
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    ▽8000系8両編成でもリニューアル開始
               営業運転に入った8022F 北野 29.4.4 ▽

2016(平成28)度8000系大規模改修のラストは、6+4編成ではなく、8両編成の8022Fがリニューアルされて登場しました。事業計画でリニューアル対象が全28両とされていた謎が、これで解決しました。

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▽ 8722号車内  これまでと同様のリニューアル仕様 ▽

リニューアル仕様は、全車両への車椅子・ベビーカーゾーンの設置、優先座席中央への手すり新設をはじめ、車内照明LED化、車内壁面、座席モケット、カーテン、床敷物の交換等、従来からの仕様に準じたものでした。

8000系のリニューアルについては、ことし4月に発表された2017(平成29)度事業計画でも、昨年度同様の3編成28両とされました。今後は6+4編成2本、8両編成1本のリニューアルが基本のようですが、中間クハの運転室部分撤去工事で今年9月、車体の断熱塗料からアスベストの含有が発見された事象に鑑み、今後の動向が注目されます。

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       ▽ リニューアルされた1003F  渋谷 29.4.4 ▽

一方昨年から始まった井の頭線1000系リニューアルは1001・1002・1004Fに続いて、1003Fが出場しました。
車内仕様、3号車T→M化による形式変更(サハ1500→デハ1050形)、それに伴う車号改番(1503→1053)などが、先行3編成と同様に行われました。

<高尾山トレイン「東京野外広告コンクールで都知事賞受賞」>
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  ▽ 都知事賞を受賞した8013F高尾山トレイン 高幡不動 29.3.30 ▽

高尾山トレイン8013Fが、東京野外広告協会が主催する第10回東京屋外広告コンクールの「車体利用広告分野」で、民鉄では初となる最優秀賞の東京都知事賞を受賞しました。

この部門では107件の作品がエントリーされ、「建築物及び周囲の景観と調和のとれているもの」、「デザインが優れ、人々に親しみを感じさせるもの」などを基準に選考が行われました。
8013Fは編成全体を緑一色ベースとし、春、夏、秋、冬、若草の5パターンのイラストで高尾山の四季折々を表現しており、こうした意匠が功を奏し受賞につながったものと思われます。

8013Fは平成27年9月30日からこのデザインでの運転が続いていますが、今回の受賞でこのデザインはしばらく継続ということでしょうか。

<京王線明大前駅 列車接近メロディーに明治大学校歌>
明治大学和泉キャンパスの最寄り駅となっている京王線明大前駅の列車接近メロディーが、3月25日始発から明治大学の校歌になりました。
京王沿線で校歌の導入は初めてのことです。

京王の列車接近メロディーは、2011年11月に京王八王子駅で八王子出身のファンキーモンキーベイビーズの「ヒーロー」、「あとひとつ」の歌が導入されたのが始まりで、以後聖蹟桜ヶ丘、調布、府中、久我山、初台、京王多摩センターと続き、明大前駅の導入で合計8駅での実施となりました。

またその後、10月2日からつつじヶ丘駅でも列車接近メロデの使用が開始されました。

「2017(平成29)年 京王電車」、次回は4〜5月分をお伝えします。


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