2017年01月01日

No866 2017年京王電車 ことしの動向は−

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   ▽ いよいよことし登場へ。京王初の「有料座席指定列車」予想図
                     京王ホームページから 28.3.16 ▽

新年おめでとうございます。
ことしも「京王線 井の頭線応援歌」をよろしくお願いします。
ことし最初の話題は、2017年京王電車の動向です。

【新5000系登場】
京王電車のことしの最大の話題は、何といっても京王線・相模原線に登場する有料座席指定列車に使用される新5000系の登場です。
有料座席指定列車の運行開始は来年春とされています。仮に来年3月から運行開始とすると、10両編成5本50両が一時期に新造されますので、最初の編成はことし秋から冬にかけて登場すると予測できます。

どんな車両が登場するのかいまから楽しみですが、昨年から始まった井の頭線1000系リニューアル車のお洒落な内装、仕上がりを見ると、車内外の仕様については期待が持てるのではないでしょうか。
小さな子どもたちが先頭車で前方展望をより楽しめるような車内構造や、運転室背後にも握り棒の設置、また先頭車両へのヘッドマーク取り付け機能などにも期待したいところです。
いまからワクワク、ゾクゾクです。

【車両動向】
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     ▽ 新5000系登場により、今後去就が注目される7000系 ▽

一方新5000系の登場によって、既存車両の動向が気がかりです。
新造車が投入されれば、既存車の一部が廃車されるのが一般的と考えると、50両もの新造車両が一時期に投入されるわけですから、そのタイミングで廃車が出ることも視野に入ります。

その場合、車歴の古い7000系が対象となりますが、2両・4両・6両の7000系は支線や増結・汎用輸送用として確保という事になれば、8両編成の中から初の廃車が出るという事態も、もしかしたらありうるかもしれません。
若葉台や高幡不動の収容能力の余地如何、あるいは最終列車後の一部列車を車両基地ではなく駅構内での "外泊留置" を行うなどで廃車は杞憂となるか、それとも実際に廃車が始まるか、ことしから来年にかけての車両動向には目が離せません。
万が一のことも想定し、検査切れ間近の7000系は要注意と考え、撮影に励むことも一策です。

このほか京王線8000系や井の頭線1000系の大規模改修・リニューアルも継続され、京王電車の近代化が進みます。

【ホームドア、東京五輪対策】
2020年開催の東京五輪を控え、各鉄道事業社はホームドア設置や駅構内の安全対策、環境整備を次々と打ち出しています。
また東京メトロ銀座線での障害者ホーム転落事故死を受け、ホームドアの設置については行政が一日の乗降客10万人以上の駅の設置推進を早めたり、鉄道事業者自身も多機能の新型ホームドアの開発を進めています。

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   ▽ 新宿駅ホームドア
      安全対策の視点から、ターミナル駅以外での設置も必要に ▽

そうした中で京王も今後のホームドア設置について、新線新宿駅と渋谷駅で2019年度末までの使用開始を目指した設置計画を明らかにしていますが、これに加え特急通過駅の笹塚や千歳烏山、また狭隘ホームに人が溢れて危険な井の頭線明大前駅など、利用客の安全確保の視点からも必要とされる駅については、早期の設置が求められそうです。

さらに五輪競技が行われる味の素スタジアムの最寄り駅、飛田給駅下りホームにはホーム柵が設置されていますが、さらなる対策強化も必要と考えられます。
また最近の人身事故の多さには驚きますが、ひとたび事故が発生すると警察の検証も含めて1時間の運転見合わせが発生するため、五輪輸送ピーク時に事故が重なると、ダイヤや輸送実態が大混乱という最悪の事態が予測されます。

こうした五輪対策、近年の社会的要請として強まったホームドア設置、ホーム人員配置などの積極的な事故防止安全対策について、ことし5月に公表される京王の2017年事業計画、さらに次期経営計画で今後どのような強化・拡充策が打ち出されるか、京王利用者の注目が集まります。

【各種サービス】
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   ▽ 優先席中央にも手すりの設置開始 8501号 28.9.18 ▽

リニューアル編成全ての車両に車いす・ベビーカー優先ゾーン設置や優先席の中央にも手すりの設置開始、ホーム行先案内表示器の更新=マルチカラー化や一人ひとりの区分を明確化した新型ベンチへの取替え、駅構内への銀行ATMの設置、さらに先月から開始された列車位置情報のサービス開始などなど、京王の車両や駅、ホームの光景が変化しつつあります。

また列車位置情報提供など、IT技術を駆使したサービスの取り組みもスタートしました。こうした設備の近代化、更新等の流れはことしも継続され、さらに利便性が向上すると思います。

今後はダイヤ混乱時の列車運行情報について、ツールや機能ごとのきめ細かな情報提供、必要に応じて運休列車などの補完情報や追加情報の発信など、より具体的な情報提供を実現する業務実施体制の整備を行い、利用者目線に立った、利用者が期待する列車運行情報の開発・実現に努めて欲しいと思います。

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2016年12月28日

No865 2016京王電車[6] 11月−12月


「京王電車 2016(平成28)年」、6回目は11月・12月分をご覧いただきます。

【11月】
安全・社会・環境報告書 2016CSRレポート 京王ニュースに登場>
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    ▽ 京王ニュース28年11月号に掲載された
         「安全・社会・環境報告書 CSRレポート」概要 ▽

京王では毎年1回、「安全・社会・環境報告書 CSRレポート」を公表しています。
近年はホームページでの公表が中心でしたが、ことしは2016年版の概要が「京王ニュース11月号」に4ページにわたって掲載されました。

「安全・社会・環境報告書 CSRレポート」は、鉄道部門を中核に京王グループの社会的取り組み状況を毎年報告するものです。
こうした経営情報を、多くの利用客が気軽に目に出来る形で公表したことは、特筆に値する出来事でした。

<京王多摩センター駅でも列車接近メロディー>
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    ▽ 新たに「列車接近メロディー」が始まった京王多摩センター駅 
                                  28.11.14 ▽

1日、サンリオとのコラボでキティちゃんなどのサンリオキャラクター装飾が行われている京王多摩センター駅でも、列車接近メロディーが始まりました。

メロディはサンリオピューロランドのテーマソング「ピュ ーロマーチ」です。
これで京王線・井の頭線の列車接近メロディーは、2011(平成23)年11月から開始された京王八王子駅のファンキーモンキーベイビーの「ヒーロー」、「あとひとつ」以降、今回の京王多摩センター駅で7駅目となります。

<幕車8連 7006F準特急走る>
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    ▽ ダイヤ混乱で、幕車8連で運転された準特急 
             いずれ貴重な光景に  明大前 28.11.11 ▽

11日、本降りの雨の影響で午前中は一部列車に混雑が集中し、一部列車の運休、上下線での遅延状態が午後まで続きました。

その影響を受け、この日は列車運用にいつもとは異なる変化が見られ、日中の京八系統に幕車7000系8両の準特急が運転されました。
このほか日中の高尾線6両編成各停もふだんは7000系6両編成の運用ですが、珍しくこの日は7000系2両+4両の6連編成で運用されました。

<飛田給駅ホーム行先案内 新機種に更新>
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     ▽ マルチカラー化された行先案内表示  
                          飛田給駅   28.11.14 ▽

飛田給駅のホーム行先案内表示器が、マルチカラータイプの新型に更新されました。2016年度の事業計画に基づいて行われたものです。

飛田給駅は快速・各停停車駅ですが、更新にあたって上下本線の1・2番線の表示器はこれまでの2行表示から3行表示にと機能強化が図られました。
味の素スタジアムイベント開催時の特急・準特急などの増発、臨時停車などに対応するためと思われます。

<54年ぶり 11月の初雪で銀世界の高尾線>
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   ▽ 11月  54年ぶりの降雪の中を行く高尾線列車
                          めじろ台 28.11.24 ▽

24日、東京地方は早朝から降雪となり、都心は11月としては昭和37年以来の、54年ぶりの初雪、積雪となりました。
多摩地区も午前6時過ぎから雪景色となり、高尾線は白銀の世界に包まれました。

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    ▽ 降雪の中、高尾線から京王線へ  北野 28.11.24 ▽

降雪の予報が出ていた前日から、除雪機能を有したデヤ900の登場を期待したのですが、残念ながらこちらの方は、次回大雪時までお預けとなりました。

【12月】
<高幡不動駅行先案内表示もマルチカラーに>
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    ▽ ホーム行先案内  高幡不動駅もマルチカラータイプに
                       高幡不動駅4番線 28.12.9 ▽

先月の飛田給駅に続いて、高幡不動駅でもホームの行先案内表示がマルチカラー化されました。

858-2 新行先表示案内 高幡不動 28.12.9.jpg

種別ごとの帯表示など、色の使い方は先行更新駅と同様です。
ただし特急については、コーポレートのピンク系に合わせたのか、色合いがこれまでの赤というよりは蛍光色のようなピンク色となりました。
車両の表示色とは少々異なる印象で、やや違和感を感じます。もっとも車両のLED特急種別色も、編成によって赤味が強かったりピンク色がかっていたりとまちまちで、意外と特急色の標準化については苦労しているのかもしれません。

ホーム行先案内表示の更新は、今年度計画では飛田給、高幡不動、吉祥寺の3駅が対象となっています。

<5000系引退20周年 メモリアルイベント>
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      ▽ 20年前の引退時ヘッドマーク(実物)を取り付けた5723号
                       京王れーるランド  28.12.9 ▽

京王線5000系が、1996(平成8)年12月1日に行ったさよなら運転からことしは20周年を迎えることを記念し、京王れーるランドでは12月1日から12日までの間、「5000系メモリアルイベント」を開催しました。

野外展示の5723号には、当時のさようなら運転で実際に使われた惜別のヘッドマークが取り付けられました。レールランドならではの特別な取り組みで、改めて5000系、5723号の美しい姿に惚れ直してしまいました。

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車内では5000系関連の記念グッズやヘッドマークを取り付けて活躍した黄金時代や終焉期の数々の写真展示、登場翌年に受賞した鉄道友の会のローレル賞受賞記念プレートなども展示され、年配ファンが食い入るように見つめる姿が印象的でした。
こうした展示が見られるのも、レールランドの大きな魅力です。

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京王社員の方々が撮影したという、5000系の懐かしい名場面の数々も多数展示されました。
レールランドは折につけ手作りのイベントを行っており、目が離せません。


<京王アプリに新機能 「列車位置情報」提供サービス開始>
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    ▽ 京王アプリ「列車位置情報」開始広告 ホームページより ▽

16日(金)から、京王アプリに新機能が追加されました。
「列車走行位置お知らせサービス」と命名されたこのサービスは、京王線・井の頭線全列車の現在位置をリアルタイムでアイコン表示するほか、列車の遅延時分も1分単位で表示するという優れものです。

またそれぞれの列車や駅名をクリックすると、列車に関する詳細情報や、駅時刻表なども参照が可能となります。

これによりダイヤ混乱時の運転状況が利用者もリアルタイムで把握できるようになります。
今後はどのような理由で運転間隔が極端に空いているのか、また運転が再開されたのになぜ高尾線関係の特急・準特急が走っていないのかなど、利用者から沸き起こる必然の疑問に応えるきめ細かな補完情報の充実が求められます。

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列車位置情報は、先行するJRや他社線の追随という側面もありますが、IT技術を駆使し、モバイル端末向けのこうした運行情報のリアルタイム提供の取り組みは、高く評価されます。

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  ▽ 「列車位置情報」スタートの広告で溢れる渋谷駅  28.12.28 ▽

ことしは3月の京王アプリスタートから始まり、スマートフォン向け時刻表、個別の列車ごとに全停車駅の到着・出発時刻を表示する「列車標準時刻表」と続き、年末にはついに「列車位置情報」公開にまで漕ぎつけました。

それだけに年末の京王は、車両内吊り広告、ドア上広告はもとより、駅ホーム、構内壁面などなど、水色ベースの「列車走行位置お知らせサービス」の広告で埋め尽くされています。
京王の利用者に対する、運行情報提供の新しい展開が始まったようです。

<終夜運転ことしも  優等列車運転繰り上げ  急行1本減便 >
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          ▽ 終夜運転広告  ホームページより ▽

ことしも31日から元旦にかけて、京王線・井の頭線系統で恒例の終夜運転が行われます。
ホームページに掲載された運転内容は以下のとおりです。
下りの優等列車は、新宿発高尾山口行き特急1本、急行4本、都営新宿線本八幡発高尾山口行き急行1本(都営線内は各停)の計6本となっています。
このほか京王線では各停が概ね40分に1本、井の頭線では各停が概ね20〜30分間隔で運転されます。

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このうち新宿発3:00の特急、3:20、3:40の急行、都営線から直通運転の新線新宿発2:40の急行の合わせて4本は、「迎光号」としてヘッドマークを取り付けて運転されます。

昨年との違いは、迎光号の運転が40分繰り上がったこと、新宿発の急行が6本から5本へと1本減便となり、特急・急行を含める全体としては7本から6本体制になった点が上げられます。
また新宿発急行の最も遅い時間は、昨年は午前4時20分発でしたが、今回は午前3時40発となり、40分繰り上がっています。
利用客の動向を踏まえ、優等列車の設定時間帯を前倒しした結果だと思われます。

「京王電車 2016」は、今回で終了です。

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2016年12月24日

No864 2016京王電車[5] 9月−10月


「京王電車 2016(平成28)年」、5回目は9月・10月分を
ご覧いただきます。

【9月】
<京王線・井の頭線ダイヤ改正>
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9月16日、京王線と井の頭線のダイヤ改正が行われました。
京王線関係では平日早朝時間帯、相模原線から都営線直通の上り列車運転時刻繰り上げ、平日夕方の高尾線で特急・準特急運転時間帯の繰り下げ、それに平日17時30分以降の新線新宿発京王線方面下り全列車の10両編成化などが、また井の頭線では午前9時−9時30分までの渋谷着急行列車1本の増発が行われました。

ことし5月に公表されていた2016年度の事業計画表でも扱われていなかった、利用者にとっては唐突ともいえる前回改正から僅か1年後の改正でしたが、内容はかつての修正レベルのものでした。そのためか今回は「ダイヤ改正」と謳ったヘッドマーク付き列車の運転は見られませんでした。

2018年には、お隣り小田急線の複々線完成によるダイヤ改正や新型ロマンスカー登場、既存特急車更新などが続き、さらに2年後の2020年にはJR中央線で2階建てグリーン車の登場が予定されている中、今後の京王のダイヤ改正の取り組み、その内容にファンならずとも注目が集まります。

<8000系大規模改修第8陣 8001F登場>
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    ▽ 4号車8551(左)+5号車8501(右) めじろ台 28.9.18  ▽

8000系大規模改修の第8陣、8000系のトップバッター8001Fが出場しました。
これまでは東急車両製の編成が対象でしたが、いよいよ日本車両製8000系の改修も始まりました。ちなみに8001Fは、1992(平成4)年 の日車製です。
また今回はVVVFの更新工事も合わせて行われました。

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837-4 大規模改修された8001F8551号  28.9.18.jpg

新編成は、
 (1号車八王子方) 8751+8251+8201+8551+8501+
          8151+8101+8051+8001+8701 (10号車新宿方)となっています。

改番は4号車クハ8801がサハ8550形8551に、5号車クハ8751(初代)がサハ8500形8501へと行われたほか、10両貫通化に伴い下り方先頭1号車だったクハ8851が2代目クハ8751に変更されました。
また前回8007Fから車いす・ベビーカー優先ゾーンが全車両に設置となったため、3号車と7号車を改番の上、相互に組成位置を交換する処置は、今回も行われていません。

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      ▽ 今回から全優先席に区分手すりが設置 8501号 ▽

8001Fの改修工事では、またひとつ新しい動きが現れました。
今回から全ての優先席の中央部分に区分手すりが設置されました。井の頭線1000系リニューアル車に続くもので、京王線ではこの8000系リニューアル編成が初めての取り組みになります。
このほか前回8007Fから実施された、車いす・ベビーカー優先ゾーンの全車両設置も継承されおり、今後の京王車両のバリアフリー化の道筋が出来たと言えます。

<高尾山口駅 2016年度グッドデザイン賞受賞>
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             ▽ 2016年度グッドデザイン賞受賞記念ポスター ▽

2015年4月にリニューアルオープンした高尾線高尾山口駅が、9月29日、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する、優れた工業製品などに贈られる今年度の「グッドデザイン賞」を受賞しました。

新しい高尾山口駅は、日本を代表する建築家の隈研吾氏がデザインしたものです。内外装に多くの杉材を使用し、尾山薬王院をイメージしたダイナミックな駅舎意匠や行灯風の照明演出などが受賞理由だと思われます。

グッドデザイン賞を受賞すると、お馴染みの「Gマーク」の使用が認められます。
京王では過去に、8000系車両が登場初年度の1992(平成4)年度に輸送機械部門でグッドデザイン賞を受賞しており、先頭クハが運転室直後に「Gマーク」を取り付けて颯爽と運転されていたことを、利用者の一人としても誇らしく思っていたことを懐かしく思い出します。

【10月】
<れーるランド 3周年
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       ▽ れーるランド3周年記念HMを付けた7201F   
                                                       高幡不動 28.10.1 ▽

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     ▽ れーるランド3周年記念HMを付けた8001F 
                         めじろ台 28.10.20 ▽ 

京王れーるランドが平成25年10月にオープンしてから早くも3年が経過し、それを記念して動物園線の7201F、京王線の8001F、井の頭線の1001Fに、それぞれ3周年を祝したヘッドマークが取り付けられました。

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864-7 お子様車両にも3周年 28.10.1HM.jpg

またれーるランドの野外展示車両6438号をはじめ、お子様用のミニ列車にも同様にヘッドマークが取り付けられました。

864-8 れーるランド展示車両内での写真展 28.10.1.jpg

このほか展示車両内では、京王社員による地方に転出した元京王車両の写真や京王資料館所蔵品なども展示され、訪れた人たちの目を楽しませていました。
いつもながら、サービス精神旺盛な、れーるランドの皆さんの手作りの "おもてなし" に心が和みます。

ところでれーるランドについては、 "親子ずれで楽しめる施設" との従来のコンセプトに加え、5両の実車を保存するに相応しい、また開業100周年を超えた地域に根差した公共性の高い企業であることなどから、京王資料館機能を移設統合するなど、2020年度以降の京王の事業計画の中で、グループ企業も含めた資料的価値の高い博物館機能に充実、強化していくなど、そのありようを再位置づけしていくことに期待したいと思います。

<ことしもイルミネーション装飾 京王よみうりランド駅
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    ▽ 京王よみうりランド駅のイルミネーション
    薄暮の時間は山々の稜線と相まって、特に魅力的 28.10.14 ▽

昨年から始まった京王よみうりランド駅のイルミネーション装飾が、ことしは1ヶ月半近く早い10月14日から来年2月19日までの予定で始まりました。

よみうりランドのイベントと連動したイルミネーション装飾の規模は、昨年同様40,000球のLED照明が、乗客の目を楽しませています。
またことしも期間中の一部土休日、年末年始などを中心に、下り特急、準特急、急行の一部列車の臨時停車が行われています。

<歴史的瞬間  都営車両 京王線新宿乗り入れ
10月25日(火)、京王電車ファンにとって画期的な出来事が起こりました。
この日夜間、明大前駅構内で発生した人身事故によるダイヤ復旧運転で、なんと都営新宿線車両が京王線新宿駅に乗り入れ、営業列車として旅客輸送にあたりました。

乗り入れた都営車は、10-280F、10-480Fの2本が急行橋本行き、10-510Fが急行京王八王子行きとして運転された計3本でした。旅客列車として、京王八王子駅にも初めて乗り入れたことになります。
また翌26日朝にも、前日の影響を受けたものとみられる都営車による上り特急新宿行きの運転が見られました。

京王は今後、ダイヤ混乱時の復旧運転をよりいっそう円滑に行うため、都営車の京王線新宿駅乗り入れ運転を行うということです。
10月25日、26日の新宿駅乗り入れ運転は、歴史的運転の幕開けだったといえます。

<若葉台車両基地公開  8759が吊り上げられて…
29日(土)、恒例の若葉台車両基地の公開が行われました。

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864-11 若葉台車両基地見学会 28.10.29.jpg

内容は前回と同様のものでしたが、クレーンによる車両の吊り上げでは、ふだんは閉鎖の中間クハとして組成されている8759 号が充てられ、しかも通常黒一色とされている方向幕には、何と「京王八王子/多摩動物公園」が表示されているという、びっくりサービス!でした。

864-12 若葉台車両基地見学会 28.10.29.jpg

また車両展示では、デヤ900編成と8013Fが一緒に並べられ、参加者は写真撮影を大いに楽しんでいました。

<天皇賞 "飛田給急行" に変化
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         ▽ 1本増便されて、6本体制となった "飛田給急行"
                      府中競馬正門前 28.10.30 ▽

5月のダービー、11月の天皇賞などではレース終了後、府中競馬正門前−飛田給間に上り臨時急行、いわゆる "飛田給急行" が毎回5本運転されています。
ことし秋の天皇賞は30日(日)に行われ、9月16日のダイヤ改正以降初の運転となった今回は、これまでの運転本数
に加えてさらに1本が増発され、合計6本の “飛田給急行” が運転されました。
また府中競馬正門前発時刻が、これまでより1分繰り上げての運転となりました。
一方、新線新宿行きの元祖 "競馬急行" の方は、時刻、計5本の運転本数などに変化はありませんでした。

次回は28年11月・12月分をお伝えします。

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2016年12月21日

No863 2016京王電車[4] 7月−8月

「京王電車 2016(平成28)年」、4回目は7月・8月分をご覧いただきます。

【7月】
<京王多摩センター駅 サンリオ装飾完成>
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        ▽ "サンリオ装飾" が施された京王多摩センター駅
           改札前はキャラクターたちの巨大な電飾照明  28.7.6 ▽

集客や地域貢献などを目的にことし3月から段階的に整備が続けられていた京王多摩センター駅のサンリオ装飾が7月9日に完成、駅はキティちゃんをはじめサンリオキャラクターたちでいっぱいになりました。

863-2-2 サンリオ装飾完成記念乗券 京王多摩センター駅.jpg

またこれに合わせ、縫いぐるみ付きなど多種多様な記念乗車券が、7月から9月までの長期間にわたって発売されました。

821-11 京王多摩センター駅 28.5.20.jpg

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ホーム待合室やエレベーターだけでなく、時計や乗車位置ステッカーなど、小物もキャラクターで統一されました。

821-13 京王多摩センター駅 28.7.6.jpg

7月に入ると行先案内なども装飾され、すっかりサンリオ風駅舎に変身しました。

821-15 京王多摩センター駅 28.5.20.jpg

3月12日から運転されていた記念のヘッドマーク付きラッピング編成9031Fは、8月31日まで運転されました。
ここまで徹底したキャンペーンは珍しく、"キティちゃんの聖地" として、さらなる展開を期待したいですね。

<スタンプラリーHM付き列車  京王・井の頭両線に>
毎年夏に京王は、 "プレゼント付き乗車イベント" を行っていますが、ことしは4月の京王線・井の頭線1日乗車券の発売を記念し、「スタンプラリー」として、7月15日から8月31日まで行われました。

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この期間、京王線では7021Fに、井の頭線ではリニューアルされた1001Fに、それぞれ特製の記念ヘッドマークが取り付けられて運転されました。

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自社ものイベントで、京王・井の頭両線で同じデザインのヘッドマークが同時期に取り付けられるのは、ことし4月〜5月の「高尾・陣馬スタンプハイク」に続いてのことです。
今後こうした流れが定着すると思われます。

【8月】
<井の頭線 リニューアル第2陣 1002F登場>
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           ▽ リニューアル第2陣  1002F  渋谷 28.8.2 ▽

井の頭線1000系リニューアル化工事の第2陣、1002Fが登場し、営業運転に入りました。

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車内の化粧板、床、座席などは紫陽花を模した紫色ベース、情報モニターは2画面化、カーテンや吊り輪の新タイプへの更新など、第1陣1001Fに準じたリニューアルが行われています。

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これに加え今回のリニューアルでは、4人掛けの全ての優先席の中央に、座席区分も兼ねた手すりポールが新設されました。
1001Fも登場時は無かったものの、その後の入場の際に、同様に取り付けが行われました。

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また2M3T→3M2T化も行われ、3号車1502号が1052号に改められました。「1052」の車両ナンバーが、新しいものであることが、分かります。

この井の頭線1000系リニューアルについては、ことし5月の「京王ニュース」井の頭線リニューアル特集記事で、以下のように報じられています。

・リニューアル対象は10編成50両
 (筆者注=新製登場時2M3Tの1001F〜1010F)
 2018(平成30)年度までに実施
・リニューアルコンセプトは「井の頭恩賜公園の自然とアジサイ」。
 座席は沿線のアジサイ、床面は沿線を流れる神田川、
 カーテンは新芽をイメージした模様をそれぞれあしらう。
・車内壁面はサクラ柄とし、ハートとカタツムリの隠し模様も。
・座席端部に仕切り板、座席中間部に手すりを設置。
・車内液晶ディスプレーを2画面化
・車いす・ベビーカースペースを増設(筆者注=各車両に設置)
・新型VVVFインバーター制御装置の導入

なお詳細については、鉄道ピクトリアル2016年10月臨時増刊号「鉄道車両年鑑2016年版」に、京王車両電気部による記事が掲載されています。

<調布市花火大会 臨時ダイヤに大きな変化>
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ことしも調布市花火大会が8月21日(日)に行われ、京王は相模原線を中心に臨時ダイヤで運行を行いました。
このうち臨時列車は、これまでは上下とも快速で京王稲田堤−つつじヶ丘間を中心に運転されてきましたがー。

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  ▽ 京王多摩川駅の臨時時刻表  20時5分から20分間隔で4本の臨時列車 
        臨時列車は上り急行のみとなる大きな変化 28.8.21 ▽

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     ▽ 急行となった花火大会臨時列車 
                        都車8連10-250Fの急行桜上水行き ▽

ところが今年は、種別が快速から急行に変更となりました。
運転区間は上りのみで、京王稲田堤発桜上水行き1本、同新宿行きが3本の合計4本のみとなり、大きな変化が見られました。

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  ▽ ダイヤ改正後は準特急が臨時停車  京王多摩川 28.8.21 ▽

このほか上記の急行に加え、15時台から21台まで、例年通り上下の準特急(前回ダイヤ改正で相模原線土休日の特急は準特急に変更)は、例年通り京王多摩川駅に臨時停車の扱いが行われました。

<京王線でも2画面ディスプレー化編成登場>
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    ▽ 京王線電車でも、既存車両の2画面化工事始まる 
                      トップップバッターは9042F ▽

井の頭線1000系に装備されているドア上液晶情報モニターの2台化がいよいよ京王線車両でもスタートし、その第1陣9042Fが8月末に登場しました。
右側のモニターは運行情報、左側は自社ものや一般広告、それにニュース・気象情報などを表示する仕組みは井の頭線と同様です。

この設備工事は2016年度設備投資計画によって行われたもので、今年度は京王線9000系7編成70両、井の頭線1000系3編成15両が対象となっています。

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またこれに合わせ、右側モニターに表示される行先関係等の表示画面の一部見直しも合わせて行われました。

次回は、9・10月分をご覧いただきます。

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2016年12月18日

No862 2016京王電車[3] 5月−6月


「京王電車 2016」(平成28年)、3回目は5月・6月分をご覧いただきます。

【5月】
<連休中は3種のヘッドマーク>
ことし4月、5月の大型連休中の京王は、3種類のヘッドマーク付き列車が運転され賑わいを見せました。

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  ▽ 「2016春 スタンプハイク」のHMを取り付けた7201F
                                                 多摩動物公園 28.5.8 ▽

2016春 高尾・陣馬スタンプハイク開催中」とデザインされたスタンプハイクに連動したものです。

4月29日から5月29日まで、動物園線専用の「TamazooTrain」7201F、それに京王線の8013F、さらに井の頭線の1015Fと、3系列3編成に同様デザインのヘッドマークが取り付けられるという熱の入れようでした。

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  ▽「2016春 スタンプハイク」のHMを取り付けた8013F
                                                             北野 28.5.2 ▽

スタンプハイクは昭和46年から続けられている京王の老舗イベントですが、このイベントに連動したHMの取り付けは初めてのことでした。
8013FのHMについては、ベースの緑色が車体と同色のため、色使いについては賛否両論でした。

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  ▽井の頭線電車にも「スタンプハイク」HM   池ノ上 28.5.6

井の頭線最寄り駅としては直接関係ありませんが、井の頭線1000系にもスタンプハイクのHMが取り付けられました。
ダービーや天皇賞などでの両線での同時広告は見られますが、自社ものでは「安全総点検月間」などの例を除けば、大変珍しい取り組みだと思います。
スタンプハイクの長い歴史から見れば遅きに失しているとも言えますが、身近なところに新しい視点を取り入れることは、素晴らしいと思います。
そのうち京王線電車に、井の頭線の紫陽花ライトアップのHMが登場する日も来るかもしれません。

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  ▽ "競馬"HMを取り付けた9007F   東府中 28.4.30 ▽

こちらは毎年恒例の、JRA日本中央競馬会と連携して行う「京王線に乗って春の東京競馬場へ行こう」キャンペーンのHM付き列車です。

競馬場線のHMの取り付けは6月26日まで続けられました。デザインのリニューアルに期待したいですね。

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  ▽ "京王×サンリオコラボ"HMを取り付けた9049F
                                                  橋本 28.3.13 ▽

最後は、京王とサンリオのコラボによるピューロランドの最寄り駅、京王多摩センター駅のサンリオキャラクターによる装飾記念のHM付き9000系です。
3月中旬から運転され、HMのみならず各車両にはサンリオのキャラクターたちが多数ラッピングされていたため、多くの注目を集めました。この列車は8月末まで運転されました。

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    ▽ レールランド6438号にもスタンプハイクHM 28.4.30 ▽

オマケと言ったら失礼ですが、れーるランドでも野外展示の6438号に、「高尾・陣馬 スタンプハイク」のHMが取り付けられていました。本線を走る列車と同じHMを取り付けるなど、れーるランドならではのきめ細かな取り組みでした。さすがです。

<素敵な井の頭線電車 1000系? 3000系?>
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809-2 変わる井の頭線車内ポスター 28.5.2.jpg

5月、京王電車の車内に、井の頭線電車の素敵なイラストがお目見えしました。井の頭線電車のリニューアル、快適性や機能強化などを伝える「京王ニュース28年5月号」の広告です。
でもよく見みると現在の1000系電車ではなく、どう見てもかつての3000系電車に雰囲気がそっくりでした。

94-1 3774 渋谷駅 21.7.3.JPG ▽ かつての井の頭線3000系 正面広窓の晩年の姿 渋谷 21.7.3 ▽


こちらがかつての3000系車両です。
目くじらを立てる話でもありませんし、何といってもイラストが素敵な電車に仕上がっていたので、頭上を見あげ、『まぁっ、いいか』と、呟いたことでした。

<ダービーラッピング "飛田給急行" ことしも>
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      ▽ ダービーラッピングをまとった9031F 若葉台 28.5.21 ▽

5月29日(日)、東京競馬場で行われた日本ダービーの広告塔として、ことしも9000系電車に"ダービーラッピング" が施され、競走馬ならぬ、京王電車が沿線を疾走しました。

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ラッピングは今回も過去レースの優勝馬で、車体側面に等身大の大きさでどか〜んと登場でした。
昨年秋のジャパンカップに続いて、各ドア上には「日本ダービー」と記されたステッカーも表示されました。

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         ▽ ダービー広告一色の車内  9531号 ▽

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     ▽ ダービー広告が溢れる京王線新宿駅 28.5.17 ▽

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  ▽ 京王線新宿駅のホームドア これも定番となりました ▽

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    ▽ こちら渋谷駅も、ダービー広告一色で賑やかでした 28.5.17 ▽

列車だけでなく、ターミナル駅もホームドアも、構内のデジタルサイネージもダービー広告で溢れましたが、意匠についてはそろそろ次の手が必要と感じました。

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815-2 急行飛田給行き 7024F  府中競馬正門前 28.5.29.jpg
     ▽ 臨時急行 飛田給行き 7024F  府中競馬正門前 28.5.29 ▽

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そして31日のダービー当日は、競馬場線発の臨時急行飛田給行き、 いわゆる "飛田給急行" がことしも運転されました。

ことしは味の素スタジアムでのサッカー輸送による下り特急・準特急の飛田給駅臨時停車運用と時間が重なり、飛田給折り返しの"飛田給急行" がなかなか下り本線に出られず、遅延に拍車をかけた状態になりました。

<有料座席指定列車 2018年3月予定と公表  情報公開進む>
5月は翌月の株主総会を前に、毎年IR・株主向け企業情報が公表されます。

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この中の「中期経営計画年度計画表」(注1)では、2018年春と伝えられている有料座席指定列車の運行開始予定時期が、上から3番目の帯ですが、2017年度内に入っており、暦の上では2018年3月までに開始予定と読み取れることが分かりました。
あくまでもことし5月現在での情報ですが、この時点では京王が17年度中にスタートさせると予定していたことが分かります。

またことしは5月下旬に、ニュースリリース「2016年度鉄道事業設備投資計画」(注2)が新たに公表されました。
この中では、
▽車両のリニューアル工事は、今年度8000系は3編成28両、1000系は3編成15両を実施。
▽このほか9000系や1000系の車内液晶ディスプレーの2画面化工事、
▽駅舎や行先案内表示のマルチカラー化工事実施
などの事案について、対象両数や対象駅が明らかになりました。
8000系のリニューアル工事対象が、3編成「28両」というところが気がかりです。

これまで京王が公表する経営計画は、グループ企業全体も含めた内容のため、単年度の鉄道事業計画については、京王ニュースで公表される概要のみで、詳細の内容が分かりませんでした。
今回新たに単年度の「鉄道事業設備投資計画」が公表されたことは、情報公開において大きな前進であったと思います。今後毎年継続されることを望みたいと思います。

【6月】
<事業用運搬貨車 サヤ912 登場>
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       ▽ デヤ編成に組み込まれた新登場のサヤ912  若葉台
                    車両基地公開時に撮影 28.10.29 ▽

4月にデワ600形と共に廃車されたチキ290形貨車291・292の代替として、新たに事業用の運搬貨車サヤ912が総合車両製作所で完成、6月2日、若葉台へ陸送されました。
サヤ912は直ちに、下り方からデヤ902+サヤ912+クヤ911+デヤ901の編成に組成され、夜間時間帯に試運転が開始されました。
2016年度、平成28度唯一の京王の新造車両です。

<井の頭沿線の紫陽花 ことしも>
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6月は井の頭沿線の紫陽花が満開となり、1000系電車のレインボーカラーと、アジサイの共演(競演にあらず)が楽しめます。

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『皆さん、スマホに夢中にならず顔を上げ、窓の外を楽しみましょう!』と、声を掛けたくなるほどです。
いつも思うのですが、3月〜4月の菜の花、4月の桜、5〜6月の紫陽花と、花の咲く季節、車窓から咲き誇る花々を愛でることのできる井の頭線沿線の方々は、とても幸せだと思います。

6月、京王線、井の頭線は、穏やかな月でした。

次回は、7・8月分をご覧いただきます。

posted by 特急高尾号 at 12:54| Comment(2) | TrackBack(0) | 2016 京王電車 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月15日

No861 2016京王電車[2] 3月−4月


「京王電車 2016」(平成28年)、2回目は3月・4月分をご覧いただきます。

【3月】
<大型時刻表 配布開始>
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   ▽ 配布が始まったA4サイズの大型時刻表 
                              右は大きさを比較したスマホ ▽

2月10日頃から配布すると京王ニュースで告知されていた「大型時刻表」が、3月に入り、各駅での配布が始まりました。
サイズはA4で、薄いながらも厚紙を使用したものと、コピー用紙に単純にカラーコピーしたものの2種類が用意されました。

「京王ニュース」によると、お客様の要望に応えるサービスとして紹介されましたが、枚数に限りがあるらしく、駅窓口では配布についての広報は見られませんでした。

さすがにA4サイズともなると大きくて見易く、必要と思う人にとっては使い勝手の良い、良質のサービスと言えます。年配者などに、広く普及させたいサービスです。

<京王多摩センター駅サンリオ装飾 ラッピング列車も登場>
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               ▽ ことしも登場 キティちゃんHM ▽
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   ▽ 京王多摩センター駅 駅名標にキティちゃんたちが   28.3.12 ▽ 

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京王とキティちゃんキャラクターを運営するサンリオがコラボレーションし、3月12日(土)から京王多摩センター駅の “キティちゃん装飾” がスタートしました。
またこれに合わせ、ハローキティが京王多摩センター駅の “名誉駅長” に就任しました。

自動券売機周辺はブルー地に一新され、券売機ごとにサンリオキャラクターが微笑んでいます。

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各キャラクターは名誉駅長を始め京王多摩センター駅での様々な役割を担うため、キャラクターごとに紹介のモニュメントも展示するという熱の入れようです。

この取り組みは、サンリオピューロランド最寄り駅の京王多摩センター駅を、サンリオのキャラクターたちとヨーロッパの街並みをモチーフとした装飾に衣替えし、京王利用者とサンリオの来場者増、地域活性化を図る目的で始められたものです。
3月はその第1弾で、翌4月にはホームの装飾も行われました。

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またこの取り組みに連動し、サンリオの各キャラクターを配した記念のヘッドマーク付き9000系ラッピング列車も登場しました。
10両編成のボディいっぱいにキティちゃんを始めサンリオキャラクターが展開し、それこそ老若男女の注目を集めました。
今思うと、メディアへの露出などをもっと大々的に行ってもよかったのではないかと思います。

<橋本駅など ホーム行先案内表示 新配色に>
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     ▽ 新行先表示 色使いが変更に  橋本駅   28.3.13 ▽

橋本駅ホームの行き先案内表示がマルチカラー化され、色使いや表示レイアウトなどが見直されました。

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列車種別の色は、実際の列車で使われている種別ごとの帯色がベース色になりました。また行先や発車時刻、編成両数は白色、ホーム番線はピンク系の色使いとなり、これまでのものと印象が大きく変わりました。

全体としてカラフルになりましたが、蛍光色使いのギラギラ感などは抑えられており、むしろコーポレットカラー感を感じさせる穏やかな仕上げとなりました。
編成両数も常時表示に変更されました。相模原線では昨年9月のダイヤ改正以後、急行系統が8両や10両と列車ごとにまちまちとなったため、利用客にとっては便利な表示になったことと思います。

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       ▽ 同時期、笹塚駅でもマルチカラー化  28.3.24 ▽

京王線笹塚駅でも、同時期に同様の色使いで行先案内がマルチカラー化されました。
上り4番線では日中時間帯、せっかくマルチカラー化されたものの、各停−特急−各停となる時間帯では、ご覧のように表示色がオール白になってしまうという、皮肉な光景も見られます。

なお行先表示のマルチカラー化は、その後11月に飛田給、12月に高幡不動駅でも実施されています。

<有料座席指定列車 2018年春から運転
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   ▽ 公表された京王初の「有料座席指定列車」予想図
                 京王ホームページから 28.3.16 ▽

16日(水)、京王から飛び上がるニュースが公表されました。

昨年5月に「導入を検討する」と公表されていた京王初の「有料座席指定列車」について、運転開始は2018年の春、そして100億円を投じて新5000系50両を新造するという驚きの内容が舞い込んできました。

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この時期に相前後して実施される小田急の複々線完成による抜本ダイヤ改正やJR中央線の2階建てグリーン車投入を見据えた対応策で、ほどなく3社による新競争時代が始まりそうです。

<井の頭線1000系リニューアル車登場>
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  ▽ 大規模リニューアルが実施された10001F
                                                       下北沢 28.4.13 ▽

8000系に続いて井の頭線1000系の初期導入車10編成(1001F〜1010F)の大規模リニューアルが始まり、その第1陣1001Fが登場、3月下旬から営業運転を開始しました。

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車内に入ってびっくり!!。
床面は沿線の神田川の流れ、シートは井の頭線の風物詩、紫陽花を現し、壁面もブルー地でサクラの花模様をあしらうなど、井の頭線に相応しい、お洒落で上品な井手達での登場でした。

コンセプトは「井の頭恩賜公園の自然とアジサイ」と言うだけあって、全体の印象は、ブルーというよりもアジサイの花のような、淡い紫色に近い空間でした。
ドア上の案内情報モニター、車両ビジョンも2画面化されました。

また今回のリニューアルに合わせ、車いす・ベビーカー優先スペースが全車両に設置されたほか、3号車サハ1500形1501号がM車化されてデハ1050形1051となり、2M3Tから1011F以降と同様の3M2Tに電動車比率が強化されました。

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  ▽ 全車に設置された車いす・ベビーカー優先ゾーン
           ステッカーに注意 1101(左)+1751(右)▽

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    ▽ M化された3号車  サハ1501からデハ1051号に ▽

「京王ニュース」によると2015(平成27)年度から井の頭線車両のリニューアル工事に順次着手、車内快適性の向上を図る一方、2019(平成31)年度までに車両ビジョンや英語放送にも対応する自動放送装置を全車両に導入、車内設備を充実させるとしています。

なお1000系リニューアルは、その後1002Fが7月に、1004Fが12月に完成し、それぞれ営業運転に入っています。
またリニューアルの詳細については、「1000系3M化改造 補助電源装置更新・車体改修」と題し、京王の車両電気部による紹介記事が、鉄道ピクトリアル2016年10月臨時増刊号(通巻923号)P135に掲載されています。

<8000系大規模改修第7陣8007F登場>
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     ▽ 4号車8557(左)+5号車8507(右) 高幡不動 ▽

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8000系大規模改修の第7陣、8007Fが月末に登場、営業運転を開始しました。
編成は下り方1号車から、これまでの改番事例と同様に、
8757+8257+8207+8557+8507+8157+8107+8057+8007+8707となっています。

改番は4号車クハ8807がサハ8550形8557に、5号車クハ8757(初代)がサハ8500形8507へと行われたほか、10両貫通化に伴い下り方先頭1号車だったクハ8857が2代目クハ8757に変更されました。
また今回からは車いす・ベビーカー優先ゾーンが全車両に設置となったため、これまでの大規模改修で行われてきた3号車と7号車を改番の上、相互に組成位置を入れ替える処置は行われていません。

【全車両に車いす・ベビーカー優先ゾーン設置】
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  ▽ 全車両に車いす等スペース設置 写真は8707の10号車 ▽

今回のリニューアルでは、車いす・ベビーカーの優先ゾーンが全車両に設置されました。
8000系の大規模リニューアルでは、優先ゾーンはこれまで2・4・5・7・9号車の5両に設置されてきましたが、今回はさらに踏み込み10両全ての車両に設置されました。

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    ▽ 左10号車、右9号車   車いす等ゾーンが並んでいる ▽

大規模改修・リニューアル化された8007Fは、井の頭線の1001Fと同様、京王車両の完全バリアフリー化のトップバッターとして位置づけられる存在となりました。

<列車標準時刻表」スタート>
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このほか3月1日からは、スマートフォンに京王線・井の頭線の運行情報をプッシュ通知するほか、バスも含めた時刻表情報などに簡単にアクセスが可能となる「京王アプリ」がスタートしました。
また7日には個別の列車ごとに停車駅の到着・出発時刻を表示する「列車標準時刻表ページ」機能のオープンも公表されました。

ホームページ上の各駅時刻表で、任意の個別列車の時刻をクリックすると、その列車の全停車駅の到着と発時刻が表示されます。

28.4.1 新宿発土休日下り時刻表.jpg

例えば、時刻表の8時40分発の多摩動物公園行きの数字をクリックすると、

28.4.1 新宿発土休日下り時刻表 多摩動物公園行.jpg

ご覧のような「列車標準時刻表ページ」が表示されます。
自分の乗車する、あるいは必要な、知りたい列車の全発時刻、到着時刻が表示されるという優れものです。

ネット上では従前から民間時刻表で広く無料公開されている機能ですが、通常の時刻表ページから簡単にリンクできる点がミソです。
どうして幅広く広報しなかったのか、不思議なくらいです。
(遅すぎるスタートだと揶揄されるのが、少々恥ずかしかったのかもしれません。)

【4月】
<突然の訃報 デワ600形、チキ290形  廃車>
861 デワ600  チキ290 最後の姿 デヤ900との並び 高幡不動 28.4.3.jpg
     ▽ 廃車直前 新造デヤと並んだデワ600・チキ290
                最後の姿となった 高幡不動 28.4.3 ▽

新年度4月に入り、デワ600形とチキ290形が早々に廃車されるという、京王ファンにとっては驚きの、そしてショッキングな出来事が起こりました。

事業用電動貨車の新車、デヤ900形が姿を現したのは昨年の9月末でした。
そして従来からのデワ600形は平成28年度廃車と伝えられていましたが、まさかの平成28年4月中旬、寝耳に水の廃車でした。
28年度廃車と言っても、暦の上では29年に入ってからなどと、たかをくくっていたファンの方も多かったことと思います。本当にびっくりでした。

デワ600形601・621・631は2004(平成16)年、すでに消滅していた6000系からの改造車として誕生しました。京王最後の鋼鉄製ボディ、チョッパ制御車で、6000系の残像を今に残す貴重な存在でした。

4月13日に若葉台へ回送され、翌日から直ちに車体の解体が始まるという、悲しい結末でした。
またチキ290形291・292も同時に廃車・解体されてしまいました。

<撮影に関する注意書 登場>
806-1 撮影禁止ポスター 明大前.jpg

806-2 撮影禁止ポスター 明大前.jpg
      ▽ 列車撮影に関する注意ポスター 明大前駅 28.4.23 ▽

4月に入り京王線の各駅に、ご覧のような撮影に関する「お願い」と題された大きなポスターが貼り出されました。

書かれている内容は社会常識の範囲内ですが、京王がこのように体言止めで、きつい表現で注意と協力を求めることは極めて異例で、ファンや利用者の注目を集めました。

<京王多摩センター駅  キティちゃん装飾第2弾>
807-1 ホームが装飾された京王多摩センター駅 28.4.26.jpg
  ▽ 第2弾の装飾が行われた京王多摩センター駅
        キティちゃんHM付き列車が到着 28.4.26 ▽

京王とサンリオによる、京王多摩センター駅の "キティちゃん装飾" の第2弾が4月下旬に行われました。
第1弾は3月に券売機や改札口周辺での装飾が行われましたが、今回はホームを中心にキティちゃんをはじめ、サンリオの各キャラクターが登場しました。

807-3 ホームが装飾された京王多摩センター駅 28.4.26.jpg

807-5 ホームが装飾された京王多摩センター駅 28.4.26.jpg

807-6 ホームが装飾された京王多摩センター駅 28.4.26.jpg

807-7 ホームが装飾された京王多摩センター駅 28.4.26.jpg

807-12 ホームが装飾された京王多摩センター駅 28.4.26.jpg

807-15 ホームが装飾された京王多摩センター駅 28.4.26.jpg

駅名標から乗車位置サイン、エレベーターや待合室もご覧の通り。そして床面にもリボンが配されました。

807-16 ホームが装飾された京王多摩センター駅 28.4.26.jpg

807-17 ホームが装飾された京王多摩センター駅 28.4.26.jpg

こんなところにも、キャラクターが…。
ホーム装飾のコンセプトは、ヨーロッパの街並みをモチーフに、電車を降りた瞬間からわくわくするデザインという事でした。

全国を探してみても、こんなに楽しい駅の装飾は見当たらないのではないでしょうか。
キティちゃんをはじめとするサンリオキャラクターファンにとっては、京王多摩センター駅は聖域とでもいうべき駅に変身しました。

[ご参考:当ブログ関連記事]

次回は3回目で5月、6月分をご覧いただきます。

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2016年12月12日

No860 2016京王電車[1] 1月−2月


860-1 高尾・迎光HM取り付け れーるランド 28.1.2 .jpg

ことしも恒例の「京王電車 2016」(平成28年)版をお届けします。

ことしは年明け元旦未明から、“高尾山トレイン” 8013Fが「迎光」のヘッドマークを取り付けて運転、さらに2月には京王線新宿発に改められた「高尾山冬そば号」でも特製ヘッドマークを取り付けて運転されるなど、8013Fの活躍で幕を開けました。

またことしは定番物に加え、京王多摩センター駅サンリオキャラクター装飾を記念したラッピング編成や、高尾・陣馬ハイク、れーるランド3周年記念号など、ラッピングやヘッドマーク付き列車の活躍が目立った1年でした。

796-1 有料座席指定列車予想図.jpg

3月には、ビッグニュースも飛び込んできました。
京王線での「有料座席指定列車」の運転開始時期が2018年春と公表され、何とその列車用として新5000系10両固定編成5本も新製されるという、驚きのニュースが駆け巡りました。

一方で1月18日早朝からの降雪では、若葉台・高幡不動・桜上水の3車両基地で架線が切断、列車が出庫出来ず朝の通勤ラッシュ時のダイヤが大混乱に陥るという、都市交通としては信じられないような大アクシデントも発生しました。

8000系大規模改修第7陣8007F以降や井の頭線1000系リニューアルでは、全車両に車いす・ベビーカーの優先ゾーンが設置されるなど、車両の本格バリアフリー化への取り組みも始まりました。

10月には、混乱ダイヤの復旧運転で、都営車の京王線新宿駅や京王八王子駅への営業運転入線が始まるなど、"寝耳に水の大事件" も起きました。

そうした2016年、平成28年の京王電車の出来事を、当ブログ記事を再構成し、新たな情報や所感を加えて数回に分けてお伝えします。
なおこの1年の全ての出来事を完璧に扱っているわけではありません。この点はご了承ください。

【1月】
<終夜運転は急行増発  グリーン車8013Fは「迎光」HM>
ことしの京王線高尾山口方面への終夜運転は昨年に比べ、午前1時台から2時台にかけて高尾山口行き急行が3本増発されました。これで終夜時間帯、優等系列車がコンスタントに運転されるようになり、利便性がぐっと高まりました。
また3時台以降運転の特急・急行には、例年通り「迎光号」のHMが取り付けられました。このうち特急には7027Fが充当され、「迎光号」HM付きの7777号の雄姿が見られました。
また急行にはグリーンラッピングの8013Fや9043Fが充当されたほか、都営線からの直通急行も含めて「迎光号」HMが取り付けられました。

当ブログは残念ながら真夜中の出動が困難なため、毎年新年から辛酸をなめています。

<れーるランド "新春HM" ことしはさらに充実>
858-2 高尾・迎光HM取り付け れーるランド 28.1.2  .jpg
   ▽ ことしのれーるランドのお正月
         6438や5723号にも「迎光号」のHM  28.1.2 ▽

昨年は2015号に「迎光号」のヘッドマークを取り付けて入場者を歓待したれーるランドですが、ことしは2015号に「高尾号」が、そして昨年は取り付けがなかった6438号や5723号にも「迎光号」のヘッドマークが取り付けられていました。
サービス精神溢れるれーるランドには、いつも頭が下がります。

<8013F 「高尾温泉HM」引き続き>
858-3  8013F 温泉HM付き特急 明大前 28.1.8 .jpg
 ▽ 「高尾山温泉」HM  当初の予定を延長して掲出 明大前  26.1.8 ▽

昨年12月末までとされていた8013Fの京王高尾温泉開湯のヘッドマーク取り付けですが、年明け後も掲出が続けられました。車内の、のれん型吊り広告もそのまま継続でした。
高尾温泉は入場制限を行うほどの人気となった一方、八王子市内には競合する新規温泉施設がオープンする状況でしたので、取り付け期間が延伸されたものと考えられます。
「高尾山温泉」のヘッドマークの取り付けは、2月20日の「冬そば号」ヘッドマークを取り付ける直前まで続けられました。

<井の頭線に"海外観光ラッピング編成" 登場>
774-1 タヒチラッピング1007F 28.1.5.jpg

井の頭線1007Fに、昨年末から「タヒチ観光」のラッピング広告が行われました。
「タヒチ」(正式にはフランス領ポリネシア French Polynesia)の観光誘致広告で、各車両のドア戸袋面にそれぞれ掲出されました。

774-2 タヒチラッピング1007F 28.1.5.jpg

京王電車が、JR山手線のようにこうしたラッピングまとうのは、JRA(日本中央競馬会)のダービーや天皇賞レースの広告を除けば始めてのことだと思われ、注目を集めました。
井の頭線1000系にお似合いの感じだっと思いますが、当時皆さまはどのように感じられたでしょうか。

<渋谷駅2番線ホーム 新乗車位置方式スタート>
858-5  新乗車位置ステッカー 渋谷 28.1.15.jpg
     ▽ 渋谷駅乗車位置サイン変更を伝えるポスター    28.1.15 ▽

858-4  新乗車位置ステッカー 渋谷 28.1.15.jpg
   ▽ 新乗車位置サインに改められた渋谷駅2番線ホーム   28.1.15 ▽

乗車位置の新方式が、井の頭線渋谷駅2番線ホームでも15日金曜日からスタートしました。
明大前駅などと同様、乗客はドアの左右2手に分かれて列車の到着を待ち、列車到着後はまず降車を優先、降車が済んでから乗車する方式です。

新方式を伝えるポスター図案が新しいものに置き換えられ、降車優先が視覚的により分かり易くなりました。一方、ホームに貼られたステッカーデザインの方は、これまでと同じです。
これで降車優先の新方式採用駅は、一昨年7月スタートの明大前、昨年5月の新宿、同8月の千歳烏山に加え、今回の渋谷駅で合計4駅となりました。

<降雪で架線切断、出庫不能で朝ラッシュ時は大混乱>
858-6  大雪の京王線 出庫出来ない車両  若葉台 28.1.18 .jpg
   ▽ 早朝からの積雪で出庫不能となった車両  若葉台車両基地
                        NHKデレビから  28.1.18  ▽

1月18日、早朝から京王線のダイヤは大混乱に陥りました。
未明からの降雪の影響で、若葉台、高幡不動、桜上水の3車両基地内の架線が切断、そのため朝ラッシュ時に出庫すべき車両が営業線に出庫出来なくなる異常事態となりました。

858-7 大雪の京王線 千歳烏山 28.1.18.jpg
         ▽ 待てども来ない電車で大混雑
               千歳烏山 NHKテレビより 28.1.18 ▽

これに加え、若葉台−稲城間では倒木により同区間が昼まで運転見合わせとなったことも重なり、京王線は午前中、通常の3割運転(京王が利用客に運行情報メール等で伝えた数値。メディアは2割〜3割の運転と報道)という大変な事態となりました。
千歳烏山駅では入場制限が繰り返されるなど、京王の各駅は大混乱に陥りました。

これらの一部始終は、当日のテレビ全国ニュース、翌19日の新聞各紙で大きく報じられることになりました。
京王のトラブルは結果として、鉄道事業者の降雪時の運転のありようや、乗客に対する運行情報の提供・内容の適正化などについて問題点が顕在化し、都市交通全体の社会問題として大きくクローズアップされました。

なお架線切断に至った経緯や再発防止策などについては、ことし9月に公表された「2016 安全・社会・環境報告書」内(P28)で明らかにされています。

<「けい太くん」・「いのかしら7きょうだい」 姿を消す>
ドアガラスに貼られた引き込まれ防止の注意喚起ステッカーは、平成25年3月からそれまでのキティちゃんに代わって京王線は「けい太くん」、井の頭線は「いのかしら7きょうだい」が登場していましたが、年明けとともに姿を消し始めました。

858-8 姿を消すけい太くんドアステッカー 28.1.22.jpg
      ▽ 姿を消した京王線のドアステッカー 登場時のもの ▽

858-10 姿を消した井の頭線の新ドアステッカー 25.3.12.jpg
         ▽ 同様に井の頭線のステッカーも引退 ▽

車体外側面の色あせ、退色が著しいための措置と考えられます。
キティちゃんに代わるせっかくの京王電車キャラクターたちも、ドアガラスにおいては登場からわずか2年で姿を消す短命に終わりました。

755-1 ドア挟まれ防止 新ステッカー  27.11.13.jpg

このドアガラスステッカーに代わるものとして、昨年11月からは、車内ドアプレス面に再び「けい太くん」などをあしらった小型の注意喚起ステッカーが貼られています。

【2月】
<デヤ900就役 初検測実施>
デワ600形に代わる新たな事業車デヤ900が昨年秋に完成、試運転が続けられてきましたが、2月2日、総合高速検測車(DAX)を挟んでの初検測運転が、京王線・相模原線・動物園線で行われました。
続く3日は、競馬場線・高尾線・新線新宿方面でも初検測運転が行われました。

< “鉄道探偵K”・“冬そばキャンペーン” HM付き列車>
784-1 鉄道探偵K  HM9040F 新線新宿 28.2.7 .jpg
     ▽「鉄道探偵K オリジナルヘッドマーク」付き列車
                             新線新宿  28.2.7 ▽

昨年夏に行われた都営地下鉄との共同企画、『リアル宝探し 鉄道探偵K 「迷Q」』イベントが、ことしは2月5日(金)から始まりました。
児童・生徒はまだ春休みに入っていない時期の実施でしたが、京王・都営のいずれの編成にもそれぞれヘッドマークが取り付けられました。

784-2 鉄道探偵K HM 9040F 新線新宿 28.2.7 .jpg

宝探しのA賞には、実際に列車に取り付けられた、京王・都営のオリジナルヘッドマークが景品として贈られるということで、当時放映されていたNHKのテレビ小説風に言えば、“びっくり ぽん” でした。

784-3 冬そばキャンペーンHM 9035F 笹塚 28.2.7 .jpg
 ▽初登場、「高尾山の冬そばキャンペーン」HMを取り付けた区間急行
                           笹塚  9035F 28.2.7 ▽

こちらは、お馴染みの「高尾山の冬そばキャンペーン」です。
ことしはキャンペーンの始まった1月23日(土)からご覧のヘッドマークが取り付けられ、『あれっ、もう取り付けているの?』と、当初京王ファンは、『?』状態となりました。

784-5 冬そばキャンペーンHM 9035F 笹塚 28.2.7 .jpg

実はこのヘッドマーク、正式な「冬そば号」のヘッドマークではなく、「高尾山の冬そば」イベントの「キャンペーン」ヘッドマークだという事で、ことしから取り付けが始まりました。

しかもご丁寧に下り方は黒色、上り方は白色ベースと、前後で色の異なる仕様になっていました。

<冬そば号 ことしは8013F  新宿発定期列車で運転>
789-1 高尾山冬そば号 新宿 28.2.20.jpg
  ▽「冬そば号」のHMが取り付けられる8013F
                                    京王線新宿駅3番線 28.2.20 ▽

そして本番の2月20日(土)、京王の「高尾山冬そば号」が運転されました。

14回目を迎えた今年の「高尾山冬そば号」は、例年と異なり都営交通との共同企画ではなく、京王単独の取り組みとして行われました。

789-2 高尾山冬そば号 新宿 28.2.20.jpg

このため例年、都営新宿線大島から9000系により京王線に直通運転する臨時急行としての運転は行われず、ことしは “高尾山トレイン” (京王は “ラッピング車両” からこの呼称に変更)の8013Fを充当し、京王線新宿10時07分発の定期列車、準特急高尾山口行きを「高尾山冬そば号」として運転しました。

789-3 高尾山冬そば号 新宿 28.2.20.jpg

京王線新宿駅3番線から「高尾山冬そば号」がヘッドマークを取り付けて発車するのは、初めてのことです。

ことしは京王単独企画として実施された冬そば号の運転ですが、新たに展開してい京王の高尾山戦略PRとの関係を重視、これに伴い当初から “高尾山トレイン” 8013Fでの運行を計画していたのかもしれません。 
いずれにしても、『リアル宝探し 鉄道探偵K 「迷Q」』イベントが、厳寒の2月から3月前半にかけて行われたことも含めて、妙な感じではありまし。

<吉祥寺駅 2番線にもホームドア>
786-1 吉祥寺駅2番線にもホームドア 28.2.14.jpg
      ▽ 運用を開始した2番線ホームドア(左)
       右は昨年12月から使用開始の1番線 吉祥寺 28.2.14 ▽ 

京王線布田・国領・調布・新宿駅に続き、井の頭線吉祥寺駅では昨年12月に1番線にホームドアが設置されました。そして2月14日からは2番線ホームでも運用が開始されました。

786-2 吉祥寺駅2番線にもホームドア 28.2.14.jpg

完成したホームドアは、昨年12月に完成の1番線ホームドアと同一仕様のものでした。
ドアはシックな紫と灰色ベースで、井の頭線のシンボル紫陽花が描かれています。上部には1029Fと同様のレインボーカラーも添えられ、全国的に見ても珍しい上品な仕上がりとなっており、京王ファンとしてもうれしく思える事例でした。

< 車内照明LED化 本格導入進む>
788-1 車内LED照明広告 26.2.15.jpg

2015(平成27年度)事業計画で行うとしていた井の頭線全車両の車内照明LED化工事が昨年11月に完了したことを受け、この月から電車内ドア上の広告枠に、車内照明LED化推進についての広報が繰り広げられました。

井の頭線の車内照明は、平成24年2月に1029Fで試験運用が開始されて以来5年を要し、完全LED化が達成されたことになります。

788-3 車内LED照明広告 26.2.15.jpg

現在は京王線車両のLED化が鋭意行われています。
LED化された車両には、ご覧のような新しい「LED照明」のステッカーが掲示されました。

(次回は3〜4月分をお伝えします。)

[ご参考:当ブログ関連記事]


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2016年12月10日

No859 5000系メモリアルイベント 〜京王れーるランド〜


859-1 5000系メモリアルイベント レールランド 28.12.9.jpg

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    ▽ 5000系メモリアルイベントでヘッドマーク再現
                       京王れーるランド 28.12.9 ▽

京王線5000系が、1996(平成8)年12月1日に行ったさよなら運転から20周年を迎えることを記念し、京王れーるランドでは12月1日から12日まで「5000系メモリアルイベント」を開催しています。

野外展示の5723号には、当時のさよなら運転で実際に使われたヘッドマークが取り付けられ、当時の惜別の光景が再現されています。
本物のヘッドマークで存在感満点、5000系の惜別というよりは、5723号の雄姿の姿にさえ見えます。

859-3 5000系メモリアルイベント レールランド 28.12.9.jpg

車内では5000系関連の記念グッズやヘッドマークを取り付けて活躍した黄金時代や終焉期の数々の写真展示、ふだんは入れない運転室の公開(日時限定)などが行われています。

859-4 5000系メモリアルイベント レールランド 28.12.9.jpg

859-5 5000系メモリアルイベント レールランド 28.12.9.jpg

登場翌年、優れた通勤車両に与えられた鉄道友の会ローレル賞受賞の記念プレートです。
当時、鉄道友の会からの表彰は、鉄道事業者にとっては名誉この上ない誇りでした。600ポルトから1500Vへと昇圧、軌道から出発し高速鉄道へと脱皮した京王にとって、大きな喜びであったはずです。

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数多くの5000系を扱ったテレフォンカード、鉄道友の会が発行した5000系の紹介パンフットなども展示されています。

859-7 5000系メモリアルイベント レールランド 28.12.9.jpg

今回のイベントに合わせ、れーるランドが特製した「引退20年ヘッドマーク」です。「さようなら5000系ヘッドマーク」と1日交互に掲出されています。

859-8 5000系メモリアルイベント レールランド 28.12.9.jpg

車内には懐かしの5000系の名場面の数々が多数展示されています。
画面一番左の写真は、1996(平成8)年11月30日、一般営業最終日の5000系の姿です。
数々のヘッドマークを付けた雄姿、他形式と並んだ光景などなど、貴重な名場面を楽しめます。
展示されている写真は、京王の社員の方々が撮影されたものだという事です。

859-9 5000系メモリアルイベント レールランド 28.12.9.jpg

「5000系メモリアルイベント」は、まさにれーるランドの手作りイベントですが、それだけに親密感、暖かさ、京王電車大好きの方々が創作していることを皮膚感覚で感じさせてくれるイベントでした。
京王電車ファンには、特にお勧めのイベントです。

写真は全て、平成28年12月9日に撮影したものです。

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2016年12月09日

No858 高幡不動駅行先案内表示もマルチカラーに


858-1 新行先表示案内 高幡不動 28.12.9.jpg
     ▽ ホーム行先案内が新しいマルチカラータイプに更新
                       高幡不動駅4番線 28.12.9 ▽

先月、飛田給駅のホーム行先案内表示がマルチカラーの新型に更新されましたが、このほど高幡不動駅でも新型タイプへの更新が行われました。

858-2 新行先表示案内 高幡不動 28.12.9.jpg

種別ごとの帯表示など、色の使い方は先行更新駅と同様ですが、特急の色合いが赤というよりは蛍光色のピンク色となっており、列車の表示色とは異なる印象で、少々違和感を感じます。
設置されたばかりなので、これから調整されるのかもしれません。

858-3 新行先表示案内 高幡不動 28.12.9.jpg
            ▽ 動物園線ホーム案内表示も更新 ▽

高幡不動駅は動物園線の1番線から京王線上りの5番線ホームまで、降ホームが5線ありますが、全てのホームの案内表示が更新されています。

ホーム行先案内表示の更新は、今年度計画では飛田給、高幡不動、吉祥寺の3駅が対象となっています。

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2016年12月04日

N0857 5年前の京王電車L 平成23年11・12月


5年前の京王電車の世界を、当時の「京王線 井の頭線 応援歌」の記事からふり返えります。
今回は2011(平成23)年11月・12月分をまとめてお伝えします。

【平成23年11月】
<井の頭線3000系 49年の歴史に幕−
298-21 3028F 渋谷 23.11.13.jpg
  ▽ 3回行われた惜別ヘッドマーク付き運転の最終日
   多くのファンが名残りを惜しみました  渋谷 23.11.13 ▽

298-1 ヘッドマーク 23.11.6.jpg


296-3 3028F車内ポスター 23.11.3.jpg

296-4 3028F車内ポスター 23.11.3.jpg
   
11月、ついに来る時がやってきました。
井の頭線3000系の引退が来月に迫り、最後の生き残り3028Fには複数の惜別ヘッドマーク、車内には2種類の惜別吊りポスター、そして地方で活躍する僚友の写真などが掲出、展示されました。

298-25 3028F永福町 23.11.13.jpg
  ▽ カメラの砲烈を浴びる3000系3028F   
                                                永福町 23.11.13 ▽

298-16 高井戸  23.11.6.jpg
  ▽ 高井戸駅で惜別列車を撮影するファンの方々 ▽

京王は3日、6日、13日の3回、3028Fにヘッドマークを取り付けたお別れ運転を行い、沿線は名残を惜しむファンや一般利用客で大フィーバーとなりました。

298-5 3028F車内 23.11.6.jpg


298-8 3028F車内 23.11.3.jpg
 ▽ 車内に惜別ポスター、側天井には地方で活躍する僚友を掲出 ▽

3000系は、東京オリンピックが行われる2年前の、昭和37年に登場しました。
正面は当時の国鉄80系の2枚窓湘南スタイルを採用、車体色には翌年オープンする新宿京王デパートのイメージと連動したレインボーカラーを、また車体は当時の最先端をいくオールステンレスカーとするなど、京王が大きく飛躍する象徴ともいうべき、進取の気性に富んだ存在でした。

井の頭線の近代化に大きく貢献した3000系は登場翌年の昭和38年には、鉄道友の会のローレル賞も受賞しました。

その後は高度成長時代とともに、井の頭線の大量輸送時代を支えて大活躍したことは、周知の事実です。

298-13 3028F車内 23.11.3.jpg

3000系の運転台直後です。
運転室直後の開放的な空間こそが、3000系の大きな特色、魅力でした。

298-20 4運転台 23.11.6.jpg

3778号の運転台です。
昭和30〜40年代、薄い緑、草色は、各社の運転台などで多用された色味でした。

298-14 3028F車内 23.11.6.jpg

ドア上の案内表示です。
LED、液晶モニターへとどんどん進化する中、厚紙の「停車駅案内」は、まさに昭和時代の遺物そのものでした

298-26 吉祥寺 23.11.13.jpg
   ▽ 吉祥寺駅1番線に到着する3028F  23.11.13 ▽

13日は、ヘッドマーク付き運転の最終日でした。
大勢のファンが待ち受ける中、3028Fが吉祥寺駅に到着です。

298-19 3778 吉祥寺 23.11.6.jpg

見納めの、3000系の「急行 渋谷行き」の種別・方向幕です。

298-27 吉祥寺 23.11.13.jpg

ふだんはNGですが、喧騒の中、乗務員とお子様の記念撮影の光景も見られました。

あれから5年−。
月日の経つのは早いもので、井の頭線の3000系は、人々の思い出、記憶の中で生き続けています。

なおこの月は、各駅の改札口上部に設置されている「旅客案内ディスプレー」に、列車運転見合わせや遅延情報などを伝える「異常時運行情報」の配信スタート、また19日からは「ファンキーモンキーベイビーズ」とのコラボによる京王八王子駅の列車接近メロディ導入の記念乗車券の発売が開始されました。

【平成23年12月】
<“酔客ミッドナイト準特急”スタート

302-1 臨時列車ポスター 23.11.jpg


"酔客ミッドナイト−" とは、私が名づけたニックネームです。

当時、忘年会シーズンの深夜時間帯、ターミナル駅の新宿、渋谷を発車する列車の混雑ぶりは凄まじく、発駅でありながらも乗り切れないほどの状況も見られました。

そのため混雑緩和を目的に、この時期、毎年深夜時間帯の京王線、井の頭線に臨時列車が増発されていました。

この年は、121日からのスタートでした。


両線とも運転本数や運転時間帯は、ほぼ昨年通りでしたが、京王線では列車種別がそれまでの特急から準特急に変更となりました。

京王線では事実上の "酔客輸送" ですが、増発列車の最後が種別通勤快速となっており、当時なにか滑稽ともいうような印象を持ったことを覚えています。


それはともかく、このポスターを今日見てみると、当時は一気に押し寄せる深夜時間帯の多くのお客様に対応するため、波動輸送を実施せざるを得なかった時代の残照として映ります。

その後、京王の深夜時間帯ダイヤの充実・強化への舵の切り替えは、大きな成果、価値を産み出していると思います。


<運行情報 携帯への配信開始>
303-1 京王ニュース 23.12.jpg
  ▽ 携帯への「異常時運行情報」配信サービス開始を伝える
                      京王ニュース23年12月号 ▽
                
先月11月、各駅改札口付近に設置した旅客案内ディスプレーに運転見合わせや遅延情報の「異常時運行情報」の表示がスタートしましたが、12月5日からは同様情報の携帯電話へのメール配信サービスも始まりました。

配信時間は始発から午前0時まで、列車事故などで運転見合わせの場合は、見合わせ開始時点と復旧時の2回配信、遅延は15分以上の遅れが発生の場合に配信する内容でした。
現在ではすっかり定着しているサービスですが、早いものでスタートから5年が経過したことになります。


当時の記事でも触れていますが、トラブル発生の場合、「〇〇点検のため」などの曖昧な表現は避け、今後はより正確・的確な情報提供、表現の改善、発信回数の見直し、復旧ダイヤ時点での一部優等列車の運休継続周知など、より利用客の立場に立った具体的な情報伝達の充実・強化に努めて欲しいと、利用者の誰もが願っていると思います。


<京王電車がナンバープレートに>
306-1 原付ナンバーに京王線 23.12.jpg
   ▽ 八王子市の原付バイクナンバーに京王電車が登場
    ナンバーの見本 八王子市ホームページより  23.12 ▽


この月、なんと京王電車が八王子市の原付バイクのナンバープレートに登場しました。
八王子市がシティーセールスの一環として、12月15日から交付する第1種原動機付きバイクの “ご当地原付ナンバー” の図柄として登場させたものです。

高尾山をモチーフに赤く染まった紅葉とふもとを走る京王電車が描かれいて、一般乗用車ナンバーにも取り入れたらいいのにと思ったことでした。

これで「5年前の京王電車 平成23年」は終わります。

この年は、京王・井の頭両線の近代化、大量輸送時代を支えた6000系が春3月に、そして3000系が初冬に引退、形式消滅するなど、京王の車両分野にとっては大きな節目の年となりました。

[ご参考 今回記事に関する当時のブログ記事]

posted by 特急高尾号 at 15:24| Comment(2) | TrackBack(0) | 5年前の京王電車 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月01日

No856 楽しみな車両との出会い 若葉台公開から


かか856-1 若葉台公開 28.10.29.jpg
「若葉台車両基地公開から」、3回目は車両たちとの対面です。
基地に入ると真っ先に、公開とは別の一般留置車両に出会います。
最初に目に飛び込んできたのは、7802号でした。「作業中」の札を、前面に掲げていました。こうした表情が見られるのも、車両基地ならではの光景です。

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基地公開で私たちを出迎えてくれたのは、高尾山トレインの8013Fやデヤ900編成、7005F、それに道床を固める08形マルタイ(マルチプルタイタン パー)でした。
こうした画角で車両たちを写せるのも、基地公開ならではのことです。

856-4 若葉台公開 28.10.29.jpg

このように直近の位置で、しかも大混雑もない中で車両撮影ができるのは、京王の基地公開の特色です。
でも残念ながら、デヤ900編成の前に、なんと7005Fが鎮座しています。
これでは折角の、あの車両のサイドビューが撮れません。

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なんとかぎりぎり、望遠で撮った「サヤ912」です。資材運搬等の事業用貨車ですが、ことし6月に新造導入された、京王で最も新しい車両です。

そのすぐ後ろには、DAX(総合高速検測車)クヤ911が妻面を見せ、右隅にある運転台部分も見えます。
子ども達にデヤ900編成を間近に、そしてユニークなサイドビューを持つサヤ912を連結した姿を見てもらう絶好の機会であったはずですが、手前の7005F留置に関しては、残念なことでした。

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ピット内では8009Fが1両ずつバラバラにされ、整備を受けていました。
台車を外され、いわゆる "ゲタ" を履いている光景はここでしか見られません。

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こちらは8009号です。
連結面はふだんの機械洗浄では綺麗にならないようで、随分と汚れているように見受けられました。車内の整備中でした。

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会場入り口には毎回のことですが、大型のJr形マルタイが展示されていました。1両で8億円もするとのことでした。

856-10 若葉台公開 28.10.29.jpg

この若葉台車両基地の見学会ですが、毎回参加する人にとってはお馴染みのものも多いのですが、初めて参加の方にとっては、大いに楽しめる1日になることと思います。

なお第2回でご紹介した台車や主電動機などの機器紹介コーナーには説明の係員の方が常駐していて、私たちの質問に丁寧に答えてくれます。
ふだんから質問を考えておき、こうした機会に質問を通じて交流が図られるため、京王電車ファンにとっては最高の見学会です。
因みに私は、8000系大規模改修に関する幾つかの質問をさせていただきました。

来年、今の時期に再び見学会が開催され、目玉として搬入直後の有料座席指定列車、新5000系が披露されたら最高ですね。今から楽しみです。
「若葉台基地公開から」は、今回で終了です。


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2016年11月29日

No855 "足回りファンにはたまらない" 〜若葉台基地公開から〜


「若葉台車両基地公開から」の2回目です。
今回は、京王電車の足回りなどを中心に見てみます。

853-1 若葉台基地公開 28.10.29.jpg

クレーンによる車体の吊り上げ現場のすぐ隣りでは、台車やモーターなどの床下足回り機器の展示が行われています。
この道のファンの方にとっては、台車や各種機器が至近距離で見られるため、堪えられない魅力だと思います。

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この日は7000系の台車が展示されていました。

853-2-2  若葉台基地公開 7252上り方台車.jpg

よく見ると「7252 上り」とありますから、ふだんは動物園線を中心に走る7202Fの7252号の上り方台車です。
現役車両の車体から取り外された台車は、こうした機会に参加しない限り見ることは出来ません。

853-3 若葉台基地公開  8009号主電動機 28.10.29.jpg

こちらは主電動機、いわゆるモーターです。
先頃出場した8009Fの8009号のものです。
手で触れられるほどの(触れてはいけませんが)、目と鼻の先ほどの間近な距離に展示されています。

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853-4-2 若葉台基地公開  8002号主電動機 28.10.29.jpg

主電動機と書かれたこちらの方は、現在大規模改修で入場中の8002Fの8002号のものです。
先の8009号のものと比べると新型電動機だと説明を受けました。8002Fは、この主電動機を搭載して出場するという事でした。
こうした具体的な説明を受けると、油にまみれる機器でも、親しみを感じるから不思議です。

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しかし何といっても、足回りで一番目がいくのは、綺麗に化粧直しされた台車ですね。
特に京王線車両は検査入場後も、編成全体の台車の化粧直しは行われないため、先頭車両と化粧直しされた台車の組み合わせはゾクゾクします。


853-6-2 若葉台基地公開  8759号床下 28.10.29.jpg

853-6-3 若葉台基地公開  8759号床下 28.10.29.jpg

模型ファンが熱望するような、こうした角度からの撮影も見学会では可能です。

853-7 若葉台基地公開 幌枠 28.10.29.jpg

構内には、連結部分の幌が立てかけられていました。
6000系電車の正面幌が懐かしく思い出されますが、京王では数少ない6000系正面幌の時代は過去のものとなり、さみしい限りです。
でも中間連結部幌とはいえ、こうした部材が野外に置かれているのも、車両工場ならではの光景です。

853-8 若葉台基地公開  28.10.29.jpg

野外と言えば、こんな台車も見られました。
どこの電鉄会社の車両基地でも見られる光景ですが、雨ざらしですし、予備の台車とは見受けられませんから、いったいどのような役割が付されているのでしょうか。

【ご参考】
   6724号 高幡不動 22.4.9

(つづく)

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2016年11月27日

No854 宙に舞う8759 〜若葉台基地公開から〜


先月29日に行われた若葉台車両基地公開では、ふだんは見られない京王電車の光景を見ることが出来ました。

当日の記事でお約束した、車両基地で対面した京王電車の数々の珍しい光景や、ふだんでは撮ることのできない画角で撮影した光景を、3回に分けてお伝えします。

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若葉台基地公開のハイライトは、午前・午後各2回ずつ行われるクレーンによる車両の吊り上げです。

開始前には、作業にあたる係員の皆さんが車両の前に規則正しく一列に並び、現場の空気が凛と引き締まりました。
参加の皆さんの期待が、一気に高まる瞬間でした。

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そして吊り上げられるのは、手前の8159号と思いきや−、

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背後のクハ8759号でした。

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吊りげられた8759号が、手前の8159号の真上を頭越しに乗り越えます。
8000系車両の2段重ねのような光景は、こうした機会でのみ見られる貴重なものです。
8759号が、迫力いっぱいにこちらに迫ってきました。皆さん、びっくりです。

850-8 若葉台基地公開.jpg

850-7 若葉台基地公開.jpg

実はこのクハ8759号は6+4編成の封じ込め5号車中間クハで、営業線上では正面全景は見ることが出来ません。
行き先表示も中間クハのためにLED化されていません。方向幕のままで、営業運転の時は常時黒幕となっています。

ところがどうでしょう。
吊り上げられた8759号の正面行き先表示には、なんと「特急」「高尾山口・多摩動物公園」と、信じられないような種別・行先が表示されていました。
吊り上げられた8759号の正面に回り込まないとこの表示は見られないため、気づいた方はごく少数だったはずです。
正面のコーポレートライン上にある「KEIO」の切り文字ロゴマークも、まだ入っていません。

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8000系6+4編成の大規模改修も半数を超え、残すところあと6編成となりました。この8759号の正面化粧直しは、今回が最後かもしれません。

8759号の最後ともいえる晴れ舞台です。
クレーン吊り上げや感涙ものの方向幕の表示は、係りの方の粋な計らい、心憎い演出だったとしたら、もう脱帽ものです。

(つづく)

posted by 特急高尾号 at 16:14| Comment(2) | TrackBack(0) | アラカルト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月25日

No853 点描京王電車 賑やかなジャパンカップ広告


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     ▽ G1レース ジャパンカップの広告で満艦飾の渋谷駅
                                 28.11.21 ▽

ことしも新宿・渋谷の両駅で、賑やかな広告の季節を迎えています。
27日に東京競馬場で開催される競馬のG1レース、ジャパンカップを目前にし、井の頭線渋谷駅はこれまで以上に満艦飾の広告でいっぱいです。

853-2 ジャパンカップ宣伝の渋谷駅 28.11.21.jpg

電車を降りてメインの改札口に向かうと、頭上にご覧のようなド迫力、巨大な吊りボード広告が現れ、井の頭線利用者を驚かせます。
こうした超大型の、テキスト広告は初めてです。
キーワードも、なかなかです。

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853-6 ジャパンカップ宣伝の渋谷駅 28.11.21.jpg

ホーム円柱や天井からの大型吊り広告は例年通りですが、ことしは競走馬の形を切り抜いた、切り絵のようなオブジェが加わっています。
渋谷駅構内に実際に立ってみると、例年以上の迫力を感じました。

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改札を出た構内通路です。
ここはデジタルサイネージ広告のモニターがズラリと並んでいますが、ここもジャパンカップのディスプレーで埋め尽くされています。
いつもの、あの人が微笑んでいました。

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    ▽ いつもの場所で  ジャパンカップ広告  新宿駅 28.11.25 ▽

こちらは本来の雄、新宿駅です。
東京競馬場の最寄り駅、競馬場線府中競馬正門前駅は京王線マターですが、ことしの迫力は渋谷駅の方が勝っているように見受けられました。
毎度のことですから、利用者はたんたんと…といった感じで通り過ぎていました。
踊り場のこの光景は、京王電車、そして新宿駅の広告風物詩として、すっかりと定着している証ですね。


posted by 特急高尾号 at 22:44| Comment(6) | TrackBack(0) | 点描 京王線 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月24日

No852 朝間から降雪の京王線


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   ▽ 降雪の中、新宿を目指す上り急行
                 高尾線 めじろ台 28.11.24 AM7:58 ▽

東京地方は、早朝から雪が降り始め、都心は11月としては54年ぶりの初雪となりました。
多摩地区も午前6時過ぎから雪となり、高尾線は白銀の世界になっています。

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京王線・井の頭線は始発から運転を開始していたようです。
午前8時前の高尾線上り急行は、ほぼ定刻にやって来ました。

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降雪の中を走る7000系の急行種別表示、緑色が白雪の中、印象的でした。

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午前8時、京王線・井の頭線では、降雪の影響で15分程度の遅れが発生しているとの運行メールが届きました。
降雪は昼前後まで続きそうですが、除雪機能を取り付けたデヤ900形の初登場には至らないように見受けます。

(28年11月24日午前9時45分記す)

posted by 特急高尾号 at 09:46| Comment(0) | TrackBack(0) | ダイヤ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月16日

No851 飛田給駅 ホーム行先案内表示器更新


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     ▽ 更新されたホーム行先案内表示器  
                飛田給駅 2・3番線ホーム 28.11.14 ▽

今月に入り、飛田給駅のホーム行き先案内表示器が、橋本駅や笹塚駅と同様のマルチカラータイプに更新されました。
今年5月に公表された2016年度鉄道事業設備投資計画によると、今年度は飛田給、高幡不動、吉祥寺駅が更新対象となっています。

851-6 飛田給駅 新ホーム行先案内 28.11.14.jpg

今月14日の光景です。
飛田給駅は快速と各停のみの停車駅ですが、上下本線の1・2番線の表示器はこれまでの2行表示から3行表示に機能強化されています。
この段階では、3行目にはまだ情報の表示はなく、ブラックとなっています。

851-5-2 飛田給駅 新ホーム行先案内 28.11.14.jpg

851-4 飛田給駅 新ホーム行先案内 28.11.14.jpg

また表示器はマルチカラー化されていますが、色使いは「列車がきます。ご注意ください」との表示だけが、これまでの赤から新しいピンク系の色に変えられていますが、列車種別などはまだ従来タイプの色使いのままで、順次新しい色に変更していくとのことでした。

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   ▽ マルチカラー化、3行表示が開始された行先案内表示器
                          飛田給駅   28.11.16 ▽

そして16日に再度訪れると、行先表示はマルチカラー化、1・2番線の表示器は3行表示運用がスタートしていました。

飛田給駅は味の素スタジアムの最寄り駅で、臨時特急始発の設定や臨時停車がある変則駅です。
そのため表示器更新に合わせ、特急などが臨時停車する上下本線の1・2番線の表示は3行にしたものと思われます。飛田給駅ならではの変則運用です。

851-10 飛田給駅 新ホーム行先案内  デヤ900  28.11.16.jpg

きょうは飛田給駅で、こんなお宝カットをゲットしました。
行き先表示に画角を合わせ列車を待ったのですが、この段階ではどんな車種の通過電車がくるか分からないのですが、なんとデヤ900様ご一行がファインダーに飛び込んできました。

851-11 飛田給駅 新ホーム行先案内  デヤ900  28.11.16.jpg

2度に亘る飛田給駅訪問のご褒美だったようです。

なお高幡不動、吉祥寺駅の行先表示の更新は、まだ行われていません。

この記事は、「沿線住民」さまからのコメント情報をもとに、取材・作成しました。

[当ブログ内 参考記事]

posted by 特急高尾号 at 18:32| Comment(6) | TrackBack(0) | アラカルト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月14日

No850 点描京王線 笹塚駅の驚き 各駅でも


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   ▽ 券売機コーナーに並ぶみずほ銀行ATM 笹塚駅 28.9.12 ▽

9月末のダイヤ改正を前に各駅を回っていた頃、笹塚駅でびっくり仰天の光景に出会いました。
なんと駅構内の自動券売機の並びに−

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みずほ銀行の自動現金受け払い機、ATMが並んでいたのです。
ATMの頭上には、ご覧のように路線図と運賃表が並んでいます。

パスモやスイカなどのICカード利用の普及が急速に進み、鉄道各社の自動券売機はかなりのスピードで減少に転じました。
代わりに他駅などで捻出されたチャージ専用機や精算機などを設置しても、なお券売機スペースは余るのが実情のようです。

京王も同様な状態で、新宿、渋谷、明大前などの主要駅はもとより、特急停車駅や規模の小さな駅などでも自動券売機の一部撤去が進み、いまではその跡スペースは蓋が付されているのが当たり前となっています。

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そうした光景はどうしたものかと思っていた矢先に、この光景に出会いました。

自動券売機撤去の跡スペースに設置しているため、当然のことながらATMは券売機の並びにあります。
一見便利そうには見えますが、何か落ち着かないような、妙な感じを抱いたのは、私だけではないはずです。

そういえば最近の京王の駅構内では、みずほ銀行のATMがどんどんと増殖しています。
渋谷は駅構内に、北野は券売機の真後ろに、高幡不動では改札口と平行の真横に設置されています。
もしかしたらみずほ銀行は京王のメインバンクの一つなのかもと思いつつふだんから様子を見ていたところ、先月、またまた券売機の並びにATMが登場しました。

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        ▽ 渋谷駅西口券売機コーナーには2台ものATMが 28.9.12 ▽

井の頭線渋谷駅の西口です
ここは駅構内の一等地でありながら、半分以上のスペースが長い間、使われずにいました。
渋谷駅西口の改装に合せか、ATMや時刻表を設置するために改装したのか、動機はどちらかは分かりませんが、なんと2台ものATMが登場しました。

京王にも銀行にも、アイデアマンがいたのだと思います。
最近は京王線の他の駅でも、次々とみずほのATMが登場しています。
京王の新しい、駅構内の光景です。

[当ブログ 参考記事]

posted by 特急高尾号 at 14:40| Comment(4) | TrackBack(0) | 点描 京王線 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月11日

No849 8連、幕車、7006F準特急走る


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   ▽ 8連幕車準特急7006F 左は7028F 高幡不動 28.11.11 ▽

京王線は今朝(11/11)の本降りの雨の影響で、一部列車に混雑が集中し、一部列車の運休、上下線での遅延状態が午後まで続きました。

その影響を受け、きょうは列車運用にいつもとは異なる変化が見られました。
日中の京八系統には、幕車7000系8両の準特急が運転されました。
午後1時台の状況では、高幡不動での車両交換もなく、そのまま新宿へと向かいました。

高幡不動では、幕車7000系同士の10連特急7028Fと8連準特急7006Fとの顔合わせも見られました。

また高尾線を中心に日中運転される高幡不動−高尾山口間の6両編成各停も、ふだんは7000系6両編成の運用ですが、きょうは珍しく7000系2両+4両編成が登板でした。

さらに日中の高尾山口行き各停は8両編成ですが、きょうは7000系10両編成も登場していました。

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       ▽ 8連幕車準特急7006F  明大前   28.11.11 ▽

ダイヤ復旧を優先させるためのやむを得ない車両運用ですが、8連準特急の車内では停車駅の度に、編成短縮に関する丁重なお詫び放送が行われていました。

[撮影]
 〇平成28年11月日 午後1時−2時台
  携帯電話カメラ機能で撮影

posted by 特急高尾号 at 17:18| Comment(6) | TrackBack(0) | ダイヤ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月06日

No848 京王ニュースに「安全・社会・環境報告書 2016CSRレポート」


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京王では毎年1回、「安全・社会・環境報告書 CSRレポート」と題した、グループ全体の安全対策や社会貢献、環境保全に関した報告書を公表しています。
2016年版はすでに9月30日にホームページ上で公開されていますが、75ページにもわたる内容のうち、鉄道部門の安全施策を中心として概略版が、「京王ニュース28年11月号」に4ページにわたって紹介されました。

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内容はホームや踏切での安全施策の紹介や走行用電力の再利用、再生可能エネルギーの再利用など多岐にわたっていますが、とくに災害等への備えのコーナーでは、鉄道構造物の耐震対策や降雪時運転対策、地震や強風、大雨時の運転規制基準など、利用者にとっても、ファンにとっても、京王の気象災害に対する取り組み概要を知る上で、有益な情報が公開されています。

こうした分野に詳しい利用者やファンにとっては、もっと踏み込んだ詳しい内容を知りたいと思うかもしれませんが、そうした点については今後のさらなる内容の充実・強化に期待するところです。

ところで「安全・社会・環境報告書 CSRレポート」は、かつては各駅で冊子版が配布されていましたが、その後各駅での冊子配布は廃止され、ホームページ上での公開が基本となりました。
冊子版が必要な人は申し込みを行って送付を受ける形となっていたのですが、今回は京王ニュースでの公開が加わったものです。
多くの人が、より平易な形で、こうした経営情報の一端を目にすることが出来るように改められたことは、特筆に値します。

今後はホームページや京王ニュースだけでなく、鉄道部門の当年度事業計画などの内容も加え、駅構内やホーム掲示ボードなどでの情報公開へと発展していくことを期待したいと思います。
京王と利用者間の、意思疎通回路のよりいっそうの充実・強化こそが、安全輸送・サービス強化につながる最も大切な取り組みだと思います。

なおホームページで公開されている本編の「安全報告」28ページには、ことし1月18日の大雪時、3車両基地から列車の出庫が出来ず、通常の3割しか列車の運転が出来ない状態に陥ったトラブルの原因、今後に向けた再発防止策が記述されています。

[参考]
    ホームページ上では探しにくくなっています。
   トップページ一番上 → IR・企業情報 → 右側下のCSR・その他
       → 安全・社会・環境報告書 CSRレポート → 2016年度レポート と
         順次クリックしていきます。


posted by 特急高尾号 at 10:55| Comment(2) | TrackBack(0) | 経営 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月01日

No847 都営車両 京王線新宿駅乗り入れについて


先月、10月25日(火)夜間、明大前駅構内で発生した人身事故の影響を受け、京王線は新宿−桜上水間で運転見合わせとなりました。
そして運転再開後のダイヤ復活運転で、都営新宿線車両が京王線新宿駅に入線し、京王線系統で旅客輸送を行いました。

これまで事故等によるダイヤ混乱時でも、都営車両の京王線新宿駅への入線、旅客輸送はありませんでしたから、この運転はネットでも大きな話題となり、「10月25日は歴史的な日だ」といった書き込みも見られました。
また当ブログにも、コメントで都営車の京王線新宿乗り入れの情報が寄せられました。

そのため後日、業務の支障にならないよう配慮しつつ、新宿駅駅務員や現場乗務員さんにこの件について、利用者の一人として尋ねてみました。

その結果10月25日、運転見合わせ後のダイヤ復旧時間帯に都営車の京王線新宿駅乗り入れ列車が3本運転されたという事で、その中には急行京王八王子行きの列車もあり、京王八王子駅にも乗り入れたことが分かりました。
また翌26日朝には、京王八王子発の上り特急新宿行きとしての運転も行われ、2日続けて都営車の京王線新宿駅乗り入れがあったとのことでした。
今後はダイヤ混乱の復旧時、状況に応じて都営線車両の京王線新宿駅乗り入れも行い、よりスムースな復旧輸送運転に努めていくとの事でした。
25日はその初日となったようです。

都営車両による特急、準特急、急行での橋本・京王八王子・高尾山口行きなどの列車が見られる可能性が高まりました。
京王電車ファンとしては、京王の「運行情報メール」から目が離せない状況です。
出かける際は、カメラ必携ですね。

【追伸】
匿名希望様から、京王線新宿駅に停車している都営車両の写真を貼ったTwitterをご紹介いただきました。当記事あてのコメント内に、当該写真を掲載したTwitterのアドレスがあり、写真をご覧いただくことが可能です。

Twitter情報では、京王線新宿発の都営車運転は、
 10-470F 51T 急行 橋本
 10-280F 37T 急行 橋本
 10-510F 97kT 急行 京王八王子 とあり、
 写真も掲載されています。

また翌朝の上り特急新宿行きとして運転されてい光景も
アップされています。
(28.11.1 23:52)
posted by 特急高尾号 at 22:23| Comment(13) | TrackBack(0) | ダイヤ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする