2016年07月18日

No823 消えた「KEIO」ロゴマーク"


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              ▽ 8003F 8553+8503  北野  28.7.2 ▽

先日、緩急接続の乗換駅で各停運用に入っていた8000系大規模改修トップバッターの8003Fに出会い、中間車化された8553+8503の連結部を中心に撮影しました。
これがその写真ですが、後日しっかりと見てみると、登場直後に残っていたかつての運転台後部にあった「KEIO」のロゴマーク跡が消えていることに気づきました。

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 こちらの写真は、登場間もない26年4月のものです。

大規模改修前の運転室後部に貼られていたロゴマークのステッカー跡がくっきりと見てとれます。

これには私たちファンはもとより一般のお客様も、『え〜っ、何これっ』と言った感想を持ったことでした。


さすがに京王もこれはまずいと思ったのか、大規模改修第2弾8013F以降からはしっかりとロゴマーク跡の上からメタリック塗装を施し、こうした姿は見られなくなりました。


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         ▽ 8003F 8553+8503  北野  28.7.2 ▽

さて話はもとに戻って8003Fですが、いつの間にか「KEIO」ロゴマーク跡は綺麗に塗装され、姿を消していました。
車体側面をみると全般検査期日が16年3月と表示されていました。その際に綺麗にお化粧直しが行われたものと思われます。
そもそも私の気づきが遅すぎなのですが、一部に"まだ" の方もいらっしゃることを想定し、あえてご報告としました。

それにしてもマーク跡とはいえ、現役車両のコーポレートロゴマークを消去する作業を行った係員の方は、複雑な心境だったのか、綺麗になりスッキリとした心境になったのか、どちらだったのかと思ったことでした。

posted by 特急高尾号 at 12:55| Comment(6) | TrackBack(0) | 車両 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年07月10日

No822 点描 京王線 インターン広告にダイヤグラム


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京王線の車内に、ご覧のような吊り広告が掲出されています。
車内で何やら、ダイヤグラムと同一の青地の色味が目に入りました。
近づいて見ると、大学生・大学院生を対象にした京王のインターン募集の広告でした。

京王の社員募集などの吊り広告は、通常建物や車両、または現場と社員の入れ込み写真などが定番ですが、ダイヤグラムなど現場で使用する備品などをモチーフにした作品は大変珍しいと思います。

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よく見ると大枠の斜線は1時間単位で、5時台から17時台まで、正確にきちんと入っています。またインターンの「ン」の文字には出庫の丸印が、「タ」の文字の右には入庫の三角記号までデザインするという凝りようと遊び心です。(いやいや、真面目に、リアルに取り組んだのかもしれません)。

さてこの広告ですが、関係者やファンならダイヤグラムを現していると一目瞭然ですが、一緒に乗車していた家人の感想は、『地味ねぇ…』でした。
私はというと、『いやいや、これを一目見てダイヤと理解出来るような、やる気満々になる奴がいいのだ。そうした学生に応募してもらいたいのだろう』と、偉そうに解説したことでした。

ちなみに広告によると、事務系総合職のインターン募集はないという事で、技術系の電気・車両・土木・建築の各鉄道業務を対象とした総合職のインターン募集という事でした。念の為。

笹塚−仙川間の高架化を始め、将来の計画路線として位置づけられている笹塚−調布間の複々線化計画などを担える、やる気満々の多くの学生からの応募があるといいですね。

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2016年07月07日

No821 京王多摩センター駅 サンリオキャラクターで満艦飾 キティちゃんが名誉駅長


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ことし3月から4月と、段階的に整備が続けられていた京王多摩センター駅のサンリオピューロランド仕様の装飾がこのほど完成し、今月9日からは縫いぐるみ付きの記念乗車券も発売されます。

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        ▽ "サンリオ装飾" が施された京王多摩センター駅 28.7.6 ▽

今回は改札口前の天井やコンコース、事務室、ホーム番線・行先方向案内表示などが装飾され、京王多摩センター駅は一段と楽しい駅に変身しました。

コンコース天井は巨大なステンドグラス風照明となり、この駅の名誉駅長に就任しているキティちゃんを始め、数多くのサンリオキャラクター達でいっぱいです。その大きさに、ど肝を抜かれます。

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券売機ゾーンや時刻表周りは落ち着いたプルー地にゴールドのデザインや縁取りがちりばめられ、名誉駅長のキティちゃんや駅の各係りに命名されたキャラクター達が微笑んでいます。

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今回はこれに加えて、改札内の精算機や駅事務室内カウンターも装飾されました。

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そしてこんなところにも、こだわりが…。

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いつの間にか、ホームの時計もこんなに可愛いものに変身していました。

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そして7月6日に訪問してみると、

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ホーム番線や行先の方面を示す案内表示も素敵なボードに変身していました。

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日差しの強い日中よりも、夕闇が迫る少し前ぐらいの時間帯が訪問のおすすめです。
プルー地の駅名標や番線・行先案内表示などに灯りが入り、キャラクターがほのかに浮かび上る様は雰囲気満点です

京王多摩センター駅の "サンリオ装飾" は、京王とサンリオエンターテイメントが共同で集客と地域活性化を目的に取り組んでいるもので、ヨーロッパの街並みをモチーフに、サンリオの世界を感じてもらえる空間を目指したという事です。

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なお3月12日から運転されている京王多摩センター駅装飾記念のヘッドマーク付きラッピング編成(9031F)は、8月31日まで運転されます。

今回の記事の撮影は、平成28年7月6日に行ったものです。
一部に3月、5月に撮影したものも含んでいます。

posted by 特急高尾号 at 07:41| Comment(2) | TrackBack(0) | アラカルト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年07月01日

No820 京王線ダイヤ考察 本数見直しの真意とは


京王は、京王線のダイヤ改定を2013(平成25)年2月、そして2015(平成27)年9月に改正、また井の頭線も2015(平成27)年2月に改訂を実施しました。(昨年9月以前は「改定」ですが、以下便宜的に全て「改正」と記します。)

その内容は京王線では、朝ラッシュ時間帯の急行等を格上げして速達性の高い特急・準特急を増発、井の頭線でも急行列車を増発、両線で朝ラッシュ時のダイヤ構成の改革が行われました。さらに京王線の特急から各停までの速度向上を実施し、日中時間帯を中心に所要時間の短縮化も行われています。
一方で朝ラッシュ時1時間あたりの列車本数の見直しを行い、両線ともダイヤ改正時は増発を行うというこれまでの方針が見直され、列車本数を一部削減するという新しい取り組みが行われました。
これらについては、当ブログでも当該時期にご報告しています。


しかしダイヤ改正におけるこうした新しい考え方については、一般利用者向けの広報は行われませんでした。そのため利用者にとってはダイヤ改正に際しての京王の考え方、方向性については知る術がありませんでした。というよりは知る由もないというのが実情でした。

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 ▽「鉄道ピクトリアル」平成28年8月号「東京圏民鉄ダイヤ事情」記事 ▽

ところが6月下旬に発売された「鉄道ピクトリアル」通巻920号、平成28年8月号の東京圏民鉄ダイヤ改正特集の「東京圏民鉄ダイヤ事情」記事(富井 規雄:千葉工業大学教授執筆)は、近年の京王のダイヤ改正は列車本数を見直す新しい取り組みを行っていると紹介し、かつその新方式は京王によると、大きな成果を上げていると伝えています。

記事によれば、京王は2013(平成25)年2月と2015(平成27)年9月の2度の京王線ダイヤ改正(注: 2015年2月の井の頭線改正には触れていない)で、列車時刻の変更、及びラッシュ時1時間当たりの運転本数の調整を行い、朝ラッシュ時1時間あたりの運転本数を30本から前者2013年改正で28本、後者2015年改正ではさらに1本減らして27本にしたとしています。
トータルでは本数削減ではなく、列車本数の調整を行い、ラッシュ時以降の時間帯に本数をずらした形になっている。本数を減らしたというより、「実態に合わせたダイヤ」を導入したと言った方がいいだろうと記述しています。
そしてこのダイヤ改正は停車時間超過等による遅延対策が狙いで、京王によるとこの改正の効果は著しく、定時到着率・最大遅延ともに昨年度に比べて大幅に改善されたと報じています。

当時、当ブログでは、井の頭線も含めて本数の削減事実には触れましたが、その理由については珠数つなぎ状態での列車遅延状態を少しでも改善するために一部列車の削減を実施、列車間隔を確保して珠数つなぎ運転の解消、ダイヤ最適化の実現を目指したものではないかと推測を記しました。
今回の鉄道ピクトリアル「東京圏民鉄ダイヤ事情」の記事を読むと、近年の京王のダイヤ改正は大筋でそうした方向性に基づいて実施されたことが分かります。

当時私は、ダイヤ改正については次のように考えていました。
ATC導入後の本格ダイヤ改正でこれまで通りの過密ダイヤを継続し続けると、かえって珠数つなぎ運転を誘発・増加させることになり、特に明大前付近での増加を懸念しました。

改正前は、9時を過ぎても優等列車は千歳烏山→明大前間で10回を超える徐行、停止の繰り返し運転は珍しいことではありませんでした。井の頭線の神泉駅手前でも徐行運転が続いていました。当然各列車は、日常的に遅延状態化していました。
こうした状況の改善は、当時の京王にとって至上命題、急務であったと考えられます。

そのため「東京圏民鉄ダイヤ事情」の記事にあるように、京王は慢性的な遅延状態の大きな原因である停車時間超過と数珠つなぎ運転を解消するため、ダイヤを当時の運転実態に見合ったものとし、優等列車等に必要な停車時間とダイヤ通りの運転間隔を確保。結果として駅間の徐行運転の減少、遅延状態の改善、定時到着率も向上させるという改革に挑戦したのだと思います。

一部列車の削減は、そうした大局的判断の中で、一つの方法論として、また結果論として起こり得た産物と言えます。「東京圏民鉄ダイヤ事情」記事ではその点について、「トータルの本数削減ではなく、列車本数の調整を行い…」と解説しています。

朝ピーク時のタイヤ再編成、最適化への取り組みには様々な要因の克服が必要であり、並大抵のことでは実現しないことは容易に推測できます。したがってこの改革は京王にとっては大きな企業戦略として取り組んだものと思います。

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     ▽ 朝ラッシュ時の明大前駅
       混雑は相変わらずだが遅延は大幅改善  28.6.30 ▽

そうした取り組みの成果を裏付けるように、私が毎日乗車する平日朝8時台後半〜9時台後半の京王線上り特急・準特急は、ダイヤ改正後は千歳烏山→明大前での徐行運転、停車の繰り返しは大幅に減少し、驚くことに定時運転や早着すら見られるようになりました。現在の京王線の8時台、9時台の上り特急、準特急の走りっぷりは驚くばかりです。

一方で調布(井の頭線では明大前や下北沢)などの途中主要駅での優等列車の停車時間は、公表されている時刻では分単位しか分かりませんが、これまでより長くなっているように感じます。停車時間超過による遅延解消のため、実情に合わせた停車時間を設定したためと考えられます。

井の頭線では、急行が明大前や下北沢には発時間までかなり余裕のある時刻で到着し、1分、2分と停車します。ホームの乗客が全員乗り終わってもまだ発車することなく、定時発車時刻を待ちます。仮に明大前で遅延が発生していても、下北沢で吸収、定時運転に戻ることが出来ます。

この一連のダイヤ改正で、既存列車の所要時間は列車によって長くなったり短縮化されたりと様々ですが、利用者、特に立席の人にとっては珠数つなぎ状態による徐行、停車の繰り返し運転が改善され、ストレスは少なからず減少していると思います。
一方京王にとっては遅延減少、定時到着率の大幅向上という、数値的に大きな成果がもたらされたと言えます。新方式でのダイヤ改正の京王の狙いは、まさにこの点にあったとも言えそうです。

さて鉄道ピクトリアルの当該記事によりますと、ことし28年4月の交通政策審議会では、東京圏における新線建設の答申とともに、今後鉄道事業者に対して「遅延状況の【見える化】」、「遅延対策取り組みの促進と対策内容の情報公開」などを求める記述が付されていると伝えています。
近年の京王のダイヤ改正の取り組みは、情報公開は別としても、内容においては交通政策審議会の求めを一歩先んじた取り組みとして、価値ある事例だと思います。

鉄道ピクトリアル「東京圏民鉄ダイヤ事情」記事は、京王と同様のダイヤ編成が東急田園都市線渋谷口でも行われていると紹介しています。明大前駅と田園都市線渋谷駅は乗降ホームが1面という共通点があり、停車時間超過による列車遅延対策が必要であった点で同一という事です。
この「東京圏民鉄ダイヤ事情」記事は大変興味深く、東京圏私鉄の最新ダイヤ事情を知る上で示唆に富んだ内容です。

なお、本稿で記した京王線・井の頭線のダイヤ実情については、私が日々実際に乗車している午前8時台後半から9時台後前までの状況と所感をもとに記したものです。
最大ピーク時の午前7時30分〜8時30分、及び相模原線の実情については実際に乗車していないため、記述は控えていることをご了解願います。

posted by 特急高尾号 at 23:36| Comment(7) | TrackBack(0) | ダイヤ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年06月24日

No819  京王 2016年度鉄道事業計画から


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            ▽ 京王ニュース28年6月号表紙(一部)▽

京王は現在、2020(平成32)年度以降を視野に入れた、グループ全体の「向上と拡大」を目指す土台作りとして、2015-2017年度の中期3ヶ年経営計画に取り組んでいます。


現在はその2年目にあたります。
鉄道部門では、笹塚−仙川間高架化工事や有料座席指定列車の運行などを骨格とした計画の実現に向け、現在鋭意計画の推進を進めています。

特に有料座席指定列車については、これまで以下のように数次に亘り計画の内容が公表され、また今月はその集大成として京王ニュース6月号で、「未来の京王」と題した特集記事が掲載されました。

[ これまでに公開された有料座席指定列車に関する情報]

そこで今回はこうした一連の広報・経営資料を俯瞰し、28年6月現在で、「有料座席指定列車」を中心に鉄道事業で新たに判明したこと、不明な点などについてまとめてみました。

[有料座席指定列車に関する諸点]
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       ▽ 京王ニュース28年6月号掲載記事・イラスト ▽

【広報の流れ】
京王の有料座席指定列車は、27年5月8日、「中期経営計画の策定について」(注2)の中で、初めて収益力向上策の一環として、計画期間中に検討を行うと公表されました。

そして早くも今年3月、ニュースリリースで「2018年春から座席指定列車を導入!」(注3)と実施計画が公表されました。
その中で新5000系50両を新造、平日・土休日の夜間帰宅時間帯に京王線と相模原線で運行とし、新5000系のイラスト図まで発表すという、具体的な内容が明らかになりました。
「検討する」とした27年5月から同じ年度、なんとわずか10カ月後のスピード公表でした。

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 ▽ IR情報(注4)P32  「座席指定列車」と「ダイヤ改正」を位置づけ ▽

これに加え、ことし5月には株主向けIR・企業情報「2015年度決算説明」(注4)内の2016年度の取り組み、さらに27日にはニュースリリース「2016年度鉄道事業設備投資計画」(注5)が公表され、前者の中期経営計画年度計画表の中で、「有料座席指定列車」の運転計画とダイヤ改正が正式に位置付けられています。
さらに京王ニュース6月号では、「未来の京王」(注6) と題し、大々的に事業計画をアピールしたことはご存知の通りです。

以上が「有料座席指定列車」広報の簡単な経過です。

「有料」か否か−】
京王は当初、「有料座席列車」としていましたが、28年3月のニュースリリース以降では「有料座席指定列車」とし、「指定」の2文字が加わりました。
ところがことし6月の京王ニュース「未来の京王」記事では、今度は「有料」の2文字が消えています
言わずもがな、あるいは敢えて「有料」の2文字を外す判断をしたものだと思われます。

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         ▽ IR情報(注4)P34 座席指定料金を収受すると明記 ▽

27年5月のIR情報内の「2016年度の取り組み」では、「座席指定料金を収受することにより、収益力の向上を図る」と明記されており、有料であることが示されています。 

【列車種別は−】
一方この列車の列車種別については、28年6月現在、京王は「特急」との呼称はもとより、種別に関することはこれまで一言も触れていません。

ただし日本経済新聞は、中期経営計画の内容を報じた27年5月8日付け朝刊記事では「有料特急列車の導入を検討」とし、その後28年3月の「有料座席指定列車を導入!」のリリースを紹介した28年3月17日付け記事でも、「有料の座席指定特急」として紹介しました。

ところが翌18日付け解説記事では、「特急」の文字は外され、「座席指定列車」に変更しています。京王が一度も「特急」の言葉を使用していないところを見ると、メディアの思いこみによるフライングかもしれませんが、真相は不明です。

もとよりこの列車を東武のTJライナーや京急のウィング号のように、愛称を制定して愛称そのものを新しい列車種別にするか、または有料の座席指定ネームド特急として、あくまでも「特急〇〇」と「特急」を前面に押し出していくのか、今後の京王の判断と選択が大いに気になるところです。

【運行開始時期は−】
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   ▽ 28年3月のニュースリリース  導入を「2018年春」としている ▽

利用者にとっても、ファンにとっても、今後の最大関心事です。
運行開始時期の最初の広報は28年3月のニュースリリースで、サービス開始時期を「2018年春」としています。
ただしこの「2018年」が「暦の上」の事なのか、「年度」なのかは不明確でした。

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   ▽ IR情報(注4)P32「ダイヤ改正」と「座席指定列車」の開始時期 ▽

その次に公表された28年5月9日のIR情報内「2016年度の取り組み」の中期経営計画表では、運行開始は「2018年春予定」(グレーの横棒線の上から3番目)とされているものの、その文字は「2017年度」の枠内に収まっています。つまり2017年度中に運行開始と判断できます。
同じ表でダイヤ改正(同、上から2番目)については業務対象期間が2017年度を突き抜けていますが、時期については「2018年春予定」と記されており、当然有料座席指定列車とセットで考えるべものと思います。

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▽ 京王ニュース28年6月号表紙(一部)▽

ところがその後5月27日のニュースリリースでは再び「2018年春」とされ、「未来の京王」と題した京王ニュース6月号表紙、及び特集記事では、単に「2018」とだけ記されています。
特筆されることは、京王ニュース6月号表紙の左下に、極小文字で「記載している西暦は年度を指しています」と注意書きが入っています。

現在、有料座席指定列車の運行開始時期については、IR情報の2017年度、京王ニュースの2018年度と、2つの異なる公式表明がなされています。

【実際の運転期日、運転時間帯は−】
そして利用者やファンにとってもう一つの大きな関心事は、この列車が実際に運転される時間帯です。

この点について京王が初めて触れた28年3月リリースでは、「平日・土休日の夜間帰宅時間帯」と説明しています。
ところがこのリリース内容を記事にした28年3月17日の日経新聞は、「夕方から夜間にかけた帰宅ラッシュ時に新宿発の座席指定特急として運転」としました。
翌18日にも座席指定料金の見通しなどを述べた解説記事を掲載しましたが、今度は「平日・土休日の夜間の帰宅時間帯」とし、さらに「ラッシュ時は除くという」と、京王の立場を補足する文言が付け足されました。
先の列車種別「特急」の件と合わせ、メディアと京王の間で情報伝達、意思疎通に課題が見られる事例でした。

この件に関しては、京王が説明した「夜間帰宅時間帯」とは、いったい何時から何時を指すのかに尽きます。
一般慣習でいえば17時台以降は夜間の帰宅時間帯ですが、現状ダイヤでは18〜19時台はラッシュ輸送のピーク時間帯であり、複々線の完成を待つか、またはダイヤの根本改定をしなければ有料座席指定列車の設定は難しいばかりか、新宿駅ホームの使用実情の面からも困難が予想されます。
その意味では日経記事の、「ラッシュ時は除く」との文言は怪我の功名として価値があり、これにより有料座席指定列車の運転時間帯は、平日の場合は夜間ラッシュピーク時の前後時間帯、またはラッシュピーク時が済んだ後の時間帯に運転されると推測することが出来ます。
土休日はラッシュピーク時でも運転可能なダイヤを設定するという手も考えられます。

【都営線直通乗り入れに関して】
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公開されている新5000系のイラスト図を見ると、先頭ドアの右側にはっきりと「5731」の数字が記されていることが分かります。京王ではこれまで、各系列の30番台は地下乗り入れ、都営新宿線乗り入れ仕様車に付与しています。

このイラスト図は継続して各種広報で使用されていますので、「5731」の数字は単なるイラストデザインとして描かれているのではなく、実際に新5000系は地下乗り入れ、都営新宿線乗り入れ仕様車として登場すると考えられます。

という事はロングシートで一般運用に入る場合、あるいはダイヤ混乱時には都営新宿線への乗り入れもハード的には可能と考えられます。
さらに将来、都営交通との協議が進めば、平日夜間には本八幡発橋本行きや、土休日には本八幡=高尾山口間のロングラン有料座席指定列車の運転なども視野に入ります。
そうした意味では、新5000系は京王の未来を開拓する、まさに戦略的車両と位置づけられます。

このほかことし6月29日に開かれる第95期株主総会資料(株主に配布  P44)では、有料座席指定列車の導入について、収益力向上を目指すためには輸送人員の確保を重要課題として認識しており、これに対応するために有料の座席指定列車の導入準備を始めるとしています。

[このほか新たに判明した事柄]
このほかことし5月27日に公表されたニュースリリース「2016年度鉄道事業設備投資計画(注5)により、今年度の新たな取り組みとして、以下の内容が新たに判明しました。

▽新5000系の設計
▽継続中の車両リニューアルとして8000系3編成28両、1000系3編成15両を実施
▽車内液晶ディスプレーの2画面化を9000系7編成70両、1000系3編成15両で実施
▽府中駅、京王よみうりランド駅のリニューアル
▽行先案内盤のマルチカラー化を飛田給駅、高幡不動駅、吉祥寺駅で実施
▽新線新宿駅、渋谷駅のホームドア設置に向けた設計業務実施、完成は2019年度の予定
▽高尾線の線路わき斜面の防護工事の推進


[8000系リニューアル工事に変化か
このうち8000系リニューアル工事については「3編成28両」とあり、30両とすべきところの誤植なのか、はたまた新しい括りでリニューアル工事が実施されるのか、非常に気になる点で注視する必要があります。

また車内液晶ディスプレー2画面化の9000系7編成70両の対象編成も気になるところです。
液晶ディスプレー2画面化では井の頭線と同様にニュースなども放映するという事ですから、営業運転を行いながらニュースコンテンツの更新を可能とするなど、背後では高度な映像受信に関する工事も行われるはずです。
こうした機能が充実すると、テレビ放映やインターネットコンテンツの同時再送信も技術的には可能となり、将来車内モニターのありようが大きく変貌する可能性も考えられます。新しいビジネスチャンスだけではなく、京王は新宿−笹塚間で4キロ弱の長大トンネル区間があるため、防災アプリの展開や災害時の情報提供ツールとしての役割りも果たせそうです。

[先進の「有料座席指定列車」実現に期待]
以上が、中期3ヶ年経営計画、及び2016年度を軸とした鉄道事業の俯瞰です。
京王はこれまで経営計画の広報は、IR情報でグループ企業全体を一括して公表してきました。そのためこれまで鉄道部門に特化した詳細な事業計画や、車両や駅施設の小規模な改修工事等の情報はほとんど公表されてきませんでした。

そうした中、今年度は5月に「2016年度鉄道事業設備投資計画」がニュースリリースで公表されるなど、鉄道事業に関する情報開示の取り組み姿勢に変化が現れました。
JR中央線の2階建てグリーンカー投入や、競合他社の複々線完成によるダイヤ改正攻勢が近づくことを意識しての施策だと考えられます。
有料座席指定列車のありようや運行開始時期は、そうした厳しい周辺環境の中で、いかに最適化、存在価値を高めていくかが鍵となりますが、来春には経営判断が下されると思います。

有料座席指定列車の創設という点では京王は後発ですが、かつて通勤車両の冷房化などで私鉄界のトップを走った伝統
の進取の気性を如何なく発揮し、利便性が高く、かつ最先端機能と上質な車内空間を有する、先進の「有料座席指定列車」の実現に、大きな期待を寄せたいと思います。

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2016年06月14日

No818 点描 京王線 ドア上広告に注目


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朝の通勤時間帯、座席に座りいつものように目を閉じてあれこれ思案し、ふと目を開けると、ドア上にいつもとは雰囲気の異なる黒一色の広告があることに気づきました。

『う、ううんっ、何これ。』と左右を見ると、千鳥格子の向こうの方にも同じような広告が…。 近づいて見たのがこれです。

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高尾山を楽しむ10の掟≪上≫」とあり、高尾山のムササビ「むっさん」が、高尾山を楽しむ心得を楽しく伝授しています。
他方のドアを見ると、≪掟の下≫もあり、1両内で上下2編を掲出する豪華版です。

ドア上のこの場所は京王の広告枠ですので、今回はまた随分と洒落た色使いで…と感心して見上げたのですが、答えは京王と高尾山の麓にある「TAKAO 599MUSEUM」とのコラボ広告でした。

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こちらは「車掌からのご案内強化、進行中!」と題した、京王の鉄道事業広報です。
それによると2014(平成26)年度には、車掌が全列車の走行位置をリアルタイムで把握できるタブレット端末を導入したという事で、ダイヤ混乱時などに車掌からよりきめ細かな運行情報の提供が可能となったとしています。
ダイヤ混乱時や遅延時に、駅員が改札内事務室のPCで運行状況をチェックして構内放送を行っていますが、そうしたオンライン情報を走行中の列車内でも車掌がタブレット端末で把握出来るという優れものです。

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そういえば最近、車掌の案内放送がきめ細かくなったと感じている利用客やファンの皆さまも多いはずです。
特にダイヤ混乱や遅延時、また朝のラッシュ時などで、前後の列車や本線・支線の接続状況などについてきめ細かなアナウンスがあった場合は、車掌がこの端末を最大限活用して車内での案内放送を行っていると言えます。

導入から広報までの間に2年という時間を要したことは、車掌の業務拡大や習熟などの対応に時間を要したのかもしれません。
ともあれこの広告は、1両に同じものが2枚ずつ掲出されるという異例の扱いとなっています。

こうした取り組みの情報は、ホームページ内の「ニュースリリース」でも紹介されないため、利用者に届くのが遅くなりがちです。そもそも利用客のためのサービスだという事を勘案すれば、もう少し広報のあり方を考えてもいいのかもしれません。
ふだん何げなく見つめるドア上広告からも、その時々の京王の空気やスタンスを感じ取ることが出来ます。


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2016年06月10日

No817 "絶滅危惧種" 京王8000系 緑色吊り輪の今


817-4 緑色吊り輪 8262号 28.5.25.jpg

いわば "絶滅危惧種"とも言える、京王線8000系の緑色吊り輪の現状です。

1992(平成4)年から登場した8000系6+4の10両編成のうち、4両の付属編成は緑色の吊り輪で姿を現しました。

緑色の吊り輪は、当時行われていた土休日のオンシーズンダイヤで京王八王子・高尾山口行きの分割特急(当時は新宿から下り方先頭、6両の京王八王子行きと、新宿方後方、4両の高尾山口行き特急を併結。途中の高幡不動で2列車に分割して運転)で、誤乗防止のために高尾山口行き付属編成の吊り輪を緑色にして注意喚起していたものです。

817-2-2 緑色吊り輪 8262号 28.5.25.jpg

緑色の吊り輪が現在も見られるのはその時代の名残りですが、平成26年3月から登場した8000系大規模改修編成では、この緑色の吊り輪が新しい白色の吊り輪に交換されています。

大規模改修はことし3月末出場の8007Fで7編成が完了、現在は8001Fが工事中です。
また大規模改修を受けていない8006F、8009F、8010Fの3編成も、26年10月に突然吊り輪が白色に変更されたため、28年6月現在、緑色の吊り輪は8002F、8004F、8012Fの3編成だけを残すのみという、風前の灯火となってしまいました。

817-3 緑色吊り輪 8262号 28.5.25.jpg

高尾山の緑を意識したと思われる、かつての京王8000系分割特急の誤乗防止緑色吊り輪の余命いくばく−といったところですが、大規模改修完了時点で消滅という答えは自明の理です。

そのため大規模改修実施の今後の順番が気になるところですが、意外な伏兵として先の8006Fなどのように、改修を待たずして突然白色への変更などが行われると、その時点で緑色の吊り輪は予定より早く完全消滅−という事になってしまいます。

817-5 緑色吊り輪 8262号 28.5.25.jpg

撮影は残る3編成に遭遇すること、そして運よく遭遇しても、お客様の迷惑にならなように配慮する必要があるため、以外に手間どります。

通勤型電車の、"たかが吊り輪、されど吊り輪" ですが、"いつまでも、あると思うな緑色−"といったところでしょうか。

写真は平成28年5月25日、日中閑散時間帯に、高尾線内走行中の各停8262号で撮影したものです。車窓も緑色に合わせてみました。

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2016年06月01日

No816 井の頭線紫陽花 ライトアップは9日から


井の頭沿線の紫陽花が開花し、見ごろを迎えています。
ことしは春先に気温の高い日が多かったため、開花は例年より早いように感じます。

816-2 井の頭線と紫陽花 明大前 28.5.31.jpg

ここ明大前駅周辺は左右の法面に紫陽花が咲き乱れ、井の頭線電車は紫陽花に包み込まれて走ります。

車内から見ていると、ことしは紫陽花の根元付近が綺麗に清掃されていることに気づきました。

きょう6月1日、下北沢駅周辺では朝9時前から係員が出て、線路際の紫陽花周辺の清掃が行われていました。
紫陽花を、もっとも綺麗な状態で見てもらおうという、京王の心意気なのかもしれません。

816-4 井の頭線と紫陽花 明大前 28.5.31.jpg

井の頭線の紫陽花スポットとして有名な東北沢駅の夜間ライトアップは、ことしは今月9日19時から始まります。例年ヘッドマーク付き列車も運転されます。

いつも思うのですが、井の頭線の利用者は、車窓からこのような素敵な光景を目の当たりにすることが出来るのですから、幸せ者だと思います。
これからしばらくの間、紫陽花とレインボーカラーのコラボレーションが楽しめます。

京王ニュース5月号では、沿線の紫陽花スポットとして、明大前−東松原、浜田山−西永福、三鷹台−久我山間を紹介しています。

[撮影地]
 〇井の頭線明大前駅上り方 跨線橋上、及び線路脇 
 〇平成28年5月31日撮影

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2016年05月29日

No815 日本ダービー "飛田給急行" ことしも


815-1 急行飛田給行き表示 28.5.29.jpg

815-2 急行飛田給行き 7024F  府中競馬正門前 28.5.29.jpg
     ▽ 臨時急行 飛田給行き 7024F  府中競馬正門前 28.5.29 ▽

815-3 急行飛田給行き表示 28.5.29.jpg

競馬場線発の臨時急行飛田給行き、 いわゆる "飛田給急行" がことしも運転されました。

これは東京競馬場で行われる競馬のG1レース、「日本ダービー」終了後、最寄り駅の府中競馬正門前駅から飛田給駅まで臨時運転されるもので、それまで競馬場線内折り返し各停運用入っている1編成が "飛田給急行" に化け、飛田給駅までを5往復、同一編成でピストン輸送するものです。

815-4 飛田給急行 回送 7024F  東府中 28.5.29.jpg
        ▽ 飛田給駅到着後、直ちに回送で折り返し ▽

ことしは7024Fが充当されました。
飛田給駅には2番線に到着、復路は直ちに渡り線を通り東府中まで回送。東府中から府中競馬正門前までの1駅は営業運転を行うという、きめ細かな運用です。
ただしきょうは味の素スタジアムでのサッカー輸送による下り特急・準特急の飛田給駅臨時停車運用と時間が重なり、折り返し回送列車としてなかなか下り本線に出られず、遅延に拍車をかけていました。

815-5   府中競馬正門前駅 時刻表 28.5.29.jpg
    ▽ 臨時ダイヤを表示する府中競馬正門前駅時刻表 ▽ 

ところで 今回のダービー "飛田給急行" の運転時刻は昨年のダイヤと比べると、発時刻が3分繰り上がっています。府中競馬正門前発の時刻はこれまでは15時52分発でしたが、今回は15時49分発からとなっています。
これは昨年9月のダイヤ改正後、11月の天皇賞レース時の運転時刻と同様です。本数はこれまでどおり5本の運転で、以後20分間隔で運転されました。

815-6 急行飛田給行き 7024F  武蔵野台−多摩霊園 28.5.29.jpg
   ▽ 多磨霊園−武蔵野台間を走る "飛田給急行" ▽

臨時列車とはいえ、この列車もいわば京王の風物詩です。
調布以東は相模原線からの橋本特急に進路を阻まれて新宿にはたどり着けませんが、府中競馬正門前や途中乗換駅の東府中駅の混雑緩和を少しでも解消するためのスケット運用です。

こうした例は、かつて高尾線でも秋の紅葉シーズンのピーク時、高尾山口発北野行きの臨時急行が運転され、北野で京王八王子発の特急に接続させるという運転も見られました。

なお府中競馬正門前発新線新宿行きの "競馬急行" も、例年どうり運転されました。
ところでサッカー輸送の際、特急・準特急が飛田給駅に臨時停車しますが、下位の新線新宿行き "競馬急行" の方は臨時停車することなく、飛田給駅を猛スピードで通過していくことをご存知でしたか?−。

posted by 特急高尾号 at 18:29| Comment(2) | TrackBack(0) | ダイヤ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月21日

No814 日本ダービー 馬が走る、電車が走る


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      ▽ ダービーラッピングをまとった9031F 若葉台 28.5.21 ▽

29日(日)、東京競馬場で行われる競馬ファン待望の「日本ダービー」が、いよいよ1週間後に迫りました。
近年の京王では、ダービーと言えば、もうこれしかないですね。
ことしも9000系電車に"ダービーラッピング" が施され、競走馬ならぬ、京王電車が沿線を疾走しています。

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ラッピングは今回も等身大の過去レースの優勝馬で、車体側面にどか〜ん!と施されています。

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       ▽ ダービー広告一色の車内  9531号 ▽

9031Fの車内です。
いつもどおり、吊り広告、天井広告とも、全面貸し切りです。
ことしはベース色が赤色で、四方八方どちらを見ても赤、赤、赤の、赤色一色の空間です。
床面は、芝生をあしらったグリーンベルトが敷き詰められています。
ロゴ文字などは入っていません。

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     ▽ ダービー広告が溢れる京王線新宿駅 28.5.17 ▽

814-6 ダービー広告 新宿 28.5.18.jpg

こちらは京王線新宿駅です。
駅構内はいつもどうり満艦飾の化粧となり、近年は1〜3番線のホームドアにもラッピングが行われています。

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    ▽ ダービー広告が溢れる井の頭線渋谷駅 28.5.17 ▽

井の頭線渋谷駅です。こちらも例年どおり、新宿駅同様の賑わいです。

府中競馬正門前が最寄り駅の東京競馬場で、G1レースのダービー、天皇賞などが行われる際、ラッピング電車、新宿・渋谷駅の広告装飾、そしてレース終了後に運転される府中競馬正門前発飛田給行きの臨時急行の運転が、すっかり京王の風物詩となって定着しています。

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    ▽ ヘッドマークが無いダービーラッピング編成
                   9031F 若葉台 28.5.21 ▽

ラッピング編成は、一時は車内窓ガラスへの特殊シール広告や大胆な模様入りの床面広告も登場するなど、乗客のど肝を抜く演出が続きましたが、最近はそうした広告は姿を消しつつあるようです。

そろそろ次回に向け、新しいラッピングの考案が必要かもしれません。
競馬ファンの興奮を誘うだけでなく、一般乗客の目も楽しませてくれるこの風物詩、楽しく、いつまでも長続きして欲しいものです。
そしてもう一つ、毎回思うのですが、ヘッドマークが用意されないことが、 "七不思議" の一つです。

posted by 特急高尾号 at 20:16| Comment(4) | TrackBack(0) | アラカルト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月20日

No813 「縦置きベンチ」多摩セン・笹塚に 「新行先表示」南大沢にも


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      ▽ 新しい縦置きホームベンチ  
        京王多摩センター駅上りホーム 28.5.20 ▽

京王線ホームに、3月から新しいベンチが登場しています。
ひとつはキティちゃんをはじめとするサンリオキャラクターで装飾されている京王多摩センター駅、もう一つはホームエレベーター新設工事が進められている笹塚駅で見ることが出来ます。

新型ベンチはご覧のように、従来のホーム方向に平行、横型に設置するタイプとは異なり、ホーム方向とは90度対角となる、いわば縦置きに設置されたものです。

813-2 縦型ベンチ 京王多摩センター28.5.20.jpg

最近になり両駅には、ご覧のような案内も登場しました。
ベンチは「縦置き」型と称し、その目的については、「お酒に酔ったお客様がベンチから立ち上がり、直進して線路に転落するという事案が増えています。それを防止し、お客様に安心して駅をご利用いただけますよう、ホーム上のベンチを【縦】に設置しています。」と説明しています。

そうした事故が京王で続いているのか、一般的な事象なのかについては触れられていません。

813-3 縦型ベンチ 京王多摩センター 28.5.20.jpg
    ▽ 新型ホームベンチ  京王多摩センター駅下りホーム ▽

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      ▽ 新型ホームベンチ  笹塚駅下りホーム ▽

813-5 縦型ベンチ 笹塚  28.5.20.jpg

新型ホームベンチは木目調、一人ひとりの区分を明確にした4人掛けで、イスとイスの間にはテーブルもあり、使い勝手が配慮されています。

ホーム幅の広い京王多摩センター、笹塚駅での試行的設置と思われますが、利用客からは歓迎されそうです。

ホームベンチについては、初期に設置された待合室内ベンチ(強化プラスチック製の腰かけ)の一人ひとり部分の尻部面積が小さく、かつ間隔も極端に狭いため、特に厚着となる冬場は隣の人と体が接触してしまうため、多くの方々が改善を求めているはずです。

今後このタイプの腰掛の改善、待合室内にも駅構内放送スピーカーの設置も検討されることを望みたいと思います。

なお当ブログ794等でお伝えしたフルカラーの橋本駅等の新型ホーム行先案内ですが、南大沢駅にも設置されました。

posted by 特急高尾号 at 17:52| Comment(3) | TrackBack(0) | サービス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月13日

No812 点描京王線 新緑の山口で13Fに逢う


さわやかな陽気と薫風に誘われて、いつもとは反対方向の高尾山口へ−。

812-1 高尾−高尾山口 28.5.13.jpg

高尾を発車してすぐのトンネルを抜けると、
そこは雪国ならぬ、一面新緑の高尾線の絶景が迎えてくれます。

812-2 高尾−高尾山口 28.5.13.jpg

高尾−高尾山口間は単線なので、対向列車は見られませんが、自らの線路だけが先に延びているこの光景が、何ともいえません。

812-3 高尾−高尾山口 28.5.13.jpg

深い緑色の先は再びトンネルが−。
そしてその先には、高尾山口駅で待機している対向列車が、自らの車体を朝日に輝かせているさまが、かすかに見てとれます。

812-4 高尾−高尾山口 28.5.13.jpg

何と "高尾山トレイン" 、8013Fが出迎えてくれました。

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背後の高尾山の緑と、自ら纏ってるもと2000系 "京王グリーン" との競演です。
しかも緑のヘッドマーク付き特急とくれば、もう舞台装置は完璧です。

812-6 高尾−高尾山口 28.5.13.jpg

高尾山口駅で大きく深呼吸をしていると、8013Fは休む間もなく、すぐに発車です。

812-7 高尾−高尾山口 28.5.13.jpg

812-8 高尾−高尾山口 28.5.13.jpg

いま来た道を、こんどは赤いテールランプを輝かせながら、武蔵野の緑輝く沿線に向け、軽快にノッチを上げていきました。

一日切符も出来たことですし、四季折々の "京王散歩" が、気軽に、そして身近になりました。

平成28年5月13日記す

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2016年05月11日

No811 5年前の京王電車➈ 平成23年3・4月


5年前の京王電車の世界を、当時の「京王線 井の頭線 応援歌」の記事から振り返えります。
今回は、2011(平成23)年3月・4月分をまとめてお伝えします。

【平成23年3月】
<3.11ダイヤ改正へ>
この年3月11日は京王線のダイヤ改定が予定されており、「京王ニュース」でその内容が広報されました。

236-1  京王ニュース.jpg    ▽ ダイヤ改定を伝える京王ニュース23年3月号 ▽

「京王ニュース」で伝えられた改定の内容は、以下のとおりでした。
・早朝時間帯に京王線上り準特急3本、朝時間帯に相模原線系統に
   急行、通勤快速を新設
・夕方時間帯の運行パターンの変更
・日中から夜間時間帯の新宿発着各停の半数を10両編成化
・深夜時間帯に相模原線で列車増発
・土休日の朝間に、都営線からの急行高尾山口行きを増発

236-2 京王ニュース.jpg
朝の準特急3本の新設は、「早朝準特」と愛称まで命名し、A4サイズの専用パンフレットも用意、さらに景品付きの“朝活応援キャンペーン” も行うなど、これまでにない熱の入れようで、まさに「改定」の心、ここにありといった感じでした。

現在の早朝時間帯の特急・準特急の運転は、この時のダイヤ改定がルーツと言えます。
一方で相模原線では、朝の通勤時間帯、「急行や通勤快速の新設」とあり、通勤快速がまだ新設という形で活躍していました。

236-3 京王ニュース.jpg
また、下り準特急を10分間隔で京王八王子行きに統一する夜間の運行パターンをこれまでの午後5時台から1時間繰り上げて4時台から実施としました。
さらにこの運行パターンの見直しにより、前回平成22年3月のダイヤ修正時と比較し、夜間20時以降の下り準特急の所要時間がさらに1分増加されるなど、早朝に比して夜間はますます “八王子は遠くになりにけり” という状態でした。
当時は、“安全運行確保のために” という大義のために、改定・修正の度に、優等列車の新宿−京王八王子間の所要時間が増大するという時代でした。
ATC導入以後の今日のダイヤ内容を見れば、京王はその後大きく舵を切り替え、速達運転を目指していることがうかがえます。

<3.11ダイヤ改正と東日本大震災>
3月11日−。
この日、ダイヤ改正は予定通り実施されました。
そして午後2時46分、東北地方を中心にマグニチュード9の大地震、東日本大震災が発生しました。

地震発生直後から、京王も全線で運転休止状態となり、ダイヤ改定は半日で頓挫という大変な局面となりました。首都圏の鉄道はどこも運転が困難となり、特にJRは早々と全線で以後の終日運休の方針を打ち出し、ターミナル駅でも構内のシャッターを閉鎖してしまいました。
このため帰宅者が新宿、渋谷を始め各駅で溢れかえり、後日JRのこの対応が “帰宅難民” 発生の原因の一つとして、大きく社会問題化しました。

そうした中、京王は午後11時前に京王線、井の頭線の運転を再開しました。JRが全面運休する中、しかも終夜運転を実施、運賃未払いの状態でも利用を認め(知人から聞いた話)、多摩地区住民の足を確保したことは高く評価されたことでした。

239-1明大前23.3.12.jpg
  ▽ 翌12日の明大前駅 閑散とした中、快速と各停の案内表示 ▽

その後は政府要請による「計画停電ダイヤ」を始め、幾次に渡りこの年の秋まで臨時ダイヤが続きました。

計画停電開始直後の調布以西全面運休からはじまり、その後京王各線の優等列車運休、及び運転本数の半減、列車の冷暖房などの空調の停止、駅の照明やエレベーターの運転取りやめ等の節電策が続けられました。

239-2運休の告示 神泉 23.3.15.jpg

  
 
震災直後は、毎日運転ダイヤが異なりました。


この日は17時〜22時まで、調布以西は完全運休との案内です。

その後も「計画停電」のあおりを受け、5月の連休前まで、運転ダイヤは頻繁に変更されました。

各駅では時刻表ボードに手作りの時刻表を毎回貼り付けるなど、対応に追われました。






240-1 臨時ダイヤの広報を見る利用客 23.3.18.jpg
 ▽「計画停電」による臨時ダイヤの案内掲出 23.3.18 ▽

240-3 節電の渋谷駅 23.3.17.jpg
  ▽ 駅構内が節電された井の頭線渋谷駅  23.3.17 ▽


241-3 臨時ダイヤを表示する行先案内.jpg
 ▽「臨時ダイヤ」を表示するホーム行先案内  23.3.26 ▽

241-4 臨時時刻表 23.3.26.jpg
      ▽ 臨時時刻表を表示  新宿駅3番線  23.3.26▽

241-5 平日臨時時刻表 新宿.jpg
 ▽ 「平日 臨時ダイヤ」とタイトルも表示  
                                       新宿駅    23.3.26 ▽

241-6 聖跡桜ヶ丘の時刻表 23.3.26.jpg
▽「本日のダイヤ」と分かりやすく表示  聖蹟桜ヶ丘 23.3.26 ▽

241-8 おことわりのあいさつ文 聖蹟桜ヶ丘.jpg
  ▽ 時刻表ボードに掲出された「おことわり」  
              聖跡桜ヶ丘 23.3.26 ▽

241-10 めじろ台 23.3.25.jpg
▽ 週末の金曜日には、親切に平日と土休日の両方のダイヤを掲示
   もちろん、両方とも臨時ダイヤ めじろ台 23.3.25 ▽

241-12 急行永福町行き 渋谷 23.3.22.jpg
  ▽ 行先を「永福町」に変更して運転された急行 
                  渋谷 23.3.22 ▽

241-13 渋谷駅 23.3.22.jpg
 ▽ 行先表示にも「急行 永福町」の表示 渋谷 23.3.22 ▽

3月の臨時ダイヤ期間中、井の頭線では「急行 永福町」行きが午前中に運転されました。午前10時以降の急行運転中止時間帯への移行処置による運転でした。

京王にとっても、利用者にとっても、厳しく、大変な半年でした。

<6000系 39年の活躍に幕−。 完全引退>
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 ▽ 動物園線の新しい主役 7000系ワンマン仕様車 7202F
                 高幡不動 23.3.13 ▽

震災直後の混乱期の最中
、6000系最後の生き残り6022Fが13日、午前10時37分多摩動物公園発、高幡不動10時41分着の運用で、最後の旅客サービスを終了しました。
これで京王の6000系は完全引退、ついに幕を降ろしました。

写真はこの日の午後1時30分過ぎ、高幡不動駅の1番線ホームです。
いつもの6022Fはもういなく、動物園線の新しい主役7000系ワンマン仕様車7202Fが就役していました。

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 ▽ 引退直前の6022F ファンが別れを惜しんで…
                高幡不動 23.3.5 ▽

6000系は京王初の車体長20メートル、4扉車でした。
高度成長時代の京王の大量輸送時代を支え、軌道時代から5000系までの小型、中型車両から大型車両へと大きく脱皮、京王を名実ともに大鉄道へと変貌させた “功労者” でした。

304両も在籍し、39年間という長きにわたって活躍した6000系―。
京王のポスターではありませんが、ほんとうに「ありがとう6000系」という心境になりました。

【23年4月】
<9000系+7000系併結運転>
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   ▽ 9004F+7424Fの併結編成   北野 23.4.1 ▽

ダイヤ改定初日の大震災で列車運行は大幅な変更を余儀されていましたが、20日過ぎから9000+7000系の併結運転が見られるようになりました。しかも臨時ダイヤでの“高尾準特急”の運用に入りました。

242-3 874+9704 北野 23.4.1.jpg
    ▽ 7874+9704                         北野 3.4.1 ▽

いまでこそ当たり前の光景ですが、6000系なき後の10両編成は短期間ですが7000系8+2編成を中心に行われていましたので、日常的な9000系8両+7000系2両の併結運転は、いずれそうなることだろうと分かってはいたものの、ファンの目には一種の新鮮さとして映りました。

242-4 7872+9708 新宿 23.4.1.jpg

242-5 9708F7872 新宿 23.4.1.jpg
  ▽ 7422F+9007F編成      新宿 23.4.1 ▽

9000系+6000系の併結は車体色が異なるため違和感もありましたが、9000系+7000系は同じステンレス車体のため、大きな違和感は感じません。
京王の新しい光景がスタートした瞬間でした。

<動物園線7201F ラッピング>
744-1 ラッピングされた7201F 高幡不動 23.4.2.jpg
 ▽ 動物柄にラッピングされた7201F  高幡不動 23.4.2 ▽

ステンレスの7201Fが、動物柄のラッピングを施されて登場しました。
それまでのラッピング車6022Fのなきあと、動物園線専用のステンレス車体7201・7202Fのいずれかに、ラッピングがなされるかどうかに注目が集まっていました。
ステンレス車体にラッピングは馴染まないのではないかとの風聞もありましたが…

244-2 動物模様 7851 高幡不動 23.4.1.jpg

243-4ラッピングの7851 23.4.2.jpg

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 ▽ 新たな楽しい動物たち 7851  高幡不動 23.4.2 ▽

ご覧のように、楽しい動物たちの姿を身に巻いて登場しました。
図柄は、6000系時代とは異なり、新しいデザインとなりました。

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7801号は、「女性専用車」のステッカーを取り付けたままでの登場です。 
ということは、6連と併結して10両編成で本線を走ることもありうるとも言えましたが、ついぞその姿は見ることが出来ず、現在では「女性専用車」のステッカーも取り外されています。
この7201Fは平成27年3月、車内を一新して「新TamazooTrain」として登場しています。

<京王線 防犯カメラ設置2ヶ月>
京王線の車内に、試験的に防犯カメラが設置されたのは、この年の2月28日でした。

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     ▽ 7701号車内に設置された防犯カメラ 23.4.1 ▽       

249-3 ポスター 23.3.5.jpg






















4月下旬、当ブログでは「防犯カメラ設置2ヶ月」と題してリポートしています。
まず7000系の7701号に、そして3月下旬には7705号にも設置され、カメラ設置は2編成となりました。これらの車両は通常6+4の10両編成で運転されるため、京王の場合、6号車に防犯カメラ設置車両が連結される事になりました。

当時の京王のホームページやメディア報道によりますと、前年平成22年の京王線の痴漢認知件数は86件となっていて、JR埼京線や中央線よりは少ないものの、私鉄では最悪の状況でした。

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  ▽ 車体側面の「防犯カメラ作動中」のステッカー
    先行したJR埼京線のフォーマットを模したもの ▽

私鉄では最も早く「女性専用車」を導入した京王での「防犯カメラ」設置の実態は、本来であれば京王のイメージ、品位にはそぐわないのですが、被害の多い実態に “背に腹は代えられない” と判断したものと思います。

京王では、「警察から要請があり導入を決めた。最も痴漢が多い10両編成の6号車天井に4台設置し、常時録画する。捜査当局から要請があった場合だけ画像を提供する。」としました。

試行期間は「当分の間」とされましたが、現在も続けられていることは承知の事実です。一方で東急電鉄はことし2016(平成28)年3月、2020年の東京五輪・パラリンピック開催時期までに
セキュリティー向上を目的に所有する1,200両全ての車両に防犯カメラを設置、常時車内を録画すると公表いました。
京王の今後の方針が注目されます。


[ご参考 当時のブログ記事]
〇23年3月16日   大震災 ダイヤの影響
〇23年3月13日   6000系完全引退

〇23年4月1日   9000系+7000系併結運転
〇23年4月2日   動物園線7201F ラッピング

次回は、2011(平成23)年5月・6月分をお届けします。

posted by 特急高尾号 at 23:35| Comment(2) | TrackBack(0) | 5年前の京王電車 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月04日

No810 2018年春 京王VS小田急の陣


808-1 小田急複々線化後のダイヤを伝える28.4.28日経新聞朝刊.jpg
     ▽ 小田急線複々線化後の列車ダイヤを伝える
     平成28年4月28日の日経新聞朝刊記事(一部)▽

4月28日(木)の日経新聞東京地区朝刊社会面(15ページ)を見て、びっくりしました。
「小田急電鉄 朝の列車3割増へ 複々線化でラッシュ緩和」とあり、まとまった記事が掲載されていました。

さっそくソースを調べると、この日小田急電鉄は、「2015〜2017中期経営計画進捗状況」「2016年度鉄道事業設備投資計画」、それに「複々線完成に関する効果について」と題した経営に関する3本の記事を、それぞれホームページ上で公表していました。
日経新聞の記事は、それらを簡潔に要約したものでした。

小田急の公表情報、及び日経新聞記事によると、現在も続けられている東北沢−和泉多摩川間の複々線化工事のうち、残る東北沢−世田谷代田間の工事が2018年3月に完成するとしています。
それに合わせ急行・準急系統と各停を別線に分離して抜本的なダイヤ改正を実施、その内容は平日朝ラッシュ時の各駅から新宿までの所要時間を5〜10分程度短縮するとともに、大幅な列車本数の増加と混雑率の緩和を実現するというものでした。

具体的には、列車本数は3割増加、平日朝ラッシュ時ピークの7時〜8時台の上り列車を現在の27本より9本増やして1時間当たり36本に、また代々木上原からの東京メトロ千代田線への乗り入れ列車も5本から12本に増加させるという内容でした。

つまり複々線化工事完成後の2018年3月ダイヤ改正では、所要時間の短縮、大幅な列車本数増と混雑率の緩和、東京メトロ直通列車増による都心方面へのアクセス向上を実現するというものです。

これらの内容が小田急と並走・競合する京王にとって、あらかじめ想定されていたこととはいえ、実際にどの程度の影響をもたらすのか。
そう遠くはない、あと2年後の事ですから、今後関心が高まるものと思われます。

【京王電鉄では−】
こう考えると、昨年9月実施の京王のダイヤ改正は、この小田急の複々線完成後のダイヤ改正の攻勢と、その後2020年度に予定れているJR中央線快速電車の2階建てグリーン車投入を意識し、現段階で最大限の取り組み、先行実績作りを試みたと言っても過言ではないと考えられます。

つまり、土休日も含めた始発・最終列車の繰り上げ・繰り下げ、早朝始発から深夜までの特急列車運転、ATC活用による列車のスピードアップと所要時間短縮、都営線直通列車の大幅増、特急続行運転のありようが注目された中での橋本特急の継続運転などです。

そしてとどめはことし3月、昨年5月に「検討」を公表したばかりの有料座席指定列車について、いきなり新車投入と運転開始時期を小田急のダイヤ改正時期に合わせたともとれる2018年春と公表したことです。
有料座席指定列車の運転区間には当初から新宿−橋本間の相模原線が設定されていること、車両は現有車両の改修ではなく、新車5000系50両を新造して対応することなども、これでうなずけます。

【京王の奮闘に期待】
有料特急やホームライナーの運転については、小田急には長年にわたる経験とノウハウが蓄積されています。
一方経験のない京王は、有料座席指定列車を現行複線路線で運転するため、ダイヤの設定はもとより、新造車両のグレード、指定席販売方式や改札方式などに真価が問われます。
京王は運転時間を「夜間帰宅時間」としており、現在の狭隘ダイヤの中で具体的にどのような時間帯に設定するのか注目されます。

また小田急との競合区間、たとえば多摩センター−新宿をはじめ各区間で、所要時間については小田急に水をあけられる可能性が想定されます。

列車ごとの駅間所要時間はスマホで簡単に比較が可能な時代に入っており、今後競合区間では所要時間の長短が利用者の乗車選択の大きな要素になりそうです。
小田急は、「複々線完成に関する効果について」のリポートの中で、「ラッシュ時間帯を中心に速達性を向上させ、競合する他路線との差別化を実現」すると明言しています。

混雑率も、小田急は現行の体が触れ合う189%から、新聞・雑誌が楽な姿勢で読める160%程度にまで軽減するとしています。

都心方面への利便性向上については、京王は昨年9月のダイヤ改正で都営新宿線直通列車の大幅増を実現、小田急より一歩先んじた形となっていますが、直通運転の区間急行、快速の所要時間がかかり過ぎ、この点に課題を残しています。

小田急はことし3月にも大規模なダイヤ改正を実施していますが、将来東京メトロ・JRと共同でさらなる都心方面直通列車の速達化、本数増と運転区間拡大などのダイヤ強化が推し進められれば、京王にとっても少なからず影響を受けることを想定しなければなりません。

そうした環境下で笹塚−仙川間の高架化完成(事業期間:平成25〜平成34年度)までにはまだ多くの時間を要するため、小田急の複々線完成ダイヤ改正時から京王の高架化線完成ダイヤ改正時までの間は、京王にとってはある意味正念場、踏ん張りの時期になりそうです。

このように京王にとっては、これから厳しい競争時代を迎えますが、時あたかも小田急が複々線完成時のダイヤ改正概要を公表した同じ4月28日、京王は代表取締役の異動人事を内定し、公表しました。
これまでの代表取締役会長兼社長は代表取締役会長に、代表取締役副社長が代表取締役新社長に就任するというもので、6月に行われる株主総会後に正式決定するという事です。

今回の異動人事の内定については、これまでの実績を踏まえつつも、2020年代以降の京王グループの成長の実現に向け、人心を一新し、新しいスタートを切るための交代と、その意義を説明しています。

京王は沿線の左右をサービス強化、鉄道事業強化策に突き進む競合路線に挟まれる中、有料座席指定列車の運転、高尾山観光輸送強化などを進める一方、その後に続く笹塚−仙川間高架化完成、新ダイヤ開発などを通じ、もっとも基本となる通勤・通学輸送のさらなる利便性の向上・快適性向上を実現してほしいと思います。

それに加え、京王らしい特色として駅施設や車両機能の高度化促進、時刻表や運行情報などの情報発信機能強化など、新たな差別化ポリシーを明確に打ち立て、鉄道事業全体に関するサービスや付加価値向上に向けた伝統の進取の取り組みを、新執行部に期待したいと思います。

posted by 特急高尾号 at 12:42| Comment(9) | TrackBack(0) | 経営 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月03日

No809 点描京王電車 3000系+1000系=素敵な電車


809-1 井の頭線リニューアルポスター 28.4.jpg

いま井の頭線や京王線電車の車内、京王のホームページ、そして「京王ニュース28年5月号」には、こんな素敵な京王電車が描かれています。

井の頭線1000系電車リニューアルを伝える吊り広告や記事のイラストデザインとして添えられており、素敵なデザイン、なかなかの出来ん栄えです。

でもよく見てみると、『ん、?』−。
『そうだ、かつての3000系に雰囲気がそっくりだ。』と、このイラストを見て感じた方も多いと思います。

94-1 3774 渋谷駅 21.7.3.JPG
 ▽正面2枚窓の3000系3774号 広窓に改造された晩年の姿
                    渋谷 21.7.3 ▽

こちらが、かつての井の頭線3000系です。
イラストは、たしかに行先表示は1000系の通りおでこについていますし、1029Fのレインボーグラデーションの帯も巻いていますが、車体のふくらみ具合、雰囲気はやはり3000系にそっくりです。
とどめは湘南スタイルの正面非貫通、ワイドな2枚窓ですね。
2枚の写真を見ていただければ、共通の雰囲気がよくお分かりいただけると思います。

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"3000系+1000系=素敵な井の頭線電車" が、いま車内の頭上で泳いでいます。
こうしたイラストを見て愉しめるのも、まさに京王電車ファンの心理がなせる業とでも言うべきものなのでしょうか。

それにしてもこのイラストを描いたイラストレーター氏は、きっと3000系が大好きだったんだろうなぁ…と、心の中で呟いたことでした−。

posted by 特急高尾号 at 10:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 点描 京王線 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月30日

No808 連休中 京王は3種のヘッドマーク


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808-1 スタンプハイクHMを付けた7851 高幡不動 28.4.30.jpg
  ▽ 「2016春 スタンプハイク」のHMを取り付けた7201F
                                                 高幡不動 28.4.30 ▽

ことしの大型連休中、京王では3種類のヘッドマーク付き列車が運転されています。

トップバッターは、「2016春 高尾・陣馬スタンプハイク開催中」とデザインされたスタンプハイクに連動したものです。
4月29日から5月29日まで、動物園線専用の「TamazooTrain」7201F、それに京王線の8013F、さらに井の頭線の1015Fと、3系列3編成に同様デザインのヘッドマークを取り付けるという、熱の入れようです。

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  ▽「2016春 スタンプハイク」のHMを取り付けた8013F
                                                             北野 28.5.2 ▽

それもそのはずで、昭和46年から続けられている京王の老舗イベントですが、このイベントに連動したHMの取り付けは初めてのことだそうです。

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  ▽ "競馬"HMを取り付けた9007F   東府中 28.4.30 ▽

続いてこちらはこの時期毎年恒例の、JRA日本中央競馬会と連携して行う「京王線に乗って春の東京競馬場へ行こう」キャンペーンのHM付き列車です。

808-5 “競馬”HMを付けた9754  府中競馬正門前 28.4.30.jpg
     ▽ 土休日は8両編成各停にHMが 府中競馬正門前 28.4.30 ▽

HMは競馬開催の土休日、競馬場線内折り返しの8両編成各停に、また平日は2両編成の各停に終日取り付けられて運転されます。

HMの着脱等は高幡不動で行われるため、高幡不動−東府中の出入庫時にもHMを取り付けたまま回送列車として運転されるため、京王の異端列車としても有名です。

競馬場線のHMの取り付けは、6月26日まで続けられます。

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  ▽ "京王×サンリオコラボ"HMを取り付けた9049F
                                                  橋本 28.3.13 ▽

最後は、京王とサンリオのコラボによるピューロランドの最寄り駅、京王多摩センター駅のサンリオキャラクターによる装飾記念のHM付き9000系列車です。

すでに3月中旬から運転されており、HMのみならず10両編成の各車両にサンリオのキャラクターがラッピングされているため、京王線や相互乗り入れの都営新宿線では話題の列車になっています。
この列車は8月末まで運転される予定です。

808-8 れーるランド6438  号にもスタンプハイクHM  28.4.30.jpg
  ▽ レールランド6438号もスタンプハイクHMが 28.4.30 ▽

おまけにもう一つ。
れーるランド野外展示の6000系6438号にも、「高尾・陣馬 スタンプハイク」のHMが取り付けられていました。

808-11 「2016春 スタンプハイク」のHMを取り付けた7201F  高幡不動 28.5.2.jpg

大型連休中の一日、これらのHM取り付け編成を撮影したり、大変身を遂げた井の頭線リニューアル車の1001Fの体験乗車に挑戦するのも一興です。
実り多い成果が得られるよう、願っています。

posted by 特急高尾号 at 17:36| Comment(0) | TrackBack(0) | アラカルト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月28日

N0807 京王×サンリオコラボ 京王多摩センター駅 装飾第2弾スタート


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  ▽ 第2弾の装飾が行われた京王多摩センター駅
        キティちゃんHM付き列車が到着 28.4.26 ▽

京王とサンリオは、サンリオピューロランドへの来訪者増加と地域活性化を目的に、最寄り駅の京王多摩センター駅をピューロランドへの世界にいざなう空間へと装飾を続けています。

第1弾として先月12日から券売機や改札口周辺で の"キティちゃん装飾" が行われましたが、今回はその第2弾です。
4月28日(木)を完成予定とし、今度はホームを中心にキティちゃんをはじめサンリオの各キャラクターによる楽しい装飾が登場しました。

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駅名標は、ご覧のように様変わりです。

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こんなところにも、ディーテルのこだわりが…。徹底しています。

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柱に貼られた縦型駅名標も負けてはいません。

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乗車位置ステッカーにもキャラクターが。
女性専用車や次発乗車位置表示もカラフルで楽しい雰囲気満点です。

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ホームになくてはならないエレベーターもご覧の通り。
カラスにも模様が描かれていて、なんとか雰囲気を出そうという努力の跡がうかがえます。

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このエレベーター、階下の改札フロアーでは大胆な装飾がほどこされていました。

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ホーム中央の待合室です。すっかり装いを新たにしています。
こちらもガラスにキャラクターが描かれており、ブルーの部屋に変身です。

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床面にはリボンシートがあしらわれています。

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こんなところにも、キャラクターが。

今回のホーム装飾についてのコンセプトは、ヨーロッパの街並みをモチーフに、濃紺や ゴールド、ワインレッドとい った落ち着た色味を基調にした装飾の中に、ハローキティのキュートなリボンがちりばめられた可愛らしさも加わった、電車を降りた瞬間からわくわくするデザインという事です。

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自動販売機や上りホーム壁面もブルーに彩るなど、徹底しています。

こうした様々な装飾は、多摩動物公園駅や新装なった高尾山口駅での装飾経験・技術が大いに活かされていると思います。

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駅が楽しい、素敵な空間になることは、利用客にとっても幸せなことです。
第3弾にも期待したいところです。

本記事の写真は、全て4月26日に撮影したものです。

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posted by 特急高尾号 at 20:16| Comment(2) | TrackBack(0) | アラカルト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月24日

No806 点描京王線 ホームに撮影に関する注意書


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  ▽ 列車撮影に関する注意が掲出された明大前駅 28.4.23 ▽

今月に入り、京王線の各駅にご覧のような撮影に関する「お願い」と題された大きなポスターが姿を見せ始めています。

駅構内やホーム上での列車撮影について、以下の4点については禁止との内容が、利用客に対するメッセージとしては珍しく体言止めで表記されています。

〇フラッシュ使用禁止
〇三脚禁止
〇脚立・足場禁止
〇黄色線から出ることを禁止

これらの内容は、いわば当然の社会常識ですが、あえて大きなポスターで掲出したという事は、ポスター自体には「京王電鉄」という表記はありませんが、京王がこの点について撮影者や利用者に対し、これまで以上に注意、協力を求めていることにほかなりません。

最近の京王は様々なヘッドマーク付き列車が次々と登場したり、デワやデヤの廃車・登場など話題も多く、それだけ撮影に関する諸事例が発生しているというとでしょうか。報道は見当たりませんが、事故やトラブルが起きていないことを願うのみです。

一方で昨年9月、現在は "高尾山トレイン" と呼称しているグリーンラッピングカーが登場した際は、「この列車はかつての京王線2000系のグリーン塗装をリバイバルしたものです。高尾山をイメージしており、どうぞ写真を撮るなど楽しまれてください」と、営業列車内で案内放送が行われた事例も見られました。

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いずれにしても列車撮影に関しては、これまで以上にマナーを守り、細心の注意を払う必要があることは言うまでもありませんが、こうした呼びかけのポスターが人目につくホームや駅構内に掲出されたこと自体が一つの事象ですから、今日の京王線の一つの表情として、このポスターを紹介しました。

posted by 特急高尾号 at 10:11| Comment(2) | TrackBack(0) | 点描 京王線 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月21日

No805 デヤ900が目の前に現れて


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前回、「デヤ900がお休みの時は−」と題し、高幡不動でのデヤの様子をお伝えしましたが、きょう21日(水)午後のデヤ900は、珍しく20番線のピット内に収まっていました。

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ところがどうでしょう。
ほどなく前照灯が点灯し、デヤ901+クヤ911+デヤ902がのそりのそりと、ピットから姿を現し始めました。

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目の前を真っ黄色の顔デヤ900と総合高速検測車DAXが超低速で走っては止まり、走っては止まりと、まるで "どうぞ写真をゆっくり撮ってください" とでもいうように、私の目の前にやってきました。

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昨年9月下旬に登場し、すでに半年が経過していますが、足回りのグレーはまだピカピカです。
京王は検査出場時、編成全ての車両の足回りを再塗装しないため、新車体とピカピカの足回りの組み合わせは貴重な光景です。
見ていても、気持ちがいいものです。

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いったん上り方向に引き揚げた後、デヤはすぐに戻ってきました。

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こんどは所定の留置線、18番線への移動です。
この間10分程度の出来事でしたが、上り5番線ホームから手に取るように入れ替え光景と撮影を楽しむことができました。

たまたま高幡不動で、各停から特急に乗り換えるタイミングでの出来事でしたが、こうした楽しみを享受出来るのも、高幡不動以西に在住する京王ファンならではの "特権" です。
恥ずかしながら、デヤ900を直前で目の当たりにしたのは、きょうが初めてでした。

写真は全て平成28年4月21日午後2時過ぎに、高幡不動駅上り5番線ホームから撮影したものです。

posted by 特急高尾号 at 22:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 車両 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月20日

No804 点描京王線 デヤ900がお休みの時は−


804-1 デヤ900 高幡不動 28.4.18.jpg

高幡不動検車区の電留線です。
およそ2ヶ月に1度、デヤ900は総合高速検測車クヤ911=DAXを従えて各線の検測運転を行っていますが、それが終わると最近では、ここ高幡不動検車区18番線、下り方一番奥の引き上げ線で、ひっそりとした時を過ごしています。

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高幡不動駅3階にある構内自由通路からは、はるか彼方に黄色の顔をしたデヤ900の姿を見ることが出来ます。

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地上部分、4・5番線の上りホームからは、手前に留置される列車でなかなかデヤ900の姿を見ることは難しいのですが、それでも留置状況の合間を縫って、時々は黄色の顔を現します。

804-4 デヤ900 高幡不動 28.4.18.jpg

ホームからは、2両目にDAXを挟んでいることも、はっきりと見ることが出来ます。

今月上旬の検測運転終了後は、DAXも含めて3両仲良くこの場所で過ごしています。
DAXやデヤ900が屋根もついていない野外留置線で雨風や日向にさらされている光景は、京王電車ファンにとってはやや神妙な気持ちですが、かつて5000系電動貨車やデワ600形も上り本線脇の留置線でこうして過ごしていたことを想うと、『これも "京王方式" なのかなぁ…』などと思ってしまいます。

804-5 デワ600+チキ 高幡不動 28.4.6.jpg

ところでそのデワ600が先週廃車回送されました。平成28年度中に廃車という事でしたが、まさかこんなに早く、電光石火のごとく廃車されるとは…。だいたいこうしたことは年度末が相場と考えがちなので、まさに間隙を突かれたというか、本当にびっくりしました。

この写真は今月6日、デヤの留守中に高幡不動18番線で憩うデワ600とチキを上り電車内から"保険”として撮影しておいたものですが、なんとこの写真が当ブログとしては最後のデワ600の撮影となってしまいました。

出来ることなら601か603が保存されればよいのですが、それは 時々に報告されるネット上の "若葉台リポート" から推測するしかありません。

[撮影]
 〇デヤ900形 高幡不動 平成28年4月18日
 〇デワ600形 高幡不動 平成28年4月6日

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posted by 特急高尾号 at 22:46| Comment(2) | TrackBack(0) | 点描 京王線 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする