2017年10月02日

No933 京王5000系営業運転初日 体験乗車記


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▽ 特急初仕業の5031F 下り京王八王子行き 高幡不動  29.9.29 ▽

京王の新5000系は、先月29日からロングシート使用の通常スタイルで営業運転を開始しました。
初日は早朝から朝間ラッシュ時までの、短時間の運転でした。

また5000系旅客営業開始を祝するテープカットなどの式典も行われませんでした。こちらの方は、来春の有料座席指定列車運転開始までおあずけということでしょうか。
さて本題に入ります。

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乗務員室後方からの視界です。乗務員室ドアが右方に変更されたため、“かぶりつきさん” やお子様にとっては、抜群の広い視界となりました。(乗務員さんにとっては、後ろからの目線を感じ、少しつらいかもしれませんね)。
それはともかく、いま北野駅の先端で、高尾線と分離する区間を走行中です。

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運転士前のモニターには、運転区間をはじめ、新たに種別や行先もデジタル表示されていました。

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そして何よりも、速度計に大きな変化がありました。
これまでの円形と針表示に加え、現在速度が数字でも大きく表示されるようになりました。いま時速79キロを表示しています。
これは運転士さんばかりでなく、後ろの “かぶりつきさん” やお子様にとっても大朗報!ですね。従来タイプでは、10キロと5キロ単位の違いが判読しにくかったのですが、これなら一目瞭然です。

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100キロを超える高速運転では、後ろで見ている私たちも手に汗握る興奮を覚えますが、なんと乗務員室後方客室に握り棒が設置されました。
「万歳〜っ!」。私としては40年来の要望が叶った “大事件” です。(まぁ、総合車両製作所の標準仕様なのかもしれませんが…。)
これで、抜群の安定感で前方の眺望を楽しめます。

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さて列車は京王八王子に到着です。
車内下り方1号車は通勤・通学の利用者と、突然押し掛けたファンで立錐の余地もないほどの大混雑でした。
撮影はしましたが、お顔が映ってしまうので掲載出来ないことが残念です。

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折り返し時間は約10分間ありますが、ファンの皆さんは直ちに車内外の撮影に。そして着席体験のため、今度は席の確保に一目散でした。

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折り返しは、8時21分発の特急新宿行きです。
すでにラッシュのピーク時間帯は過ぎているとはいえ、新宿方先頭10号車は女性専用車です。“鉄子さん” の特権タイムです。
私は発車の前に、大急ぎで車内探索&撮影です。

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運転席です。井の頭線の配置と雰囲気は似ていますが、こちらは相当ゆったりとしているように見えます。格好もよく、また居住環境もよく、運転士さんのモチベーションも高まるのではないでしょうか。
昔の旧国鉄、東海道線でデビューした80系湘南電車(ちょっと古すぎますか…)の、広々とした流線形運転室を彷彿させる空気感です。

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車内妻面上部に貼られた車号ナンバー等をまとめて表記したステッカーです。さすがに銘板ではなくステッカーですが、デザイン性もしっかりと考慮されていて、好感を持ちました。

2号車に乗車したのは、電動車モーター音や、貫通路脇の騒音状況を体感するためでした。

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各種のサービス機能のアイコンも、一つにまとめられていました。

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大きな特色は客室内2画面の車両ビジョン、情報・広告モニターがドア上だけでなく、各車の貫通路上部、両先頭車の乗務員室上部、そして客室天井中央部にも取り付けられたことです。
各種情報や広告は紙媒体ではなく、デジタル情報として提供される仕様になるように見受けられました。

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そのモニターには、右側に列車運行情報、左側は京王の各種企業情報、広告コンテンツが放映されていました。当然のことながら、来春に予定されている座席指定列車運行開始のPRが頻繁に登場していました。
一般の広告はなく、当面は5000系のみの特別バージョンなのかもしれません。

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車内見付けです。紙媒体の広告や細かなステッカー広告もなく、シックで品のいい空間となっていました。
全員着席で空席もある、京王八王子での状況です。混雑の激しい首都圏の鉄道では、吊り輪は致し方ありません。

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車内スピーカーです。
ステレオ化、高音質化されたということで、適切で聞きやすい音量で放送が行われていました、円形のスピーカー部分に、かつて5000系などにあったコーポレートレエンブレムなどがあってもいいなぁと思ったことでした。

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荷物棚上部にはロールバーのパイプを配し、壁面内部の躯体へ取り付けられています。側面衝突時の強度向上、安全性向上を図る狙いのようです。

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車いす・ベビーカー優先コーナーには、新たに腰当ても設置されました。
私はここに一人分の座席を壁面から取り出せる構造とし、お母さんも座席に座れ、お母さんと赤ちゃんが同じ目線でくつろげる、対話ができるといいなぁと、かねがね思っています。

日中の車内では、疲れているお母さんがこのコーナーではなく、優先席の隅に座り、そのためベビーカーが貫通路を塞ぐ光景をよく目にします。

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ドア脇の袖仕切りです。仕切り板も強化ガラスになりました。
5000系は有料列車で使用するとあって、さすがにデザインも機能も研ぎ澄まされています。とくに強化ガラス製となった仕切りが大型化され、立っている人のカバンなどが座っている人の頭や顔に当たることがなくなりました。これも大きな朗報です。

そして4人から3人分に改められた、妻面のロングシート固定席です。
こちらの席は5センチも幅が拡大し、クロスシート席よりも幅広です。カバンなどを膝の上ではなく、横に置くことも可能です。
意外に車端の両サイド席は、人気が出るような気がします。

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ドア脇の握り棒です。汎用品ではなく、車内デザインと整合性を図ったしゃれたデザインです。今回の5000系車内仕様は随所にこだわりが感じられ、シックな雰囲気と品格が漂います。京王の新しいこの品格を、大切にして欲しいと車内で願ったことでした。

そして肝心の乗り心地ですが、一言でいうと、“軽やかな走り” という印象を、まず持ちました。座席は予想を上回るいい座り心地でした。列車の上下振動と座面の上下振動が絶妙な調和感を感じさせ、かえって軽やかな乗り心地を生み出しています。
モーター音や貫通ドア付近の走行音は、騒音として感じることはなく、良好でした。特にモーター音は、想像以上の静かさでした。

車内仕様全般については、通常列車利用者は、結果として有料列車仕様の高サービス機能を無料で享受できてしまうという、ハッピーな乗車となります。

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そうこう思案しているうちに、私の乗車している5031F上り特急新宿行きは、ほぼ定刻に新宿駅に到着しました。
新5000系初乗り体験は、素晴らしいの一言に尽きました。
まだ1回のみの乗車で全体像を正確に把握しきれていませんし、何より私個人の感想ですが、多少なりともご参考になればと思い、所感をまとめてみました。

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この後5031Fは、初の準特急仕業で橋本へと軽やかに発車していきました。
新5000系は有料座席指定列車としてだけではなく、通常列車としても大いに人気を博し、新時代の京王の顔となることは間違いないと確信しました。

写真はすべて、平成29年9月29日に撮影したものです。

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2017年09月29日

No931 【速報】新時代の幕開け 京王5000系運行開始


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           ▽ 営業運転を開始した新5000系5031F   
                      高幡不動 29.9.29 ▽

京王初のクロスシート有料座席指定列車として来春から運行開始予定の新5000系電車が、きょう29日からロングシートでの通常列車として運行を開始しました。

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  ▽ 最初の優等列車仕業は「特急京王八王子行き」 高幡不動 ▽

5031Fを使用した5000系の営業1番列車は、早朝の若葉台駅からスタートしました。
午前5時23分、新宿行き各停として運行を開始、折り返しで各停つつじヶ丘→新宿と運行、2度目の新宿からはいよいよ7時24分発特急京王八王子行きとして登場、さらに折り返し京王八王子8時21分発特急新宿行き→三度新宿からは準特急橋本行き、橋本からは各停若葉台行きとして運行、ここで入庫になると思われます。

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私は高幡不動から特急京王八王子行きに乗車、折り返し特急新宿行きで新宿まで乗車、快適な乗り心地を存分に味わいました。

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       ▽ 京王八王子に到着した5000系初の特急列車 ▽

想定外の朝間ラッシュ時での運転でした。車内は満員でしたが、特段の問題もありませんでした。乗客からは、感嘆の声が聞かれました。

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   ▽ 折り返しも特急で新宿に到着した5031F  
        ラッシュ時間帯にも関わらず、ほぼ定時到着でした ▽

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     ▽ この後は初の準特急として橋本に向かいます。
                                     
5000系営業運転開始初日の午前は、各停、特急、準特急、各停の種別で相模原線、京王線、相模原線で運転されました。

今後5000系は、日々運用を変えながら様々な種別、時間帯、区間を走行し、沿線利用客に新型電車としてのアピールを図る一方、通常列車運行時の課題把握、対策検討などを行うものと思われます。
通常列車としても最新・最高の快適機能を有した新5000系の運行スタートは、新たな京王新時代の幕開けといえます。

写真は全て平成29年9月29日撮影です。

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2017年05月28日

No891 "飛田給急行"1本減便、 "競馬急行"3種揃い踏み


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      ▽ 東府中駅に進入する "飛田給急行"
              ことしは9004Fが充当 本数は6→5本に減便  29.5.28 ▽

競馬のG1 レース日本ダービーがきょう28日東京競馬場で開催され、最寄り駅の府中競馬正門前から恒例の臨時急行飛田給行き、いわゆる "飛田給急行" と、新線新宿行きの "競馬急行" がことしも運転されました。

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891-3  飛田給急行・競馬急行 時刻表 府中競馬正門前駅 29.5.28.jpg

"飛田給急行"のダイてヤですが、昨年9月のダイヤ改正後の天皇賞から、それまでより1分前倒しの15時48分発からの20分間隔運転となり、本数も5本から6本に増発されましたが、今回の日本ダービーでは時刻はそのままに、最終の17時30分発の1本が減便され、再び6本から5本体制に戻りました。

"飛田給急行"は減便されましたが、17時台の東府中行き各停は逆に3本増発され、6本から9本体制となりました。
またこれに合わせ、競馬開催時の東府中での上り特急・準特急の臨時停車時間が28日に限り、いつもの15時30分−17時09分から18時までに延長実施されています。

一方、新線新宿まで運転される、元祖 "競馬急行" は、これまで通り15時59分発から20分間隔で計5本が運転されました。
今回はいつもの府中競馬正門前から離れ、笹塚駅下り方で京王線から渡り線で新線へと進入する "競馬急行" を狙ってみました。

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       ▽ "競馬急行" 1本目  8003F  笹塚  29.5.28 ▽

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      ▽ "競馬急行" 2本目  9008F  笹塚  29.5.28 ▽

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  ▽ 3本目の折返し回送 8028F   笹塚駅2番線ホーム 29.5.28 ▽

これらの写真は笹塚駅下り2番線、都営線からの到着ホームから撮っていたのですが、3本目の到着と下り橋本行き区間急行の出発が重なってしまい、3本目の "競馬急行" 笹塚到着時の姿は撮影出来ませんでした。

そこで3本目の "競馬急行"が新線新宿に到着し、今度は下り回送列車として笹塚駅2番線ホームに戻ってきたところを撮影しました。
日中時間帯、下り2番線を走行する8000系電車の姿を見るのも貴重な体験です。

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      ▽ "競馬急行" 4本目  7006F  笹塚  29.5.28 ▽

7000系幕車、7006Fの "競馬急行"です。
"競馬急行"の1本目から4本目までを撮影しましたが、8000系、9000系、7000系と、3シリーズの"競馬急行"を撮影することが出来ました。
ふだんは京王線から都営線へと直通運転する9000系や都営車が走行する渡り線ですが、これらは春・秋の競馬オンシーズンに見られる賑わいです。

posted by 特急高尾号 at 22:12| Comment(10) | TrackBack(0) | ダイヤ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月11日

No882 6連各停「高尾」行き走る


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   ▽ ダイヤ乱れで運転された6連各停「高尾」行き
                              7004F めじろ台 ▽
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今朝(4/11)の京王線は、一部列車に混雑が集中したという事で、全線に15分程度の遅れが発生しました。

高尾線関係ではダイヤ混乱の場合、下り高尾山口行きの各停や快速を高尾行きに変更し、高尾駅で折り返す運用が行われる場合があります。
高尾駅上り方には上下線の渡り線があります。

きょうは午後になっても下り列車の遅延状態が続いており、そのため日中に運転されている高幡不動発高尾山口行き各停の一部が高尾行きに変更されました。

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通常、平日日中に運転される高幡不動発高尾山口行き各停は7000系6両編成で運転されるため、きょうは6連7004Fの各停高尾行きという珍しい光景が見られました。
幕車での「各停」・「高尾」表示は、貴重な光景といえます。

ところで近年、また今年に入って、京王線・井の頭線は人身事故や線路への人立ち入り、保安設備点検などによる運転見合わせが多発しています。
加えて昨日・きょうは朝ラッシュ時に、一部列車に混雑集中という信じられないような理由で、2日連続で15分以上のダイヤ乱れが発生しました。
私も含め、影響を受けた多くのお客様は、『またかぁ』と、うんざりしたことと思います。

多発する人身事故の原因分析や京王としての防止対策は、一般の利用者の目に触れるような形では示されていません。
また特異日でないにも関わらず、一部列車に乗客が集中して大幅遅延が発生するという、かつて聞いたことがない事例についても同様です。

京王は、列車の位置情報をオンラインで公開する京王アプリを開始したり、来春には有料座席指定列車を登場させますが、いま一番利用者が求めていることは、日々の基本の通勤・通学をはじめ、生活路線としての定時運転・安定輸送だと思います。

利用者の、こうした基本的な輸送事業に対する期待・要請に京王はどのように応えていくのか、事業計画等で取り組みの方針を明らかにしていくことが求められていると思います。

posted by 特急高尾号 at 21:42| Comment(6) | TrackBack(0) | ダイヤ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月19日

No875 「高尾山冬そば号」 ことしは8014Fで


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   ▽ 高尾山口駅に到着する「高尾山冬そば号」8014F 29.2.19 ▽

高尾山冬そばキャンペーンに連動して毎年運転される「高尾山冬そば号」が、ことしも19日(日)に運転されました。

ことしも昨年同様、京王の単独企画としての運転となり、京王線新宿駅10時7分発の定期列車、準特急高尾山口行きが「高尾山冬そば号」として、ヘッドマークを取り付けて運転されました。
8013F高尾山トレインは全般検査のため、ことしの充当編成は8014Fでした。

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ことしは終点の高尾山口駅で、「高尾山冬そば号」の到着を待ち受けて撮影を行いました。
列車は3分遅れで、快晴の高尾山口駅に到着しました。

高尾山冬そば号」は沿線利用客にすっかり定着している列車ですが、北野以遠で行ってきた全乗客へのマイ箸無料プレゼント交換券の配布を取りやめたため、往年に比べるとお客様は随分と減少しています。

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とはいえこの「高尾山冬そば号」は定期列車でありながらネームドトレインとして、しかも新宿→高尾山口間で片道1回だけ特製ヘッドマークを取り付けて運転される、そして1年に1回だけ登場する、京王の類いまれの列車といえます。

ことし15回目を迎える高尾山の冬そばキャンペーンは、もともとは世間でいう商売の "二八(にっばち)対策" として始まったものだと思いますが、こと京王電車運転変遷史の観点から見ると、また京王電車ファンの立場から見ても、毎年、毎年「高尾山冬そば号」という、類いまれな列車運転の実績を産み出す貴重なイベントということが出来ます。

少々気が早いですが、再来年の2019(平成31)年2月の「高尾山冬そば号」は、新5000系で運転される可能性が高いと思います。
新5000系の完成予想イラストでは、現在のようなプレート形ヘッドマークの取り付けは出来ないように見受けられますので、その時「高尾山冬そば号」のヘッドマークはどのような仕様になるのか、今から少々気にはなります。

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2016年11月24日

No852 朝間から降雪の京王線


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   ▽ 降雪の中、新宿を目指す上り急行
                 高尾線 めじろ台 28.11.24 AM7:58 ▽

東京地方は、早朝から雪が降り始め、都心は11月としては54年ぶりの初雪となりました。
多摩地区も午前6時過ぎから雪となり、高尾線は白銀の世界になっています。

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京王線・井の頭線は始発から運転を開始していたようです。
午前8時前の高尾線上り急行は、ほぼ定刻にやって来ました。

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降雪の中を走る7000系の急行種別表示、緑色が白雪の中、印象的でした。

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午前8時、京王線・井の頭線では、降雪の影響で15分程度の遅れが発生しているとの運行メールが届きました。
降雪は昼前後まで続きそうですが、除雪機能を取り付けたデヤ900形の初登場には至らないように見受けます。

(28年11月24日午前9時45分記す)

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2016年11月11日

No849 8連、幕車、7006F準特急走る


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   ▽ 8連幕車準特急7006F 左は7028F 高幡不動 28.11.11 ▽

京王線は今朝(11/11)の本降りの雨の影響で、一部列車に混雑が集中し、一部列車の運休、上下線での遅延状態が午後まで続きました。

その影響を受け、きょうは列車運用にいつもとは異なる変化が見られました。
日中の京八系統には、幕車7000系8両の準特急が運転されました。
午後1時台の状況では、高幡不動での車両交換もなく、そのまま新宿へと向かいました。

高幡不動では、幕車7000系同士の10連特急7028Fと8連準特急7006Fとの顔合わせも見られました。

また高尾線を中心に日中運転される高幡不動−高尾山口間の6両編成各停も、ふだんは7000系6両編成の運用ですが、きょうは珍しく7000系2両+4両編成が登板でした。

さらに日中の高尾山口行き各停は8両編成ですが、きょうは7000系10両編成も登場していました。

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       ▽ 8連幕車準特急7006F  明大前   28.11.11 ▽

ダイヤ復旧を優先させるためのやむを得ない車両運用ですが、8連準特急の車内では停車駅の度に、編成短縮に関する丁重なお詫び放送が行われていました。

[撮影]
 〇平成28年11月日 午後1時−2時台
  携帯電話カメラ機能で撮影

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2016年11月01日

No847 都営車両 京王線新宿駅乗り入れについて


先月、10月25日(火)夜間、明大前駅構内で発生した人身事故の影響を受け、京王線は新宿−桜上水間で運転見合わせとなりました。
そして運転再開後のダイヤ復活運転で、都営新宿線車両が京王線新宿駅に入線し、京王線系統で旅客輸送を行いました。

これまで事故等によるダイヤ混乱時でも、都営車両の京王線新宿駅への入線、旅客輸送はありませんでしたから、この運転はネットでも大きな話題となり、「10月25日は歴史的な日だ」といった書き込みも見られました。
また当ブログにも、コメントで都営車の京王線新宿乗り入れの情報が寄せられました。

そのため後日、業務の支障にならないよう配慮しつつ、新宿駅駅務員や現場乗務員さんにこの件について、利用者の一人として尋ねてみました。

その結果10月25日、運転見合わせ後のダイヤ復旧時間帯に都営車の京王線新宿駅乗り入れ列車が3本運転されたという事で、その中には急行京王八王子行きの列車もあり、京王八王子駅にも乗り入れたことが分かりました。
また翌26日朝には、京王八王子発の上り特急新宿行きとしての運転も行われ、2日続けて都営車の京王線新宿駅乗り入れがあったとのことでした。
今後はダイヤ混乱の復旧時、状況に応じて都営線車両の京王線新宿駅乗り入れも行い、よりスムースな復旧輸送運転に努めていくとの事でした。
25日はその初日となったようです。

都営車両による特急、準特急、急行での橋本・京王八王子・高尾山口行きなどの列車が見られる可能性が高まりました。
京王電車ファンとしては、京王の「運行情報メール」から目が離せない状況です。
出かける際は、カメラ必携ですね。

【追伸】
匿名希望様から、京王線新宿駅に停車している都営車両の写真を貼ったTwitterをご紹介いただきました。当記事あてのコメント内に、当該写真を掲載したTwitterのアドレスがあり、写真をご覧いただくことが可能です。

Twitter情報では、京王線新宿発の都営車運転は、
 10-470F 51T 急行 橋本
 10-280F 37T 急行 橋本
 10-510F 97kT 急行 京王八王子 とあり、
 写真も掲載されています。

また翌朝の上り特急新宿行きとして運転されてい光景も
アップされています。
(28.11.1 23:52)
posted by 特急高尾号 at 22:23| Comment(13) | TrackBack(0) | ダイヤ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月30日

No846 天皇賞"飛田給急行" 一部増強と時刻繰り上げ


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     ▽ 東府中の京王線平面クロスを渡る "飛田給急行" 
                         9003F  28.10.30 ▽

30日、東京競馬場で行われた競馬のG1レース「天皇賞」の終了後、今回も最寄り駅の府中競馬正門前から飛田給まで、臨時急行飛田給行き、いわゆる "飛田給急行" が運転されました。
充当編成は9003Fで、9000系の使用は昨年5月の日本ダービー以来1年半ぶりした。

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       ▽ 府中競馬正門前駅  臨時時刻表 28.10.30 ▽

また京王線では先月9月16日にダイヤ改正が行われていますが、府中競馬正門前発のダイヤを前回ことし5月の日本ダービー時の臨時運転ダイヤと比較すると、"飛田給急行" は今回5本から6本へと増強されており、創設以来初の増便となりました。

運転時刻もこれまでの15時49分発から1分繰り上がって15時48分発からとなり、以降20分間隔で計6本が運転されました。最終は17時28分発ではなく、2分繰り下がり17時30分発となっていました。

847-4 競馬急行 時府中競馬正門前 7026F 28.10.30.jpg
     ▽ 元祖 新線新宿行き "競馬急行"  7026F  
                   府中競馬正門前 28.10.30 ▽

一方新線新宿まで運転される、元祖 "競馬急行" の方は、これまで通り15時59分発から20分間隔で計5本が運転されました。

847-5 競馬場線HM付き各停 府中競馬正門前 9004F 28.10.30.jpg
    ▽ 線内各停はヘッドマーク付き   9004F   府中競馬正門前
                                 28.10.30  ▽

このほか競馬場線内折り返し各停は、いつも通り日本中央競馬会(JRA)の公式キャラクター、ターフィーくんのヘッドマークを取り付けて運転されていました。

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2016年09月16日

No836 2016.9.16 京王ダイヤ改正


835-1 ダイヤ改正タグ.jpg

京王線・井の頭線のダイヤ改正が、平日ダイヤはきょう9月16日に行われ、休日ダイヤは翌17日にスタートします。

主な内容は既報のとおり、平日、▽早朝の相模原線上り橋本から都営新宿線への直通乗り入れ列車の時間繰り上げ(区間急行2本)、▽高尾線高尾山口発特急・準特急列車運転時間帯の繰り下げ(各停4本を準特急に設定変更)、▽都営線10両編成新車導入による新線新宿発17時30分以降の下り京王線方面優等列車の全10両編成化、▽井の頭線午前9時〜9時30分渋谷着時間帯の急行列車1本増発などとなっています。

28.9.15 都営線10-620F 笹塚.jpg
        ▽ 今月入線の都営10両編成新車10-620F 笹塚  28.9.15 ▽

836-3-2 各停府中行き  高尾 27.9.28.JPG
   ▽ レア列車 朝間上り各停府中行き2本も存続 高尾 27.9.28 ▽

このほか平日・土休日とも、一部列車の行先、列車種別、編成両数などの変更があるとしていますが、ダイヤの骨格は現状通り、またレア列車なども大半が存続しています。
行き先や種別、編成両数の見直しは、主に8両編成の10両化や入出庫関係によるものが中心と見られます。

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        ▽ 高尾山口から各停高幡不動行き6両編成7005Fが到着
                       北野 ダイヤ改正初日 28.9.16 ▽

京王線・高尾線の高幡不動−高尾山口間の一部列車で運転されている6両編成の各停も変化はなく、そのまま6両編成での運転が継続となっています。

また都営線直通の相模原線区間急行、快速等の新線新宿、笹塚、京王多摩センター駅などでの長時間停車も、そのまま継続されています。

このため一般利用者にとっては「改正」というよりは「修正」に近い内容ですが、運転現場では昨年9月の大改正後の実態を踏まえ、運転や混雑状況のさらなる最適化を目的に、必要な手直しが行われていると思います。

[この時期、再び改正の理由は−
昨年9月の前回大改正からわずか1年−。修正レベルとはいえ、再び改正です。
今回の改正は、ことし5月に公表された京王の中期3ヶ年経営計画の2016年度事業計画表にも明示されていないものでした。
従来であれば大改正時にまとめて行うレベルの内容を、駅時刻表の差し替えを始め運転現場などで多くの経費をかけ、敢えてこの時期に行う理由は何でしょうか。

その大きな要因の一つとして考えられるのが、2018年度の小田急線複々線化完成による多摩地区から都心方面へのスピードアップ、及び2020年度のJR中央線の全編成2階建てグリーンカー導入などの攻勢に備え、その時まで座して待つというのではなく、今できる見直し・改革は今すぐ行うという緊張感、スピードアップ、あるいは危機感が背景にあると考えられます。
京王は停滞していない、絶えず見直しを図り利便性の向上を続けているという実績の積み上げを、積極アピールしているとも受け止められます。

今回の改正は、相模原線関係では早朝時間帯列車の行先を京王線新宿から新線新宿に逆転して変更、また高尾線・京王線でも各停と準特急のスジを逆転して実現するという工夫で、いわば人・物をあまりかけずに、ダイヤ検討の空白時間帯を活性化させたとも言えます。

現状の京王の課題は、2018年春の有料座席指定列車登場に際して実施される大改正の前に、あるいは同時期に、一般車両による深夜時間帯相模原線の速達化と利便性向上、及び深夜時間帯の京王線特急と高尾線の完全接続化の実現が大きな鍵と考えられます。

今回の改正はともかくとして、今後の京王線の発展に大きく影響を与える次回本格改正に向けた動向や方向性について、利用者として注視していくとともに、京王の存在感をさらに高める素晴らしいダイヤの登場を期待したいと思います。

なお今回の改正ダイヤについては、交通新聞社から15日刊行された「東京時刻表」28年10月号に掲載されています。
また各駅ではポケット時刻表と同時にマイノリティーサービスと思われるA4サイズの大型時刻表を必要とされる方々に配布しており、好感が持たれます。

posted by 特急高尾号 at 14:11| Comment(6) | TrackBack(0) | ダイヤ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月07日

No833 京王 ダイヤ改正まもなく


833-1 ダイヤ改正 車内広告 28.9.4.jpg
     ▽ 16日のダイヤ改正を伝える車内吊りポスター(一部)▽

9月に入り、駅構内や車内、それに京王のホームページには、16日のダイヤ改正の骨子を伝えるポスターや記事が一斉に掲出されました。

また京王ニュース9月号は、ダイヤ改正を伝える特集記事を掲載しました。京王ニュースは今年4月から表紙や紙面レイアウトを一新し、斬新なスタイルに変更しています。

ダイヤ改正を京王ニュースで初めて知った人は、またまた "大改正" が行われるという印象を持ったはずですが、手に取って内容を見て、『あれっ』と今度は規模の小さい改正内容に驚いたかもしれません。
それはともかく、駅置きの京王ニュースはあっという間に品切れとなり、再度搬入されていました。

833-4 ダイヤ改正 駅貼りポスター  28.9.4.jpg

さて肝心の内容ですが、京王ニュースや駅貼り、車内吊りポスター、ホームページのバナー広告等の内容は、先の8月16日公表のダイヤ改正ニュースリリースと同内容で、新たな情報はありませんでした。

8月16日のニュースリリースでは、一部列車で平日、土休日とも時刻、行先、種別、編成両数の変更もあるとされ、その内容に関心が高まりましたが、結局9月1日の広報ではそうした情報は示されず、利用者自身が1日に公表された新時刻表と現在の時刻表を比較し、自ら変更点を確認せざるを得ない状況です。

833-2 ダイヤ改正 車内広告 28.9.4.jpg

今回の改正骨子は、現行ダイヤを軸としつつ、
▽相模原線早朝上りの都営線直通列車運転時刻の繰り上げ
▽高尾線の上り特急・準特急列車運転時刻の繰り下げ
▽新線新宿発17時30分以降の下り急行系列車の全10両編成化
▽井の頭線の朝ラッシュ時上り急行列車の増発
というものです。
しかし現行ダイヤの運転骨格パターンが変更されるような変更はなく、「改正」というよりは、むしろ「修正」に近い内容です。

ところで、新時刻表と現在の時刻表を比較してみますと、現行ダイヤでの京王のレア列車は、新ダイヤでもほとんどが存続していることが分かります。
具体的には、
▽京王八王子始発の各停高幡不動行き→特急新宿行き "逆化け列車"、
 及び同3本目の各停高幡不動行き→準特急新宿行き "逆化け列車"
▽朝ラッシュ時
 上り高尾山口発各停府中行き
 下り新宿発準特急多摩センター行き
 1本だけ残る新宿発の下り「快速」高尾山口行き
▽都営線からの下り直通急行調布行き→各停高尾山口行き化け列車
 同八幡山行き各停→折り返し八幡山発都営線行き各停
▽最終下り特急接続調布発府中行き各停
▽土休日
 新宿発多摩動物公園行直通急行
 都営線からの高尾山口行き直通急行
 競馬急行などです。

一方、平日16時台に各1本ずつあった都営線から直通の若葉台行き区間急行と快速は、それぞれ橋本行きに姿を変えました。
また僅かですが、夜間の上り各停高幡不動行き列車の一部が桜上水行きや快速になるなどの変化が見られます。運用・入庫関係によるものだと思われます。

さらに朝ラッシュ時に運転されている下りつつじヶ丘行き各停が1本増えて6本となり、一部区間ではつつじヶ丘行き各停が2本連続して運転されることになります。

日中時間帯の一部列車で運転されている高幡不動発6両編成の各停高尾山口行きは、新ダイヤでも列車が存続していますから、引き続き6両での運転が継続されると思われます。

編成両数の見直しについては今回公表された新時刻表では判読できず、土休日も含めて8両と10両編成が混在している相模原線の急行系列車の運用変化に注目が集まります。
このほかネットでは、ファンによる様々な変更情報などが流通しています。

833-5 高尾山口駅 28.5 .jpg
     ▽ 今改正で夕刻に上り準特急が4本増発される高尾線
                        高尾山口駅 28.5 ▽

今回の改正は京王線の全ての利用者に影響するものではありませんし、井の頭線の急行増発は上り列車1本のみです。
しかわずかでも利用者の利便性(京王にとっては企業戦略)に資する点があれば、大規模改正を待たずに迅速・積極的に改正を行っていくという姿勢は評価できます。
今回の改正は競合他社の攻勢が始まる前に、可能な限り改善を積み重ねていく京王の積極姿勢の現れと見ますが、それだけ周辺状況は厳しいと京王が認識しているとも考えられます。

なお今回の高尾線準特急の増発は、現在の高尾線各停と京王線京王八王子駅発の準特急スジを入れ替えて実現させるものですが、ホームページでのニュースリリースや京王ニュースの当該項目で、「ダイヤ改正に伴い、京王八王子発の準特急の一部を各停に変更します(北野で準特急新宿行きに接続します)」との丁寧な説明が付されていました。
充実・強化するところ、見直すところの双方を併記した初の広報として、好感を持ちました。

posted by 特急高尾号 at 08:44| Comment(2) | TrackBack(0) | ダイヤ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月21日

No830 調布花火臨時ダイヤ 臨時急行新線新宿まで 都車8連も


830-1 調布花火  京王多摩川 28.8.21.jpg
       ▽ 調布花火大会と7000系 京王多摩川駅 28.8.21 ▽

ことしも調布市花火大会が21日日曜日、沿線の多摩川沿いで開催されました。
京王は相模原線を中心にことしは準特急の臨時停車や、大会終了後に臨時列車を設定するなどの臨時ダイヤを実施しました。
このうち花火大会終了後に運転された臨時列車は近年では最小の4本になる一方、種別はこれまでの快速から急行に格上げ、運転区間もつつじヶ丘から新線新宿駅までに延長されるなど、ことしは例年と異なる内容となりました。

829-3 花火大会臨時時 吊り広告.jpg


主な内容は以下のとおりです。
【準特急の臨時停車(今回ダイヤから特急→準特急に変更)】

830-2 調布花火 準特急停車 京王多摩川 28.8.21.jpg
     ▽ 上下準特急が京王多摩川駅に臨時停車
      現行ダイヤ土休日は、昨年改正で特急から準特急に変更 ▽

花火大会最寄り駅の京王多摩川駅に、上り準特急が16時台から21時台にかけて16本、下り準特急が同様に18本停車。

【臨時列車】
花火大会終了後、20時台に京王稲田堤発桜上水行き上り急行1本運転
20時台〜21時台に京王稲田堤発新線新宿行き上り急行3本の合計4本が運転。

830-6 調布花火 臨時桜上水行き急行 京王稲田堤  28.8.212.jpg
    ▽ 1本目急行桜上水行きは、なんと都車8連10-250が登場 
                           始発駅の京王稲田堤 ▽

830-7 調布花火 臨時急行新線新宿行き 京王多摩川 28.8.212.jpg
   ▽ 2本目急行新線新宿行き以降は、京王車10連  
                      京王多摩川駅にも臨時停車 ▽

詳細は以下のとおりです。
829-1 花火大会臨時時刻.jpg
    ▽ 臨時列車時刻 京王ホームページ ニュースリリースから ▽

例年運転される相模原線下りの臨時列車は、ことしは運転されませんでした。

【臨時列車について】
臨時列車の運転本数の変遷を見ると、平成25年が上下計18本、平成26年が上下計8本、昨年が上下3本ずつ計6本、そしてことしは上りのみの設定で計4本となっており、近年は回を重ねるごとに運転本数が減少しています。
また運転種別・区間は、これまで上下とも快速が中心で、上りが京王稲田堤−つつじヶ丘、下りがつつじヶ丘−京王多摩センター・若葉台の設定が中心でしたが、今回は上りのみの運転となり、かつ種別は急行、行き先は新線新宿へと変化が見られました。

830-8 調布花火 臨時急行新線新宿行き 京王多摩川 28.8.212.jpg
     ▽ 新線新宿行き臨時急行 京王多摩川 28.8.21 ▽

ことしの変化は、近年の京王線・相模原線のダイヤ充実、調布駅などへの分散乗下車の促進などか一つの要因として考えられますが、そもそも花火大会観覧者数の動向などにも関心が高まります。
今回は新線新宿まで急行で直通するサービスが実現する一方、折り返しによる相模原線下り臨時列車は設定されないという変化が発生しています。多くの臨時列車や下り臨時列車の設定は必要ないとの判断にいたったものと考えられます。

調布市花火大会の臨時ダイヤ、とりわけ臨時列車のありようについては、変革の時代に入っていると言えそうです。

[ご参考]

posted by 特急高尾号 at 22:56| Comment(2) | TrackBack(0) | ダイヤ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年07月01日

No820 京王線ダイヤ考察 本数見直しの真意とは


京王は、京王線のダイヤ改定を2013(平成25)年2月、そして2015(平成27)年9月に改正、また井の頭線も2015(平成27)年2月に改訂を実施しました。(昨年9月以前は「改定」ですが、以下便宜的に全て「改正」と記します。)

その内容は京王線では、朝ラッシュ時間帯の急行等を格上げして速達性の高い特急・準特急を増発、井の頭線でも急行列車を増発、両線で朝ラッシュ時のダイヤ構成の改革が行われました。さらに京王線の特急から各停までの速度向上を実施し、日中時間帯を中心に所要時間の短縮化も行われています。
一方で朝ラッシュ時1時間あたりの列車本数の見直しを行い、両線ともダイヤ改正時は増発を行うというこれまでの方針が見直され、列車本数を一部削減するという新しい取り組みが行われました。
これらについては、当ブログでも当該時期にご報告しています。


しかしダイヤ改正におけるこうした新しい考え方については、一般利用者向けの広報は行われませんでした。そのため利用者にとってはダイヤ改正に際しての京王の考え方、方向性については知る術がありませんでした。というよりは知る由もないというのが実情でした。

820-1 鉄道ピクトリアル28年8月号記事.jpg
 ▽「鉄道ピクトリアル」平成28年8月号「東京圏民鉄ダイヤ事情」記事 ▽

ところが6月下旬に発売された「鉄道ピクトリアル」通巻920号、平成28年8月号の東京圏民鉄ダイヤ改正特集の「東京圏民鉄ダイヤ事情」記事(富井 規雄:千葉工業大学教授執筆)は、近年の京王のダイヤ改正は列車本数を見直す新しい取り組みを行っていると紹介し、かつその新方式は京王によると、大きな成果を上げていると伝えています。

記事によれば、京王は2013(平成25)年2月と2015(平成27)年9月の2度の京王線ダイヤ改正(注: 2015年2月の井の頭線改正には触れていない)で、列車時刻の変更、及びラッシュ時1時間当たりの運転本数の調整を行い、朝ラッシュ時1時間あたりの運転本数を30本から前者2013年改正で28本、後者2015年改正ではさらに1本減らして27本にしたとしています。
トータルでは本数削減ではなく、列車本数の調整を行い、ラッシュ時以降の時間帯に本数をずらした形になっている。本数を減らしたというより、「実態に合わせたダイヤ」を導入したと言った方がいいだろうと記述しています。
そしてこのダイヤ改正は停車時間超過等による遅延対策が狙いで、京王によるとこの改正の効果は著しく、定時到着率・最大遅延ともに昨年度に比べて大幅に改善されたと報じています。

当時、当ブログでは、井の頭線も含めて本数の削減事実には触れましたが、その理由については珠数つなぎ状態での列車遅延状態を少しでも改善するために一部列車の削減を実施、列車間隔を確保して珠数つなぎ運転の解消、ダイヤ最適化の実現を目指したものではないかと推測を記しました。
今回の鉄道ピクトリアル「東京圏民鉄ダイヤ事情」の記事を読むと、近年の京王のダイヤ改正は大筋でそうした方向性に基づいて実施されたことが分かります。

当時私は、ダイヤ改正については次のように考えていました。
ATC導入後の本格ダイヤ改正でこれまで通りの過密ダイヤを継続し続けると、かえって珠数つなぎ運転を誘発・増加させることになり、特に明大前付近での増加を懸念しました。

改正前は、9時を過ぎても優等列車は千歳烏山→明大前間で10回を超える徐行、停止の繰り返し運転は珍しいことではありませんでした。井の頭線の神泉駅手前でも徐行運転が続いていました。当然各列車は、日常的に遅延状態化していました。
こうした状況の改善は、当時の京王にとって至上命題、急務であったと考えられます。

そのため「東京圏民鉄ダイヤ事情」の記事にあるように、京王は慢性的な遅延状態の大きな原因である停車時間超過と数珠つなぎ運転を解消するため、ダイヤを当時の運転実態に見合ったものとし、優等列車等に必要な停車時間とダイヤ通りの運転間隔を確保。結果として駅間の徐行運転の減少、遅延状態の改善、定時到着率も向上させるという改革に挑戦したのだと思います。

一部列車の削減は、そうした大局的判断の中で、一つの方法論として、また結果論として起こり得た産物と言えます。「東京圏民鉄ダイヤ事情」記事ではその点について、「トータルの本数削減ではなく、列車本数の調整を行い…」と解説しています。

朝ピーク時のタイヤ再編成、最適化への取り組みには様々な要因の克服が必要であり、並大抵のことでは実現しないことは容易に推測できます。したがってこの改革は京王にとっては大きな企業戦略として取り組んだものと思います。

820-2 明大前 28.6.30.jpg
     ▽ 朝ラッシュ時の明大前駅
       混雑は相変わらずだが遅延は大幅改善  28.6.30 ▽

そうした取り組みの成果を裏付けるように、私が毎日乗車する平日朝8時台後半〜9時台後半の京王線上り特急・準特急は、ダイヤ改正後は千歳烏山→明大前での徐行運転、停車の繰り返しは大幅に減少し、驚くことに定時運転や早着すら見られるようになりました。現在の京王線の8時台、9時台の上り特急、準特急の走りっぷりは驚くばかりです。

一方で調布(井の頭線では明大前や下北沢)などの途中主要駅での優等列車の停車時間は、公表されている時刻では分単位しか分かりませんが、これまでより長くなっているように感じます。停車時間超過による遅延解消のため、実情に合わせた停車時間を設定したためと考えられます。

井の頭線では、急行が明大前や下北沢には発時間までかなり余裕のある時刻で到着し、1分、2分と停車します。ホームの乗客が全員乗り終わってもまだ発車することなく、定時発車時刻を待ちます。仮に明大前で遅延が発生していても、下北沢で吸収、定時運転に戻ることが出来ます。

この一連のダイヤ改正で、既存列車の所要時間は列車によって長くなったり短縮化されたりと様々ですが、利用者、特に立席の人にとっては珠数つなぎ状態による徐行、停車の繰り返し運転が改善され、ストレスは少なからず減少していると思います。
一方京王にとっては遅延減少、定時到着率の大幅向上という、数値的に大きな成果がもたらされたと言えます。新方式でのダイヤ改正の京王の狙いは、まさにこの点にあったとも言えそうです。

さて鉄道ピクトリアルの当該記事によりますと、ことし28年4月の交通政策審議会では、東京圏における新線建設の答申とともに、今後鉄道事業者に対して「遅延状況の【見える化】」、「遅延対策取り組みの促進と対策内容の情報公開」などを求める記述が付されていると伝えています。
近年の京王のダイヤ改正の取り組みは、情報公開は別としても、内容においては交通政策審議会の求めを一歩先んじた取り組みとして、価値ある事例だと思います。

鉄道ピクトリアル「東京圏民鉄ダイヤ事情」記事は、京王と同様のダイヤ編成が東急田園都市線渋谷口でも行われていると紹介しています。明大前駅と田園都市線渋谷駅は乗降ホームが1面という共通点があり、停車時間超過による列車遅延対策が必要であった点で同一という事です。
この「東京圏民鉄ダイヤ事情」記事は大変興味深く、東京圏私鉄の最新ダイヤ事情を知る上で示唆に富んだ内容です。

なお、本稿で記した京王線・井の頭線のダイヤ実情については、私が日々実際に乗車している午前8時台後半から9時台後前までの状況と所感をもとに記したものです。
最大ピーク時の午前7時30分〜8時30分、及び相模原線の実情については実際に乗車していないため、記述は控えていることをご了解願います。

posted by 特急高尾号 at 23:36| Comment(7) | TrackBack(0) | ダイヤ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月29日

No815 日本ダービー "飛田給急行" ことしも


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815-2 急行飛田給行き 7024F  府中競馬正門前 28.5.29.jpg
     ▽ 臨時急行 飛田給行き 7024F  府中競馬正門前 28.5.29 ▽

815-3 急行飛田給行き表示 28.5.29.jpg

競馬場線発の臨時急行飛田給行き、 いわゆる "飛田給急行" がことしも運転されました。

これは東京競馬場で行われる競馬のG1レース、「日本ダービー」終了後、最寄り駅の府中競馬正門前駅から飛田給駅まで臨時運転されるもので、それまで競馬場線内折り返し各停運用入っている1編成が "飛田給急行" に化け、飛田給駅までを5往復、同一編成でピストン輸送するものです。

815-4 飛田給急行 回送 7024F  東府中 28.5.29.jpg
        ▽ 飛田給駅到着後、直ちに回送で折り返し ▽

ことしは7024Fが充当されました。
飛田給駅には2番線に到着、復路は直ちに渡り線を通り東府中まで回送。東府中から府中競馬正門前までの1駅は営業運転を行うという、きめ細かな運用です。
ただしきょうは味の素スタジアムでのサッカー輸送による下り特急・準特急の飛田給駅臨時停車運用と時間が重なり、折り返し回送列車としてなかなか下り本線に出られず、遅延に拍車をかけていました。

815-5   府中競馬正門前駅 時刻表 28.5.29.jpg
    ▽ 臨時ダイヤを表示する府中競馬正門前駅時刻表 ▽ 

ところで 今回のダービー "飛田給急行" の運転時刻は昨年のダイヤと比べると、発時刻が3分繰り上がっています。府中競馬正門前発の時刻はこれまでは15時52分発でしたが、今回は15時49分発からとなっています。
これは昨年9月のダイヤ改正後、11月の天皇賞レース時の運転時刻と同様です。本数はこれまでどおり5本の運転で、以後20分間隔で運転されました。

815-6 急行飛田給行き 7024F  武蔵野台−多摩霊園 28.5.29.jpg
   ▽ 多磨霊園−武蔵野台間を走る "飛田給急行" ▽

臨時列車とはいえ、この列車もいわば京王の風物詩です。
調布以東は相模原線からの橋本特急に進路を阻まれて新宿にはたどり着けませんが、府中競馬正門前や途中乗換駅の東府中駅の混雑緩和を少しでも解消するためのスケット運用です。

こうした例は、かつて高尾線でも秋の紅葉シーズンのピーク時、高尾山口発北野行きの臨時急行が運転され、北野で京王八王子発の特急に接続させるという運転も見られました。

なお府中競馬正門前発新線新宿行きの "競馬急行" も、例年どうり運転されました。
ところでサッカー輸送の際、特急・準特急が飛田給駅に臨時停車しますが、下位の新線新宿行き "競馬急行" の方は臨時停車することなく、飛田給駅を猛スピードで通過していくことをご存知でしたか?−。

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2016年01月18日

No780 積雪で架線切断3か所 出庫不能で3割運転


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      ▽ 降雪に見舞われた京王線 北野駅 28.1.18 ▽

きょう18日(月)の降雪による京王線のダイヤ混乱についてこれまで2本のリポートを行いましたが、NHKの午後7時のニュースで京王線の混乱状況について報道がなされていました。

それによるとけさの積雪で、京王は若葉台、高幡不動、桜上水の3車両基地で架線が切断、電車の出庫が出来なくなったという事です。そのため京王線は、2〜3割程度の運転本数になったと報じていました。

780-2 若葉台基地 28.1.18.jpg

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   ▽ 架線が切れた若葉台車両基地と切れた架線
              NHKテレビニュースより ▽

また運転本数を3割にする間引き運転には、もうひとつの理由があったとしています。
それはおととし2月、記録的大雪の中で起きた東急東横線元住吉駅での衝突事故に関し、国土交通省は鉄道事業者に対し大雪時は降雪量に即した速度低下や間引き運転を行うよう通達を行っており、京王はその趣旨に則り、間引きによる3割運転を行ったという事です。

780-4千歳烏山駅  28.1.18.jpg
   ▽ ホームに人が溢れる千歳烏山駅上りホーム ▽

そのためけさはこの2つの要因で京王線は極端に列車本数が少なくなり、千歳烏山駅ではホームに乗客が溢れ、中間駅としては異例の駅への入場制限が行われたという事です。

ニュースによると京王は、「大変申し訳ありませんでした」とする一方、安全確保のために「今後も必要な間引き運転行う」としています。
790-5 大雪ダイヤ混乱 京王のお詫び.jpg

京王はきょう夕方、ホームページにおいてきょうのダイヤ混乱に関し、上記のお詫び文を掲出しました。

こうした降雪や大雨時の運行方針等については、平素から情報公開し、当該事例発生の際は、その旨を利用者にも丁寧に説明しつつ実行することが必要と考えます。

気象台は昨夜、けさの多摩地区の降雪予想を40センチと発表したため、京王ではその数値を参考に、けさの "3割運転" の判断を下した可能性もあります。

利用者からすれば、いきなり運行情報メールで "3割運転" と伝えられても、実際の"3割運転"での運転間隔、運転列車種別などについての推測は不可能です。せめて「各停のみの運転」、「運転間隔は〇分程度」などの付加情報も付け加えられていれば、利用客も雪の中で長時間行列することなく、別手段での移動判断や時差出勤等を選択出来た可能性があります。

今回は、鉄道事業者の安全管理上の運行方針と、丁寧な説明を受けていない利用者間の温度差が招いた大混雑といえそうです。けが人が発生しなかったことが、幸いでした。
鉄道事業者と利用者間の意思疎通の醸成、丁寧な情報公開の姿勢が事業者には求められています。

posted by 特急高尾号 at 21:28| Comment(15) | TrackBack(0) | ダイヤ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする