2017年04月11日

No882 6連各停「高尾」行き走る


 882-1 6連各停高尾行き 7004F 29.4.11.jpg
   ▽ ダイヤ乱れで運転された6連各停「高尾」行き
                              7004F めじろ台 ▽
882-2 6連各停高尾行き 7004F 29.4.11.jpg

今朝(4/11)の京王線は、一部列車に混雑が集中したという事で、全線に15分程度の遅れが発生しました。

高尾線関係ではダイヤ混乱の場合、下り高尾山口行きの各停や快速を高尾行きに変更し、高尾駅で折り返す運用が行われる場合があります。
高尾駅上り方には上下線の渡り線があります。

きょうは午後になっても下り列車の遅延状態が続いており、そのため日中に運転されている高幡不動発高尾山口行き各停の一部が高尾行きに変更されました。

882-3 6連各停高尾行き 7004F 29.4.11.jpg

通常、平日日中に運転される高幡不動発高尾山口行き各停は7000系6両編成で運転されるため、きょうは6連7004Fの各停高尾行きという珍しい光景が見られました。
幕車での「各停」・「高尾」表示は、貴重な光景といえます。

ところで近年、また今年に入って、京王線・井の頭線は人身事故や線路への人立ち入り、保安設備点検などによる運転見合わせが多発しています。
加えて昨日・きょうは朝ラッシュ時に、一部列車に混雑集中という信じられないような理由で、2日連続で15分以上のダイヤ乱れが発生しました。
私も含め、影響を受けた多くのお客様は、『またかぁ』と、うんざりしたことと思います。

多発する人身事故の原因分析や京王としての防止対策は、一般の利用者の目に触れるような形では示されていません。
また特異日でないにも関わらず、一部列車に乗客が集中して大幅遅延が発生するという、かつて聞いたことがない事例についても同様です。

京王は、列車の位置情報をオンラインで公開する京王アプリを開始したり、来春には有料座席指定列車を登場させますが、いま一番利用者が求めていることは、日々の基本の通勤・通学をはじめ、生活路線としての定時運転・安定輸送だと思います。

利用者の、こうした基本的な輸送事業に対する期待・要請に京王はどのように応えていくのか、事業計画等で取り組みの方針を明らかにしていくことが求められていると思います。

posted by 特急高尾号 at 21:42| Comment(6) | TrackBack(0) | ダイヤ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月19日

No875 「高尾山冬そば号」 ことしは8014Fで


875-1  高尾山冬そば号 8014F 高尾山口 29.2.19.jpg
   ▽ 高尾山口駅に到着する「高尾山冬そば号」8014F 29.2.19 ▽

高尾山冬そばキャンペーンに連動して毎年運転される「高尾山冬そば号」が、ことしも19日(日)に運転されました。

ことしも昨年同様、京王の単独企画としての運転となり、京王線新宿駅10時7分発の定期列車、準特急高尾山口行きが「高尾山冬そば号」として、ヘッドマークを取り付けて運転されました。
8013F高尾山トレインは全般検査のため、ことしの充当編成は8014Fでした。

875-2  高尾山冬そば号 8014F 高尾山口 29.2.19.jpg

875-3  高尾山冬そば号 8014F 高尾山口 29.2.19.jpg

ことしは終点の高尾山口駅で、「高尾山冬そば号」の到着を待ち受けて撮影を行いました。
列車は3分遅れで、快晴の高尾山口駅に到着しました。

高尾山冬そば号」は沿線利用客にすっかり定着している列車ですが、北野以遠で行ってきた全乗客へのマイ箸無料プレゼント交換券の配布を取りやめたため、往年に比べるとお客様は随分と減少しています。

875-5  高尾山冬そば号 8014F 高尾山口 29.2.19.jpg

とはいえこの「高尾山冬そば号」は定期列車でありながらネームドトレインとして、しかも新宿→高尾山口間で片道1回だけ特製ヘッドマークを取り付けて運転される、そして1年に1回だけ登場する、京王の類いまれの列車といえます。

ことし15回目を迎える高尾山の冬そばキャンペーンは、もともとは世間でいう商売の "二八(にっばち)対策" として始まったものだと思いますが、こと京王電車運転変遷史の観点から見ると、また京王電車ファンの立場から見ても、毎年、毎年「高尾山冬そば号」という、類いまれな列車運転の実績を産み出す貴重なイベントということが出来ます。

少々気が早いですが、再来年の2019(平成31)年2月の「高尾山冬そば号」は、新5000系で運転される可能性が高いと思います。
新5000系の完成予想イラストでは、現在のようなプレート形ヘッドマークの取り付けは出来ないように見受けられますので、その時「高尾山冬そば号」のヘッドマークはどのような仕様になるのか、今から少々気にはなります。

posted by 特急高尾号 at 12:13| Comment(4) | TrackBack(0) | ダイヤ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月24日

No852 朝間から降雪の京王線


852-1 雪の京王線 めじろ台.jpg
   ▽ 降雪の中、新宿を目指す上り急行
                 高尾線 めじろ台 28.11.24 AM7:58 ▽

東京地方は、早朝から雪が降り始め、都心は11月としては54年ぶりの初雪となりました。
多摩地区も午前6時過ぎから雪となり、高尾線は白銀の世界になっています。

852-2 雪の京王線 めじろ台.jpg

京王線・井の頭線は始発から運転を開始していたようです。
午前8時前の高尾線上り急行は、ほぼ定刻にやって来ました。

852-4 雪の京王線 めじろ台.jpg

降雪の中を走る7000系の急行種別表示、緑色が白雪の中、印象的でした。

852-3 雪の京王線 めじろ台.jpg

午前8時、京王線・井の頭線では、降雪の影響で15分程度の遅れが発生しているとの運行メールが届きました。
降雪は昼前後まで続きそうですが、除雪機能を取り付けたデヤ900形の初登場には至らないように見受けます。

(28年11月24日午前9時45分記す)

posted by 特急高尾号 at 09:46| Comment(0) | TrackBack(0) | ダイヤ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月11日

No849 8連、幕車、7006F準特急走る


849-1 8連準特急7006F 高幡不動.jpg
   ▽ 8連幕車準特急7006F 左は7028F 高幡不動 28.11.11 ▽

京王線は今朝(11/11)の本降りの雨の影響で、一部列車に混雑が集中し、一部列車の運休、上下線での遅延状態が午後まで続きました。

その影響を受け、きょうは列車運用にいつもとは異なる変化が見られました。
日中の京八系統には、幕車7000系8両の準特急が運転されました。
午後1時台の状況では、高幡不動での車両交換もなく、そのまま新宿へと向かいました。

高幡不動では、幕車7000系同士の10連特急7028Fと8連準特急7006Fとの顔合わせも見られました。

また高尾線を中心に日中運転される高幡不動−高尾山口間の6両編成各停も、ふだんは7000系6両編成の運用ですが、きょうは珍しく7000系2両+4両編成が登板でした。

さらに日中の高尾山口行き各停は8両編成ですが、きょうは7000系10両編成も登場していました。

849-2 8連準特急7006F 明大前.jpg
       ▽ 8連幕車準特急7006F  明大前   28.11.11 ▽

ダイヤ復旧を優先させるためのやむを得ない車両運用ですが、8連準特急の車内では停車駅の度に、編成短縮に関する丁重なお詫び放送が行われていました。

[撮影]
 〇平成28年11月日 午後1時−2時台
  携帯電話カメラ機能で撮影

posted by 特急高尾号 at 17:18| Comment(6) | TrackBack(0) | ダイヤ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月01日

No847 都営車両 京王線新宿駅乗り入れについて


先月、10月25日(火)夜間、明大前駅構内で発生した人身事故の影響を受け、京王線は新宿−桜上水間で運転見合わせとなりました。
そして運転再開後のダイヤ復活運転で、都営新宿線車両が京王線新宿駅に入線し、京王線系統で旅客輸送を行いました。

これまで事故等によるダイヤ混乱時でも、都営車両の京王線新宿駅への入線、旅客輸送はありませんでしたから、この運転はネットでも大きな話題となり、「10月25日は歴史的な日だ」といった書き込みも見られました。
また当ブログにも、コメントで都営車の京王線新宿乗り入れの情報が寄せられました。

そのため後日、業務の支障にならないよう配慮しつつ、新宿駅駅務員や現場乗務員さんにこの件について、利用者の一人として尋ねてみました。

その結果10月25日、運転見合わせ後のダイヤ復旧時間帯に都営車の京王線新宿駅乗り入れ列車が3本運転されたという事で、その中には急行京王八王子行きの列車もあり、京王八王子駅にも乗り入れたことが分かりました。
また翌26日朝には、京王八王子発の上り特急新宿行きとしての運転も行われ、2日続けて都営車の京王線新宿駅乗り入れがあったとのことでした。
今後はダイヤ混乱の復旧時、状況に応じて都営線車両の京王線新宿駅乗り入れも行い、よりスムースな復旧輸送運転に努めていくとの事でした。
25日はその初日となったようです。

都営車両による特急、準特急、急行での橋本・京王八王子・高尾山口行きなどの列車が見られる可能性が高まりました。
京王電車ファンとしては、京王の「運行情報メール」から目が離せない状況です。
出かける際は、カメラ必携ですね。

【追伸】
匿名希望様から、京王線新宿駅に停車している都営車両の写真を貼ったTwitterをご紹介いただきました。当記事あてのコメント内に、当該写真を掲載したTwitterのアドレスがあり、写真をご覧いただくことが可能です。

Twitter情報では、京王線新宿発の都営車運転は、
 10-470F 51T 急行 橋本
 10-280F 37T 急行 橋本
 10-510F 97kT 急行 京王八王子 とあり、
 写真も掲載されています。

また翌朝の上り特急新宿行きとして運転されてい光景も
アップされています。
(28.11.1 23:52)
posted by 特急高尾号 at 22:23| Comment(13) | TrackBack(0) | ダイヤ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月30日

No846 天皇賞"飛田給急行" 一部増強と時刻繰り上げ


847-2 飛田給急行 行き先表示 28.10.30.jpg

847-1 飛田給急行 東府中 28.10.30.jpg
     ▽ 東府中の京王線平面クロスを渡る "飛田給急行" 
                         9003F  28.10.30 ▽

30日、東京競馬場で行われた競馬のG1レース「天皇賞」の終了後、今回も最寄り駅の府中競馬正門前から飛田給まで、臨時急行飛田給行き、いわゆる "飛田給急行" が運転されました。
充当編成は9003Fで、9000系の使用は昨年5月の日本ダービー以来1年半ぶりした。

847-3 飛田給急行 時刻表 府中競馬正門前 28.10.30.jpg
       ▽ 府中競馬正門前駅  臨時時刻表 28.10.30 ▽

また京王線では先月9月16日にダイヤ改正が行われていますが、府中競馬正門前発のダイヤを前回ことし5月の日本ダービー時の臨時運転ダイヤと比較すると、"飛田給急行" は今回5本から6本へと増強されており、創設以来初の増便となりました。

運転時刻もこれまでの15時49分発から1分繰り上がって15時48分発からとなり、以降20分間隔で計6本が運転されました。最終は17時28分発ではなく、2分繰り下がり17時30分発となっていました。

847-4 競馬急行 時府中競馬正門前 7026F 28.10.30.jpg
     ▽ 元祖 新線新宿行き "競馬急行"  7026F  
                   府中競馬正門前 28.10.30 ▽

一方新線新宿まで運転される、元祖 "競馬急行" の方は、これまで通り15時59分発から20分間隔で計5本が運転されました。

847-5 競馬場線HM付き各停 府中競馬正門前 9004F 28.10.30.jpg
    ▽ 線内各停はヘッドマーク付き   9004F   府中競馬正門前
                                 28.10.30  ▽

このほか競馬場線内折り返し各停は、いつも通り日本中央競馬会(JRA)の公式キャラクター、ターフィーくんのヘッドマークを取り付けて運転されていました。

posted by 特急高尾号 at 18:10| Comment(6) | TrackBack(0) | ダイヤ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月16日

No836 2016.9.16 京王ダイヤ改正


835-1 ダイヤ改正タグ.jpg

京王線・井の頭線のダイヤ改正が、平日ダイヤはきょう9月16日に行われ、休日ダイヤは翌17日にスタートします。

主な内容は既報のとおり、平日、▽早朝の相模原線上り橋本から都営新宿線への直通乗り入れ列車の時間繰り上げ(区間急行2本)、▽高尾線高尾山口発特急・準特急列車運転時間帯の繰り下げ(各停4本を準特急に設定変更)、▽都営線10両編成新車導入による新線新宿発17時30分以降の下り京王線方面優等列車の全10両編成化、▽井の頭線午前9時〜9時30分渋谷着時間帯の急行列車1本増発などとなっています。

28.9.15 都営線10-620F 笹塚.jpg
        ▽ 今月入線の都営10両編成新車10-620F 笹塚  28.9.15 ▽

836-3-2 各停府中行き  高尾 27.9.28.JPG
   ▽ レア列車 朝間上り各停府中行き2本も存続 高尾 27.9.28 ▽

このほか平日・土休日とも、一部列車の行先、列車種別、編成両数などの変更があるとしていますが、ダイヤの骨格は現状通り、またレア列車なども大半が存続しています。
行き先や種別、編成両数の見直しは、主に8両編成の10両化や入出庫関係によるものが中心と見られます。

836-4 高尾線6両編成 北野 28.9.16.jpg
        ▽ 高尾山口から各停高幡不動行き6両編成7005Fが到着
                       北野 ダイヤ改正初日 28.9.16 ▽

京王線・高尾線の高幡不動−高尾山口間の一部列車で運転されている6両編成の各停も変化はなく、そのまま6両編成での運転が継続となっています。

また都営線直通の相模原線区間急行、快速等の新線新宿、笹塚、京王多摩センター駅などでの長時間停車も、そのまま継続されています。

このため一般利用者にとっては「改正」というよりは「修正」に近い内容ですが、運転現場では昨年9月の大改正後の実態を踏まえ、運転や混雑状況のさらなる最適化を目的に、必要な手直しが行われていると思います。

[この時期、再び改正の理由は−
昨年9月の前回大改正からわずか1年−。修正レベルとはいえ、再び改正です。
今回の改正は、ことし5月に公表された京王の中期3ヶ年経営計画の2016年度事業計画表にも明示されていないものでした。
従来であれば大改正時にまとめて行うレベルの内容を、駅時刻表の差し替えを始め運転現場などで多くの経費をかけ、敢えてこの時期に行う理由は何でしょうか。

その大きな要因の一つとして考えられるのが、2018年度の小田急線複々線化完成による多摩地区から都心方面へのスピードアップ、及び2020年度のJR中央線の全編成2階建てグリーンカー導入などの攻勢に備え、その時まで座して待つというのではなく、今できる見直し・改革は今すぐ行うという緊張感、スピードアップ、あるいは危機感が背景にあると考えられます。
京王は停滞していない、絶えず見直しを図り利便性の向上を続けているという実績の積み上げを、積極アピールしているとも受け止められます。

今回の改正は、相模原線関係では早朝時間帯列車の行先を京王線新宿から新線新宿に逆転して変更、また高尾線・京王線でも各停と準特急のスジを逆転して実現するという工夫で、いわば人・物をあまりかけずに、ダイヤ検討の空白時間帯を活性化させたとも言えます。

現状の京王の課題は、2018年春の有料座席指定列車登場に際して実施される大改正の前に、あるいは同時期に、一般車両による深夜時間帯相模原線の速達化と利便性向上、及び深夜時間帯の京王線特急と高尾線の完全接続化の実現が大きな鍵と考えられます。

今回の改正はともかくとして、今後の京王線の発展に大きく影響を与える次回本格改正に向けた動向や方向性について、利用者として注視していくとともに、京王の存在感をさらに高める素晴らしいダイヤの登場を期待したいと思います。

なお今回の改正ダイヤについては、交通新聞社から15日刊行された「東京時刻表」28年10月号に掲載されています。
また各駅ではポケット時刻表と同時にマイノリティーサービスと思われるA4サイズの大型時刻表を必要とされる方々に配布しており、好感が持たれます。

posted by 特急高尾号 at 14:11| Comment(6) | TrackBack(0) | ダイヤ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月07日

No833 京王 ダイヤ改正まもなく


833-1 ダイヤ改正 車内広告 28.9.4.jpg
     ▽ 16日のダイヤ改正を伝える車内吊りポスター(一部)▽

9月に入り、駅構内や車内、それに京王のホームページには、16日のダイヤ改正の骨子を伝えるポスターや記事が一斉に掲出されました。

また京王ニュース9月号は、ダイヤ改正を伝える特集記事を掲載しました。京王ニュースは今年4月から表紙や紙面レイアウトを一新し、斬新なスタイルに変更しています。

ダイヤ改正を京王ニュースで初めて知った人は、またまた "大改正" が行われるという印象を持ったはずですが、手に取って内容を見て、『あれっ』と今度は規模の小さい改正内容に驚いたかもしれません。
それはともかく、駅置きの京王ニュースはあっという間に品切れとなり、再度搬入されていました。

833-4 ダイヤ改正 駅貼りポスター  28.9.4.jpg

さて肝心の内容ですが、京王ニュースや駅貼り、車内吊りポスター、ホームページのバナー広告等の内容は、先の8月16日公表のダイヤ改正ニュースリリースと同内容で、新たな情報はありませんでした。

8月16日のニュースリリースでは、一部列車で平日、土休日とも時刻、行先、種別、編成両数の変更もあるとされ、その内容に関心が高まりましたが、結局9月1日の広報ではそうした情報は示されず、利用者自身が1日に公表された新時刻表と現在の時刻表を比較し、自ら変更点を確認せざるを得ない状況です。

833-2 ダイヤ改正 車内広告 28.9.4.jpg

今回の改正骨子は、現行ダイヤを軸としつつ、
▽相模原線早朝上りの都営線直通列車運転時刻の繰り上げ
▽高尾線の上り特急・準特急列車運転時刻の繰り下げ
▽新線新宿発17時30分以降の下り急行系列車の全10両編成化
▽井の頭線の朝ラッシュ時上り急行列車の増発
というものです。
しかし現行ダイヤの運転骨格パターンが変更されるような変更はなく、「改正」というよりは、むしろ「修正」に近い内容です。

ところで、新時刻表と現在の時刻表を比較してみますと、現行ダイヤでの京王のレア列車は、新ダイヤでもほとんどが存続していることが分かります。
具体的には、
▽京王八王子始発の各停高幡不動行き→特急新宿行き "逆化け列車"、
 及び同3本目の各停高幡不動行き→準特急新宿行き "逆化け列車"
▽朝ラッシュ時
 上り高尾山口発各停府中行き
 下り新宿発準特急多摩センター行き
 1本だけ残る新宿発の下り「快速」高尾山口行き
▽都営線からの下り直通急行調布行き→各停高尾山口行き化け列車
 同八幡山行き各停→折り返し八幡山発都営線行き各停
▽最終下り特急接続調布発府中行き各停
▽土休日
 新宿発多摩動物公園行直通急行
 都営線からの高尾山口行き直通急行
 競馬急行などです。

一方、平日16時台に各1本ずつあった都営線から直通の若葉台行き区間急行と快速は、それぞれ橋本行きに姿を変えました。
また僅かですが、夜間の上り各停高幡不動行き列車の一部が桜上水行きや快速になるなどの変化が見られます。運用・入庫関係によるものだと思われます。

さらに朝ラッシュ時に運転されている下りつつじヶ丘行き各停が1本増えて6本となり、一部区間ではつつじヶ丘行き各停が2本連続して運転されることになります。

日中時間帯の一部列車で運転されている高幡不動発6両編成の各停高尾山口行きは、新ダイヤでも列車が存続していますから、引き続き6両での運転が継続されると思われます。

編成両数の見直しについては今回公表された新時刻表では判読できず、土休日も含めて8両と10両編成が混在している相模原線の急行系列車の運用変化に注目が集まります。
このほかネットでは、ファンによる様々な変更情報などが流通しています。

833-5 高尾山口駅 28.5 .jpg
     ▽ 今改正で夕刻に上り準特急が4本増発される高尾線
                        高尾山口駅 28.5 ▽

今回の改正は京王線の全ての利用者に影響するものではありませんし、井の頭線の急行増発は上り列車1本のみです。
しかわずかでも利用者の利便性(京王にとっては企業戦略)に資する点があれば、大規模改正を待たずに迅速・積極的に改正を行っていくという姿勢は評価できます。
今回の改正は競合他社の攻勢が始まる前に、可能な限り改善を積み重ねていく京王の積極姿勢の現れと見ますが、それだけ周辺状況は厳しいと京王が認識しているとも考えられます。

なお今回の高尾線準特急の増発は、現在の高尾線各停と京王線京王八王子駅発の準特急スジを入れ替えて実現させるものですが、ホームページでのニュースリリースや京王ニュースの当該項目で、「ダイヤ改正に伴い、京王八王子発の準特急の一部を各停に変更します(北野で準特急新宿行きに接続します)」との丁寧な説明が付されていました。
充実・強化するところ、見直すところの双方を併記した初の広報として、好感を持ちました。

posted by 特急高尾号 at 08:44| Comment(2) | TrackBack(0) | ダイヤ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月21日

No830 調布花火臨時ダイヤ 臨時急行新線新宿まで 都車8連も


830-1 調布花火  京王多摩川 28.8.21.jpg
       ▽ 調布花火大会と7000系 京王多摩川駅 28.8.21 ▽

ことしも調布市花火大会が21日日曜日、沿線の多摩川沿いで開催されました。
京王は相模原線を中心にことしは準特急の臨時停車や、大会終了後に臨時列車を設定するなどの臨時ダイヤを実施しました。
このうち花火大会終了後に運転された臨時列車は近年では最小の4本になる一方、種別はこれまでの快速から急行に格上げ、運転区間もつつじヶ丘から新線新宿駅までに延長されるなど、ことしは例年と異なる内容となりました。

829-3 花火大会臨時時 吊り広告.jpg


主な内容は以下のとおりです。
【準特急の臨時停車(今回ダイヤから特急→準特急に変更)】

830-2 調布花火 準特急停車 京王多摩川 28.8.21.jpg
     ▽ 上下準特急が京王多摩川駅に臨時停車
      現行ダイヤ土休日は、昨年改正で特急から準特急に変更 ▽

花火大会最寄り駅の京王多摩川駅に、上り準特急が16時台から21時台にかけて16本、下り準特急が同様に18本停車。

【臨時列車】
花火大会終了後、20時台に京王稲田堤発桜上水行き上り急行1本運転
20時台〜21時台に京王稲田堤発新線新宿行き上り急行3本の合計4本が運転。

830-6 調布花火 臨時桜上水行き急行 京王稲田堤  28.8.212.jpg
    ▽ 1本目急行桜上水行きは、なんと都車8連10-250が登場 
                           始発駅の京王稲田堤 ▽

830-7 調布花火 臨時急行新線新宿行き 京王多摩川 28.8.212.jpg
   ▽ 2本目急行新線新宿行き以降は、京王車10連  
                      京王多摩川駅にも臨時停車 ▽

詳細は以下のとおりです。
829-1 花火大会臨時時刻.jpg
    ▽ 臨時列車時刻 京王ホームページ ニュースリリースから ▽

例年運転される相模原線下りの臨時列車は、ことしは運転されませんでした。

【臨時列車について】
臨時列車の運転本数の変遷を見ると、平成25年が上下計18本、平成26年が上下計8本、昨年が上下3本ずつ計6本、そしてことしは上りのみの設定で計4本となっており、近年は回を重ねるごとに運転本数が減少しています。
また運転種別・区間は、これまで上下とも快速が中心で、上りが京王稲田堤−つつじヶ丘、下りがつつじヶ丘−京王多摩センター・若葉台の設定が中心でしたが、今回は上りのみの運転となり、かつ種別は急行、行き先は新線新宿へと変化が見られました。

830-8 調布花火 臨時急行新線新宿行き 京王多摩川 28.8.212.jpg
     ▽ 新線新宿行き臨時急行 京王多摩川 28.8.21 ▽

ことしの変化は、近年の京王線・相模原線のダイヤ充実、調布駅などへの分散乗下車の促進などか一つの要因として考えられますが、そもそも花火大会観覧者数の動向などにも関心が高まります。
今回は新線新宿まで急行で直通するサービスが実現する一方、折り返しによる相模原線下り臨時列車は設定されないという変化が発生しています。多くの臨時列車や下り臨時列車の設定は必要ないとの判断にいたったものと考えられます。

調布市花火大会の臨時ダイヤ、とりわけ臨時列車のありようについては、変革の時代に入っていると言えそうです。

[ご参考]

posted by 特急高尾号 at 22:56| Comment(2) | TrackBack(0) | ダイヤ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年07月01日

No820 京王線ダイヤ考察 本数見直しの真意とは


京王は、京王線のダイヤ改定を2013(平成25)年2月、そして2015(平成27)年9月に改正、また井の頭線も2015(平成27)年2月に改訂を実施しました。(昨年9月以前は「改定」ですが、以下便宜的に全て「改正」と記します。)

その内容は京王線では、朝ラッシュ時間帯の急行等を格上げして速達性の高い特急・準特急を増発、井の頭線でも急行列車を増発、両線で朝ラッシュ時のダイヤ構成の改革が行われました。さらに京王線の特急から各停までの速度向上を実施し、日中時間帯を中心に所要時間の短縮化も行われています。
一方で朝ラッシュ時1時間あたりの列車本数の見直しを行い、両線ともダイヤ改正時は増発を行うというこれまでの方針が見直され、列車本数を一部削減するという新しい取り組みが行われました。
これらについては、当ブログでも当該時期にご報告しています。


しかしダイヤ改正におけるこうした新しい考え方については、一般利用者向けの広報は行われませんでした。そのため利用者にとってはダイヤ改正に際しての京王の考え方、方向性については知る術がありませんでした。というよりは知る由もないというのが実情でした。

820-1 鉄道ピクトリアル28年8月号記事.jpg
 ▽「鉄道ピクトリアル」平成28年8月号「東京圏民鉄ダイヤ事情」記事 ▽

ところが6月下旬に発売された「鉄道ピクトリアル」通巻920号、平成28年8月号の東京圏民鉄ダイヤ改正特集の「東京圏民鉄ダイヤ事情」記事(富井 規雄:千葉工業大学教授執筆)は、近年の京王のダイヤ改正は列車本数を見直す新しい取り組みを行っていると紹介し、かつその新方式は京王によると、大きな成果を上げていると伝えています。

記事によれば、京王は2013(平成25)年2月と2015(平成27)年9月の2度の京王線ダイヤ改正(注: 2015年2月の井の頭線改正には触れていない)で、列車時刻の変更、及びラッシュ時1時間当たりの運転本数の調整を行い、朝ラッシュ時1時間あたりの運転本数を30本から前者2013年改正で28本、後者2015年改正ではさらに1本減らして27本にしたとしています。
トータルでは本数削減ではなく、列車本数の調整を行い、ラッシュ時以降の時間帯に本数をずらした形になっている。本数を減らしたというより、「実態に合わせたダイヤ」を導入したと言った方がいいだろうと記述しています。
そしてこのダイヤ改正は停車時間超過等による遅延対策が狙いで、京王によるとこの改正の効果は著しく、定時到着率・最大遅延ともに昨年度に比べて大幅に改善されたと報じています。

当時、当ブログでは、井の頭線も含めて本数の削減事実には触れましたが、その理由については珠数つなぎ状態での列車遅延状態を少しでも改善するために一部列車の削減を実施、列車間隔を確保して珠数つなぎ運転の解消、ダイヤ最適化の実現を目指したものではないかと推測を記しました。
今回の鉄道ピクトリアル「東京圏民鉄ダイヤ事情」の記事を読むと、近年の京王のダイヤ改正は大筋でそうした方向性に基づいて実施されたことが分かります。

当時私は、ダイヤ改正については次のように考えていました。
ATC導入後の本格ダイヤ改正でこれまで通りの過密ダイヤを継続し続けると、かえって珠数つなぎ運転を誘発・増加させることになり、特に明大前付近での増加を懸念しました。

改正前は、9時を過ぎても優等列車は千歳烏山→明大前間で10回を超える徐行、停止の繰り返し運転は珍しいことではありませんでした。井の頭線の神泉駅手前でも徐行運転が続いていました。当然各列車は、日常的に遅延状態化していました。
こうした状況の改善は、当時の京王にとって至上命題、急務であったと考えられます。

そのため「東京圏民鉄ダイヤ事情」の記事にあるように、京王は慢性的な遅延状態の大きな原因である停車時間超過と数珠つなぎ運転を解消するため、ダイヤを当時の運転実態に見合ったものとし、優等列車等に必要な停車時間とダイヤ通りの運転間隔を確保。結果として駅間の徐行運転の減少、遅延状態の改善、定時到着率も向上させるという改革に挑戦したのだと思います。

一部列車の削減は、そうした大局的判断の中で、一つの方法論として、また結果論として起こり得た産物と言えます。「東京圏民鉄ダイヤ事情」記事ではその点について、「トータルの本数削減ではなく、列車本数の調整を行い…」と解説しています。

朝ピーク時のタイヤ再編成、最適化への取り組みには様々な要因の克服が必要であり、並大抵のことでは実現しないことは容易に推測できます。したがってこの改革は京王にとっては大きな企業戦略として取り組んだものと思います。

820-2 明大前 28.6.30.jpg
     ▽ 朝ラッシュ時の明大前駅
       混雑は相変わらずだが遅延は大幅改善  28.6.30 ▽

そうした取り組みの成果を裏付けるように、私が毎日乗車する平日朝8時台後半〜9時台後半の京王線上り特急・準特急は、ダイヤ改正後は千歳烏山→明大前での徐行運転、停車の繰り返しは大幅に減少し、驚くことに定時運転や早着すら見られるようになりました。現在の京王線の8時台、9時台の上り特急、準特急の走りっぷりは驚くばかりです。

一方で調布(井の頭線では明大前や下北沢)などの途中主要駅での優等列車の停車時間は、公表されている時刻では分単位しか分かりませんが、これまでより長くなっているように感じます。停車時間超過による遅延解消のため、実情に合わせた停車時間を設定したためと考えられます。

井の頭線では、急行が明大前や下北沢には発時間までかなり余裕のある時刻で到着し、1分、2分と停車します。ホームの乗客が全員乗り終わってもまだ発車することなく、定時発車時刻を待ちます。仮に明大前で遅延が発生していても、下北沢で吸収、定時運転に戻ることが出来ます。

この一連のダイヤ改正で、既存列車の所要時間は列車によって長くなったり短縮化されたりと様々ですが、利用者、特に立席の人にとっては珠数つなぎ状態による徐行、停車の繰り返し運転が改善され、ストレスは少なからず減少していると思います。
一方京王にとっては遅延減少、定時到着率の大幅向上という、数値的に大きな成果がもたらされたと言えます。新方式でのダイヤ改正の京王の狙いは、まさにこの点にあったとも言えそうです。

さて鉄道ピクトリアルの当該記事によりますと、ことし28年4月の交通政策審議会では、東京圏における新線建設の答申とともに、今後鉄道事業者に対して「遅延状況の【見える化】」、「遅延対策取り組みの促進と対策内容の情報公開」などを求める記述が付されていると伝えています。
近年の京王のダイヤ改正の取り組みは、情報公開は別としても、内容においては交通政策審議会の求めを一歩先んじた取り組みとして、価値ある事例だと思います。

鉄道ピクトリアル「東京圏民鉄ダイヤ事情」記事は、京王と同様のダイヤ編成が東急田園都市線渋谷口でも行われていると紹介しています。明大前駅と田園都市線渋谷駅は乗降ホームが1面という共通点があり、停車時間超過による列車遅延対策が必要であった点で同一という事です。
この「東京圏民鉄ダイヤ事情」記事は大変興味深く、東京圏私鉄の最新ダイヤ事情を知る上で示唆に富んだ内容です。

なお、本稿で記した京王線・井の頭線のダイヤ実情については、私が日々実際に乗車している午前8時台後半から9時台後前までの状況と所感をもとに記したものです。
最大ピーク時の午前7時30分〜8時30分、及び相模原線の実情については実際に乗車していないため、記述は控えていることをご了解願います。

posted by 特急高尾号 at 23:36| Comment(7) | TrackBack(0) | ダイヤ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月29日

No815 日本ダービー "飛田給急行" ことしも


815-1 急行飛田給行き表示 28.5.29.jpg

815-2 急行飛田給行き 7024F  府中競馬正門前 28.5.29.jpg
     ▽ 臨時急行 飛田給行き 7024F  府中競馬正門前 28.5.29 ▽

815-3 急行飛田給行き表示 28.5.29.jpg

競馬場線発の臨時急行飛田給行き、 いわゆる "飛田給急行" がことしも運転されました。

これは東京競馬場で行われる競馬のG1レース、「日本ダービー」終了後、最寄り駅の府中競馬正門前駅から飛田給駅まで臨時運転されるもので、それまで競馬場線内折り返し各停運用入っている1編成が "飛田給急行" に化け、飛田給駅までを5往復、同一編成でピストン輸送するものです。

815-4 飛田給急行 回送 7024F  東府中 28.5.29.jpg
        ▽ 飛田給駅到着後、直ちに回送で折り返し ▽

ことしは7024Fが充当されました。
飛田給駅には2番線に到着、復路は直ちに渡り線を通り東府中まで回送。東府中から府中競馬正門前までの1駅は営業運転を行うという、きめ細かな運用です。
ただしきょうは味の素スタジアムでのサッカー輸送による下り特急・準特急の飛田給駅臨時停車運用と時間が重なり、折り返し回送列車としてなかなか下り本線に出られず、遅延に拍車をかけていました。

815-5   府中競馬正門前駅 時刻表 28.5.29.jpg
    ▽ 臨時ダイヤを表示する府中競馬正門前駅時刻表 ▽ 

ところで 今回のダービー "飛田給急行" の運転時刻は昨年のダイヤと比べると、発時刻が3分繰り上がっています。府中競馬正門前発の時刻はこれまでは15時52分発でしたが、今回は15時49分発からとなっています。
これは昨年9月のダイヤ改正後、11月の天皇賞レース時の運転時刻と同様です。本数はこれまでどおり5本の運転で、以後20分間隔で運転されました。

815-6 急行飛田給行き 7024F  武蔵野台−多摩霊園 28.5.29.jpg
   ▽ 多磨霊園−武蔵野台間を走る "飛田給急行" ▽

臨時列車とはいえ、この列車もいわば京王の風物詩です。
調布以東は相模原線からの橋本特急に進路を阻まれて新宿にはたどり着けませんが、府中競馬正門前や途中乗換駅の東府中駅の混雑緩和を少しでも解消するためのスケット運用です。

こうした例は、かつて高尾線でも秋の紅葉シーズンのピーク時、高尾山口発北野行きの臨時急行が運転され、北野で京王八王子発の特急に接続させるという運転も見られました。

なお府中競馬正門前発新線新宿行きの "競馬急行" も、例年どうり運転されました。
ところでサッカー輸送の際、特急・準特急が飛田給駅に臨時停車しますが、下位の新線新宿行き "競馬急行" の方は臨時停車することなく、飛田給駅を猛スピードで通過していくことをご存知でしたか?−。

posted by 特急高尾号 at 18:29| Comment(2) | TrackBack(0) | ダイヤ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年01月18日

No780 積雪で架線切断3か所 出庫不能で3割運転


780-1 雪の京王線 北野 28.1.18.jpg
      ▽ 降雪に見舞われた京王線 北野駅 28.1.18 ▽

きょう18日(月)の降雪による京王線のダイヤ混乱についてこれまで2本のリポートを行いましたが、NHKの午後7時のニュースで京王線の混乱状況について報道がなされていました。

それによるとけさの積雪で、京王は若葉台、高幡不動、桜上水の3車両基地で架線が切断、電車の出庫が出来なくなったという事です。そのため京王線は、2〜3割程度の運転本数になったと報じていました。

780-2 若葉台基地 28.1.18.jpg

780-3 若葉台基地 28.1.18.jpg
   ▽ 架線が切れた若葉台車両基地と切れた架線
              NHKテレビニュースより ▽

また運転本数を3割にする間引き運転には、もうひとつの理由があったとしています。
それはおととし2月、記録的大雪の中で起きた東急東横線元住吉駅での衝突事故に関し、国土交通省は鉄道事業者に対し大雪時は降雪量に即した速度低下や間引き運転を行うよう通達を行っており、京王はその趣旨に則り、間引きによる3割運転を行ったという事です。

780-4千歳烏山駅  28.1.18.jpg
   ▽ ホームに人が溢れる千歳烏山駅上りホーム ▽

そのためけさはこの2つの要因で京王線は極端に列車本数が少なくなり、千歳烏山駅ではホームに乗客が溢れ、中間駅としては異例の駅への入場制限が行われたという事です。

ニュースによると京王は、「大変申し訳ありませんでした」とする一方、安全確保のために「今後も必要な間引き運転行う」としています。
790-5 大雪ダイヤ混乱 京王のお詫び.jpg

京王はきょう夕方、ホームページにおいてきょうのダイヤ混乱に関し、上記のお詫び文を掲出しました。

こうした降雪や大雨時の運行方針等については、平素から情報公開し、当該事例発生の際は、その旨を利用者にも丁寧に説明しつつ実行することが必要と考えます。

気象台は昨夜、けさの多摩地区の降雪予想を40センチと発表したため、京王ではその数値を参考に、けさの "3割運転" の判断を下した可能性もあります。

利用者からすれば、いきなり運行情報メールで "3割運転" と伝えられても、実際の"3割運転"での運転間隔、運転列車種別などについての推測は不可能です。せめて「各停のみの運転」、「運転間隔は〇分程度」などの付加情報も付け加えられていれば、利用客も雪の中で長時間行列することなく、別手段での移動判断や時差出勤等を選択出来た可能性があります。

今回は、鉄道事業者の安全管理上の運行方針と、丁寧な説明を受けていない利用者間の温度差が招いた大混雑といえそうです。けが人が発生しなかったことが、幸いでした。
鉄道事業者と利用者間の意思疎通の醸成、丁寧な情報公開の姿勢が事業者には求められています。

posted by 特急高尾号 at 21:28| Comment(15) | TrackBack(0) | ダイヤ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

No779 降雪被害 朝のラッシュ輸送を直撃


779-1 雪の京王線 京王片倉 28.1.18.jpg
    ▽ 降雪に見舞われた高尾線 京王片倉 28.1.18 ▽

きょう18日(月)、関東地方は未明から大雪に見舞われ、都心部でも早朝は6センチの積雪を記録しました。
こうした中、午前5時35分ころから、若葉台−稲城間での線路内倒木、さらに架線切断により、同区間は昼過ぎまで運転見合わせとなりました。

架線切断トラブルは他所でも発生し、列車が出庫出来ない事態となりました。このため京王線は朝ラッシュ時から昼前まで、各停のみで通常の3割程度の本数で運転されました。

778-3-2 雪の高尾線 28.1.18.jpg
   ▽ 降雪の中、高尾山口を目指す8023F   めじろ台 ▽

この影響で京王各線は大混雑となり、千歳烏山駅ではホームに乗客が溢れて危険となったため、駅への入場制限が10時近くまで行われました。この光景はテレビニュースで、全国に中継放映されていました。
また高尾線も、時間帯によっては1編成での折り返し運転となったため、朝のラッシュ時、支線といえども大きな影響を受けました。

ところで昨夜の段階では、多摩地区の降雪予想は40センチと気象台が発表していましたので、もしや排雪器を有したデヤ900の初出場になるかと気を揉んでいたのですが、実際はといいますと−。

779-2 デヤ900 高幡不動 28.1.18.jpg

高幡不動の車両基地奥で、大雪には関せず−といった感じで留置されていました。
実際はデヤを走らせるどころか、運転見合わせ復旧、出庫電車確保に大わらわだったことと思います。

779-3 高幡不動区 28.1.18.jpg

運転本数は3割、車庫は車両でいっぱいの、けさの高幡不動車両基地です。左端にはグリーン車8013Fの姿も見られます。

けさの降雪はみぞれ交じりで非常に重たい雪となったため、架線にも被害を及ぼす結果になったものと思われます。
京王にとっても、利用客にとっても、とても辛い、朝の出来事となりました。

最後に大規模なダイヤ混乱にも関わらず、運行情報メールを始め、PC、SNSで伝えられる発信回数・情報内容は簡略すぎており、この点については充実・強化の必要があると思います。

posted by 特急高尾号 at 15:21| Comment(2) | TrackBack(0) | ダイヤ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

No778 京王線 白銀の世界 雪でダイヤ混乱


778-1 雪の高尾線 28.1.18.jpg
          ▽ 白銀の世界となった高尾線めじろ台付近   
                28.1.18 AM6:17 ▽

発達中の低気圧の影響できょう18日(月)の東京地方は未明から降雪となり、午前6現在、都心で6センチの積雪となっています。
この雪の影響で、高尾線は銀世界となり、京王線は午前5時35分現在、全線で遅れ、調布−若葉台、競馬場線で運転見合わせとなっています。相模原線の運転見合わせは、雪による倒木の影響です。

午前7時20分現在、運転見合わせ区間外でも、京王線は3割、井の頭線は6割程度の本数で運転されています。ラッシュ時、いきなりの間引き3割運転というのは、若葉台から上り方面に出庫出来なかった影響ということでしょうか。詳細は不明です。

午前8時現在、京王線では本数が少ないため利用者がホームに溢れ、千歳烏山駅などでは危険防止の観点から駅への入場制限が行われていると、テレビニュースが中継放送を行っていました。
それによると、20分の間に到着した電車は、僅か1本のみだということでした。

778-2 雪の高尾線 28.1.18.JPG
    ▽ 午前8時現在のめじろ台付近 線路の冠雪はない ▽

一方、この降雪で高幡不動に滞留しているデヤ900の動向が気になりましたが、午前8時現在、高尾線では線路を覆うほどの冠雪はなく、徐行運転・間引き運転ながら、列車は運行されています。
事業車デヤ900は排雪器を備えて登場しましたが、今回の降雪では、出動はありませんでした。
(1月18日午前6時30分〜随時改定〜8時45分記す)

778-3-2 雪の高尾線 28.1.18.jpg
   ▽ 降雪の中、高尾山口を目指す8000系  めじろ台 ▽

高尾線は当初、この8000系8両編成1編成での線内往復が続きました。11時台になってようやく2編成での運転になりました。

778-4 雪の高尾線 北野 28.1.18.jpg
      ▽ 降雪の影響で各停のみの運転 北野 ▽

昼前の段階で、京王線は各停のみの運転でした。
きょうのこれからのダイヤ回復運転では、様々な種別と行先の組み合わせが見られそうですが、いかんせん列車がなかなか来なく、支線在住ファンにとっては難儀なことです。
(1月18日午前11時45分記す)

posted by 特急高尾号 at 06:34| Comment(4) | TrackBack(0) | ダイヤ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月01日

No752 新ダイヤ下 "飛田給急行"走る  "競馬急行"10両編成半減


752-1 飛田給急行 8025F 府中競馬正門前 27.11.1.jpg
   ▽ ダイヤ改正後も運転された"飛田給急行"   8025F
                 府中競馬正門前 27.11.1 ▽

752-2 飛田給急行 行き先表示 8025F  27.11.1.jpg

競馬のG1レース、秋の天皇賞がきょう1日、東京競馬場で行われました。
これを受けきょう午後、東京競馬場最寄り駅の府中競馬正門前から飛田給に向け、レース終了後に集中する旅客輸送に対処する"飛田給急行" が5本が運転されました。
これによりダイヤ改正後、去就が注目された"飛田給急行" の存続が確認されました。
きょうの編成は、8025FFが充当されていました。

752-3 府中競馬正門前時刻表 27.11.1.jpg

752-4 府中競馬正門前時刻表 27.11.1.jpg

今回の"飛田給急行"をダイヤ改正前と比べると、運転本数はこれまでと同様の5本、発車時間はこれまでよりそれぞれ3分早い時間で設定され、レース終了後の15時49分発から20分間隔で運転されました。

752-4 飛田給急行 府中競馬正門前駅 行き先表示   27.11.1.jpg

"飛田給急行"は、競馬開催時ダイヤでは2編成となる競馬場線内の折返し各停のうちの1本が、上り列車で東府中に到着後、東府中→飛田給→東府中と回送されるうちの東府中→飛田給間を営業運転することで生み出されているものです。
運転は5本とも同一編成が担うもので、とんぼ返りの超効率的なアイデア列車とも言えますが、府中競馬正門前を発車してたったの15分程度で再び戻って来るという、とにもかくにも慌ただしく、忙しい列車です。

752-6 飛田給急行 7025F 府中競馬正門前駅  27.11.1.jpg

春の競馬シーズンのダービー、秋の天皇賞とジャパンカップなど、年にたった3回程度のみ運転される、京王の超レア列車です。

752-7 競馬急行 府中競馬正門前駅   27.11.1.jpg

一方競馬開催時に運転される新線新宿行きの“競馬急行”ですが、こちらも"飛田給急行" と同様に設定本数は前ダイヤと同じ5本、運転時間は各列車とも3分早い15時59分から20分間隔で運転されています。

752-8 7000系幕車の競馬急行 府中競馬正門前 27.11.1.jpg

752-9 7000系幕車の競馬急行 府中競馬正門前 27.11.1.jpg

ところが使用編成を見てみると、これまでは5本中4本が10両編成、1本が8両編成でしたが、改正ダイヤでは5本中10両編成は2本に減少、逆に8両編成が3本となりました。
そのため"競馬急行"に7000系8両編成、つまり幕車が投入されることが多く、幕車の「急行」・「新線 新宿」の表示が見られるという、ビッグなプレゼントに対面することが出来ます。

新ダイヤは、とにかく幕車活躍の舞台・景色を数多く生み出してくれています。
まるで昭和の時代の光景を、タイムトラベルして見せてくれているようです。

752-10 競馬場線60周年HM付き列車 府中競馬正門前 27.11.1.jpg

また前日の10月31日(土)からは競馬場線開業60周年のヘッドマーク付き列車も運転されており、こちらの方は競馬場線内の折り返し各停の運用に就いています。

(平成27年11月1日記す。 
 写真は全て27年11月1日  府中競馬正門前駅にて撮影)

posted by 特急高尾号 at 22:19| Comment(2) | TrackBack(0) | ダイヤ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする